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61.  ギフト(2000)
本作を引っ張ってくれているのは、リーブス演じるドニーとリビシ演じるバディの、極端な性格の男二人。この二人がいなかったら、物語はとてつもなく退屈だったろうなぁ。キニアもブランシェットも、もう少し底を見せてくれるかと思っていたら、クライマックスに至るまで退屈な教師&疲れたおばさんのままだったのに、ガッカリ。物語も、無理に霊的心理的ホラーにするくらいなら、ミステリー仕立てのスリラーにした方がよかったような気がする。幽霊落ちにするにしても、もう少しやりようはあったろうに。そのせいか、妙に脱力した印象が残ってしまった。でも、リーブスとリビシは十分見せてくれたし、その牽引力に8点。
8点(2004-03-21 21:08:00)
62.  イグジステンズ
これ、ねぇ。実は、「マトリックスの哲学」って本の中で、とあるフェミニストの女性が、『「マトリックス」より遥かに秀逸』とか言ってたから、つい見てしまったのよね。でも、正直なとこ、「よくも、こんなもの見せてくれたな!!」って感じだった。言いたいことは分かる。リアルとバーチャルの混乱というか、混同というか。ゲーム世代の若者の陥る狂乱というか。それは分かるけど、いかんせん、生理的に気持ちが悪過ぎる。まるで子宮を思わせるゲーム機も、だったら背中じゃなく、いっそ素直に臍に突っ込めば?って感じで、ムカつく。ジュードの魅力も持ち味も、ドロッとしたグロテスクな画面に沈んでいく一方で、ラストの見せ場も、単にヒステリックなだけに終わってて、気の毒としか思えなかった。でも、吐き気を覚えるような生理的な気色の悪さは、強烈だった。あそこまで徹底すれば、確かに脳裏に焼き付く。
4点(2004-02-23 23:50:08)
63.  つる-鶴- 《ネタバレ》 
吉永小百合出演作100作品目記念映画で、ネタバレも何も、ずばり、「鶴の恩返し」だもの。で、これもまた、市川崑の実験的作品かも。ほんとに、冒頭から「まあ、日本昔話」って映像で、「まんが、日本昔話」のオープニングが流れてきてもおかしくないくらい、それは綺麗な雪原の地平線に昔懐かしい一軒家って情景には、溜息した。でもって、白い衣装を纏う吉永小百合さんが、それは綺麗だったのよっていう記憶だけある。う~~ん。DVD化、しないのかなぁ。ただ、「細雪」でもそう思ったけど、本作も、多分「映画館の画面」で見ないと、溜息の出る雪原の綺麗さが伝わらないかも。
7点(2004-02-22 02:41:07)
64.  鹿鳴館
この作品を、どう評価すればいいのかなぁ。とにかく、映画館で初めて観た時には、最初、凄い違和感があったのを覚えてる。ストーリーではなく、画面が。そのうち、「ああ、これは、舞台形式を映画でやってるんだな」と思って、なんとなく納得した(ストーリーは、三島由紀夫の戯曲の映画化だしね)。市川崑の、実験的な映画のひとつだったんだな。でも、衣装もセットも、市川作品らしい、華美ではないけど優雅で、暗くはないけど時代の重みのあるものだった。当時、石坂・浅丘の初の夫婦共演が話題になっていたけど・・。「う~~ん?」って感じがしたかな、やっぱり。ただ、初めは違和感を受けた画面構成だった覚えがあるから、人によっては、ちょっと・・と思うかもしれないけど、評価としては、「DVDになって欲しいなぁ」と思ってはいるので、7点。
7点(2004-02-22 02:13:19)
65.  旅立ちの季節/プリンス・オブ・ペンシルバニア
「キアヌ・リーブスの初期の頃の作品は、恥ずかしくないレベルを保っている」という評を、どこかで読んだ記憶があるけど、本作は、その若い頃の作品の集大成みたいな感じ。作品そのものは、低予算のダークな青春ムービーの乗りだけど、とにかくキアヌの繊細な演技は、未だに「ファン必見」と言われるだけのことはある。特に、ボコボコにされた後に、ヒロインと初めてキスから事に及ぶまでの直前の、戸惑いや躊躇いを現したシーンのキアヌは絶品。ラストで、虚無感を漂わせて後ろ歩きするとこなんか、溜息もの。他にも、浮気をしている母親への微妙な確執や、横暴な父親との軋轢とか、全編、繊細なキアヌを堪能できる。作品そのものの出来はともかく、確かに「ファン必見」の作品だった。
6点(2004-02-21 00:31:06)
66.  処刑教室―最終章― 《ネタバレ》 
多分、当時の流行りだった学園物スプラッタ・ムービーの乗りで、サスペンスの含みも盛り込んだんだろうけど、スプラッタとしては思い切りはよくないし、サスペンスとしても中途半端。無意味な御色気シーンもどうにかして欲しい。ヒロインの父親が死にかけてるのにも、何の意味もない。精神分裂の連続殺人犯を演じたドノヴァン・リーチが、わりと凄みのある演技をしているだけに、可哀想過ぎた。ブラッド・ピット?この作品のブラピに関しては、ヒンボー(顔だけが売りの男優)と言われても甘んじてくれ。確かに輝くほど可愛いけど、それだけ。正直、あれを演技とは言いたくない。
2点(2004-02-15 22:32:17)
67.  ドライビング Miss デイジー 《ネタバレ》 
M・フリーマンの出世作だし、ずっと見たかったけど、なんとなく手がでなくて、やっと見たって感じだけど、ある意味、正解。10年前、もしかしたら5年前でも、「何これ。淡々とし過ぎてるし、せっかく出した社会問題も流してるし、つまんない映画」で、片付けてたかも。でも、普通に暮らしてる人の視点って、こんなものですね。社会問題を無視してるわけじゃないけど、でも、先ず自分の生活と価値基準があって、それが安定して初めて、社会問題にも目が行く。本作は、淡々と流れながら、凄い科白が一杯ある。一杯あり過ぎて、短く纏めるのはとても無理なくらい。なのに、物語は無理なく淡々と流れていく。素晴らしい構成です。けど、途中で世代格差を現す息子の嫁が消えてしまうのよね。まあ、極端な嫁だったし、介護をするしないで揉めても、後味が悪くなるだけだろうけど・・。「恐ろしいのは善良な人々の恐怖と無関心です」というキング牧師のスピーチを聞いていた時のデイジーの表情が印象的でした。
8点(2004-02-15 01:25:20)
68.  ラジオタウンで恋をして
古き良き時代のノスタルジックな雰囲気を、実はキアヌそのものが出しているのよね。そんでもって、ほんとに初々しくてさ。あんなに真摯な目で迫られたら、「Yes」って言っちゃう。ラジオ・ドラマに煽られるように、銃を握り締めて心理的に追い込まれていくキアヌは、なかなかなもの。芸術は爆発だぁ!!みたいなノリの親父を、ピーター・フォークが演じていて、彼の七変化もなかなかなもの。メイドさん姿が笑える。ラストは出来過ぎ?とも思えるけど、キアヌ=マーティンがフォーク=ペドロを見送る時に見た幻影が、若者の成功を暗示してるのね。軽ぅく見られるんだけど、実は作品作りとは何ぞやって映画なんですね。
8点(2003-12-31 21:11:04)
69.  から騒ぎ
作品自体は、そらもう、ケネス・ブラナーのシェイクスピアァ!!ってなもんでしょ。キャンティの明るい陽射しの下で、ノリノリでしたね。キアヌがまた、発声も演技も演劇的に演ってくれちゃってるもんだから(しかも、唯一暗く鬱屈する役でさ)、映画のキアヌとしては、今ひとつ違和感があって評価がしづらい。でも、あの低音で、あの台詞回しは、なかなかゾクゾクするものがあったな。
6点(2003-12-14 19:58:20)
70.  タイタニック(1997)
公開された頃は、あまりにも騒がれ過ぎてて、白けたせいか、反抗的な気分でしか見られなかった。バカップルのいちゃつきはいいから、早く沈めよ、いつ沈むんだよと、そんな気分でしか見ることが出来なかった本作も、久し振りに、冷静になって見ると、レオ君は、ちょっとこまっしゃくれた若者を、素直に演じていたんだなぁと、素直に見ることが出来た。ケイト・ウィンスレットとのカップル・バランスは確かに悪いんだけど、儚い思い出を抱いて、新天地で逞しく生きるだろうローズの人生を思えば、これくらいの逞しさは必要なのかも。ちゃんと通して見ると、今更ながらに、いい作品だったんだなぁ思った。
8点(2003-11-27 23:47:49)
71.  殺したいほどアイ・ラブ・ユー
これが実話っていうのが凄いんだけど、この作品は、キアヌの可能性と、リバーの限界が、そのまま映し出されてるみたい。キアヌは、この奇天烈な役のおかげで、これまで引き摺ってきた、ちょっと反抗的な少年役から、無理をすることなく青年役へと自然にシフトしていったけど、リバーは、どうしても、永遠の少年というイメージから抜け出せないジレンマを感じてしまう。これは、「マイ・プライベート・アイダホ」でも、同じなんですけどね。そういう意味では、ちょっと辛い作品かな。
6点(2003-11-27 23:27:17)
72.  マトリックス レボリューションズ 《ネタバレ》 
マトリックス・トリロジーを評して、「映画史上最大規模のインディペンデンス映画」と言った人がいたけど、なんか最も的を射た評価だなぁと思った。3本通して御立派と思うのは、あくまで撮りたいショットを撮り、撮る為に金も人も技術も総動員した根性。ついでに、日本のアニメのパクリだと冷笑されてはいるけど、少なくとも私は本作を見て、ナウシカやドラゴンボール、マクロスやガンダムを、もう一度見たいとは思わなかった。CG満載というけど、CG無くしては成り立たない映画だし、そのクオリティは群を抜いている。何より、凄いと思ったのは、キアヌ・リーブスが、それぞれのラスト、クライマックス・シーンで見せる表情と雰囲気。1作目の弾丸を止めた後の、あの得も言えぬ表情。2作目のセンティネルを止めた時の迫真さ。そして、本作での、どんどん自我を殺ぎ落としていく様が、凄いんだな。クレーターでのバトルでは、あのコンセプトの作品で、役者が、ああいう表情、あの雰囲気を醸し出してくれたら、そらもう、監督冥利に尽きると思う。そして、やっぱり、あらゆる方向から、あらゆる考え方、様々な問いかけが出来ることが、やっぱり凄いんだよね。
10点(2003-11-06 03:06:08)
73.  細雪(1983)
これは、最高に好き。原作至上主義にとっては、途中でブッツリ切れてしまうから、何事ぉと思うかもしれないだろうけど、映画としては、映像美といい、構成といい、文句ないと思う。四季折々の美しさや、和服の見せ方、家屋の佇まいや人物の描き方など、市川作品らしいショットで巧みに見せて、魅了してくれる。岸・佐久間・吉永・多岐川の4人の女優の共演が素晴らしい。けど、やはり吉永。旧家の御嬢様の嫌らしさを鼻に付く1歩寸前で演じる吉永小百合は、やっぱり見事に美しい。その吉永の義妹に懸想する曖昧さを、石坂浩二がやはり見事に演じてる。夫婦として、姉妹として、恋人として、他人として、人としての感情の機微が、登場人物全てに反映していて、且つ、食傷気味にならない。市川崑って、ほんとに役者を使うのが上手い。
10点(2003-11-03 00:29:01)
74.  スター・ウォーズ 《ネタバレ》 
公開した当時は、やっぱり衝撃的な作品だったよね。観た時の最初の衝撃は、やっぱり「パラライザー(って名前だっけか? ヤマトの)が実写で動いてる!!」ってことだった。ついに飛行までしちゃったけど、R2D2は今でも大好き。オープニングの後ろに流れる字幕も、ドーンとくるサウンドも、宇宙での戦闘シーンもライトセイバーの発想(今思えばちゃちかもしれないけど)も、当時は衝撃的だったのよ。でも、この当時は気にもしなかったけど、これも日本映画(黒澤作品)に影響されてるんですね。本作に限って言えば、変に手を加えられた特別編より、オリジナルの方が好きだな。覚悟の上で落下したルークが叫び声を上げるのはわざとらしいし、ハン・ソロのアウトロー的な魅力も損ねてるし。でも、何せよ、単純なストーリーのおかげで娯楽作品としては最高だと思うし、当時はほんとに衝撃的だった。
10点(2003-10-22 00:21:58)
75.  ギャング・オブ・ニューヨーク
つまらなかった。そうね、つまらなかったよ。ストーリーが一本化出来て無いし、主演二人のキャスティングのバランスが、レオ君が気の毒なほど悪い。D・D・ルイスは驚くほどの怪演を見せてくれてはいるんだけど、それだけに一人浮き巻くってしまっているし、この怪演のおかげで、多分、本来描きたかったんじゃないかなぁと思う、ニューヨークの黎明期・混迷期の歴史的・政治的な歪みの部分まで、影が薄くなってしまっている。レオ君は、頑張ってるし、熱演だと思うけど、でも、レオのナチュラル・テイストな演技は、ルイスのソープ・オペラのような演技の前ではバランスが悪過ぎて、しかも気の毒なまでにキャラが的外れで、薄過ぎた。なんだか「ドラキュラ」のキアヌ状態。まあ、あれよりはマシだったけど、とにかく、頑張れば頑張るほど滑稽にならざるを得ない役を、懸命に演じてたなぁ。キャメロンは、なんだかねぇ。この人、「フィーリング・ミネソタ」でもキャラ的に全く同じ役、やってたよねぇ。なんなんだ、この女って感じでさ(でも、「フィーリング・・」の方がストーリー集中してる分だけ、キャラ的にはマシだった)。セットは素晴らしい(金かけてるだけに)。でも、このストーリー、どうにかならんか! いっそ、「マイケル・コリンズ」みたく、重厚な史実物に仕上げた方が、まだ名作になったんじゃないのかな。一度見ておいて損はしないと思うけど、一度で十分って感じだ。
4点(2003-10-05 00:40:15)
76.  リプレイスメント 《ネタバレ》 
「ハードボール」は、負け犬と開き直ってる男が自分と格闘してる役で、本作は、それすら通り越してすっかり諦めちゃってる役。そんな諦観を、キアヌはシンプルに表現してたなぁ。でもって、初めは罵られても、車引っ繰り返されても、苦笑いもしなかったキアヌ=ファルコが、だんだん苛立ちを募らせていく経過が、とてもいい。酒場で大爆発はスッとした。個人的には、元相撲取りのキャラはやり過ぎって感じで好きじゃないんですけど、リス・エヴァンズは、さすがにいい味出すなぁ。ただ、実話を元にしてるだけに、ファルコは結局、元の生活に戻っちゃうのかなぁと、ラストは不完全燃焼。嘘でもいいから、復帰して欲しかった。でも、アメフトは全く分からない私でも、十分に楽しめた。キアヌはシリアス部分を一身に背負ってストーリーを底上げしてるなぁって感じたけど、やっぱりラジー賞ノミネート。何故なんだ!?
8点(2003-09-27 22:54:59)(良:1票)
77.  8人の女たち
ミステリーとしては、可も不可もないかなぁ。展開的に「亭主は生きてるんじゃないかなぁ」と思ったし、主犯も途中で種明かししちゃってるしね。ただ、どういうネタばらしなのかは分からなかったけど。ストーリーとしては、女の本性というか願望というか、はたまた、そういう女に幻滅した男の弾劾というか、男にうんざりした女の逆セクハラというか、心理的ドロドロ系は嫌っていう人には、ちょっとなぁってとこですか。いきなり歌が入ってビックリしたけど、この歌と踊りが本作の緩衝地帯。これがなかったら、ドロドロした科白の洪水に溺れている。でも、この作品は、舞台向きだと思う。舞台の方が面白いんじゃないかな。
6点(2003-09-25 23:13:30)
78.  八甲田山
いっつも見たいと思う映画ではないけれど、時々、思い出したように見たくなる映画なんだな。高倉健さんの格好良さは、まあ、役柄ということもあるけど、やっぱりこの人は、こういう格好良さが内側から滲み出てくる人だよね。でも、印象的なのは、遭難してしまう側の兵隊達の置かれた極限状態で、凍傷とか血尿とか発狂とか、そういうシーンが脳裏に焼き付いてるなぁ。ただ、そんな悲惨さの一方で、規律と礼節を重んじる高潔さとが絶妙なバランスを持っていて、とにかく妙に心に残る映画のひとつですね。
9点(2003-09-25 22:51:30)
79.  バックマン家の人々
子供はいつだって、親の期待通りには育たない。子供にだってジレンマがあって、そこから抜け出したいと足掻いている。親が手助け出来ることもあれば、そうじゃないこともある。親から捨てられることもあれば、親を見限ることもある。軽いコメディ・タッチで描かれているけど、内容は結構深い。ま、卒がなさ過ぎっていえば、確かに卒なく落としてはいるけど、そこがふんわりと纏まってて好きだな。当時のリーフ(ホアキン)は、ほんとにリバーに似てて、キアヌと犬ッコロのようにじゃれるシーンは、なんだかちょっと悲しくなってしまう。
7点(2003-09-20 23:09:49)
80.  チェーン・リアクション(1996) 《ネタバレ》 
エディ・カサノビッチ。姓からすると、亡命ユーゴ人か、ユーゴ移民。本作が作られた当時は、ボスニア紛争が泥沼化し、コソヴォ紛争へと拡大化しつつある時期で、この紛争の核が西側諸国も絡んでのコソヴォの豊富な資源の利権争奪戦だということを考えると、政治的にちょっと怖い映画だったりするんだけど、その辺をなぁなぁに・・・、治めざるを得なかったんだろうな。だから背景のいい加減さは、「デビル」といい勝負。製作過程すら、「デビル」といい勝負。本作のキアヌは、そんなに見苦しい? そんなに太ってるかなぁ。そりゃ、「リトル・ブッダ」や「マトリックス」に比べればねぇ。でも、本作のキアヌは、これでいいと思う。っつうか、実験バカのメカ・オタクが、何が何だか分からないうちに巻きこまれて逃亡劇を繰り広げる話なんだから、いかにも引き締まった強そうな奴じゃあ、その方が却って興醒めのような気がするし。もっとムサくて、不精髭あっても良かったとさえ思うんだけどなぁ。話的には好き。緊迫感も、それなりにあるし。政治的な嫌らしさも、まあ、ちょっとは入ってるし。エディとリリィが、簡単に男女の関係にならなかったのも、爽やかでいい。でも、モーガン・フリーマンの金持ち役は、似合ってねぇ。でも、結局、悪者じゃあないんだよな。それにしても、この映画、今のネオコンの人達にこそ見せたい。けど、「我々の敵は軍事国家ばかりではありません」ってとこに、感銘するんだろな。
8点(2003-09-20 22:19:15)
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