641. デンジャラス・ラン
《ネタバレ》 とても手堅いアクション映画。ツボを押さえた演出とデンゼル・ワシントンの熟練の演技とで、単純に最後まで楽しめました。冴えない主人公と伝説の元CIA職員との逃避行は観ていて普通に楽しい。ただ、新しいところは一切なく最初から最後までどこかで見たことあるような場面ばかりなので、すぐに忘れてしまいそうな作品だけどね。 [DVD(字幕)] 6点(2013-05-17 15:02:19) |
642. メリダとおそろしの森
《ネタバレ》 ふ、普通。まあまあ面白いけど、しかしこんなにこじんまりしたお話だったとは。これじゃよくある家族のいざこざレベルじゃん。予告編とかを見て、もっと王国の存亡を掛けた壮大な話だと思っていた自分は完全に肩透かし。でも、お母さんが熊になるってアイデアと、そんな熊になったお母さんがちょっと変に色っぽかったのが面白かったのでぎりぎり6点。 [DVD(字幕)] 6点(2013-05-04 19:06:22)(良:1票) |
643. プロメテウス
《ネタバレ》 これって実質「エイリアン0」だったのですね。ただ単純にいつものリドリー・スコットの映像だけは美しいSFアクションこけおどし映画だと思って観ていたので、そのあまりにもエイリアンとかぶるシーンの数々に「おいおい、いくら自分の作品からだからってちょっとパクリ過ぎなんじゃないの?」と突っ込みながら観ていたら最後の最後にエイリアンが登場してちょっと苦笑。それならそれでそう大々的に宣伝してくれたら良かったのに。なんだか、思わせ振りな女となんとかデートの約束を取り付けて、その食事の後にホテルに行く行かないでちょっと揉めた挙句、ようやく了解を取り付けてホッと一安心したような気持ちになりました。そんな女が嫌いじゃない自分としては、この映画もそこまで嫌いじゃないです(笑)。内容?グロさはなかなかでしたけど、脚本がアホ過ぎです。 [DVD(字幕)] 6点(2013-05-02 12:30:21) |
644. ザ・タウン
《ネタバレ》 ベン・アフレックの撮った、ハードなクライム・サスペンス。タイトル通り、犯罪にまみれた街を舞台に繰り広げられる、底辺を這いずり回るような男たちの重厚な人間ドラマと突発的に展開するスタイリッシュなアクションシーン、そして切ないラブストーリー……。なかなかやるじゃん、ベン・アフレック!と、思ったのだけどこれを観てなんとなく『ヒート』を観返したくなったので再見してみたら、「えぇー、これ、ほとんど一緒じゃん!」とびっくり。さすがにちょっとオリジナリティが欠けていたと言うことで-1点! [DVD(字幕)] 6点(2013-04-27 17:41:00) |
645. アンストッパブル(2010)
《ネタバレ》 最近は、ずっと奇をてらっただけのつまらない映画ばかり撮ってきたトニー・スコット監督作品のなかでは、久々にちゃんと見れる普通のアクション映画に仕上がっている。ベタではあるけど、スピードを増していく無人電車とともに次第に混乱していく周りの人々、そしてそれに振り回される主人公たちの活躍、よく出来た脚本のおかげでなかなか気分爽快な映画でした。 [DVD(字幕)] 6点(2013-04-24 19:13:05) |
646. ハンター(2011)
《ネタバレ》 タイトル通り、絶滅したはずのタスマニア・タイガーを追う孤高のハンターのお話。本当にそれだけでほとんど何のひねりもないのだけど、それでもウィレム・デフォーの抑えた演技と、目も眩むような雄大なタスマニアの大自然の情景とで最後まで飽きさせずに見せたところはなかなかのもの。でも、もうちょっとあの父親を失った母子の最後もちゃんと描いてくれたら、もっとラストは印象的になったかもしれないのに。そこがちょっと残念でした。 [DVD(字幕)] 6点(2013-04-24 18:45:40) |
647. 冷たい熱帯魚
《ネタバレ》 この監督の強烈に下品で猥雑でそれでも最高にエネルギッシュていう無尽蔵のパワーは認めるのだけど、個人的にどうも僕には合わない。ちょっとあまりにも下品すぎるんだよねー。主人公が最後に言い放つ「いいか、生きるってのはな、痛いんだよ!」というセリフが笑えるか笑えないか(あるいは拍手できるか)が、この監督の評価の分かれ目だと思う。残念ながら、僕には笑うことも拍手することも出来ず、ただ失笑するのみだった。それでも、でんでんの怪演とも言える存在感と疾走するスピーディーな小気味良い展開は見応え充分。 [DVD(字幕)] 6点(2013-04-20 18:13:34) |
648. マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙
《ネタバレ》 いまだ賛否の分かれているイギリス初の女性首相の伝記映画。なのだけど彼女がまだご存命ということで制作陣が萎縮してしまったのか、テーマの搾りきれていないなんとも散漫な映画となってしまった。男性中心社会でのし上がっていくまさに〝鉄の女〟のパワフルな女性の姿を描きたかったのか、それとも年老いて認知症を患った孤独な女性の〝もののあはれ〟的哀愁を描きたかったのか、それともそんなパワフルな女性を影で支え続けた夫との〝ラブストーリー〟を描きたかったのか。どれもこれもが中途半端で残念な作品。それでもストレスなく観れたということと、やはりメリル・ストリープの演技が素晴らしかったので6点。 [DVD(字幕)] 6点(2013-04-10 12:09:12) |
649. タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密
《ネタバレ》 いかにもなスピルバーグ印の冒険活劇。『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』をこよなく愛する自分としてはもっと好評価したいのだけど、いかんせん主人公のタンタンが優等生過ぎて魅力に乏しい。もっと人間味ある少年だったら良かったのに。それ全体的にほんわかとしたコメディタッチの雰囲気もいまいち乗り切れない。反対に、酒浸りの落ちぶれ船長のキャラクターはなかなか魅力的。若干、アル中気味の自分としては、この船長にけっこう共感しちゃったので、大甘に評価して、限りなく5に近い6点献上。 [DVD(字幕)] 6点(2013-03-30 10:19:18) |
650. ブレイクアウト(2011)
《ネタバレ》 ちょっと変わった視点で小気味のいいアクションの佳作を多く作ってきたシューマカー監督の最新作で、しかもニコラス・ケイジ(最近、駄作への主演が相次いでいるけど)とニコール・キッドマンの主演ということで期待して鑑賞。うーん、確かにちゃんと楽しんでみれるのだけど、さすがにこの家のなかだけでストーリーを展開させるにはちょっとしんどかったのではないか。さすがに中盤だれます。あの最初にでてきたパーティー会場とかをもっと同時進行でストーリーに絡ませたら、もっとメリハリの効いたアクション映画の佳作になったのに。残念。ともあれ、ベテラン勢の演出・演技はちゃんと安心して楽しめました。ニコールは年取ってもまだまだ綺麗。 [DVD(字幕)] 6点(2013-03-29 13:14:08) |
651. ダークナイト ライジング
《ネタバレ》 今作の監督であるクリストファー・ノーランも大好きだし(特に『インセプション』は傑作!)、ティム・バートンやジョエル・シューマッカーといった過去のバットマンシリーズを手掛けてきた監督も大好きなんだけど、どうしても僕はこのバットマンシリーズを好きになれない。確かに、映像もアクションも俳優陣も素晴らしいとは思うのだけど、やっぱり今作も最後まで乗り切れなかった。それを言っちゃあ……と言われても仕方ないと思うのだけど、それでもやはり僕はどうしてそんな格好するの?とバットマンに突っ込んでしまって、最後まで感情移入出来なかった。残念。 [DVD(字幕)] 6点(2013-03-27 12:42:51) |
652. コクリコ坂から
《ネタバレ》 最近、ハズレばかり連発するジブリ作品のなかでは頑張ったほうではないでしょうか。ちょっと観客迎合的なところが気になるけど、ツボを押さえた作りで無難に楽しめます。ただ……、過去のジブリの傑作群と比べるとやはりどうにもぬるい。ジブリの魅力って、思春期の少女の誰もが通る、大人からみたらちっぽけな悩みかもしれないけれどそれでも真剣に悩んで頑張って成長する姿が共感を呼ぶんだけど、この作品にはそんな切実さに欠けていたように思います。それが、親の七光り監督の限界なのかな。 [DVD(字幕)] 6点(2013-03-25 12:32:45) |
653. アベンジャーズ(2012)
《ネタバレ》 『アイアンマン』の1以外に何の思い入れもない自分としては、なんだかなーと思いながらスプーン一杯分すらも期待せずに観てみました。途中までは、こんなに世界観の違う映画をほとんど破綻寸前のぎりぎりで纏め上げて頑張ってますなぁと欠伸をしながら観ていたのだけど、後半の30分だけは不覚にもハラハラドキドキしてしまったので、6点献上。 [DVD(字幕)] 6点(2013-03-24 18:59:34) |
654. ランゴ(2011)
《ネタバレ》 個人的に好きなゴア・バービンスキー監督とジョニー・デップが再びタッグを組み、新しくCGアニメというジャンルに挑戦した意欲的作品。で、なおかつアカデミー賞を受賞したとあって、僕の期待はいやがおうにも高まって観たのだけど、その期待が高すぎたのか、あるいは西部劇というジャンルにあまり思い入れがなかったせいなのか、そこまでノリ切れませんでした。でも、グロテスク一歩手前の擬人化されたキャラクターが画面狭しと暴れまくる映像は迫力満点で充分楽しめます。ランゴの造詣もジョニー・デップにぴったり。久々にワクワクさせてもらいました。 [DVD(字幕)] 6点(2013-03-24 18:52:07) |
655. ヒューゴの不思議な発明
《ネタバレ》 あの時には狂気さえ帯びる男の激しい情熱を徹底的に映像化してきたスコセッシが、どうしてこんな子供向けっぽい大作映画を撮ったんだろう。と、疑問に思いながら鑑賞。結論から言えば、長くハリウッドで多くの映画作品を撮り続けてきた彼が、そんな映画への愛を一度総決算してみたような作品でした。十年後、百年後にはもしかしたら消えてなくなってしまうかも知れない、それでも自分の作品を観に来てくれる観客のために映画を撮り続けた自分へのエールのようなものを感じます。ただ、彼の持ち味が充分に活かされていたとは言い難く、なんとも平凡な作品へとまとまってしまったことが残念です。 [DVD(字幕)] 6点(2013-03-24 18:41:18) |
656. バトルシップ(2012)
《ネタバレ》 何の期待もせずに観たせいか、それなりに面白かった。頭を空っぽにして観るべき、ストーリーなんてあってなきが如しのお金だけはやたらかけた空っぽ映画。たまにはこんな映画を観るのもいいかもね。もうちょっとエイリアンにエグさがあればもっと良かったんだけど、それは好みの問題。リーアム・ニーソンと浅野忠信も良い感じでした。 [DVD(字幕)] 6点(2013-03-24 17:51:57) |
657. 戦火の馬
《ネタバレ》 良くも悪くもスピルバーグ作品。過酷な戦場に翻弄される青年の人生と数奇な二頭の馬の変遷を巧みな演出で最後までドラマティックに見せてくれます。どこまでCGが分からない馬の演技もなかなか見応えがあり、リアルに再現された第一次大戦の戦場も(プライベート・ライアンほどではないにせよ)素晴らしい。ただ……、甘い。基本的には善人しかでてこないし、ほとんど誰も不幸にならないし、目を覆うような残酷シーンもない。最後まで家族で安心して観られる映画。そう意識して作られた映画だとは分かっていても、やはり僕には物足りなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2013-03-24 17:44:44) |
658. マネーボール
《ネタバレ》 スポーツ界の内幕にも、メジャーリーグにも、さらには野球にも全く興味もなく、ただブラット・ピットとフィリップ・シーモア・ホフマン見たさだけで鑑賞。面白くなかったらすぐに観るのを止めようと思っていたのだけど、手堅くテンポよく創られていて、ちゃんと最後まで面白く観れた。ただ、あまりにも優等生な感じに撮られていて、最初観るときに想像したとおりの、全く予想外という展開もなく印象的なキャラクターもいないので、野球に興味のない自分としてはすぐに忘れてしまいそうな映画でもあった。野球好きな人にはお薦めです(当たり前か)。 [DVD(字幕)] 6点(2012-12-08 21:40:21)(良:1票) |
659. 127時間
《ネタバレ》 ダニー・ボイルもそろそろ巨匠の貫禄がついてきて、このような佳品を作れるようになったのかと感心してしまった。アウトドアが好きなノーテンキ男が誰も知らない岩場に腕を挟まれて、ただ独りぼっちで五日間を過ごしたという事実を、「よしどう面白い映画に仕上げてやろうか」という監督の余裕の遊び心見たいなものを調所に感じて、しかもそれがちゃんと面白いんだからさすがです。でも、やっぱりあの腕を切るシーンが必要以上にグロくてなんだか映画のなかで、そこだけういているような気がしたので少しマイナスで。 [DVD(字幕)] 6点(2012-11-21 18:35:10) |
660. モールス
《ネタバレ》 途中まで「あれ、この映画観たことあるかも」という激しい既視感に捉われながら、それでもなんだか微妙に違うと思いつつ最後まで鑑賞。調べてみたら、あの途中であまりのつまらなさに半分寝ながら観た『ぼくのエリ』のリメイクだったのですね。あの独り善がりな原典と違って、今作はちゃんと観客目線も意識した作りになっているため、格段に面白く観れた。まあ、昔からよくある永遠に大人にならないヴァンパイアの恋愛モノといったらそれまでだけど、でも美しい少女が血に飢えると恐ろしいモンスターになるという設定は新しい。なにも悪いことしていない刑事を殺して血を貪った、そんな血だらけの彼女とキスをする主人公の少年の姿は、ぞくぞくするくらいアンモラルで美しい。 [DVD(字幕)] 6点(2012-11-08 21:17:38) |