701. ラルジャン
《ネタバレ》 ちょっとしたことから人生が転落していくことはあるだろうし、所謂一般市民は善と悪の境界のようなところで生きている。だから自分を守るために多少のインチキはするのだろう。それが他人を不幸に陥れることもあるわけだが。そういった人生の不条理さを描いているのだろうが、出所直後にイキナリ殺人しちゃって、罪を重ねていくというのはやや唐突で無理があって、展開を急ぎすぎ。原作未読なのでどうアレンジしているのかわからないが、この辺の過程はもうちょっと丁寧に描いて欲しかった。あとは役者が総じて下手というか魅力がないのも盛り上がりに欠けるのも難点ではある。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-06-28 13:08:53) |
702. シッコ
「負担」への言及が弱いし、面白おかしく編集するために多少のバイアスはあるだろうが、考えるキッカケにはなる。ただし、これを鵜呑みにしてオワリにせず、自分で調べてみる必要はあるのかと。本作では取り上げられなかったが、日本の医療制度も外国人にいいように利用され、食い物にされている側面があるということも留意すべきだろう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-06-28 11:24:49) |
703. 虹の女神 Rainbow Song
上野樹里の存在感はピカイチで、蒼井優にもインパクトがあり、さすがに若手女優を撮るのが上手いなあと感心させられる。ただし、全体的には甘ったるくストーリーも弱くて、中盤以降はダレル。特に、痛々しい相田翔子のパートは必要だったのかと。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-06-27 00:25:02) |
704. Little DJ 小さな恋の物語
ストーリーは普通の病気ものだが、神木隆之介と福田麻由子が思春期の少年・少女を瑞々しく演じているのがよい。ただし、大人役は田中麗奈がよかった。 [地上波(邦画)] 6点(2023-06-26 00:03:36) |
705. イエスタデイ(2019)
設定は興味深く、所々にコメディらしさもあるんだが、なんのヒネリもない予想通りの展開で終わってしまった。もっと主人公が追い詰められて葛藤すれば面白くなったのかも。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-06-25 14:38:28) |
706. ダブル・ジョパディー
女版『逃亡者』というテイストで、少々ご都合主義的なところもあるが、ヒロインが魅力的なので最後まで楽しめる。 [地上波(吹替)] 6点(2023-06-20 18:40:01) |
707. プライベート・ウォー
《ネタバレ》 同僚の「中毒なんだよ」の台詞に象徴されるように、精神的に少し病んでたのかもしれない。酒やタバコ、そしてムダに多いと思った性的シーンもある種の中毒なんでしょう。あとは命を賭けて危険地帯へ行く(映画だから過剰演出はあったかもしれないが)ことへの「快感」だとか、好奇心や正義感もあったでしょうし、それを世界に発信するという承認欲求もあったでしょう。ただし、マスコミの力で世界を変える(救える?)というのはちょっと思い上がりかな。とはいえ、そういうマスコミ人の「厭らしさ」も感じられたのはよかったし、様々な欲にまみれたひとりの女性の生き様はそれなりに描けていたようには思える。疑問なのは冒頭とラストのつながりで、同じシーン・セリフが出てくるものの、ラストの方は台詞をカットしていること。これが謎で仕方ないので誰か教えて下さい。BS松竹東急で見たのですが、基本はノーカット放送なので局側の都合によるとも思えないのですが。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2023-06-20 12:56:15) |
708. 恍惚の人
現代となっては認知症もポピュラーとなり、様々なメディアで取り上げられるので内容的な新鮮味はない。歴史的記録として、昔はこうだったんだなあという意味での価値はあるが。役者陣の演技は概ね良い。孫が妙に親切なのが少々違和感。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-06-15 12:06:21) |
709. バトルフロント
スタローン脚本だからなのか、良くも悪くも古臭くてオーソドックスな内容ではあるが、それがステイサムには逆に新鮮に思えるから不思議。父親役ってどうなんだろうとも思ったが、無難にこなしているし。冒頭のロン毛とウィノナ・ライダーのオバサン化には驚いたが。 [地上波(吹替)] 6点(2023-06-13 13:12:12) |
710. パリより愛をこめて
設定が面白く、テンポもよくて楽しめる。なぜか坊主頭のトラヴォルタがデブなのに、やたら動きがよいのに驚くのだがどこまで自演なのか。 [地上波(吹替)] 6点(2023-06-04 16:44:15) |
711. メカニック:ワールドミッション
続編になっているのか否かは疑問だが、脇役陣も豪華だし、ステイサムの無双ぶりを楽しむ分には悪くない。 [地上波(吹替)] 6点(2023-06-04 15:24:22) |
712. ラ・ブーム
今上天皇はブルックシールズ推しだったが、当時の日本人にはソフィーマルソーの方が人気があったような。今見てもさすがの存在感ではあるし、パリの13歳女子の実態?にも驚かされるが(現在はさらに進化?しているのだろうか・・・)、親子で対比的に描いているとしても、両親の不倫問題が主人公とは関係なく進行していくあたりが全体的なストーリーとしては少々雑かな。ラストは中々のインパクトではあるけど。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-20 18:09:01) |
713. オールウェイズ
ヒロインの心変わりがやや安易かつ単純にも思えたが、現実にはこうなのかもしれない。去る者日々に疎し。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-04-30 15:59:26) |
714. 生きたい
『姥捨て山』の展開とシンクロしているのだろうが、娘が急に心変わりするポイント・動機がよくわからなかった。20世紀の作品だし、その後時代も変化して現代の施設が「姥捨て山」に該当するのかどうかってのも疑問だが、そこに行きつくまでの親子関係が終末期には大きく影響してくるというのは普遍的なのかもしれない。この監督独特の表現手法に賛否はあるだろうが、作品としてそれなりのメッセージ性はある。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-04-27 11:57:09) |
715. 幸福なラザロ
ドイツ統一後には東ドイツの人々は前の方がよかったと嘆いたという話を聞いたことがある。どんな社会が「幸福」かなんてのは相対的なものでしかないのかもしれない。描き方が極端ではあるが、実話をベースに寓話的に資本主義批判をしている展開には興味深いものがある。ただし、オチは少々ヤリスギかなと。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-04-26 11:55:24) |
716. エジソンズ・ゲーム
TVでたまに取り上げられる話題なので、ある程度は背景を知ってはいたが、やや駆け足な印象。前提知識がないと物語が少々わかりにくいので、もうちょっと長尺で丁寧に描いた方がよかったのではないのかと。が、それなりの見ごたえはある。テスラにもう少し光を当てて欲しかったかな。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2023-04-25 23:52:29) |
717. インナースペース
良くも悪くも80年代テイストではあるが、それなりに楽しめる。デニス・クエイドもメグ・ライアンも若くてこんな時代があったのかと思うと感慨深い。野田秀樹と斉藤慶子の吹替は最初違和感があったが、段々慣れてくる。 [地上波(吹替)] 6点(2023-04-23 00:49:41) |
718. 詩人の恋(2017)
これは「恋」と言えるんだろうか。そもそも「恋」って何のかって話もあるが。同情にも思えるが、本人は否定している。「こうするしかない」と。やむにやまれぬ感情とでも言おうか。「対象物」によって創作魂が刺激を受けているからと言えなくもないし。となると仕事に夢中で家庭を省みない夫と類似しているということにもなるが。なんだかスッキリしない作品ではあるが、それなりの味わいはある。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-04-17 12:43:09) |
719. カプリコン・1
やや肉体的なサバイバル系になってしまったが、もっと政治的に追い詰められる逃亡劇の方がよかったかも。終わり方も締まりがない。が、それなりに楽しめる。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2023-04-12 11:05:20) |
720. 妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ
過去作に比べると、安定感が出てきて多少マシにはなってきた。ただし内容的に古臭い。結婚式のパーティやってる会場でワザワザ離婚の会話する演出も過剰。祖母が嫁ではなく息子の味方をするのは、山田作品ならではか。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-03-28 12:20:27) |