621. ショート・サーキット
まったく安直な話なんですけど、細部までしっかりした無駄のない作りなので、それなりに楽しめます。 4点(2004-02-04 02:22:26) |
622. 晩秋(1989)
2時間のうちの1時間半は実に味わい深く、これは名作決定かと思っていたのですが、締めの30分で、全然別である上に必然性もない話になってしまって・・・残念です。人間なら誰もが向き合うテーマに正面から堂々と挑んだ設定は良かったです。 6点(2004-01-05 03:13:41) |
623. タップス
単純明快というか、純真無垢というか、とにかく、この何も考えてない視点はある意味で凄い。どこから見ても「こんな施設、とっとと廃止しろよ」としか思えないのだが、制作者側はこれを真面目に作ったのかどうかだけが気になる。 1点(2003-12-17 02:48:57) |
624. フルメタル・ジャケット
前半の緊迫感は実に良かったのです。個人の背景や特徴はもちろん、本名すら描写の対象にしていないのが素晴らしい(唯一本名で呼ばれる人物は、逆に唯一人間性を保っていたということですね)。が、後半は前半とのつながりがなくて、何が表現したいのか分かりませんでした(あの程度の戦場の描写なら、ほかにもたくさんあります)。 5点(2003-12-13 02:14:22) |
625. 恋人ゲーム
年上の女性に対する少年の初恋ものということでものすごく期待したのですが、これはちょっとひどい。少年がおよそ魅力なしなのも問題だし、脚本も陳腐です。見ていて恥ずかしいシーンの続出です。デミ・ムーアも大変だっただろうな。 2点(2003-12-12 01:32:46) |
626. ウディ・アレンの重罪と軽罪
2つのストーリーの対比がミソである話なのに、対比されるような脚本になってなくて、淡々と双方が進んでいくだけなので、設定の意味がありません。 2点(2003-11-22 13:04:16) |
627. 赤ちゃん泥棒
ストーリーも面白くないが、登場人物が主役も脇役も含めて全員不愉快な人物だというのがいけない。 3点(2003-10-19 04:08:32) |
628. チャイルド・プレイ(1988)
人形は何も語らない、動かない(人前では)からこそ怖いのです。したがって、突然ドスの利いた声で喋り出したり、凶器を手にして武力を行使したり、人間ととっくみあいになったり(しかも人間の方が負けている)というのはどうかと。 3点(2003-10-16 03:09:00) |
629. ロストボーイ
前半、話の焦点がぶれまくっていて、何を意図した話なのかさっぱり分かりませんでした。最後の盛り上がりはまあまあだったのだから、もっと配慮して脚本書けばいいのにね。 2点(2003-10-06 23:58:30) |
630. ロッキー3
何から何まですべてがお約束どおり。 3点(2003-09-19 01:35:58) |
631. クロコダイル・ダンディー2
1と同様、台詞のテンポが悪すぎ。しかも、やっていることはその辺の刑事ものとかと同じなので、1よりもさらに価値が落ちる。 3点(2003-07-31 23:43:58) |
632. アマデウス
主演の2人の対比があまりにも強烈で、それだけでこの作品は成功しています。音楽の才能以外はすべてが駄目人間のモーツァルトが神に選ばれるという理不尽さ、そしてそれに対する葛藤と嫉妬に苛まれる健全な一般人のサリエリという主題が、冒頭から終幕までの全体から表現されています。ストーリーの流れはやや明確性を欠いているような気がしますが、そんなことはどうでもいいです。それにしても、モーツァルトの、日常生活でのアホ丸出しぶりと、オペラ指揮のときの神々しさのギャップは強烈でした。 7点(2003-07-07 02:57:08)(良:1票) |
633. 愛は霧のかなたに
単なる動物生態報告映画だったら嫌だなあと思っていたのですが、実際には、アフリカに着いた瞬間から目を奪うような展開が連続し、その中で主人公とゴリラの関係の変化を的確に捉え、適度に人間同士の関係の話も絡めながら、最後は予想外の方向に着地するという見事な構成でした。主人公が終盤で狂気じみてくるのも、逆に人間くさくてシンパシーを感じます。基本的に動物愛護運動は支持しませんし、ましてやアメリカからやってきて動物保護を展開するなどとは大きなお世話とも思いますが、この作品は、1人の人間の愛情の軌跡の記録として理解したい。 7点(2003-03-07 20:38:25) |