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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2258
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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701.  がんばれ!ジャイアン!!
劇場版『ドラえもん』は、その優れた娯楽性と完成度で子供のみならず、大人の観客をも虜にしてきました。映画なら観るという大人も多い。初期の作品ほどその傾向が顕著だと思います。かつて一貫して感じた制作姿勢は、『ドラえもん』=子供のもの。子供の楽しみを、大人が分けてもらっているという感覚です。本作(並びに、この時期制作された一連の短編作品)には、それが感じられません。最初からターゲットを大人(親)に絞っています。例えるなら、カレーを子供用と大人用に作り別けるようなもの。もちろんその方が作りやすいし、客のニーズにも合うのだと思います。ただ、子供向けでありながら大人も唸る美味いカレーを食べたいのです。贅沢な話ですが。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2007-03-05 18:11:22)
702.  悪魔の棲む家(2005) 《ネタバレ》 
義父が盛んに言う「悪いのは家じゃない。罪を犯すのは人間だ。」という台詞。義父を凶行に駆らせたのは確かに悪魔の仕業。しかし何故悪魔の代理人に彼が選ばれたのでしょう。先の事例から察するに、成人男性だった(悪魔の原型に近い)という理由もあるでしょう。でもそれだけではない気がします。同じ物を食べても、食あたりを起こす人と平気な人がいるのと同じ。彼が選ばれたのは、心の闇に付け込まれたからだと思います。血の繋がりの有無を見せつけられたよう。ここが一番残酷かも。結果的に被害は犬一匹に止まりましたが、家族の間に出来た溝は深い。おそらくずっと埋まることはないでしょう。この手のジャンルとしては奇跡的な被害の少なさ。恐怖の質も即時的なものなので気軽に観られると思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2007-02-20 18:16:36)(良:1票)
703.  忍 SHINOBI
「忍者が主役の時代劇」と思って観たらダメです。舞台は架空の世界。そう思い込めば、設定の不具合は気になりません。微妙に中国風な衣装も、各種サイキックも。割り切って観れば結構面白い。アクション性の高い対決は見応えがありましたし、その他特殊能力系も楽しめました。ただ肝心の物語はかなり薄口です。朧と弦之介の悲愛を主軸に据えるなら、序盤2人の繋がりをもっと丁寧に描く必要がありました。台詞は繰り返しが多く、語り過ぎ。安っぽく感じてしまいます。ドラマとしては物足りませんでした。あと気になったのが仲間由紀恵。相変わらず“らしい”演技。これが今求められている演技なのは分かります。ただ、このまま固まってしまいそうな危うさも感じました。今の人気は必ず落ちます。歳もとります。その時に必要とされるため、今のうちに身に付けなければならないものがある気がしました。これからの作品選びが重要かと。偉そうで本当に恐縮ですが、そんなことを感じました。
[地上波(邦画)] 5点(2007-01-23 18:36:56)
704.  ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
良くも悪くも大味な作品でした。これをすんなり受け入れるには、原作既読であるか、あるいはアメコミというジャンルに対する正しい理解が必要だと思いました。自分は両方持ち合わせていないため、正直戸惑いました。メッセージとか物語の論理性などを求めてはいけない。ツッコミは入れるだけ野暮。とにかく楽しもうとする姿勢が大事だと思いました。ポップコーンとコーラを相棒に、隣りの客とハイタッチを交わしながら「イエ~イ」とやるくらいのノリが必要かと(気分的にはネ)。なお本作はあくまでプロローグですので、あるなら続編の方が面白くなりそうだと思いました。ちなみに個人的には、ジェシカ・アルバのナイスバディをもっと見たかった(おっさん目線でスミマセン)。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2007-01-12 19:20:10)
705.  インストール 《ネタバレ》 
もっと冷めた雰囲気の、シニカルな味わいの作品を想像していましたが、予想以上にポップなコメディでした。テーマはいたってオーソドックスで、誰もが通る成長過程の悩みについて。上戸彩が今どきの女子高生を等身大で表現していました。本作の主人公に上戸はカワイ過ぎると思います。普遍的なテーマを描くなら、ルックスも普通なほうがいいかなと思いました。…と真面目に書こうと思いましたが、もう限界です。本作の見所は何と言ってもS級アイドルのエロ!もうこれに尽きます。全編にわたって夏服の制服。序盤からパンチラ。押入れの秘め事というシチュエーション。上戸にあんな卑猥な言葉を喋らせたり、あんなヌルっとしたものを食べさせたり。極め付きは、神木くんとのB!何?AVですか?!…失礼しました。ちょっと取り乱しました。なお、これはあくまで私的な感覚のお話。良識ある大人の皆様が本作をご覧になられる場合、実際のエロさは「ドラえもんのしずかちゃんのバスタイム」程度とお考えください。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2007-01-07 18:19:48)(笑:1票)
706.  奇談 キダン
ご指摘の方もおられるように、本作を観ると『トリック』と『ダヴィンチコード』が思い浮かびます。『トリック』をシリアスモードに、『ダヴィンチコード』の舞台を日本に移したような。テイストは似ていると思います。ただ大きな違いがあります。比較2作品は一般大衆向けの娯楽作品。間口が広いです。しかし本作は相当マニアック。宗教関係にある程度の造詣がないと意味が分からないと思います。かといって知識がありすぎると腹立たしい、アホらしいと感じるかもしれません。観る人を確実に選びます。本作を楽しむには、自分の知識では少し足りないようでした。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-12-29 18:53:53)
707.  TAKESHIS’
本作は監督にとっての“遺作”だと思いました。あるいはファンに向けての“プレゼント”と言ってもいい。もちろん、北野監督は終わったという意味ではありません。これからも多くの作品を世に残すでしょう。しかし何作残せるかは分からない。“遺作”は結果的にそうなるもので、最初から“遺作”と分かって作るものではありません。でもいつか必ずその時がくる。そこで監督は、“遺作”にふさわしい作品、自身の集大成となるべき作品を、今のうちに撮ったのではないかと思うのです。金銭的にも、肉体的にも好きなことがやれる今のうちに。ファンに長く楽しんでもらうことを念頭において。本作は難解です。イメージの連鎖であり集合体。しかも題材は北野監督自身。正解があるのか無いのかも分からない。だから観客は答えを探す気になれば、いつでも、いつまでも北野ワールドをさまようことが出来ます。それは一部のファンのみに許された特権であると思いました。いつか自分がその域には達したならば、きっと本作は満点に変わるでしょう。今後いくら北野作品が世に出ようとも、本作が監督にとって最後の作品であるような気がしてなりません。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-12-22 18:25:18)(良:2票)
708.  エイリアンVSヴァネッサ・パラディ
初めて観た時は、あまりのぶっ飛びぶりにさじを投げました。思えば自分も若かった(ウソ)。ただB級以下の映画をある程度鑑賞してから本作を観直したところ、印象はかなり改善されました。これは「良い」部類に入るB級映画。カメラワークは悪くないし、何よりノリがいい。ツクリモノ感ありありの「歯抜け犬」の悲しみのハーモニーに大笑い。驚愕のエンディングに放心状態。2度観てもコンチャ分身の術の意味は分らなかったですが、細かい事はどうでもいいと思えました。本作を『ピンチランナー』とか『デビルマン』といった正真正銘のトホホ映画と同列にしておくのは忍びないので、評点を大幅変更することにします。(2010年1月1日再鑑賞につき書き直し 2点→5点に変更)
[DVD(字幕)] 5点(2006-12-20 18:51:11)
709.  私の頭の中の消しゴム 《ネタバレ》 
韓国映画で、“難病もの”とくれば、相当アクの強い、「泣かせるぞこのやろう」的な作品を予想していたのですが、だいぶ様子が違いました。思った以上に薄味、というか上品な味付けでした。正直、あまり泣けませんでした。ただ、自分は泣ければOKとは思っていないので、そこは問題ではありません。問題なのは深みに欠けたことです。題材的にはもっと深く潜れるはず。潜って、潜って、潜って、答えらしきものを見つけて欲しかったと思いました。(もちろん正解はありませんが)。本作ではあまりに簡単に物語の指針を示してしまった気がします。清らかな部分は必要ですが、そうでない部分をしっかり描かないと、この手のお話は浅いもの(いわゆる「お涙頂戴」)になってしまうと思いました。(ちなみにTV吹替え版での鑑賞でしたが、小西真奈美は合っていませんでした。彼女は相当好きなんですけど…。やっぱり餅は餅屋でお願いしたい。)
[地上波(吹替)] 5点(2006-12-17 23:20:31)
710.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 
勝元たちが戦った理由付けが曖昧だと感じました。“それが武士道だから”で片付けられていたような。誇りを守るため。死に場所を見つけるため。それだけの戦いに見えました。(明治初頭の士族の反乱は、士族がその権益、すなわち生活の術を守るためのもの。いわば生きるための戦いです。死を前提とする本作のような戦いとは別物では。)そもそも武士道とは何でしょう。文字どおり士族階級独特の道徳、倫理観です。名を重んじ、主君への忠誠を誓うこと。日本人の大多数を占めた農民、工商人には関係のない思想です。(しかもこの思想は徳川の治世になって植え付けられたもの。その方が体制維持に便利であったから。)徳川以前の武士を含め、多くの日本人のベースとなる精神があるとすれば、それは“家”の観念です。個よりも血を優先する考え方。家を守る(子孫を絶やさぬ)ことが重要。そのためには、耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍ぶ。地べたを這いつくばっても家族を守る。この精神のほうが尊く、美しいと感じます。ですから、現代の私たちが抱く“武士道”の概念とは、遺伝子に組み込まれたような元からある類のものではなく、近代文化の中で整理されたものだと思います。“礼節を重んじること”や“潔しを宗とすること”ではないかと。私たちが世界に誇れる“武士道”とは、そういうことだと思います。決して捕虜にツバを吐きかけたり、負け戦において一人でも多く道連れにするような戦いを肯定するものでは無いはずです。生きることを前提としない戦い、守るべき家族をないがしろにする戦いに、美しさはありません。ただの自己満足だと思います。例えば勝元が自らの首を差し出して事態が収束するのであれば、迷わずそうするべきです。否定的な意見を述べましたが、渡辺謙がハリウッド進出の足がかりを掴んだことについては、素直に嬉しいですし、一娯楽作品としての出来が悪いとは思いません。外国で賞賛されるのなら分かります。
[地上波(吹替)] 5点(2006-12-12 18:05:39)(良:1票)
711.  恋に唄えば♪ 《ネタバレ》 
本作のスタイルは本格的なミュージカル。やはり歌とダンスに期待してしまいますが、ちょっと物足りません。どうも手軽に作ってしまった感じ。全体的な安っぽさも否めません。基本的にキャスティングミスなのだと思います。(個人的には好きなのですが、)優香は適役ではありませんし、竹中にしても(彼は素晴らしいエンターティナーだと思いますが、)ちょっと違うかなと思いました。ミュージカルの出来る役者が不在だった、あるいは準備不足だったということ。それに舞台を外国にまで広げたのが良くなかった。素人同然の外国人エキストラの大量投入。安さ爆発です。制作費が少ない事と、つくりが安っぽい事は違います。ミュージカルですから“歌とダンス“だけは時間をかけてきっちり作っておく必要がありました。軸がしっかりしていれば、セットやCGが弱くても、安っぽいという印象にならないと思います。ストーリーはラブコメの王道ですし、ツメは甘いものの後味は悪くありません。邦画でミュージカルという難しいジャンルに挑戦したその意欲は買います。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-12-02 18:21:37)
712.  いぬのえいが 《ネタバレ》 
伊東美咲のCMの話は笑いました。オムニバスとしては、上出来。犬好きでも、そうでなくても楽しめると思います。問題はマリモの話。噂に違わぬ破壊力ぶりです。確かに泣けます。知らぬ間に涙が溢れるという感じ。でも“物語に感動して”というのとはちょっと違う。犬を飼った経験のない自分でも泣けてしまう。人間の心はそういうふうに出来ている、あるいはそう教育されてきたのだと感じます。それが人間の良いところなのでしょう。でも、偽善的だなとも思ってしまう。これで泣ける自分がちょっとイヤ。ひねくれ者でスミマセン。
[DVD(邦画)] 5点(2006-11-28 18:49:21)
713.  ぼくの生まれた日 《ネタバレ》 
自己を否定された(と思った)のび太が、自身のルーツに立ち戻る。自身の誕生を喜ぶ両親。全面的、圧倒的な肯定に安心する。のび太の心情はよく理解できます。でもママに似て勉強が出来る子、パパに似て運動が得意な子、何でもいいから社会の役にたつ子…そんな両親の願いものび太は知ります。もちろん両親に非はありません。しかしこの時、のび太はどう感じたのでしょう。自身を投影した木を守ろうとするほど感受性豊かな子です。それに(一時的とはいえ)両親の期待に沿うべく宿題を頑張ります。素直な良い子なのですのび太は。「いや~、ご期待に沿えなくてゴメンネ。でもぼくはぼくで頑張ってるよ」そう言って欲しいと思いました。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-11-24 19:32:12)
714.  THE JUON/呪怨 《ネタバレ》 
オリジナルに忠実だと思いました。代わったのは登場人物くらい。ですからオリジナルの持ち味は健在です。物語の展開で怖がらせるというよりも、各シーンのインパクトで勝負。脈絡不要。怖ければいいという姿勢。ある意味潔いと思います。ただ、リメイクの意義は感じられませんでした。オリジナル以上でも以下でもない作り方。なら、オリジナルを観ればいいかなと。仮に「セルフリメイク」でも、そこにチャレンジ精神、新たな試みが感じられないとガッカリです。おそらく会社の意向は職人気質の作品づくり。市場にあわせて登場人物だけ代えてくれ。余計なアレンジはしてくれるな。そんな姿勢を感じました。その観点からすれば本作は良い出来だと思いますが、自分が観たいのはそういう作品ではありません。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-11-16 18:16:02)(良:1票)
715.  ブラザーズ・グリム 《ネタバレ》 
偽りのファンタジー(ペテン)の世界から、真のファンタジー(魔法と呪い)の世界に組み込まれる主人公たち。そこで体験し、見聞きした事象が、後にファンタジー(“創作物語”グリム童話)に生まれ変わるというお話。嘘が真になり、真が嘘になる。虚実のねじれ感は面白いと思いました。でも素直に「面白かった!」と言える作品ではありませんでした。難解とは思いませんが、作品を全部消化しきれていないような「もやもや感」があります。凝った衣装、色彩、多用される森のシーンなど、ひとつひとつの「画」に込められた情報が過多で、煩わしい。視覚刺激に気をとられ、ストーリーに集中できなかったような。ただそれは、自分が物語に入り込んでいないから、とも言えます。主人公兄弟の生い立ち、兄弟の確執、女狩人への恋心など、断片的に2人の心情は覗えるものの、感情移入するには至りません。作品のキモとなるのは、主人公の心の変化。事件に巻き込まれた状態(受動)から、娘を救い出す戦い(能動)への変化。この感動ポイントがうやむやのまま、ラストへなだれ込んでしまったのが残念でした。全体的に視覚的、映像的なアピールに人物描写が追いついていない、そんな印象でした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-11-14 18:38:19)
716.  劇場版ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT
自分もご多分に漏れず小学校低学年時代に『ウルトラマン』シリーズにはまった口です。ウルトラセブンがお気に入り。ちょっとした辞書くらいの厚みがある子供向け専門書やウルトラマン怪獣消しゴム(通称カイケシ)、カード等が宝物でした。平成ウルトラマンシリーズは(既に大人だったので)スルー。ティガとかダイナとか洒落た名前だな、Jリーグのチーム名みたいに垢抜けているな、くらいの印象しかありませんでした。本作を観たのも気まぐれ。最近のウルトラマンはどんなだろうという好奇心からでした。驚いたのはCGをからめた多彩なアクション。慣れ親しんだ肉弾溢れる着ぐるみ同士の戦いとは全然違いました。なかなか見ごたえあり。ただ全体的に「お子様向け」な感は拭えませんでした(まあそれが当然なのですが)。設定がゆるくて、子供はこれで納得するのかちょっと疑問。子供が喜んでいるなら文句はありません。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-11-08 18:37:35)
717.  ストーリーテリング
ブラックジョークの作品との触れ込みで鑑賞しました。しかし微塵も笑えませんでした。ブラックジョークで笑うには2つの要件が必要だと思います。ひとつは「共感」。密かに思っているけど口に出しては言えない事柄。非道徳的だが“あるある”と思えるようなシチュエーション。もうひとつは「虚構」。当然ながら現実の悲劇をネタにしては笑えません。現実感はあるが架空の設定(あるいはリアリティをぼかす要素)が必要です。(『サウスパーク』や『チームアメリカ・ワールドポリス』が笑えるのもこのため。)これらの要件にユーモアのエッセンスが加味されて、はじめて笑えるのだと思います。どんな種類の「笑い」であろうと、それを生むには繊細かつ高等な技術が必要です。偽善と欺瞞に満ちた社会をあざ笑いたいのなら、現実感あふれる悲劇を描くだけでは無策だと思います。(かろうじてブラックジョークになっていたのは催眠術の件くらい。)しかし、作品自体の出来が悪いとは思いません。興味をもって最後まで観ることが出来ました。ただ観る人を選ぶ作品だとは思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-11-07 18:59:21)
718.  隣のリッチマン 《ネタバレ》 
「嫉妬は自分を不幸にする。他人を羨んでもしょうがない。」多分それが本作のテーマ。挿入歌の歌詞もそのような内容だったと思います。でもそれが伝わってくるお話ではありませんでした。単に主人公が迷走したドタバタ。しかし彼を非難する気にはなれません。気持ちはよく分かる。もし自分が主人公だったら…。同じように嫉妬に駆られ、あらぬ行動を取ったかもしれません。失業中に事業のパートナーに誘われたら、きっと応じてしまうでしょう。でもそれは違うんじゃないかと思うのです。嫉妬するのはしょうがない。親友で、お隣で、今までは少しだけ自分が上だったのだから。一緒に億万長者になれるチャンスもあったのだから。負の感情を持つのが人間です。でもそれを乗り越えて人間的に成長しなくてはいけないと思う。また事業のパートナーに誘われたとしても(誘う方もどうかと思うが)、それが自分の能力を買ってもらってのことでなければ、応じてはいけないと思う。親友なら精神的に対等の立場でなくてはいけません。それに「う○こ」を金に換えても、「誇り」を金に換えるような真似は良くない。自分が思う“大切なこと”がおざなりだったのが残念でした。せっかくコメディの強力キャストを揃えたのだから、単純に笑える作品にして欲しかったです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-11-01 18:43:07)
719.  エイリアンVS. プレデター
人気TV番組『どっちの料理ショー』の、カレーライスVSラーメンの回を思い出しました。(番組内容は、出演者の多数決で多数派になったメニューのみが食べられるというもの。少数派に投票した出演者は食べられないルール。もう終了しているので念のため。)大物メニュー対決とあってスペシャル仕様。ラーメン側は確かギョーザをおまけに付けるという荒技に出ました。沸き立つスタジオ。負けじとカレー側がおまけに付けたのは、トンカツ。つまりカツカレーにした訳です。「美味そう~」「ヤバイ、マジヤバイ」「そんなの付けたら反則だよ」的リアクションで絶賛の嵐になるかと思いきや、このときの出演者のリアクションの薄いこと、薄いこと。明らかにテンションが落ちているのです。結果はカレーの惨敗。あるゲストははっきりと「カツは余計だった」というコメントを出していました。(結構ガチな番組だったんですね。)長々と映画と関係ないことを書きましましたが、何が言いたいかというと、プレデターがカレーでエイリアンがトンカツだということです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-10-19 19:30:32)
720.  クロスファイア(2000)
能力者としての苦悩があまり伝わって来なかったのが一番きつかったと思います。人を殺すことに対して、簡単に開き直りすぎ。矢田亜希子にこの役は荷が重すぎた気がします。展開も粗く、全体的な浅さは否めません。ただ、警察署内で火がついた書類が舞う場面やクライマックスの爆発シーンは見ごたえあり。邦画でこれだけ迫力ある画はなかなかお目にかかれません。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-10-09 00:05:08)(良:1票)
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