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おばちゃんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 919
性別 女性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/20084/
ホームページ http://tiaratiara.exblog.jp/
年齢 70歳
自己紹介 前からありましたっけ?[この方のレビューを非表示にする]とカスタマイズできる機能。最近ですよね? 知らないうちに進化し続けてますね、このサイト。また来ようと思います。

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641.  Shall we ダンス?(1995)
周防監督がこれ以後作品を作ってくれないことに大いに不満をもっていましたが、彼は監督というより、映画作家といったほうがふさわしいのかも。そもそも『シコふんじゃった。』以前は、かなり長いこと年収100万円台だったという話を聞いたことがあります。本作がここまでヒットしたからといって、「もっと儲けられるものなら・・」という欲はないんでしょうね、たぶん。名誉欲もなさそう。無名人で『変態家族・兄貴の嫁さん』を撮っていた頃が一番楽しかったんだろうなあ、きっと。ま、そんなこと言ってないでちゃんとレビューしよう。えーとこれ以前の周防スタイルはさらに円熟し、かつ「真面目な人のおかしみ」を真正面からとらえた、というところに、国際的に評価された理由があったのだと・・一応ビデオ化されている周防作品は全部見た私としてはそう思います。その中では、完成度は最高、チャーミングさにおいてはイマイチ。なのでやっぱり、次回作を見たいよぉ・・。やっぱり私の思いは結局そこに行き着くんであります。<追記:最近のTV放映後のレビューはおおむね高採点が多いですね。かくいう私も、今まで数回観た中では、一番よいな、と思ったかも。今回最も気づいたのは、舞さんの一本調子のしゃべり方は、ダンス教室にうんざりしていた様子だった彼女のキャラを強調する意図がかなりあるな、ということと、それはかなり成功しているのでは?ということです。それと、青木や豊子さんのように間近にいたらちょっと困ってしまうような人たちに対しても、そのひたむきさに対する視線が優しい周防監督が、ほんとに私は好きだなあ、としみじみ。監督ってやっぱりインテリが多くて、たいていがイジワルそうか、ないしは無理してイイ人ぶってない?という人が多いような気がするんですヨ。そんな中、周防さんの優しさは本物って、私は勝手に思ってるんです。ところで、ハリウッドのリメイク版は、確かリチャード・ギアとジェニファー・ロペスというキャスティングで、すでに撮影は進行しているはずですよね。いつ頃公開なのかなあ。ギア苦手派としては見るのをためらってしまいそうですが、どんな映画になるか気がかりです。ハリウッドがリメイク好きなのは単に題材を探しているだけでなく、「字幕」を嫌う観客が多いから、と聞きますから、そのまんまを映像化してくれてるんではないか、とは思いますが・・。>
9点(2004-02-07 12:28:08)
642.  ドライビング Miss デイジー 《ネタバレ》 
初めて目にしたのはずいぶん前だが、2人のキャラクターが類型的な気がして途中で見るのをやめてしまった。アホでした。今回、ジェシカ・タンディも確かによかったけれど、ワーすごい、と思ったのはモーガン・フリーマン。初めてデイジーが車に乗ったシーンの彼の表情だけでウルウルしてしまった。さりげないスマイルだけで観客を泣かせる彼はやっぱりほんとに素晴らしいアクターだ。ジェシカ・タンディのアカデミー賞受賞に文句はないが、彼のほうはさらにそれを上回ってふさわしかったはずではなかったか。アカデミー賞選考委員たちの頑迷さがほんとに腹立たしい。シナリオと演出に、初見のとき私が感じた「くささ」はやはりあったけれど、温かさと2人の名演技は、心身の疲れにほどよく効いた。一見は地味な雰囲気だけど、クリスマスシーンに代表される映像の愛らしさ、ロードムービーとしての味わいなど、さすがこういうところは「とにかく観客を楽しませる」ことが大命題のハリウッド作品らしいメリハリで、心地よい。息子役にダン・エイクロイドという配役も、絶妙。ほかの役者をもってきても、こうはいいアンサンブルにならなかったに違いない。
8点(2004-02-07 12:16:17)
643.  マウス・ハント
ひえ~、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の監督だったのー! 最近サイコーに驚いたこの事実!(「パイレーツ・・」より、はっきりいってずっと面白いんですけど、どういうこと?!)でもこの映画、ほんとに「家族向け」なんですかね~。間違っても「ほのぼの系」じゃなく、むしろブラックな笑いだと思うんですけど。出てくる人間のダメさ加減といい、「そこまでやるか」の激しさといい。しかも「害虫を駆除します」とか言って白衣(だったと思う)やら、色んな装備(眼科医のスコープみたいなのとか)を「歩きにくいだろう!」ってほど身に付けて現れるクリストファー・ウォーケンのおかしさ。2人の兄弟がネズミを必死につかまえようとする動機も、店がつぶれたり離婚したりという人生の失敗を、何とか挽回しようとしてなんだから、これは案外、大人向けなんじゃないかしら。
8点(2004-02-06 23:27:18)
644.  お茶漬の味 《ネタバレ》 
恥ずかしながらこれまで小津作品をあたまからしっぽまで見続ける根性・根気なかったため、本作が初めてレビューできる作品と相成りました。山の手のざーます言葉って、子どもの頃からチョ~苦手で、かえってかっこわるいじゃーん、と思っていたものですが、ここまでレトロになると、笑ってゆるせるから、不思議です。「あーた、いつもそうやって召し上がっていらっしゃるの」でだんなを困惑させて間髪を入れずに女中さんに向かってまた「○○や、そうなの?」と聞くところで、爆笑。女中さんの演技がこれまたドンピシャでおかしかったです。ただねえ・・こんなふうに夫婦の間柄を「お茶漬け」というあいまいな味に決め付けてそれでいいんだよ、としてきた国民性もゆえんして、この国じゃ男と女の成熟した関係作りが難しかったんじゃないかと思うと、ただアハアハと笑ってだけもいられませんでした。やっぱり思っちゃうなあ・・小津ってそんなにいいかしら? 何気ない場面なのにシチュエーション作りはうまいなあとは思いますが。野球場のシーンを見て、TVドラマ「男女七人秋物語」で、シナリオの鎌田敏夫さんめ、パクッてたな、と気づきました。「七人の侍」→「武蔵」だけじゃなかったっつうことですよ。ほんとに失礼なヤツ!・・言葉が悪くなっちゃった・・でもすごくうまい人!と思って好きだった脚本家なのに、かなりガッカリです。
6点(2004-02-01 22:39:50)
645.  オールウェイズ
スピルバーグ作品だと、どうも採点が辛口になる傾向を感じるのは、私だけ? 映像も役者もハイレベルで、いい映画でしたよ。「ゴースト」より、オトナのテイストです。 そもそもこちらが先に製作されたのだし。でも本作にはオリジナルがあって、そのリメイクらしいですね、実は。そういうのほんとに多いなあ・・。
7点(2004-02-01 14:03:03)
646.  ユー・ガット・メール
2人の共演作では私はこれが一番好き。少しふけてきた(けど根は純朴、という)2人のキャラクターに、うまく合っていて、大人のかわいらしさが出ていたと思います。でもまあ一般論で言うと、メールで気が合ったからといってノコノコと会いに出かけないほうがいいんでは?とは思いますがね。ま、これはファンタジーですから、そういうことあえて言うのはヤボってもんですね。失礼しました。
7点(2004-02-01 13:53:33)
647.  ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
こういう監督を、才人というんでしょうなあ。最初は何が何だかわからなかったけど。ビデオを何度か巻き戻しているうちに、やっとわかった。ラストのおトボケは、昔のヨーロッパ映画にあったようなタイプかと思うけど、ちゃんと現代的な味付けになっていて、なかなか良好。個性的な面白さにこだわりまくって観客に媚びないところがいいっすね。 いつまでもこういう映画に興奮できる、枯れてない晩年を過ごすことが、個人的な目標です、ハイ。
7点(2004-02-01 13:28:50)
648.  CUBE
見た当時はけっこう面白いと思ったけど、じゃあ今また見たいか?というと、まずその気にはならないですねー。頭おかしくなりそ。でも、映像といい展開といい、ほかにこんな映画見たことあったか?と考えると、それはない。だからやっぱり、お薦めできない映画ではない。こういうものは見といたほうが、映画を見る際のこやしにはなるだろと思う。でも、んなものはいらない、と思う人は、あえて見る必要はないと思う。
7点(2004-02-01 12:32:52)
649.  天国に行けないパパ
有名な人は誰も出てないし、ありがちな「勘違いから起きる喜劇」なんですが、これがむちゃくちゃ面白かったです。いかにもさえない初老の刑事が余命いくばくもないという宣告を受け、それなら早いとこ死んで保険金を家族に残してやろう、と思って危険な捜査に乗り出していくんですが、捨て身で立ち向かっていくものだから、なぜかことごとく成功しちゃうんです。成功してるのにトホホ・・という単純なプロットなので、気楽に見ていられます。だいぶ昔に見たので細部は忘れてますが、「今日はコメディを見たいけどなかなかいいのが見つからないなあ」なんてときに、オススメです。
8点(2004-01-31 16:12:48)(良:1票)
650.  恋に唄えば♪
とっても楽しかったです。優香ちゃん、マル! なにい? 邦画? ミュージカル? 優香? だめだめーと決め付けずに、見てみなくちゃわかりませんよ! 篠原ともえもよかったです。彼女にも活躍の場面をもう少し多くしてあげてほしかったな。まあ全体にベタなアイドル映画っちゃあそうなんですが、テンポやストーリーの運びに、意外なほど破綻がないんですよ。もっといたたまれなくなるかと思いきや、ダイジョウブ。いい大人がここまで期待値が低くていいものかとも思いますが、わるいけど邦画ってそのレベル。・・にしちゃあよくがんばっているから、はまる人はきっとはまるでしょう。知られていなさそうなのが残念な1作です。 
7点(2004-01-28 23:38:47)
651.  バットマン(1989)
ゴッサム・シティ(表記はこれで合ってるのかしらん? 間違ってたらあとで直しますだす)が、なんとまあ美しかったです。アメコミなんて、とバカにしていましたが、実際に見たら、先入観はダメだなー、と痛感しました。暗さと、ティム・バートンならではの映像へのコリ方に、ゾクゾクしちゃいました。あと、主演が、元からアニメ顔?のマイケル・キートンだからこその雰囲気でもありますね。ほかの役者にしちゃダメよん。
7点(2004-01-28 00:56:37)
652.  恋する人魚たち
私が見たシェールの作品では一番かな。好きなタイプの映画です。アンサンブルがいいからね。シェールとボブ・ホスキンズって全然つりあわなさそうなのに、妙にリアリティがありました。軽そうに見えて、一生懸命に生きてる、でもダサくないかあちゃん。いいですね。クリスチーナ・リッチはこれが本格デビュー作ということなんでしょうか?「アダムス・ファミリー」より前なんですね。もう一人前の女優さんだということが、よくわかります。トップシーンで何か妙にウルウルしちゃいました。かわいすぎるー。シェールが彼女を産んだ経緯って「ガープの世界」に似てる感じです。動機はかなり違うけど、「あたしはあたしの道を行かせていただきます!」ってとこがね。この世に生を持つことの偶然性、せつなさ、感受性、若い頃の情けなさ、生きてることの素晴らしさが、この作品の中に、ギュッとつまってる感じがして、特に後半がよかったです。でも、ウィノナ・ライダーの心情を伝えるナレーションはもうちょっとあっさりめでもよかったような気もするんだけれど・・。
8点(2004-01-26 23:06:22)
653.  猫が行方不明
猫が見つかるシーンが好きです。この映画に出てくるおばあちゃまたちが好きです。この映画の音楽が好きです(オープニング、特にかっこよかったですねえ!)。オシャレで冷たい都会というイメージのあったパリを舞台にした、人間的なふれあいのささやかなドラマにしみじみとしましたが、現実にはSTING大好きさんも書いておられましたが、昨年の熱波で孤独に亡くなられたお年寄りたちが大勢いらしたわけですよね。監督は、もっとこんな町であったらいいなという思いもこめて、この映画を描いたのかも。昨日、知り合ったばかりの若い女性が「夫とはケンカばかり。ゲイの友だち、女友達とは楽しいときを過ごせるのに」と言うので、「この映画、知ってる?」と聞いたら、「ううん」と。でもぜひ見たいわ、と言ってました。私は近所のビデオ屋になかったためツタ○の100円デーで借りたのですが、その日、在庫の4本のうち3本は既に借りられていて、最後の1本でした。JTNEWSのお仲間が借りて行ったのかなあ・・なんて思わず想像をたくましくしてしまいました。
8点(2004-01-25 19:26:38)
654.  鳥(1963)
これは何回か見ていますが、むかしテレビの名画劇場で、白黒映画だと思って(もちろん吹き替えで)初めて見たときが、一番コワカッタです。これ以来、ズラッと電線にとまっていたりする鳥を見ると、けっこうゾッとする。今でも。それを思うと、「ヒッチコック、すげえ」と素直に思います。監督はそもそも、自分がきっと鳥の光景を見ていて、「こいつら何考えてるんだろうなあ、こえーなー」とか思って映画にすることを思いついたんでしょうね。その「感性」と、本当に作ってしまう「実行力」、それをまた受け入れた映画会社のトップや製作陣。いやあ、偉大な人がたくさんいたってことですね。ラスト、いったいこれからどうなっちまうんだよ~~~の余韻が、私はうまかったなーと思いますね。余計こわいよ、ほんと。(コワサを満喫するには、一人で見たほうがいいような気がしますね。2人以上でときには会話をしながらじゃ、このコワサは楽しめないと思うです。)<追記>BSでの放映を少しだけ再見しました。やっぱり恐ろしい映画だ、これは。今回改めて感じたのは、「音」のすさまじさですね。だけど今までは展開にひきこまれて観ていたからか、ここまで技巧的だと思わなかったんですよ。とにかく「怖い」という一つのことを表現するのにここまで徹底したヒチコックはやっぱりすごいや。今見ると大して怖くない? 冗談じゃない。なまじのホラー映画なんかよりずっと怖いです。
8点(2004-01-23 08:14:19)(良:1票)
655.  クルックリン
ある黒人ミュージシャン一家の家族ドラマ。妹や弟とともにこういうホノボノ、しみじみした自伝的作品を作るとは、シャイなリー監督の本当の素顔が垣間見えるような感じです。さすがに音楽もよかった。ただ私はやっぱりスピーディで切れのよいリー作品が好きなので、観た当時は正直なところ、イマイチと感じました。基本的に少年少女ものは好きなのですけどねえ・・。とはいえ、いつもの過激とも見える作風が苦手な人にこそ、見てほしいかも。良作です。
6点(2004-01-21 12:07:12)
656.  禁じられた遊び(1952) 《ネタバレ》 
ナナ・ムスクーリのアルバムを聴いていたら、この主題曲も入っていて、これがなかなかよく、本作のことも久々に思い出しました。初めて観たのはまだ小学生のときでした。冒頭の空襲のシーン、ラストの駅頭での別れのシーンは、子ども心にも衝撃でした。大人になってから見直したとき、「禁じられた」「遊び」がどういうものだったのか改めて認識し、とても不思議な感覚にとらわれました。「え? 遊びってこのことだったの?」。映画は、子どもたちが死を理解できないことを、それが自然だとも、戦争の被害でこうなのだとも、わかったふうに解説はしていません。混沌としています。子どもがときに残酷な一面を持っていることも、戦争が知らず知らずのうちに人の心を麻痺させることがあるのも、私たちは漠然とですが、知っています。どこまでが子どもの無邪気さで、どこまでが戦争被害なのかなどと、答えなんか出さなくてよいのでしょうね。ポーレットという少女は本当はスクリーン上にしか生きていない存在だけれど、確かにあそこにいたし、今でも圧倒的なリアリティで私の心の中に残っています。みんながラストに衝撃を受けたのは、あの子がこれから迎えるに違いないもっと残酷な運命を思ってのこと。だけどそこは描かずに、重たい感動を与えた、あの描き方はやはり見事だったと思います。
8点(2004-01-19 23:41:26)(良:1票)
657.  化石の森(1973)
何だかコワイ話。これくらいしか正直なところ覚えていません。主役の萩原健一はインターン医師の役でした。愛らしいチンピラを演じた「約束」の翌年、名作「青春の蹉跌」の前年の作品だということ、今回改めて確認しましたが、篠田監督の演出がよかったのか、ちゃんとエリートに見えた記憶があります。でも、正直なところ、前記の2作のほうが魅力的な作品でした。広い講堂で萩原が何やら講義しているシーンは印象に残っています。篠田監督は、ディテールについてはうまい人だなあと思いますが、訴求力は弱いような気がしますです。
7点(2004-01-18 01:28:14)
658.  恋におちて
昔、愛川欽也氏がうつみ宮土理サンと不倫を経て結婚したときに、言った言葉が忘れられない。座右の銘です(なんちゃって)。曰く「結婚していたって人を好きになることはあるんです」。私はそれは真実だと思うんですね。まあ浮気癖の弁解ととれないこともないけど、もともと恋なんて出会い頭の事故みたいなもの(古くさい人間から見たら、今みたいに「カレ(カノジョ)はいて当たり前」みたいな風潮は単なるファッションでそれは恋とはいわんです)。自分の心を勘違いして起こる大恋愛だってありまさーな。だから、不倫相手に走ったって、実は元の相手のほうがよかったよ~と嘆く場合だってある。そんな愚かなことやってちゃいけません、と思う人はそう生きればよろしいし、だけど、愚かだけどかわいいとこもあるじゃないですか、こうなってあーなって、そりゃしょうがなかったよね、ということもあるのが、人間のありのままの姿です。つまずくときもありますよ。もちろん、石橋をたたいて渡る人もいるでしょう。中にはたたいてたたいて、でも渡るのをやめちゃう人もいる。たたきすぎて、ぶっこわしちゃう人もいる。私のように、なぜか同じ相手とずっと暮らしつつ、生活面では、橋を見もしないで、ダダダッと渡ってしまうような困ったチャンもいる。生きてりゃいろいろあらーな、ってことです。まあしかし最近は、映画より現実のほうがすさまじいことがありすぎて、アタマがクラクラすることのほうが多いけどね。あ、映画? えーと何だっけ、そうそう「恋におちて」でしたね。私が言いたいことはほとんど皆さんがおっしゃってるからなあ・・。ありきたりですが、私も最初に観たときに、奥さんのセリフとバチーン!にドキッとし、シナリオがうまいなーと思いました。女性は男性に常に心を求めている、そのことがよく表現されていると思います。あとは、名優2人の自然な演技を堪能すればいいんじゃないでしょうか? あの2人が本当にふつうの市井の人々に見えるんだから、やっぱりすごい人たちですよねえ・・。そうそう、ブレイクする前のハーヴェイ・カイテルがデ・ニーロの友人役で出てきますね。「タクシー・ドライバー」でも共演し、ハーヴェィもそこそこは売れたんだと思いますが、その後は低迷していた記憶です。本作の当時はまだ「レザボア・・」とか「ピアノ・・」の前だったからか、チョイ役でした。残念。
8点(2004-01-18 01:03:25)(良:3票)
659.  誘拐報道 《ネタバレ》 
誘拐してはみたものの・・という展開に、妙にリアリティがあったような気がします。だから何?と聞かれそうな気もして困っちゃうんだけど、誘拐の動機はやっぱり確かお金に困ってだったと思うから、もしかしたら今観たほうがジワッときそうかな・・。萩原健一の娘役でおそらくこれが本格デビュー頃だったと思われる高橋かおりが、本当にかわいかったんですよね。そのせいか、この映画のCMはこの子一人が出ていたような記憶があります。小柳ルミ子も殆どノーメークのおかみさん役をがんばっていたんだけど、その後地味な「女優」に転身したわけでもないわけだから、これとか「白蛇抄」で本格女優をめざしているかに見えたのは、どういう戦略だったわけ?と不思議に思えてしまいます(「白蛇抄」、登録したいけど、見てないから差し控えます。でも、見てない作品は登録できないような風潮になってしまって、残念だなあ・・ちょっと納得いかないです・・)。
7点(2004-01-17 21:13:28)
660.  刑務所の中 《ネタバレ》 
まっとうといわれる社会生活を送っている人は、何々会社の誰々とか、誰それの夫とか息子とか、それぞれ役割を背負って生きているわけで、そういうものがとっぱらわれた、1個人としての生き方や生活には、哀しみもあるけれど、どこか身軽さや気軽さがあるわけで、そういう日常の気楽さ、おかしさや悲しさというものが、よく表現されていました(こういうシチュエーションて、病院の入院生活なんかにもあるわけで、私は「塀の中」は知らないけれど、自分の入院体験になぞらえて、見ていました。「ファンシィダンス」のお坊さんライフにも近かったような?)。もうすぐ出所、という人のほうが元気がなかったのも、何かリアル(笑)。俯瞰でのカットとか、色々な場面で、「これってショーシャンク・・への皮肉?」と思わせる箇所も幾つかありましたね。役者さんも皆さんよかったけど、やっぱり山崎努のつぶやきや表情がすごくいい。当時ほかに出ていた映画でのストレスをここで解消していたのかナ、なんて思ったりして。でもやっぱり一番目をひいたのは食事の充実ぶりなんですけど、終盤、アルフォートをガメて部屋の仲間へのささやかなおみやげにする展開もありかと思いきや、やっぱり一人でルールを守って食べたんだなとわかり、危険を冒して?!1ヵ月に1度の(違った?まあとにかく滅多にないイベントというわけですよね)お楽しみをフイにするわけないか、と納得しました。やけに楽しそうに見えるけど、ねずみ色の囚人服、ちょっとでもラインからはずれちゃいけないとか、トイレの作りとかは、旧態依然。他の先進国の人がこれを見たら、いつの時代だよ、と思うだろうなあ、なんて。でも、そういう怒りや不満を中の人々にほとんど語らせない表現が、かっこよかったです。崔さん、ずいぶん渋くなってきて、ステキ!よ。
7点(2004-01-16 22:30:52)
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