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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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761.  ラッシュアワー3 《ネタバレ》 
 こーゆーB級バディムービー本来好きなんですけどね。  さすがにジャッキーも歳をとっちゃって、カンフーアクションは必要最低限なぶんだけやってますという感じ。ここで物足りなさを感じる人は少なからずいるはず。やっぱジャッキー主演となれば期待しちゃいますもんね。  で、ラッシュアワーシリーズといえば『テンポのよいコメディ』も期待するところ。実際コメディチックなアクションはそれなりに面白いです。ただ、全体的にいうと、今作の『笑い』はすべり気味。クリス・タッカーは相変わらず早口でよーしゃべってくれるんですが、失笑につぐ失笑。これはクリス・タッカーが悪いというより脚本の問題かもしれません。笑いのセンスがないんでしょう。  で、アクションに求める爽快感。勧善懲悪によるカタルシス。これも薄い。もちろんライトコメディの分類ですから本格的なものは最初から期待していませんが、それにしても薄い。  あと本筋と関係ないところに力いれすぎ。確かにこーゆージャンルは『道草』を楽しむものかもしれませんが、その『道草内容』がつまらないんですからどうしようもない。例えば、スーヤンに言われてスーヤンのロッカーを見にいったのに、そこで武館の人たちとバトルになる意味がわからない。こーゆー無理矢理なコメディ展開は嫌い。パリの空港での『プチ拷問』だって本編と関係なさ過ぎるうえにコメディとしても面白くない。  こーゆージャンルの作品は、アクションとドラマとコメディが、かみ合うからこそ面白いのだということを、逆説的に証明しちゃってますね。
[DVD(吹替)] 3点(2019-07-20 15:20:41)(良:1票)
762.  アフタースクール 《ネタバレ》 
 堺雅人、大泉洋、佐々木蔵之介、常盤貴子、ムロツヨシ。好きな俳優さん多数出演。これだけの豪華メンバーを集めたら、そりゃ面白くならないわけがありません。で、実際テンポもよく、演技もよく、ミステリー仕立てで面白い。ただ、いつもの内田けんじ作品ほどには物語りにひきこまれませんでした。  前半は置いていかれないようストーリーを追うのに必死。後半は少しずつ真相が見え始めるんですが、小さな驚きはあるものの大きな驚きというものはあまり無かったような気がします。いつもならネタバレシーンで『ああ、そうゆうことだったのかー。してやられたー。』っていう、良い意味での『まいった感』を感じるんですけど。今回はその感じが弱いかな。もったいつけといて、『ただの潜入捜査でした。』ってのが物足りないのかもしれません。  確かにオープニングで、夫婦とも家族とも一言も言ってないですからね。そう言えば他人同士で成立する会話しかしていなかったですね。こーゆーミスリードもあるのかと感心。  最後の木村と妹警官の『寄り添い動画』のネタバレはちょっと面白かったです。それにこの作品のキャスティングと演技は凄く良い。とゆーか凄く好き。堺雅人も大泉洋も佐々木蔵之介も、まさにはまり役でした。そして掘り出しものだったのが田畑智子。こんなにかわいかったっけ?っていうくらいかわいく撮れています。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2019-07-19 11:25:22)(良:1票)
763.  狼の死刑宣告 《ネタバレ》 
 こんな映画があったとは知りませんでした。  いわゆる『復讐もの』ですが、そのクオリティは大変高い。  『理不尽に家族を奪われた善良な父親が復讐の鬼となる。』ストーリーだけなぞると普通なのですが、実際この映画を見るとそんなこと言えない。オープニングの幸せな家族。未来を感じさせるシークエンス。これが復讐のカタルシスをより大きくする。復讐のカタルシスってのは『怒りの解放』であり、誰もが心の奥底でくすぶらせているもの。それを映画という媒体を使って追体験。悲しいお話なのに、なぜか気分が高揚している自分もいるわけです。復讐とはかくも甘美なものですね。  キャスティングも良かったですね。善良でインテリな父親。復讐の鬼。これを演じるのに、確かにケヴィン・ベーコンほど相応しい人物はいない気がします。前半『息子の復讐、殺人という罪の意識との葛藤』後半『残された家族の幸せと、ギャング達への報復の天秤』ここでの葛藤が、すべて復讐のカタルシスへと昇華されていく、圧巻のストーリーテリング。王道だからこその力強さを感じる作品です。  インテリっぽく、入念に銃のマニュアルをチェックし、何度も装填の練習をする。こういったシーンを1つ1つ丁寧に。でも物語のテンポを損なわない程度に挿入する、そのバランス感覚が素晴らしい。  ラスト自宅に戻り、瀕死の状態で家族のDVDを観るクライマックス。ここで女刑事がかけつけて声をかけるシーン。『誰も知らない』わけではなく、父親の復讐を見届ける第三者を作ってあげたのがこの映画の優しさか。あまりにも悲しいストーリーなので満点はつけづらいのですが、復讐映画としてこれは完成形だと言えそうです。
[DVD(字幕)] 9点(2019-07-17 04:18:01)(良:2票)
764.  トゥルー・グリット 《ネタバレ》 
 思っていたより大分淡々とした映画でした。  復讐ものにしては盛り上がりやカタルシスに欠ける気がします。西部劇として見ると、アクションが物足りない。かと言ってドラマに深みがあるわけでもないんですよね。  見ていて退屈ということはないんです。ただ『最低なクソヤローをぶったおせ』とか、『女の子がんばれー』とか、そんな感情が何一つわきあがってこないのです。かといって爽快なシーンがあるわけでもありません。  『最後の対決やけにあっさり。』『急に穴に落ちて毒蛇にかまれる。』『なぜか馬を射殺』などなど、突発的な演出についていけないこともあります。ついでに言うと、前半にコグバーンとラビーフが言い争いをしていましたが、その争点もよくわかっていませんでした。  ラストで少女が大人になった姿を映像として見せちゃってますが、蛇足じゃないですかね。そこは少女のナレーションだけで良かった気がしますね。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-07-16 02:34:45)
765.  ソーシャル・ネットワーク 《ネタバレ》 
 SNSは基本やらない。株や投資もしていない。そんな自分にとって専門外すぎる映画。  ただこんな素人の自分でも、少しは勉強になるかも。後学のために。それぐらいの気持ちで見ました。結果、ようわかりませんでした。素人お断りの作品であることは間違いないようですね。ストーリーについていけない部分、理解仕切れていない部分が少なからずあります。  『エドゥアルドが口座を凍結。それに怒ったマークたちが株の追加発行をやってエドゥアルドの株の保有率を下げる。持ち株を希薄化されたエドゥアルドは共同創始者なのに役員を外される。』ということで合っていますか?  実話ですから仕方ないのですが、誰にもなびかないマークが何故ショーンにだけ惹かれるのか。エドゥアルドはマークが嫌われ者だったときからの友人でずっとマークを支え続けてきた良き理解者であったのに、なぜこんな仕打ちを受けたのか。納得のいく説明がないまま、事実だけを淡々と見せられて、まるで古い新聞記事を読んでいるようでした。  ただ今までフェイスブックに興味がなかった私が興味を持ち始めてしまったので、そういう人が増えるだけでもこの映画は成功なのかもしれません。むしろこの映画自体がフェイスブックの宣伝媒体になるとマーク・ザッカーバーグが捉えていたとしたら、文句のつけようのない合理主義者です。  とは言え、この作品には私がふだん映画に求めるものが、何ひとつありはしないんですけどね。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2019-07-15 13:06:53)
766.  トイ・ストーリー4 《ネタバレ》 
 1~3を見直してからの鑑賞です。完全に続編として見にいったわけでして、ちょっと裏切られた気分になりますね。  冒頭10分は素晴らしい。ボーについていきたい。でもアンディが自分を探しているとわかると思いとどまる。このシークエンスだけでもう涙腺が。アニメーションについては言わずもがな。CGアニメとしては文句のつけようが無い素晴らしい出来です。もしこれがシリーズ1作目であるならば、私は迷わず満点をつけることでしょう。ですがこれは『トイ・ストーリー』であり、その『4作目』なんです。  まず気になったのは今までのルールからの逸脱ぶり。このシリーズの凄く良いのは、『人前ではおもちゃ』のルール。そしてそれを良いおもちゃも悪いおもちゃも皆守ってきたこと。それが今作はどうでしょう。まず、フォーキー。あまりに好き勝手に動き回りすぎ。見つからなかったのは偶然にすぎない。他のおもちゃも、今までに比べてあまりに軽率な行動が目立ちます。いつばれたっておかしくない。車のパンクやアクセルなんて問題外です。明らかに今作はやりすぎなんです。  不満点の2つ目は、いつものメンバーの出番がほぼないこと。これはシリーズのファンとしては悲しいし物足りない。『1』でもウッディとバズ以外はほとんど活躍していませんが、これは『4』。新しいキャラを入れてもいいけど、今までのメンバーをもっと大事にしてほしかったです。  で、ラスト。これは私以上に妻が激怒。到底受け入れられないそうです。『3』でみんなに『俺たちはアンディのおもちゃなんだから、アンディのもとに帰るんだ。アンデイが押入れの中になおしておきたいのなら、押入れの中でみんなで暮らすんだ。』と力説していたウッディ。それが今作では、自分がボニーにあまり必要とされていないとわかると、好きな人といっしょにいることを選択。『いつも持ち主のために』を全うしてきたウッディ。それがウッディの『おもちゃとしての誇り』であり、彼のアイディンティティーであったはず。最後の最後で裏切られるとは悲しいです。そりゃないぜウッディ。
[映画館(吹替)] 5点(2019-07-15 03:14:40)(良:2票)
767.  トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 《ネタバレ》 
 3作目ともなると主要なキャラクター達は覚えてしまったので、その分見やすくなるというメリット。その一方で、驚きや新鮮さは薄れてしまうというデメリット。まあそれは仕方がないですね。  そうなってくると、『ストーリーの面白さ』『オートボット達の活躍』の2点に目がいきます。  まずはストーリー。『オートボット前リーダー、センチネル・プライムの裏切り』『サイバトロンの地球転送』『人間側の裏切り者』『シカゴ市街戦』などなど。今までよりややサスペンス色の強い感じでしょうか。また、中盤くらいまでは悪い展開ばかりなので、あまり爽快さはありません。やはり『シカゴ市街戦』あたりからが一番盛り上がります。  個人的にこのシリーズで好きなのが、人間も結構活躍するところ。サムがタイマンでスタースクリームをやっつけちゃうのはやりすぎだけど、こういうのが楽しい。本当はラチェットやアイアンハイドをはじめとした他のオートボットにも活躍して欲しいところですが、相変わらずオプティマスとバンブルビーがぶいぶい言わせていますね。  アイアンハイドはまさかの戦死。敵はセンチネルはもちろんのこと、メガトロンやスタースクリームまでいなくなっちゃって、次回作は誰と戦うのだろうと今から楽しみです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-07-13 14:38:13)
768.  バッテリー 《ネタバレ》 
 さらりと見られる青春ストーリー。スポーツ。友情。恩師。ライバル。淡い恋愛。家族愛。青春映画に必要な要素はあますところなくほぼ網羅。そしてセオリー通りの展開。だからこその良さがあり、だからこその物足りなさも感じる作品です。  原田巧役、弟の青波役の子役はあまり演技がうまいとは思えなかったです。でも二人のビジュアルは最高だし、巧のクールなキャラは好き。巧の『孤独な野球』の背景にぴったり。で、周囲の友人達、これが良かった。豪ちゃん、寺の息子、すし屋の息子。脇役ながら結構な出番数で、個性もばっちし。それでいて自然体な演技なので感心します。更には岸谷五朗や萩原聖人などのベテラン俳優陣を父親、監督役に据えたことで、映画のクオリティが一段上がっているように感じます。  キャスティングは◎。ストーリーは△といったところでしょうか。  ストーリーに関しては、原作が小説や漫画の場合の製作の難しさを露呈する結果になったように思えます。  『どこを取捨選択するのか』は、原作者が映画製作に加わるとより難しくなるのかもしれません。個人的にはチームやバッテリーの練習シーン、ライバル校以外の他チームとの遠征試合などを盛り込んでほしかった気がします。少年漫画の影響で、『無名の天才ピッチャーの投球で会場がどよめく』というお決まりのシーンがどうしても見たくなっちゃうのです。本作には残念ながらありませんでしたね。  同級生の繭なんかは後半全然出てきません。巧ともからまなくなります。だったら淡い恋愛要素なんてまとめて削除してその分を野球にまわせば良いと思うのですが、そばに原作者がいるとなかなかそうもいかないのかもしれません。  こーゆー映画によくあるスローモーションがほとんどなかったのは大変良い。子役達の野球シーンも、素人目に見ても全く違和感なく感心です。
[DVD(邦画)] 7点(2019-07-11 15:05:05)(良:1票)
769.  消えた天使 《ネタバレ》 
 雰囲気は凄く良い。緊張感、不安感を煽る導入部分も文句なし。面白くなりそう。でも実際はあんま面白くならない。いや、面白いことは面白いんですが、期待値より上には上がっていかない感じ。  エロルは性犯罪者たちに対して暴力的。それは彼の過去と関係がありそうだ。でもその過去は、教えてくれそうで教えてくれない。なんとも不親切。  また、ミステリー調にしておきながら、たいしたミステリーにしないという外し具合。その一方でグロ描写だけはしっかりあります。  『グレン・カーティスの潜伏先のアンダーグラウンドな世界』『寝室にいつの間にか入り込んでいる猛犬』などなど、突然の非現実的な展開、描写、演出にはやや戸惑いを覚えます。  どちらかというとドラマ重視の作品のよう。サスペンスやミステリーを期待しすぎると肩透かしをくらうようです。  私も先入観のある状態で見てしまったので、いまいち物語に入り込めず。でも映画としては悪くない出来栄えかもしれません。『性犯罪』のみに絞った題材も意外と珍しいですしね。  リチャード・ギアは歳を重ねても圧巻の存在感です。キャストの配置は完璧だと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2019-07-09 14:44:57)
770.  ハロー!? ゴースト 《ネタバレ》 
 なんか退屈だなー。だらだらしてるなー。面白くなりそうで全然面白くならないなー。ゴーストたちにイライラすんなー。主人公全然学習しないなー。いい加減にしてくれないかなー。お姉さんはステキだけど良い人すぎるなー。  と、まじでだらだら見ていたら、終盤になると急に面白くなり始め、クライマックスでは涙してしまうという凄い映画。  この映画のターニングポイントは、警察署で主人公の独り言(本当は独り言じゃないけど)を聞いていたお姉さんの『胸トン』。で、どさくさにまぎれて主人公までお姉さんに『胸トン』。まじで何やっとんじゃいと思いますが、この辺くらいからが面白い。で、最後まで見るとごほうびが待っているような映画。  でもそれだけで高い点数はやれないのでありますよ。
[DVD(字幕)] 6点(2019-07-08 03:17:32)(良:1票)
771.  英国王のスピーチ 《ネタバレ》 
 自分自身が幼少期より吃音に悩まされてきたので、非常に興味深い内容です。とは言え、吃音だけで2時間ひっぱるのはさすがに長い気がします。全然吃音良くならないし。  それに、バーティ(ジョージ6世)という人間が好きになれないというのが致命的。好意的に見れば『人間臭い』。ですが『ザ・権力者』的な、まさに上から目線の発言の数々。すぐに起こすヒステリー。とても人格者とは思えないのですが、『立派だ』『王にふさわしい』との周りの評価に首をかしげます。  ローグや奥さん、周囲の人間はみな素晴らしかった。大勢の人間に愛され、支えられ、バーティは恵まれていると思います。だからこそ、バーティの癇癪や八つ当たりにちょっと引いちゃったりするわけです。でもクライマックスで、バーティがローグを教会から守ったシーンはバーティの善良さや聡明さを感じて、ちょっと見直しちゃったりもします。  とゆーことで、イライラすることもありましたが、実話系ドラマとして面白いプロットでした。  私は『ア行』『ハ行』で始まる言葉で吃音が出やすい。学生の頃は特に酷くて、返事の『はい』で吃っちゃうわけです。結果『はい』が言えずに欠席扱いにされ、後で職員室に行って怒られるという苦いエピソードもあり。本当に吃音ってのは周囲の理解が得られないものです。ですので奥さんの『ステキな吃音。幸せになれそう。』の発言には、心から救われます。うちの妻は私に吃音が出ると笑い転げています。
[DVD(字幕)] 6点(2019-07-07 12:17:55)(良:2票)
772.  アンダーカヴァー(2007) 《ネタバレ》 
 派手なドンパチがあるわけではない。目をひくアクションがあるわけではない。それでも面白い映画はできるという代表作。クライムサスペンスとして、小粒ながらもその完成度は高い。本当は7.5点くらいなんですが、ラストが個人的好みからはずれているということで、7点とします。  個人的にはボビーにはクラブの経営にもどってほしかったし、アマダと仲直りしてほしかったという凡人の私。もちろんそうしなかったことで、より一層硬派な作品になっているわけですが。硬派すぎるってのは味気ないものです。  警察署長の父。警部の兄。繁華街で怪しげなクラブの経営を任される弟。そこでは違法な取引や素性のわからない人間が出入りする以上、警察関係者が身内にいるとは口が裂けても言えない弟。この設定だけで、終始息を呑む緊張感が作り出されています。  当初の予想では、弟ボビーと、父や兄の対立が深まっていくものとばかり思っていました。まさかの弟が警察に協力していくストーリーとは。女好きでヤクザ風。それでいて反目しながらも、父や兄を大事に思っているという繊細な人物を、ホアキン・フェニックスが見事に演じきっています。  裏社会の親友ジャンボ。長くお世話になっているクラブのオーナーマラット。ボビーを高く評価し接触を試みる麻薬組織の大物ニジンスキー。裏社会と警察との狭間に立たされるボビー。何が起るかわからないスリリングなストーリー展開に最後まで目が離せません。
[DVD(字幕)] 7点(2019-07-04 14:03:15)(良:1票)
773.  クローズド・ノート 《ネタバレ》 
 沢尻エリカ、竹内結子のダブルヒロイン。この2人でなければ退屈極まりない映画になっていたことでしょう。伊勢谷友介も良かった。役者の力が大きい作品です。長尺を感じさせないのも、この3人の魅力によるところが大きい。  特に竹内結子は素晴らしいです。この人の優しさや人間味があふれでる空気感が好きだ。それでいてごく自然体に感じさせてしまうのだから、この人には非の打ち所がない。  ストーリーは△。『石飛リュウ=たかし』というのがもう最初からバレバレで、謎が謎になっていないのが致命的。『肖像画が描かれているのが実は答案』もすぐに気付いちゃう。でもそれに香恵(沢尻エリカ)が気付くシーンは、演出や音楽が盛り上げてくれるので、わかっていてもぐっとくるものがあります。  タネや仕掛けがわかっているマジックを見せられている感じでしょうか。マジックそのものはたいしたことないけれど、マジックを盛り上げる演出や音楽、そして演者が良いので、エンターテイメントとして成立しています。  鹿島さんやハナちゃんのエピソードは中盤まで面白かったものの、まさかの放り出したままでの終劇。こんな尺をとっておきながら決着をつけないとは・・・。だったら最初からそんなエピソード入れなきゃいいのに。  あとついでにそこの子供。竹内結子先生で登校拒否だなんて、贅沢言うんじゃありません。
[DVD(邦画)] 7点(2019-07-02 12:17:51)(良:2票)
774.  トランスフォーマー/リベンジ 《ネタバレ》 
 1作目よりちょっとだけ好き。  相変わらず、敵、味方の区別がつきづらい部分はあり。そんな中、コンボイ(オプティマス)、ハンブルビー、ツインズといったわかりやすいキャラクター登場。アイアンハイドやラチェットも登場しますが、出番は少なめ。長尺なんだから、彼らの活躍するシーンももっと見たいものです。ハンブルビーやツインズは意外にも活躍シーンあり。見所のひとつです。  ディセプティコンは前作同様個性豊か。おなじみスタースクリームにメガトロン。超大型のデバステーターや動物タイプなどバラエティに富んでいます。デセプティコンが多種多様なので、ロボット好きとしては終始楽しい。  前作ではほとんど無力に近かったアメリカ軍が、今作では善戦しているのが良い。地味ながら、こーゆー部分をしっかり描いてくれるのは嬉しい。軍隊とオートボットが連携して戦うのが、否が応にも盛り上がりますね。  前作に比べ、目的が明快になっているのもポイントが高いです。『コンボイを復活させる。』『太陽破壊阻止』『マトリックス奪取』。目的はなんでも良い。目的がわかりやすいというのが大事。わかりやすさは娯楽作品にとって重要なファクター。おかげで前作よりもより一層アクションに没頭することができました。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-07-01 14:20:17)
775.  デッド・フライト 《ネタバレ》 
 ゾンビものは好きなジャンル。これも楽しみにしていた映画のひとつ。感想は・・・ちょっと物足りないといったところです。  悪くはないです。ちゃんと『ゾンビゾンビ』しているし。  舞台を限定したのも良いですね。最初から最後まで飛行機の中のみ。わかりやすい。乗客の紹介のみで終わる前半。これは退屈だと思う人も少なくないでしょう。個人的には、だらだらしたとりとめのない会話で登場人物を把握できるので、まあいいかという感じ。(ドラマ系だったらやめてほしいですが。)問題なのは、前半尺をとってキャラづけされた人たちの個性が、後半あまり活かされなかったこと。特にひどいのが2組のバカップル。なんや浮気やらマナーの悪さやらで結構尺を使っておきながら、ゾンビパニックになったらその辺のモブと同じ扱い。  それに、ホラーでは前半の雰囲気づくりが大事です。これかが何かが起るという『緊張』『不安』『期待』、そういったものを煽ってからの『ゾンビパニックどーん』で盛り上がるわけです。この作品ではその雰囲気作りがちょっといまいち。だからゾンビが暴れ始めてからの盛り上がりもいまいち。  『床からゾンビが手を突き出して客をひきずりこむ』『トイレと見せかけて鏡からゾンビばーん』なんて好きな演出も多々あるので、要所要所で楽しめる演出はあります。ラスト、飛行機からゾンビたちが歩き出すシーンは終末感があって良い。  あえておすすめするほどではないですが、暇つぶしにはなる1本です。
[DVD(字幕)] 6点(2019-07-01 00:05:22)
776.  Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼 《ネタバレ》 
 好きなジャンルの作品。『ヘンリーある連続殺人鬼の記録』や『羊たちの沈黙』といった、好きな作品のテイストが織り交ざったかのようなプロット。  ブルックスは頭脳明晰で仕事ができる成功者。金もあれば人望もある。良き夫であり、良き父親である。ただの殺人狂ではない、そのカリスマ性とのギャップがたまらなく良い。本人が『殺人をやめたい』と苦悩しているのも良い。『苦悩』は『同情』『共感』を得られる最も効率的な手段なんでしょう。  で、この殺人依存に多重人格をプラス。もう一人の人格のマーシャルをウィリアム・ハートが演ってくれたのが凄く良いです。ブルックスとマーシャルの意識下でのせめぎあい、手の取り合いの映像化。これによってドラマに深みを残しつつも、洗練された娯楽作品として楽しめる映画になっています。  完璧なる殺人鬼に、不確定要素としてのぞき男スミスをからめたことで緊張感がアップ。更にはデミ・ムーア演じるトレイシー刑事のドラマが何気に面白い。最低な元夫との離婚調停。トレイシーの命を狙う脱獄犯『ハングマン』ことミークス。そして周囲の人間の無理解。四面楚歌の状態で、唯一トレイシーを高く評価し、理解し、助けてあげるのが、トレイシーがおっかけている『サムプリントキラー(ブルックス)』っていうのが面白い。  これだけでもサスペンスドラマとして十分すぎる内容。そこに出てくる娘の存在とその謎が、より一層この映画を見応えのあるものにしています。その娘役にダニエル・パナベイカー。完璧でしょう。そのあどけなさ、可憐さが狂気に華を添えます。ラストが夢オチでなければ、評価は更に高いものになったと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2019-06-29 13:40:45)(良:1票)
777.  ナイト&デイ 《ネタバレ》 
 アクションとラブコメのバランスが絶妙。トム・クルーズとキャメロン・ディアスの持ち味がよく出ています。とくに前半が絶品。  どんな危機的状況でも、余裕かましまくりのスーパーエージェントぶりがとにかく痛快。こんな痛快な気分を味わったのは久しぶりです。で、そんなトム・クルーズに振り回されるキャメロン・ディアスが、面白おかしく、かわいらしい。確かに二人とも歳を重ねましたが、若かりし頃と変わらないはっちゃけぶりが楽しいです。  中盤以降はやや失速。原因はトム・クルーズ演じるロイ・ミラーのお笑いレベルがやや落ち着いちゃったこと。最後まで人を食ったような性格でまわりの人間をおちょくり続けてほしかった。  ロイとジューンの立場が終盤になって入れ替わっていくシークエンスはコテコテだけど好き。新しいネタも良いですが、自分の好きなネタを取り入れる映画が好きです。  ロイの実家をジューンが訪れたとき、ロイの身の上話が真実だとわかり、もう一度ロイを信じるジューンの表情が良い。おばかなラブコメやアクションだけでなく、こーゆーさりげないドラマを差し挟むのが、ちょっと上品で、なんか良い。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-06-23 01:24:17)(良:1票)
778.  台北の朝、僕は恋をする 《ネタバレ》 
 まったりとしたテンションで進んでいく恋愛ドラマ。嫌いではないんですが、この作品はぴんときませんでした。  まずパリに行った彼女にふられて、お金を借りてまでパリに行こうとするカイ。そんな主人公にちょっと引いちゃう自分。ホラー、アクション、サスペンスなら別に良い。でもラブストーリーやドラマといったジャンルにおいて、あまりに自分と価値観の違う主人公は、共感も応援もできないのでちょっとつらい。ラブコメは、その恋愛を応援できる目線で見たいものです。  で、パリに行くお金のために、運び屋の仕事を引き受けちゃう主人公。なぜかそれを横取りしようつするオレンジスーツの人たち。電話なんかせずに、さっさと依頼主のもとに届ければいいのに。必然性のないおっかけっこを見せられたところで、楽しいはずもない。普通のラブコメとして、カイとスージーの恋愛、ついでにカオと桃子の恋愛を丁寧に見せてくれたほうが良かったです。  本屋で仲良くなっていく二人。コンビニで働く二人。シチュエーションだけはきゅんとします。特にカオと桃子の関係が結構好きだったので、二人をもっとクローズアップしてほしかったです。
[DVD(字幕)] 4点(2019-06-20 14:45:16)
779.  犯人に告ぐ 《ネタバレ》 
 原作既読。とは言え、読んだのが随分前だったので、映画を見るまで読んだことすら忘れていました。映画を見ているうちに、『これ読んだことあるなー』と気付いた次第です。つまり、かなり原作に忠実に作られているのではないでしょうか。  だとしたら、原作の完成度は極めて高いものだったのかもしれません。映画用に何かアレンジを加える必要がないくらいに。確かにこの小説は面白かった記憶があります。  この映画は、ミステリー要素は意外と低めです。どちらかと言えば、『ストーリー展開を楽しむサスペンス』に仕上がっています。よって、取り扱われる事件も『けんじ君誘拐事件』『BADMAN連続殺人事件』といった猟奇的な事件ばかり。その残虐性とサイコパスな犯人像が重々しい緊張感を作り出しています。私の好きなタイプの緊張感です。  そしてTVを使った犯人への挑発。挑戦。不謹慎ながらも盛り上がります。なんにせよ、ミステリーにしすぎないストーリー展開が、この作品には合っている気がします。6年前の事件にしろ、BADMAN事件にしろ、犯人が知能犯を気取ったコミュ障の若者というのがやけにリアル。好きなシーンは、原作にもあった『手をけがしているので、・・・』のくだり。映画ではすでに犯人がわかっちゃっていますが、原作ではこの時点ではまだわかっていなかったような気がします。ここのくだりと、父親の復讐のエピソードだけはやたら鮮明に記憶が残っていたので、当時衝撃的だったのだと思います。  唯一個人的好みから一つ不満を。豊川悦司。しゃべってないときの雰囲気は完璧なんですが、しゃべるとなんか原作のイメージとずれます。もっと声に重みや深みがある人のほうが良かったです。唯一良かったのは、『今夜は震えて眠れ』のセリフくらいです。
[DVD(邦画)] 8点(2019-06-20 04:00:18)(良:1票)
780.  トランスフォーマー 《ネタバレ》 
 ずっと見たかった映画の1つ。子供のときに見ていたアニメの記憶を呼び起こしながら鑑賞。といっても、コンボイくらいしか覚えていませんが。  当時はこーゆー変形ロボットアニメっていっぱいあった。その中でもとりわけ好きだったのが、『実生活に存在する道具への変形』でした。『車両に変形するトランスフォーマー』と『ライターに変形するゴールドライタン』がとりわけお気に入りでした。とゆーわけで、期待を込めての鑑賞です。  はたしてそのビジュアルは、まさに期待通り、いや、期待を超えるものでした。正体不明の戦闘ヘリのトランスフォームで、いきなり興奮がMAXに。次から次に出てくる出てくる。車、パトカー、工事用車両、戦車に戦闘機。ラジカセやら携帯やらまでトランスフォームできちゃうことに感動。最後まで画面に釘付け。本当に楽しいひとときです。  その一方で、不満点を3つ。まずはいらないエピソードをつめこみすぎ。『ハッキングの分析』『取調べ』『めがね探索』『連行』などなど、省略するか短縮しても良さそうなエピソードが多すぎます。これがまさに冗長というのでしょう。それにエピソードと複数機関を入れ込みすぎちゃったせいでさすがにごちゃごちゃしすぎでしょう。  2つめ。ひっぱりまくりの、満を持しての最終決戦。迫力は申し分ないんですが、誰が誰やらわからんですよー。  3つめ。せっかく一人ずつ自己紹介してくれたのに、コンボイやハンブルビー以外に見せ場らしい見せ場がないのが寂しいです。むしろディセプティコンのほうがキャラデザインに個性があってかっこよかったです。  ただ見たいものは見せてくれたし、個人的好みに合致する映画。ノリと勢いで楽しんじゃえ。  オートボットたちが主人公の元に集まるシークエンス。冴えない君だった主人公が、好きな女の子の前で、唯一無二のなんかすげー特別なやつ扱いされる瞬間。嫌いじゃないんだなー、こーゆーの。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-06-17 05:41:30)(良:1票)
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