641. 息もできない
上のあらすじが非常に簡潔で良いね! でも、私には「息もできない」ほどの緊迫さは感じなかった。その理由は・・・。 他のレビュワーさんも仰ってましたが、ヤン・イクチュンがフジモンにしか見えなくて・・・(笑) ほんとに粗暴で迫力のあるチンピラなんだけど、どれだけ殴ったり罵倒したり暴れまわっても、やっぱりフジモンに見えて吹き出してしまった。 でも、演技は凄く良くて引き込まれた。 あと少女役のキム・コッピ(ちょっと多部未華子に似ている)も素晴らしい演技だった。 物語は期待したほど面白くない。キム・ギドクの映画などによくあるキャラ設定だし、先も読めてしまったので。 [DVD(字幕)] 6点(2017-10-24 18:26:52) |
642. 宇宙人ポール
サイペグとニクフロ(略しちゃいましたw)のコンビが好きな人はそれだけでもう見る価値あり。さらにSF好きなら言うことないですね。基本はゆるーいコメディですが、宇宙人のキャラがとにかく可愛くて癒やされます。そんなに大爆笑とまではいかなかったですが、クスクスニヤニヤ楽しめるし、友情あり恋愛あり(ニクフロがサイペグにヤキモチを焼くシーンが好き)、感動もできるのでオススメです。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-10-24 15:03:53) |
643. ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!
《ネタバレ》 この映画観た過ぎて近くのレンタル屋はしごしたものの置いてなくて、ついには買ってしまった。 しかし、後日近所のレンタル屋でアクションの棚に並んでいるのを発見してがっくし。コメディ映画だと思ってたのでアクションコーナーをチェックしていなかったというオチでした。 しかし、今では買って良かったと思うほど面白くてハマりました。 やっぱり主役の2人の掛け合いが面白い。「ショーン・オブ・ザ・デッド」を観た後だけに、サイモン・ペッグがエリート警官役というだけでも笑えてしまう。 あと、ラストの銃撃戦のバカバカしさ。あれだけ派手にドンパチやってるのに、人がほとんど死なない所が優しくて好き。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2017-10-23 15:24:38)(良:1票) |
644. 明烏 あけがらす
ストーリーがただただつまらなかった。これの何処で盛り上がればいいというのか…。 映画というよりも、くだらないコントみたいな劇をひたすら見せられた感じ。かと言って笑える所も全くなくて…。 あと、佐藤二郎のキャラがうざ過ぎ。どんだけ田中邦衛やりたいんだよ(笑) 吉岡里帆の演技の幅の広さが見られたのは唯一良かった点だった。 [DVD(邦画)] 3点(2017-10-22 23:41:31) |
645. 黒猫・白猫
エミール・クストリッツァ好きなら間違いない作品。いつもの民族紛争や政治思想といった暗い背景は抑え気味で底抜けに明るい人生賛歌が描かれている。ラブストーリーが軸になっているが、そこはやはり一筋縄ではいかないのが通例。黒猫白猫はじめ豚やガチョウや山羊といった動物達が繰り広げるアンサンブル。例のごとく永遠に続くかと思える結婚式の宴。思えば映画の半分以上が宴のシーンな気がする。「アンダーグラウンド」に比べると中毒性では劣るが、とにかく明るいドタバタ劇なので気軽に見られるし、私はこっちの方が好き。クストリッツァ初心者にもオススメ。 [DVD(字幕)] 10点(2017-10-22 22:51:13)(良:2票) |
646. バリー・シール/アメリカをはめた男
《ネタバレ》 タイトルに「アメリカをはめた男」とあるので、この男は一体どんなでかい事をやってのけたんだ?とワクワクしながら観に行きました。だってあのアメリカである。そう簡単にはめられるもんじゃあないでしょう。 しかし、実際に観終わってそれは落胆へと変わる・・・・。全然はめてないじゃん。むしろ「アメリカに協力した男」もしくは「アメリカにはめられた男」である。予めこんなタイトルだったら誰も見ないでしょう。よってこれはタイトル詐欺なんじゃないかなぁと・・・。 と、言いつつも7点というそこそこ高い点を与えちゃってるのは、まあ退屈せず楽しめたからですね。 このジャンルの映画のお約束。金を稼ぎまくって調子に乗って、あとは転落あるのみというお馴染みの展開が面白い。 警察に乗せられて協力しだしちゃった時点で敗戦処理なので、この手の映画は負けが確定しちゃうと途端につまらなくなりますね。まあそれが醍醐味でもあるんだけど。 [映画館(字幕)] 7点(2017-10-22 17:22:26) |
647. アンダーグラウンド(1995)
エミール・クストリッツア特集上映「Unza!Unza!Kusturica!2017」にて鑑賞。 本当は本邦初公開の”完全版”(5時間14分)を観たかったのだが、悲しいかな私の地域では”通常版”のみの上映だった。 通常版の2時間50分ですら長いのに、そこから2時間半近くも上乗せされているなんてヤバい、狂ってる。でも観てみたい! さて、こっから”通常版”のレビューですが、何というか一言では言い表せない作品だ。 色んな部分で狂気を感じるし、クストリッツァ独特の演出は他の作品と併せて観れば観るほどハマってしまう中毒性がある。 はっきり言って訳がわからない内容なんだけど、鮮烈に印象に残る場面がいくつもある。 特に彼の作品には多くの動物が登場し活き活きと活躍していることも特徴だが、本作では戦争の悲惨さを表す為かやや扱いが酷かった。しかし、そんな中活躍してくれるのがチンパンジーだ。愛らしい表情で和ませてくれるし、時に人間に復讐したりしてなかなか憎い役所だ。彼には演技賞をあげたい。 戦争の悲惨さを時にリアルに描きながらも、寓話的に作られたこの世界では人々は決して悲しみ暮れる事なく、永遠に続くかと思われる宴、いや狂宴に身を投じていくのだった。その宴のテンションは異様で、観る者を圧倒するだろう。ただ、かなり好き嫌いの分かれる作品だと思うので注意は必要。ちなみに、最新作の「オン・ザ・ミルキー・ロード」はこれに似た作品でありながらもかなりマイルドなので、先にそちらを観て気に入ったら本作を観るというやり方もおススメです。 [映画館(字幕)] 9点(2017-10-21 23:43:50)(良:1票) |
648. アトミック・ブロンド
ベルリンの壁崩壊間際を舞台にしたスパイサスペンスものだが、あまり時代背景はどうでも良くて、ひたすらシャーリーズ・セロンのアクションを見せたいんだなというのが伝わってくる。なので、サスペンス要素はかなり薄っぺらいし、ストーリー自体も陳腐なので飽きやすいです。 その分彼女はひたすら格好良く、セクシーに撮られています。彼女のファンなら観て損はないでしょう。 あまり構えずに、暇つぶし目的で観る分にはおススメ。 [映画館(字幕)] 6点(2017-10-21 23:15:58) |
649. ひそひそ星
神楽坂恵演じるアンドロイドは宇宙船で各惑星に郵便物を届ける仕事をしている。その壮大な旅を描いた物語。 このようにただあらすじを述べただけでもシュールな映画だなというのは察せられるだろう。 しかも、全編モノクロ。さらに、アンドロイドが届ける先の星々は東日本大震災の被災地を舞台にしているのだからぶっ飛んでる。 震災の記憶を風化させたくないという思いが込められているのだろうか。しかし、荒涼とした風景は本当に異世界のようだから不思議だ。 また、宇宙船のデザインもシュールでやられた。古き良き昭和の家屋をそのまま宇宙船にした感じ。こんな宇宙船なら気軽に乗ってみたくなる。 まあ好みが分かれそうな映画だが、私はかなりツボだった。 [DVD(邦画)] 8点(2017-10-19 20:29:16) |
650. アリゾナ・ドリーム
クストリッツァ監督のいつものガチャガチャした感じが好きな人にとってはやや物足りない感じ。 動物成分も限りなく薄いのも物足りない。無理矢理犬とか亀は登場しますが…。 ちょっと待って!車を売る仕事はしないと言い張っていたジョニデが、いつの間にか車を売りだしたと思ったら、空飛ぶ車を作ろうとしていたのにはびっくり。展開早すぎて思考が追いつきましぇーん。 あと、やっぱりギャロは嫌いだよ〜 [DVD(字幕)] 4点(2017-10-16 22:33:04) |
651. ライフ・イズ・ミラクル
とにかく変な映画。 とにかく先の読めないシュールな展開。 とにかくシリアスなのに皆能天気。 とにかく動物達がかわいい、活き活きしてる。 とにかく愛の力を感じた。 とにかく長い。 普段、レビュー書く時に「とにかく」が口癖なので、今回はとにかくだけでとにかく書いてみました。 [DVD(字幕)] 9点(2017-10-16 19:03:04) |
652. 13日の金曜日PART6/ジェイソンは生きていた!
タイトルからしてツッコミどころ満載。 「ジェイソンは生きていた」じゃねぇよ! "死んでた"んだよ! トミーの奴が余計な事するから蘇ってんじゃねえか! おまけに不死身化しちゃったよ! あーあーしーらないっと。 [インターネット(字幕)] 4点(2017-10-13 23:14:58)(良:1票) |
653. 新・13日の金曜日
「新」と銘打ってジェイソンじゃない新たな殺人鬼を登場させた訳だが、全然新鮮味がない上にやってる事はジェイソンの真似っ子だったというなんともトホホな内容。興行的にもイマイチだった為、次回から今作はなかった事にされちゃってます。 [インターネット(字幕)] 2点(2017-10-13 20:01:10) |
654. 13日の金曜日PART3
全体的に地味。殺し方やホラーとしての盛り上げ方などもワンパターン。3D映画なのに全然3Dで見たいとも思わない。ホッケーマスクのジェイソン誕生の瞬間が見られる位しか価値のない映画であろう。今日13日の金曜日なので鑑賞しました(ベタすぎる) [インターネット(吹替)] 3点(2017-10-13 16:48:05) |
655. トゥモロー・ワールド
皆一様に長回しがー長回しがーって言ってますが、敢えて違う事語ろうにも何も思い浮かばないので、結局長回しがー長回しがーと騒ぐしかない。それ位長回し界においては衝撃をもたらした映画だと思う。特に中盤のジュリアンムーア絡みの奴。血糊とかいっぱい付いてるわけでもし途中誰かとちったらやりなおすの相当面倒くさいだろうにそれを考えるともの凄い緊張感だったのではないかい?とか映画の内容そっちのけでそういうことばかり考えておりました。ここまで長回しが多いとかえって物語に集中できないのでやり過ぎるのも考えものだと思うの。 [DVD(字幕)] 7点(2017-10-12 21:50:22) |
656. ラヂオの時間
頑なに「マシンガンと言えばシカゴだから」を連発するスタッフがツボだった。ひと癖もふた癖もある奴らが織りなすドラマは会話劇としては面白いが、業界ものとしてはちょっとリアリティに乏しい気もする。 [インターネット(邦画)] 7点(2017-10-12 20:00:16) |
657. パーフェクト・レボリューション
《ネタバレ》 1人目のレビューで心苦しいのですが、減点した理由を書くとどうしてもネタバレせずにはいられないので、”ネタバレありレビュー”を書かせて頂きます。 障害者の性を中心とした生き方がリアルに、時にユーモラスに描かれており大変面白かったのだが、本当に面白いのはそういった部分ではなく、清野菜名演じるミツそのものであった。 このキャラクターの強烈さは凄い。この映画は全て彼女中心で回っていると言ってもいいくらい、もの凄いパワー(クレイジーさ)で映画全体を支配してしまっている。 彼女もまた人格障害という病を抱え非常に可哀そうなのだが、2人で様々な障害を乗り越えパーフェクトレボリューション(完全な革命)を起こそうとする。その姿は感動的であった。 リリー・フランキーはいつもの演技とあまり変わらんが、清野菜名はハマり役で凄く良かった。 以下ネタバレ注意 途中まではほんと飽きずに楽しめたし、8点かなぁと思っていたが、最後の最後、ラストでやらかした。 せっかく現実的な終わり方で感動している所へ、無理矢理ファンタジー的なエンディングを持ってくるという強引さ。小池栄子のこれまでのキャラクターを否定した暴走ぶり。これは完全に商業映画的面白さを優先してしまったが故だと思うの。途中で障害者の生活を追うドキュメンタリーのテレビ撮影をするというシーンがあって、テレビ側が視聴者の気を引く為に理想の障害者像というのを押し付け、捏造しようとするのがあったが、あれに似てる。 [映画館(邦画)] 6点(2017-10-11 21:28:16) |
658. ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!
エドガー・ライト好きにはたまらない作品であるはずなのにイマイチノリきれなかった。 いい歳したオッサン達が酒場12軒はしごするという無謀なプロットは面白かったが、SF的展開になってからはひたすらバトルばかりで飽きる。そんなに大爆笑するような展開でもないし・・・。 ゾンビを宇宙人に置き換えただけで、「ショーンオブザデッド」と殆どやってること同じじゃんと思った。 [ブルーレイ(吹替)] 4点(2017-10-10 20:27:32) |
659. 鉄男 THE BULLET MAN
昔の「鉄男」ではある日顔に鉄のニキビみたいなのが出来ていて、徐々に変貌していくってのが怖かった。 しかし、リメイクされた本作では気づいたらもう顔半分くらい鉄になってて、やけに展開が早いなと思った。 画面ブレブレのアクションシーンはなかなか狂っていて面白かったのだが、やはり昔に比べるとインパクトも恐怖感も薄く感じた。 塚本晋也自体は相変わらずの狂気溢れる演技で、彼が鉄男の中に入っちゃう所はちょっと面白かった。 あと、女優さんの英語が下手すぎるのは何なのか。 [DVD(邦画)] 4点(2017-10-10 14:52:18) |
660. ショーン・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 愛する人がゾンビになるというのは定番だが、この映画でも主人公の友人や家族がゾンビ化しまくる。個人的には車の中でいつの間にかゾンビ化していたビル・ナイがツボだった。しかし、基本的にはコメディなのでそこに悲しさはあまりなく、むしろ笑って済ませてしまえるから気楽で良い。 また、ゾンビがとにかく遅いので、いくら大量に現れようとそんなに危機感を感じないのもまた気楽で良い。 どんなにヤバい状況になっても決して慌てないマイペースなショーンがとにかく良いキャラだった。 [DVD(字幕)] 7点(2017-10-10 12:50:42) |