761. プレタポルテ
豪華キャストに期待しすぎると、落胆します。私は、アクビばかり出た。 [ビデオ(字幕)] 4点(2003-06-02 14:06:44) |
762. 氷の微笑
低級。 [ビデオ(字幕)] 5点(2003-06-02 14:00:58) |
763. ダイ・ハード
スカッとしたりウットリしたり、オイオイとつっこんだり、アレレと呆れたり。この映画は、そういう、映画ならではのお楽しみ満載だったと思います。ゆうことなし。 9点(2003-06-02 13:52:24) |
764. アサシン(1993)
リメイクものって、うっかり見てしまってガッカリ・・、ということが多いのですが、これは案外良かった。 素材がそれだけいいということでしょう。 見る前は、線が細すぎて合っていなさそう、無理では?と思ったブリジット・フォンダも、クールさがよかった。 でもアンヌ・パリローには正直負けています。顔の表情の深みが違うのよね。 フレンチで出てくるコーヒーと、バーガーショップのアメリカンコーヒーくらい違う。 但しこれはアサシン(暗殺者)の映画だから、バーガーショップの味もわるくはないということ。 7点(2003-06-02 13:29:33) |
765. 彼女を見ればわかること
こういう、「映画でなければ表現できない世界」をもった作品はいいですね。 「映像へのこだわり」は近年、CGとか特殊メイクとかそういうほうばかりへ行ってしまって、こういうアナログ的世界が忘れられすぎてると思う。 良心的な供給側の人たちにもそういう思いはあるのだろう。 多くの女優がこの映画に出たがったということ、また実際にゴージャスな出演陣であることが、そのことを裏付けている。 内容はほのぼのしたものもありはしたけれど、ヒリヒリとしたものが多かった。 でも、多くの女優の「映画づくり」に賭ける意欲が伝わってきて、そのことに心がなごんだ。 [映画館(字幕)] 9点(2003-06-02 12:43:37)(良:2票) |
766. 無能の人
打合せ帰りの平日の午後、初めて歩いた通りの小さな映画館で、看板につられて一人でフラッと入って見た1本。そんな気分に実にピッタリの映画でした。キャスティング、演出、照明、アングル、小道具、音楽(全部「ゴンチチ」! これがまたよかった!)すべてよかったです。 どのキャストもよかったですが、子役がイイ味出してるんですよー。私は特につげ義春ファンではないけれど、ファンの人にも納得してもらえる出来ではないかなーと。「鳥師」のエピソードなんかは、マンガで見るとこれをどう映像化するのかって心配になるのではないかと思いますが、私はよかったと思いました。外国の人にこの世界がわかるんかなーと思いましたが、どこかの賞もとりましたよね、確か。何だったか忘れてしまってすまんことですが。単なる川の水の撮り方、美しさにも驚きました。1シーン、1シーンを大切に撮ったんだなーと思います。そういうことはちゃんと海外の審査員にもわかったということではないかしら。原作のつげ氏も顔を出していましたが、周防作品の好きな私は、周防サンやモックンがヒョコッヒョコッと出てたのも、「お、いるいる」と楽しかったナア・・。残念ながら竹中氏はこれ以後、これを越える映画は撮れてないですね。最初のうちは期待して他作品(「119」とか・・)も見ていましたが、正直なところちょっとガッカリでした・・。ま、だからこそこの作品はもっと多くの人に見てもらいたいものです。 10点(2003-06-02 12:17:29)(良:2票) |
767. Love Letter(1995)
他の岩井作品と比べると、素直っぽい。 叙情的。 邦画に期待したい方向性の一つです。 ハリウッドには、こういうものは作れないよ。 神戸で雪が降り、小樽で桜が咲きます。 映画だからできる、ってこと、まだまだたくさんありそうですね。 8点(2003-06-02 11:54:55) |
768. ナインハーフ
こういう映画に、単発記名じゃない、レギュラーの人たちがけっこうレビューを書いていて、面白いな。キレイでエッチ(といってもそこそこ)で一人で見る分には楽しかったなという映画でした。かといって、人に薦めるほどのものじゃないから、ここまでの平均も6点台なのは、妥当なんじゃないでしょうか? 6点(2003-06-02 11:37:52) |
769. 俺たちは天使じゃない(1989)
オリジナルは知りません。 この映画の細部も覚えていません。 でも、当時すごく期待して見たのに、えー?がっかりーと思ったことだけは記憶にあります。中身のないレビューですみません。 でも高得点の人が多いのを見たら、えーそうかー?と思ってしまったので。 オリジナルに比べリアルすぎる? うーん、私は逆に軽すぎる~と思ったのですが、だとすると、オリジナルはきっともっと軽いわけですね? それってやっぱり面白そうですね。 [ビデオ(字幕)] 4点(2003-06-02 11:25:49) |
770. 心の指紋
ウディ・ハレルソンは個性と存在感があるいい俳優ですが、これは・・。たぶん彼は脇役に回ったほうが光る俳優さんなんでしょうね。 [映画館(字幕)] 5点(2003-06-02 10:32:27) |
771. マイ・レフトフット
母と息子を描いた映画で、これ以上すばらしい作品は思い出せない。障害者を描いた映画が苦手な人は多いと思いますが(それだけで安直な気がしてしまうの、よくわかります)、これだけはそういう先入観を捨てて、見てほしいと思います。アカデミー賞には私もときどき首をひねってしまうのですが、主演男優賞、助演女優賞、どちらもむちゃくちゃ納得できる作品です。 9点(2003-06-02 09:30:45) |
772. ザ・エージェント
中身はほとんど忘れてますが、スポーツ選手のエージェントという仕事に目をつけたところが面白いと思いました。それより気になるのが、いくら邦題だって、エージェントにTheをつけるなら、「ジ・エージェント」じゃないの?ってこと。え? どうなの? このケースで「ザ」になる何か特別のルールでもあるのかしら? でもそもそも、原題通りにしてくれていたら、そーゆー問題は起きなかったわけだし、ほんと、配給会社さん、もう映画を見る世代は、戦後生まれが圧倒的なんですから、お願いですから、つまんない邦題はつけずに原題でいってくださいよー。海外留学する人も増えてるご時世なんですから、たのんますよー(ほとんど泣き声)・・。 7点(2003-05-31 19:40:16) |
773. シャンプー台のむこうに
豪華役者陣と、一見アンバランスなほどのベタな内容が、あんがいイイ味を出していますね。でも少し中途半端だった感じも? いっそのこと、もっと音楽やカット割をハデにして、デフォルメしたほうが、ベタな魅力がさらに強くなって面白かったのではないでしょうか? 多くの映画に共通のことですが、邦題もイマイチ。もっと一発で美容師の世界を描いた映画だとピンとくる題名をつけりゃよかったのに!惜しい。こういう劇画みたいな世界は個人的にはきらいじゃないですが、誰にも薦められる映画じゃない。というわけで、7点には届きませんでした。6点献上。 6点(2003-05-31 19:21:31) |
774. ビューティフル・マインド
私の親友は、統合失調症のためだったろうと思いますが、8年前に亡くなりました。たくさん振り回されたのですが、本当に才気のある、また可愛いところもある、大切な友人でした。何もできなかった自分がはがゆかったので、もっと以前にこの映画が作られていたら、たくさんヒントをもらえたかもしれないなあ、と思いました。 (ちなみに、旧・病名:精神分裂病は、主として病気について誤解を与える意味合いがあるから、という理由でだったと思いますが訂正され、現在の正しい病名は「統合失調症」です。ご存じない方もいらっしゃるようですので、お知らせしておきます。) 単なるお涙ちょうだいものの映画だと勘違いして敬遠していたので、同じように敬遠している人がいたら、そして、家族とか友人に統合失調症の人がいる人はなおのこと、ぜひ見てみてほしいと思います。 映画としては、ラッセル・クロウは迫真の演技で素晴らしいと思うのですが、出だしとラストに工夫が足りないと思うので、6点か7点か迷いました。でも、大勢に見てもらいたいので、やっぱり7点! 7点(2003-05-31 15:33:39) |
775. お葬式
見所は、配役の妙。テーマは、生と隣り合わせにある死の重さ、軽さ。決して葬式のノウハウを伝えようとしたわけではない(誰でもわかるって? でもなさそうなんで、つい蛇足を言いました。失礼)。偉大な父、伊丹万作氏(『無法松の一生』の名脚本家、名監督)が早世だったこと。発作的にも見える自死を選んだこと。そして本作。伊丹氏は常に強烈に「死」に関心を抱いていた人だったのだろうと思います。この作品は、一見、その後の伊丹作品のいわゆる「ノウハウもの」(この解釈も私は間違ってると思うけどね)に通じるような趣きも見せながら、実はまったく違う作風。才人・伊丹氏の、最初にして最高の映画です。ルコント作品などにも通じるような、皮肉、猥雑さ、過剰さは、間違いなく大人のテイスト。皆さんが仰天したらしい逢引の場面は、むしろブランコに乗っている妻のカットのほうを、見てほしい。おかしくて、ゾッとする、こここそが名場面だと私は思います。(意味、わかりますよね? わからない人は私にメールください・・笑)伊丹氏はこれだけの実力の持ち主なんですから、若いときから作ればよかったのに、と思いますが、氏はおそらく父親コンプレックスのために、若いときはあえて監督はやりたくなかったのでしょう。若くして、俳優だけでなく名エッセイストとしても確固とした立場を持っていたから手一杯という事情もあったかもしれませんが、もっと早くから監督になって、私たちをもっと楽しませてほしかった。それと、ハリウッド作品に俳優として出たこともある彼にとっては、「売れる映画を」というのは大命題だったんでしょうけれど、私は、世間では大受けしている、(本作から後の)彼の作品が必ずしも好きではなかった。ヒットしなくても、私はもっと本作のような作品を見たかったです。これは想像に過ぎませんが、もっと若い頃から撮りだし、実験作も含め多作であれば、かえって行き詰まって自殺したりしなくてすんだのではないかなあ・・。エッセイストとしての彼に心酔していたファンの勝手な思いでございますが・・悲しい・・・。合掌。(不祝儀がわりに1点加えさせて頂きました) [映画館(邦画)] 10点(2003-05-30 00:29:13)(良:2票) |
776. オーシャンズ11
豪華メンバーと大量の広告。莫大な金を投入して、これほどのショボ映画をつくれることに対して、ある意味カンドウしてしまいました。 [ビデオ(字幕)] 3点(2003-05-30 00:03:57) |
777. オー・ブラザー!
面白かったです。ジョージ・クルーニ―ほか皆様、歌が大変お上手で、びっくり。一緒に観ていた家族と、「これは本人が歌っているのか、いないのか」でしばし盛り上がりましたが、最後の結論は、「んなこたー、どうでもええね、面白きゃえーんだ」となりました。アメリカの歴史をもっと知っていたらもっとビビビとわかるんでしょうけど、よく知らないので、わからないところは流して見てた感じかしら。でも案外、ひろいものの映画だと思います。但しね、最近の私はほかのコーエン兄弟作品(「ファーゴ」「未来は今」)を2度目に見てガッカリしまくり状態なので、とりあえずこれはもう2度目は見ないでおくつもり。ジョージ・クルーニー、歌うまくてかっこよかったなー、という思い出とともに封印しちゃいます。 8点(2003-05-29 23:50:18) |
778. テルマ&ルイーズ
魅力、再発見。 映画の感想って、見たときの年齢や境遇に、かなり左右されるものですね。 映画は古くから多くの「こまった人(たち)なんだけど、なんてイキイキしていて、ステキなんだろう」という人物を大勢生み出してきましたが、彼女たちもまた然りです。 彼女たちをヒロイックにあつかうことにまゆをしかめる方々のお気持ちもわからぬではありませんが、似たようなシチュエーションの男たちの映画って今までも実はあったよね、だけどこんなふうにはたたかれなかったぞ、と思うのであります。 男のすなる破天荒を女がやってみると、バッシングになる。 現実ともオーバーラップしてくるところがあり、映画って世の中を教えてくれる羅針盤でもあるなあ、と思うであります。 残念に思うのは、ハーベイ・カイテルの役。 今くらいのハーベイの年齢で演じたほうが、いい味になったかも。 男性が、あの女性たちの心情を慮ることができるとしたら、ある程度以上の年配者ではないかと思うんですよ。 もう少し年長の、疲れた感じの男優に演じてもらったら、女性たちとの対比も、もっと生きたんじゃないでしょうか? ちょっと惜しいところだったと思いました。 7点(2003-05-29 23:28:25) |
779. ボクサー(1997)
「マイ・レフトフット」「父に祈りを」と同じ監督だったんですね。納得。ダニエル・デイ・ルイスも安心して仕事に集中できたのではないでしょうか。重たい名作ですが、名優二人の逢瀬のシーンは、ラブストーリーのファンにも十分に見ごたえがあるのでは? 地味とばかり言われているようですが、徹底的に役作りをするルイスのボクシングシーン、子どもの視点も絡んでくるストーリー展開、最後のクライマックスなどは、ちゃんとエンタテイメント好きにも満足行くのではないかと。冒頭、シャドウボクシングをしているシーンも、カッコいいし、その孤独な姿が次の展開を暗示していて、秀逸だと思いました。 口当たりのよい映画ばかりでなく、こういう映画も観たほうがいいですね。但し疲れすぎていないときに。 9点(2003-05-17 20:04:49) |
780. ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ
エミリー・ワトソン、すごすぎ。大竹しのぶみたいなタイプだと思うけど、彼女以上ですね。私もこの邦題は適切なつけ方だと思う。欧米とは文化や情報量に差があるからね。逆に、原題がそういうハンディのないタイトルだったら、むしろ原題を生かしてくれ、と言いたい。英語力も含め、日本の観客もかなりレベルアップしてきているんだから。 7点(2003-05-17 11:31:55) |