621. グリーン・デスティニー
仰々しいワイヤーアクションが話題になった今作であるが、映像的にはそれよりも美しい自然の舞台に目を見張るものがあった。広大で秀麗な自然の美の中で文字通り舞い、闘う映画世界は娯楽の醍醐味満載で非常に楽しめる。物語的には若干軽薄なところはあるが、満足はできる。 [ビデオ(字幕)] 5点(2004-01-30 21:40:25) |
622. ミーン・マシーン
「スナッチ」などでおなじみのビニー・ジョーンズが元プロサッカー選手だということで生まれた映画であることが丸分かりの今作である。イギリス犯罪映画独特のバイオレンス+スポコンという異色の組み合わせが意外とマッチしている。 [ビデオ(字幕)] 5点(2004-01-30 15:54:58) |
623. シュレック
まさにシュールで下品なアメリカコメディの集大成というノリは良かったと思う。評価の高いアニメーションのクオリティも流石で良く出来た着ぐるみを着たマイク・マイヤーズがシュレックを演じているようだった。ただストーリー的には終盤やや盛り上がりに欠け満足度が高いとは言い難い。 [ビデオ(字幕)] 5点(2004-01-28 16:36:27) |
624. ギャング・オブ・ニューヨーク
巨匠マーチン・スコセッシの多大な力の入れようはひしひしと感じたが、それが映画の完全な盛り上がりへとつながったかは微妙なところである。俳優陣の演技も熱演そのものの秀逸さだったと思うが、いまひとつ登場人物の心情に入れ込めない。映画世界の豪華さに圧倒される部分はあるが、冷静に観ると肝心のドラマ性に力がなかったように感じる。主要キャラ3人の人間像がいささか軽薄だったことが致命的だった。 5点(2004-01-21 23:30:37) |
625. トゥームレイダー
ストーリー&内容的にはアクション映画ということを考慮しても陳腐と言わざるを得ないものだったけど、主演を張ったアンジェリーナ・ジョリーの魅力で何とかカバーしていた。個人的にあの唇とスタイルはかなりフェチなのでそれだけでも観た価値はあったと思う。 5点(2004-01-18 02:53:53) |
626. トータル・フィアーズ
《ネタバレ》 この手の核爆弾をめぐる攻防を描く映画では、結局爆弾は爆発しないというのが常だったと思うけど、今作では明確にアメリカ本土において核爆弾が爆発し主要キャラであるモーガン・フリーマンが死んでしまう。これは意外性があり興味深いと同時に、現状のアメリカ、しいては全世界の危機を物語っていると思う。映画的には、爆発後、主人公の無線伝いの講釈により世界的な危機は回避されるといういまいち盛り上がらない展開で終わってしまうが、観る価値のない映画ではないと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2004-01-18 02:21:36) |
627. ハリー・ポッターと賢者の石
正真正銘の子供向け娯楽映画だということを割り切れば充分納得できる内容だし、それなりの面白さはあったと思う。フィーバー(死語)したダニエル・ラドクリフの演技には辟易するが、映像的な完成度の高さは流石に高かった。対峙するように公開されている「ロード・オブ・ザ・リング」とは明らかに映画としてのレベルは違うけども。 [ビデオ(字幕)] 5点(2004-01-17 04:30:04) |
628. トレーニング デイ
今作でアカデミー賞を獲得したデンゼル・ワシントンであるが、彼が演じたキャラクターの人間性がイマイチ釈然としなかった。心底悪党なのか、悪ぶってるだけなのかという微妙なスタイルが終盤まで続き、結局歯切れの悪い小悪党として終わってしまったことが、作品のテンション自体を大きく盛り下げてしまった。対するイーサン・ホークの演技は熱がこもってして良かったと思うが、そうも良い意味でも悪い意味でもデンゼル・ワシントンの存在に打ち消されてしまったように感じた。クライマックスまでの緊張感は高かっただけに、明らかに尻すぼみのラストは残念だ。 5点(2004-01-17 04:19:27)(良:1票) |
629. マジェスティック(2001)
「ショーシャンクの空に」「グリーン・マイル」の質の高さを見れば嫌が応にも期待してしまうフランク・ダラボンの新作であったが、完成度が低いとも言えないが、満足できる内容でもなかったと思う。ジム・キャリーのシリアスな演技や映画世界自体の作り込みは秀逸と言えるクオリティの高さだったけど、物語のテンションが中途半端だったと思う。ファンタジー調な雰囲気に乗せた感動作であることは明らかなのだから、そのテンションをもっと貫いてほしかった。下手に複雑な社会問題を本筋に取り込んでしまったことが、逆に説得力に欠け、感動を薄めることにつながってしまったと思う。 [映画館(字幕)] 5点(2004-01-17 04:12:49) |
630. マルホランド・ドライブ
正直なところ、結局この映画は何だったのかまったく理解できなかった。ただただその映画世界に引き込まれたままいまだ抜け出せないでいるという現状。個人的には観客が理解できない映画は、どんな巨匠の作品であろうとその観客にとっては駄作であるという考え方なのだけれど、今作ばかりはそう安易に駄作とは言えない崇高な味わいがあった。どうしてもその真意を知りたいところではるが、この難解さ、もう一度観るのも怖い。 [映画館(字幕)] 5点(2004-01-09 13:54:07) |
631. クリックシネマ 好き
田中麗奈が演じるそれぞれの女性の恋模様をオムニバス的に映し出される。作品的にはきわめて小作であるが、田中麗奈の瑞々しい美しさが画面に映える。こういう映画で堂々と主演を張れるあたりに、彼女の映画女優としてのパワーを感じる。 [ビデオ(邦画)] 5点(2003-12-28 02:36:31) |
632. スコア
ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートンにマーロン・ブランド。この組み合わせで期待しないわけにもいかず劇場まで足を運んだが、映画としては盛り上がりと完成度に欠けるという感じを拭えない。ひとりひとりの演技は当然ながら巧いが、ストーリーがあまりにチープなため演技が浮いた印象を受ける。この程度の脚本でなぜこのキャストが実現したか不思議である。 5点(2003-12-24 01:19:34) |
633. ソードフィッシュ
冒頭の大げさ過ぎるほどの銃撃シーンには圧巻されるが、その後の展開には触れ込みほどの衝撃を受けることはなかった。トラボルタのアクの強いキャラクターや大まかな展開自体は悪くなかったと思うが、肝心のクライマックスで衝撃性がなかった。それがこの映画のテンションを一気に下げてしまったと思う。中盤中だるみするところも頂けない。 [映画館(字幕)] 5点(2003-12-21 13:44:50) |
634. キス・オブ・ザ・ドラゴン
ストイックなまでにアクションを押し通す展開は、ブルース・リーの映画のようで良かったと思うが、やはりそれを通すだけの華がジェット・リーには無いように思う。彼の動きは素晴らしく、アクション的には満足できるが、映画全体としては見栄えが悪く地味な印象は拭えない。 [映画館(字幕)] 5点(2003-12-20 13:32:46) |
635. シックス・デイ
ストーリーはなかなか趣向が凝らされていて面白いのだけれど、その主人公がシュワルツェネッガーというところに、逆に彼の落ち目ぶりが伺える。全盛期の彼ならば、いくら映画のストーリーが優れていてもシュワちゃんの存在感が先行したはずである。しかしながら、今作では映画の好印象のわりにシュワちゃんの印象は極めて薄い。そんなアーノルド・シュワルツェネッガーもいまや州知事、もう彼の娯楽大作を見ることはないのだろうか。 5点(2003-12-16 20:32:48) |
636. 式日 SHIKI-JITSU
観る時に集中力が無いと一気にダレる映画だろうけど、集中力さえ続けばけっこう感慨深い作品に仕上がっていると思う。岩井俊二主演というのはどうかと思ったが、役柄のせいか意外に違和感はなかった。重苦しい映画だけにラストの明るさには救いがあった。エンディングテーマがCOCCOの「Raining」だったのが嬉しかった。 [映画館(字幕)] 5点(2003-12-10 17:30:47) |
637. ソラリス
ひたすらに長く難解だったオリジナル版「惑星ソラリス」と比べると、ソダバーグの小刻みなカット割による展開は、明らかに簡潔で観やすくその世界観に移入しやすかった。主人公と亡き妻とのラブストーリーに絞った展開も良かったと思うが、それならばもっと妻役の女優にビジュアルの愛らしい人を配役してほしかった。超筋肉質で怖すぎるほど眼光の鋭いナターシャ・マケルホーンではやや主人公の妻に対する想いに共感できなかった。ただ宇宙船内のセットは素晴らしく、そのビジュアルの美しさには引き込まれた。冒頭のあまりの展開の速さに製作費が思ったより集まらなかった背景が伺えるが、伝説的名作として評判の高い作品を巧くリメイクしていると思う。もっと莫大な製作費が用意されていたなら、スノー役はブラッド・ピットあたりがやっていただろう。 [映画館(字幕)] 5点(2003-12-05 22:50:05) |
638. ルパン三世 アルカトラズ・コネクション<TVM>
ネタ的には興味深く、テレビスペシャル版の中ではなかなか面白かったと思う。緊迫感のあるストーリー展開も引き込まれたが、オチは陳腐すぎた。まあ全然期待していなかったので満足感はあった。 [地上波(邦画)] 5点(2003-11-26 11:35:29) |
639. ルパン三世 お宝返却大作戦!!<TVM>
これはテレビ映画ですよ。劇場では公開されてません。近年のルパンはすべてテレビ映画というよりも、テレビスペシャル的なレベルのものが多い。ほとんど駄作ぞろいだけれど、最新作の今作はその中ではまだ見れる方ではなかったかと思う。ベタと言えばベタだが、それなりに痛快感はあった。 [地上波(邦画)] 5点(2003-11-26 10:36:12) |
640. ハリー・ポッターと秘密の部屋
馬鹿にしていたわりには意外に見れた前作同様、今作も意外と楽しんで見れた。2作目ということで、前作を見ていない人やシリーズのファンでない人には何のことかピンとこない固有名詞がチラホラするけど、全体的には気軽に楽しむことができると思う。主演のダニエル・ラドクリフが身体的に成長しているのには若干違和感があったが、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンは前作よりも可愛く魅力的だった。個人的には毛嫌いしている映画だけど、主演俳優のあざとさと、あまりに勧善懲悪な設定のあざとささえ気にしなければ、もしかしたら好きな映画なのかもしれない。まあ気にしないわけにはいかないけど…。 [ビデオ(字幕)] 5点(2003-11-09 13:43:25)(笑:1票) |