721. その男、凶暴につき
歩くシーンが多い。たけしがただ歩道橋を歩いているだけで、インパクトがある。これまで観てきたどの映画とも違う感覚。たけしは監督デビュー作で、既に異質な才能を発揮していた。公開当時、お笑い芸人が撮った暴力映画として酷評されていたが、故・淀川長治氏は絶賛されていたと聞いたことがある。海外で評価されるようになり、これまで無視していた批評家たちが、掌を返したようにたけしの映画を誉めるようになった。そんな連中に、たけしは心底うんざりしているのだろう。 [DVD(邦画)] 8点(2008-05-15 22:42:55)(良:1票) |
722. ミスト
《ネタバレ》 スティーブン・キングの小説作品では、長らく映画化が望まれた作品である。当初、フランク・ダラボンが監督と聞いて、正直「大丈夫かいな?」と思った。これまで、『ショーシャンクの空に』や『グリーンマイル』といった感動作を発表しているが、『ミスト』は、異次元のモンスターが大挙して押し寄せるB級パニックホラー。ちょっと畑違いなのでは?と勘繰ったが、いらぬ心配だったようだ。キングの原作を余すところなく忠実に描き、2時間ノンストップに緊張感を持続させる、確かな手腕。極限状況における人間ドラマを描き切り、ただのホラー映画で終わらせていないのが凄い。また、原作の「続き」とも言える衝撃のラストシーン(途中で伏線が用意されているので、ある程度の予想はつく)は、思わず言葉を失う程。しばらく気分が滅入ります。この結末に賛否両論はあるだろうが、アンチハリウッドの姿勢には共感する。 [映画館(字幕)] 7点(2008-05-14 16:17:28) |
723. 最高の人生の見つけ方(2007)
《ネタバレ》 エンドロールが流れても、席を立つ人はひとりもいなかった。これは、そういう映画。「世界一の美女」とキスできて良かったね、ニコルソン。 [映画館(字幕)] 7点(2008-05-13 09:40:17) |
724. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
ラストのドクの台詞が全てを言い表している。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-13 09:36:46) |
725. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
まだ車は空を飛んでません。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-13 09:32:20) |
726. バック・トゥ・ザ・フューチャー
問答無用の娯楽大作。今観ると、いかにも80年代的な設定やストーリー展開にこっ恥ずかしさを覚えるが、これくらいの点数は当然でしょう。くにゃくにゃした動きのパパが最高です! [DVD(字幕)] 9点(2008-05-13 09:30:32) |
727. クロウ/飛翔伝説
ブランドン・リーの死という事実が、この映画に言い様のない哀しみを刻み付けている。 [DVD(字幕)] 8点(2008-05-08 21:17:36) |
728. クローズZERO
『電車男』がこんなに格好良いとは…。 [DVD(邦画)] 7点(2008-05-07 09:09:50) |
729. 県警対組織暴力
《ネタバレ》 警察がヤクザと癒着することである一定のバランスを保っていたものが、潔癖な警官の登場で脆くも崩れ去ってしまう。全てをぶち壊した梅宮はどこかの企業に転職し朝のラジオ体操なんぞを呑気にやっており、ヤクザに肩入れした文太さんが非業の死を遂げるという皮肉。何ともやりきれない。 [DVD(邦画)] 7点(2008-05-07 09:05:57) |
730. 極道の妻たち 情炎
《ネタバレ》 『極妻』シリーズは初めてなんですが、ストーリーの繋がりはほとんどないんですね。何かまるで時代劇の世界。いつドンパチが始まるんだろう、と思って観ていたら、ラスト20分くらいでやっと…。でも高島姐さんは格好良くスカッとしました。それにしても、保坂のやる気のない演技は何なんだろう。 [DVD(邦画)] 4点(2008-05-07 09:00:15) |
731. 仁義の墓場
《ネタバレ》 前半の乱痴気騒ぎとその後の転落が対照的に描かれ、まさに「三十年のバカ騒ぎ」と言った石川力夫の人生。ヤクに溺れてからの石川はまさに「狂犬」。よくこんな男を野放しにしてきたものだ。やくざも怖れたやくざらしく、警察とやくざが一緒になって、籠城した石川に投石する場面が何だか可笑しかった。自殺した妻の遺骨をぽりぽりやる場面は圧巻。 [DVD(邦画)] 7点(2008-05-05 11:14:36) |
732. GODZILLA ゴジラ(1998)
この映画を観て素直に面白いと感じてしまった私は、オリジナル版の『ゴジラ』を(当時)まだ観ていなかったのだが、果たしてここで低評価を下している人のどれくらいが本当に『ゴジラ』を観ているのだろう?これだけの映像クオリティで、日本でも新作『ゴジラ』を作って下さいよ。文句を言うのはそれからにしてほしい。 [映画館(字幕)] 6点(2008-04-29 23:07:23)(良:2票) |
733. デイ・アフター・トゥモロー
《ネタバレ》 序盤の災害映像が全て。とにかく物凄い迫力で身震いした。それ以降はちょっと…。息子救出に向かうお父さんに付いて行った仲間がお気の毒でした(ほとんど無駄死に)。でも、暑い日に映画館で観て、いい感じに涼めたので、この点数。 [映画館(字幕)] 6点(2008-04-29 22:56:23) |
734. 紀元前1万年
《ネタバレ》 平均点を下げてしまって申し訳ないです(でもこれからもっと下がると思う)。映像の迫力は申し分なく、マンモス大行進は鳥肌が立った。でも、ストーリーがいい加減すぎるだろ!『アポカリプト』と同音異句な内容ながら、古代マヤ語にこだわったメル・ギブソンに比べ、こちらはメインキャストが流暢な英語をペラペラ喋ってる。その時点で違和感ありあり。時代考証や地理設定もいい加減。これはファンタジー映画か? [映画館(字幕)] 4点(2008-04-29 22:47:57) |
735. 岸和田少年愚連隊
『キッズ・リターン』も良いが、これもいいよ。 [DVD(邦画)] 7点(2008-04-29 22:35:36) |
736. 新・仁義の墓場
ヤクザは怖くなくちゃいけない。麻薬でおかしくなっていたとは言え、こんな人隣りにいたら絶対イヤ!という「狂犬」ヤクザを岸谷五朗が見事に演じている。極道映画はそこそこ観てきたが、この狂いっぷりは群を抜いている。三池監督のアナーキーな姿勢とマッチした傑作。深作監督のオリジナル版と併せて観るのも良い。 [DVD(邦画)] 9点(2008-04-29 22:32:21) |
737. スリザー
《ネタバレ》 宇宙ナメクジの侵略といえば『クリープス』か…。もっと『ブロブ』的なパニック映画を期待していたので、ちょいと物足りない感じ。80年代のB級SFホラーが好きなら、観て損はない。前半は退屈だが、後半、ナメクジとゾンビが大量発生してからは楽しめる。 [DVD(字幕)] 5点(2008-04-25 22:19:03)(良:1票) |
738. ぼくたちと駐在さんの700日戦争
《ネタバレ》 いや~、笑っちゃったよ。くだらない、と思いつつも何故だかハマってしまう。ジェミーちゃん可愛いし…。「ブラジャー貸して」がいちばんウケた。 [映画館(邦画)] 7点(2008-04-24 20:58:38) |
739. 新・仁義なき戦い/謀殺
《ネタバレ》 スカパラの「仁義なき戦いのテーマ」に胸踊り、渡辺謙の武闘派ヤクザに萌え(意外にも謙さんは初のヤクザ役だとか)、特命係長の死に様に涙し、ラストの殴り込みにカタルシスを得る。久々に燃えたヤクザ映画。中盤の花屋での銃撃戦が凄まじい迫力 (殺され役の一般人の演技が良い)。鉄砲玉の坂口憲二(すぐ死ぬ)も印象的だった。 [DVD(邦画)] 7点(2008-04-24 20:50:03) |
740. 新・仁義なき戦い。(2000)
『仁義なき戦い』を冠するほどの作品ではないが、普通のやくざ映画として観たらそれなりに面白いし、何よりキャスティングが豪華。布袋サウンドも強烈で格好良い。佐藤浩市にもう少し活躍してほしかったが…。 [DVD(邦画)] 5点(2008-04-24 20:44:55) |