Menu
 > レビュワー
 > キムリン さんの口コミ一覧。4ページ目
キムリンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 293
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順123456789101112131415
投稿日付順123456789101112131415
変更日付順123456789101112131415
>> カレンダー表示
>> 通常表示
61.  シュシュシュの娘 《ネタバレ》 
映画館で鑑賞してからここに作品が登録 されるまで時間がかかったので、映画の内容や感想を大分忘れてしま いました。  確か公文書改ざんとか自警団とか最近の政治ネタを絡ませて果たして 結末はどうなるのだろうか、と興味をそそらせておいて、終盤にきて いきなり現代劇から忍者&仕置き人の本格時代劇になってヒーローは 悪人たちを成敗して夕日を浴びながら去って行ったとさ、めでたしめ でたし、っておいおいそれはないだろうと興ざめしてしまったのだけ は覚えています。
[映画館(邦画)] 5点(2021-09-19 13:16:30)
62.  マスカレード・ホテル 《ネタバレ》 
ここでの評価が低かったので、大して期待も せずに観ましたが、謎解き自体は結構面白かったし娯楽作品と してはそこそこ楽しむことができました。 原作未読ですが、おそらく原作を読んだら面白いのではないか と思います。  この映画の決定的な問題は、なんか年末オールスター感謝祭的 なコテコテの内容。あれだけ有名俳優が総出だとそれだけでも う食傷気味になってしまいます。松たか子がおばあさんの扮装 で登場してあのまま終わりになるはずないと誰でも思ってしま いますよね。あとファンの人には申し訳ないですがキムタクの 演技も相変わらずで、他の人はいなかったのでしょうか。 もしもっと無名の俳優さん達で制作したらよい作品になってい たのではと思います。  ストーリーとしては、劇団員にたどり着くのがちょっと強引で あまりにご都合主義的だったのでは。 何度も思わせぶりにホテルのロゴのペーパーウェイト(?)の 向きを見せておいて、結局キムタクがそれに気が付いて犯人を 逮捕しました、というのは明かさずじまいだったようですが、 普通は最後に解説すると思うのですが。その辺は監督の好みだ ったのでしょうか。
[地上波(邦画)] 6点(2021-09-19 13:07:20)
63.  パーフェクト・ワールド 《ネタバレ》 
ここでの評価が高かったしイーストウッドと ケビン・コスナーの共演ということでかなり期待して観たのですが うーん、いまいちというか何を言いたかったのかよくわかりません でした。脱獄囚と坊やが逃避行を続けるうちに奇妙な絆が生まれて 云々、というなら追跡者側に大物は必要なかったでしょう。両者を 同時に描こうとしたことが間違いだったのでは。  そもそも、あれだけあちこちで足跡残しているのに、さっさと捕まえ ろよ、という気がしないでもありませんでした。 ボニーとクライドのように州境を利用して巧みに逃げたわけでもなさ そうですし。  結局やたら拳銃をぶっぱなして、最後は撃ち殺されてと、これが銃規 制の緩いアメリカの日常なのでしょうけど、なんでもかんでも銃に絡 め結末にする米国映画には食傷気味。
[地上波(吹替)] 5点(2021-09-11 14:16:19)
64.  十三人の刺客(2010) 《ネタバレ》 
史実のエピソード(大名行列を横切った幼児を処刑した) にヒントを得たお話とはいえ、ここまでご乱行の過ぎる殿様なら、当時でも 家臣が座敷牢に押し込んで隠居を迫るようなこともあったと聞くので、あま りにも非現実的といえるでしょう。  特に半兵衛については、ご乱行の数々を目の当たりにしているのにひたすら 殿への忠義を尽くし、その結果多くの家臣が刺客との切り合いで命を落とす ことになるわけで、忠義というものをはき違えていること甚だしい。彼が殿 を切り殺し、自ら切腹すれば多くの人が死なずに済んだはず。殿が老中にな れば自らの出世も叶うという邪な考えがあるとしか思えません。 殿の狂気もさることながら、半兵衛も正常な精神とは思えない。 あんなに死んでしまったら(双方で60人ぐらい死んでしまった)、死体を片付 けるだけでも大変だし、噂を抑えることも困難。病死として幕府に届けるだけ で済むとはとても思えません。  まあそこいら辺は深く考えずこの悪趣味な娯楽作品をチャンバラ映画として 楽しめばよいのかもしれませんが
[DVD(邦画)] 5点(2021-09-08 16:19:27)
65.  ブラッド・ワーク 《ネタバレ》 
犯人は身近な相棒という古典的なプロット ではありましたが、特殊な血液型を持つドナー女性が殺された ことで自分は生きていることができるという葛藤に悩む人間を 描いているところがこの映画のキモであり、犯人捜しよりもそ ちらに注目して観るとなかなか見ごたえがありました。 イーストウッドの作る映画は大外れがなく、安心して観ていられ ます。 それにしても年老いてもなお盛んというか、色々な魅力的な女性 を登場させるものです。  ちなみに吹替え版で観ましたが、やっぱりイーストウッド=山田 康雄が染みついてしまっているので、他の声優さんだと声だけで なんとも興ざめではありました。
[地上波(吹替)] 6点(2021-09-06 09:55:35)
66.  ファースター 怒りの銃弾 《ネタバレ》 
パラリンピック放送だらけの中で、取り敢えず録画 しておいて観始めたのですが、何か無敵なマッチョ男の復讐物という どうせドンパチやる大味な内容だろうと思って消去しようとしたので すが、ここの掲示板を見て取り敢えず見て見ようかと。  結果的に、B級バイオレンス映画とは違い、これは中々考えたお話で結構 楽しめました。消さないでよかった。 皆さんがおっしゃるように中心の3人の男の心情が時間枠の中でうまく 丁寧に描かれていて、彼らに感情移入することができました。 コップの妻が自殺未遂したり、兄貴の骨壺の隣の恋人と肩組んだ写真 がアップで写されたり、その場では何のことやらわからなかったので すが、観終わってみるとなるほどと納得できました。  強いて難点をあげるなら、父親に虐待されて育ったドライバーがなんで そんなに無敵なのかというのがほとんど描かれていなかった点でしょうか。 科学的には無理でしょうけど、頭を撃たれた為に半身不随になる代わりに 運動能力が超人的に発達した、とかでも良かったのでは。  ちなみに最初に登場したトム・べレンジャーですが、何か本筋に関わるの かと思ったら、それでおしまい。日本ならさしずめ友情出演ってとこだった のでしょうか。
[地上波(吹替)] 6点(2021-09-03 11:02:10)
67.  ザ・コール [緊急通報指令室] 《ネタバレ》 
確かにリアルタイムの誘拐犯追跡劇はハラハラドキドキ して一気に引き込まれましたが、この手のお話特有の演出過多なのは いただけない。  折角テールランプから手を振らせて、それを見た他の車が通報して きて場所を特定したのだから、そこで捕まえろよな、という感じ。 そうすれば助けようとした男の人もガソリンスタンドのおっさん も死なずにすんだのに。まあそれじゃあ山場もなく30分で終わって しまうのでしょうがないのでしょうけど。 また、過去のトラウマに捕らわれて緊急事態に場慣れもしておらず さしてノウハウもない人が教官務まるのでしょうか。  彼女が一人でアジトを調べに行くのはやや強引ではありますが、 既に警察が調べて犯人がいないことが分かっていて、何か手掛か りを探しに行ったわけですのでギリギリセーフとしても、まだ犯人 が戻る可能性もあるのだから警官を残しておかなかた方がひっか かりました。  ラストは突然仕置き人的な終わり方になっており、違和感持った人 も多いかと思いますが、自分的にはむしろこういう方がリアルだろ うと思いました。 さんざん恐怖を味合わされたのだから、単に警察に逮捕されて死刑廃止 州ならのうのうと生き延びるわけですから、そんなの許せない、同じ 恐怖を味合わせてやる、と思うのがむしろ自然ではないでしょうか。
[ビデオ(吹替)] 6点(2021-09-02 09:26:55)
68.  氷の微笑 《ネタバレ》 
どうせシャロンストーンのエロシーンありき の映画で筋など後から適当に作ったのだろうと思って期待も せずに見ていたけど、意外と物語自体に引き込まれました。 彼女のおっぱい丸出しの演技には驚きましたけど。  意外と深い心理サスペンス映画だと思います。 意味深なラストシーンから、犯人について色々な人が考察し ているようですが、ほとんどの殺人の実行はキャサリンに 操られた女性たちの犯行というのは、彼女がウソ発見器に 引っかからなかったことからも納得します。  問題なのは最後のニックの同僚殺しの件。 犯人はベスなのかキャサリンなのか。 ベスならば、キャサリンが書き上げたばかりの最新作品を どうやって知ったのかという問題があります(原稿は英語 で一部しか映されないので手掛かりとしては非常に不親切 ではあります)。ラストシーンから考えるとキャサリンが 犯人ということになるのかもしれませんが、彼女が自ら手を 汚すのはどうもしっくりとしません。 おそらく製作者側が見る側がそうやって悩むのを見越して 用意したラストシーンだったのでしょうか。  エロシーンなしでリメイクしたら結構レベルの高いサスペンス 映画になると思います。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2021-09-01 17:06:18)
69.  破獄(1985)<TVM> 《ネタバレ》 
脱獄がテーマなのでもっと殺伐とした映画 なのかと思ったら、刑務所での酷い処遇などは極力抑えた ヒューマンドラマ的な内容で、若かりし頃の(といっても 二人とも当時でも40代後半)緒形拳と津川雅彦の好演技が 光っていました。 TVMといえどもこんなクオリティの高い作品があるのですね。  また当時の世相がさりげなく描かれていましたが、なぜあんな 無謀な戦争を始めたのかと今だから思えるけども、その日の 食事さえ困難な不景気と貧困の中で、大衆が世の中を変えて くれる存在として軍に期待を持つしかなかったというあの時代 が理解できた気がします。  【追記】 網走の監獄博物館で白鳥元受刑者の独房を見てきました。 こんな小さなドアの窓から脱走したのかと思うと、何だか 窮すれば通じるということでしょうか、本人の執念のすごさ を感じずにはいられませんでした。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2021-08-23 15:05:10)
70.  ダイヤルM 《ネタバレ》 
オリジナルの方は未鑑賞でしたが、まあ可もなく 不可もなくというか、テレビでサスペンスドラマの一つとして観る ならそこそこ楽しめるけども、映画館で期待してみると拍子抜けする ような内容でした。 そもそも妻の財産が欲しいなら、何も殺すことはなく婚前契約を交わ していないのだから妻の不貞を理由に離婚を申し立てて慰謝料を請求 すればよかったのではないでしょうか。全財産乗っ取ろうと欲出さず そこそこの額で満足しておけば殺されずに済んでいたのに。  お金持ちの世間知らずで男を見る目のないあほなお嬢様役にしては 女優さんが知的過ぎましたね、もっと適役の女優さんを当てるべき でした。  それにしても題名のダイヤルMってなんだったのでしょうか。あまり 大きな意味合いがなかったような。 ポワロ(を演じた男優デビッド・スーシェ)が登場したので、彼が もっと活躍するのかと思ったらそれほどでもありませんでした。 やっぱり髭がないとダメなのでしょうかね。
[地上波(吹替)] 6点(2021-08-07 22:05:19)
71.  ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 
オリンピック放送にやや食傷気味のところ に放送されたので鑑賞しましたが、観る前はどうせ世に知れた 奇跡的着水による全員救出劇が仰々しく描かれているんだろう なと思っていました。 しかし実際には日本ではほとんど知られていなかった後日談と 機長の苦悩が中心であり、最後の聴聞会の場面は結果が分かっ ていたとはいえ非常に引き込まれました。  最後は実際に救出した乗客を出してアメリカ的な演出ではあり ましたが、明るいニュースのない世の中で完璧なハッピーエンド ドラマはそれなりに楽しむことができました。
[地上波(吹替)] 7点(2021-08-01 22:49:54)
72.  クライムダウン 《ネタバレ》 
最初から誘拐ビジネスをテーマにした犯罪映画と 思って観ればそれなりに面白いとは思うし、欧米の誘拐ビジネスの 実態を赤裸々に描いているのですが、皆さんの書いているように、 山岳アクション物だと期待して観たら全く期待外れですね。 始まりから少女を発見するまではこの先どうなるのかとワクワク するのですが、途中からは実質的に物語はの中心はクライマーたち ではなく誘拐犯と交渉人および用心棒中心に展開していきます。  結局一番タナボタで二人分の報奨金を得たのはほとんど何もせず傍観 していただけの生き残った用心棒、戦争犯罪人も金を払うことなく娘を 救出できたわけです。一方で、少女の素性も知らずにを必死に守った 5人のクライマーたちは全く報われなかった(少女からのありがとうと いう言葉だけがご褒美)わけで、ある意味で全く救いがない終わり方で、 そりゃあないだろう、という後味の悪さを残します。  この映画の教訓としては、山の中で誰かの助けを求める声を聴いても 気にせずに無視して先を急ぎましょうということでしょうね。 山に悪人はいないと信じるアルピニストは絶対に観てはいけない映画です。
[地上波(吹替)] 6点(2021-07-31 15:21:57)
73.  ノイズ(1999) 《ネタバレ》 
宇宙飛行士が宇宙で宇宙人に乗り移られる という話はXファイルにあったような気もしたけど、美男美女の 共演ということで多少期待していました。 前半部分はそれなりに楽しめたのですが、後半になってもしか してこれは「ローズマリーの赤ちゃん」の宇宙人版かもと思え るようになってきたところで一気に引きました。 そしてラストが双子のダミアン誕生というのも、なんだかなあ という感じ。  そもそも2分間で地球人の心身を乗っ取る事ができるほど科学 技術が進んでいるのなら、こんなまだるっこしい気長な植民 計画などせずに堂々と大量に地球に送り込んで産卵させた方 が良いだろうと思ってしまいます。 少子化に悩む日本なら結構歓迎されるかも。 今後日本の出生率が急に増加したら、彼らの仕業かもしれませんね。
[地上波(吹替)] 5点(2021-06-23 22:05:30)
74.  鷲の翼に乗って<TVM> 《ネタバレ》 
実話に基づいているので、派手なアクションや誇張された撃ち合いなどはないのだけれど、それだけにホメイニ革命の混乱の中の人質救出劇がリアルに描かれていると思う。
[ビデオ(吹替)] 6点(2021-06-21 14:44:57)
75.  リクルート 《ネタバレ》 
ここでの評価が高いので期待して観たのですが 正直いまいちでした。そもそもアルパチーノが登場した時点で まさか彼が黒幕とかそんな単純な話なんじゃあないでしょうね、 と思って観ていたら、結局そのまんま。役者の起用というのは 難しいですね。  映画の主題が、新入り職員たちの地獄の特訓物語なのか、それと もCIA内部の裏切り者のあぶり出し作戦なのか、両方欲張って結局 どちらも中途半端になってしまったような。 主人公のお兄さんもMIT卒の天才プログラマーには見えないし、互い の騙しあいが行われている中で、簡単に仲間の女の子に気を許して ナンパしてしまうところで不合格なのではないでしょうか。 また重要なソフトを巡る展開であれば、もう少し高度なIT技術を描 かないと今の時代では薄っぺら感しか感じられませんでした。
[地上波(吹替)] 6点(2021-06-08 19:14:29)
76.  新・刑事コロンボ/初夜に消えた花嫁<TVM> 《ネタバレ》 
確かにこの作品、いつものコロンボを期待して観た 人には大いに期待を裏切られてしまうものですね。コロンボシリーズ というよりは、コロンボのパロディーという感じでしたね。しかし、 有名人による身内の犯罪なんてそんなにしょっちゅうは起きないでしょう し、そろそろいつものお惚けぶりとしつこくネチネチと犯人をいた ぶるコロンボには辟易としてきたところなので、気分転換にこういう 作品もたまにはいいかなという感じでした。  また、現実に起きる事件にホームズだったらどうしただろうか、と いうのはよく空想するもので、普通の誘拐事件をコロンボが担当し たら、こんな風に捜査するのか、とコロンボシリーズとしてではなく 単発の刑事ドラマとして楽しむことはできました。 最後にドンパチと犯人を撃ち殺してしまうのは、さすがにそこまで いつものパターンを外れてしまうのはどうかとは思いましたが。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2021-05-28 14:13:58)
77.  おっぱいバレー 《ネタバレ》 
それまで二流のデカパイ女優というイメージの強かった 綾瀬はるかがブレークしたのはテレビドラマ「仁」だったと思っていた のですが、その前にこの作品で賞をとってプチブレークしていたという ことでしょうか。演技自体はそれほどとは思えませんが、何となく彼女 のオーラを感じました。  お話自体はえらく月並みで深みがなく安直な感じがぬぐえませんでした。 たった数か月の特訓でバレーをほとんど知らない生徒たちが強豪チーム を追いつめるまでになれたら苦労はしませんよね。 中学の頃のエピソードだけは気に入りました。結局子供たちのその後の 人生は良き先生に出会えたかどうか次第であるということことは、自分 の人生に照らしても実感します。 内容としてはいまいちですが綾瀬はるかに+1しました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2021-05-10 13:26:38)
78.  アフタースクール 《ネタバレ》 
緊急事態宣言下で、GW中は家の外に出ずに自粛 せよとのお上の御命令で、しょうがなくTV番組表を見たらやって いたのでさして期待もせず暇つぶし程度に観たのですけど、これ は、なんというか・・・めちゃくちゃ面白かったですね。 始まってから何だか人間関係も状況も良く分からず、謎が深まって いくのに引きずられて最後まで観てしまいました。中学時代の初恋 なんかも絡めてなんとも切ないエンディングでした。  巧みに観る側に真相を悟らせず誤解する方向に誘導するようにセリフ をうまく選んでいたというか、そこに最大の努力と細心の注意を払った という作品のようです。 義理の父だと思ったらデカ長だった、団地の住人のおっさんだと思った ら警備の刑事さんだった、探偵さんは騙していると思ったら自分が騙さ れていた、そして最後のエレベーターのシーンの種明かしといい、細部 にまでこだわったなかなかの脚本力です。  だから通常の作品のような突っ込みどころが突っ込みどころとして成立 しなくなってしまうという異色の作品に仕上がっています。 俳優さんたちもそれぞれに個性的で、うまい配役でした。中でも大泉さん の演技がなんとも言えない味を出していました。
[地上波(邦画)] 7点(2021-05-06 10:08:39)
79.  鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》 
緊急事態宣言下での内田作品二作目 これまたよく練られたお話でなかなか面白かったのですけど、 内田作品の中でアフタースクールよりこちらを推す声が多い ようですが、コメディ色が強かったということもあるでしょ うが、私的にはアフタースクールほどのインパクトは感じま せんでした。  特に3人の際立った境遇と展開を描いた前半に比べて、コンドウ さんが記憶を取り戻した以降の後半は、殺人依頼者との絡みの 部分などはやや月並みな展開でやや興ざめしてしましました。
[地上波(邦画)] 6点(2021-05-05 12:49:33)
80.  search サーチ 《ネタバレ》 
いやあ、面白かった。サスペンス映画として は近年にない傑作でしたね。 展開の殆どがPC上で見せられるという奇をてらっただけの映画 かと思ったら、ストーリーも非常に練られていて最後までハラ ハラドキドキの連続で、あっと言わせる最後のどんでん返しも なかなかのもので予測できませんでした。 湖で車が発見された後の世の中の人々の反応(疎遠だったクラス メートが皆親友面を始める、家庭に問題があったのではとか、 父親が犯人ではないかという無責任な発言や書き込みなど)もま さに実際に社会で起きていることでリアリティが感じられました。  しかも観る側にはちゃんとさりげなくあちこちで手掛かりを与え ているのも憎いですね。  ====以下重要なネタバレあり、未鑑賞の人は要注意====  最初の頃に中学の連絡簿を調べた時に、「ロバートは離婚した家庭 で親が警察官、マーゴットに惚れたことがあった」という記載 を提示していたのですけど、まさかそれが伏線だったとは!父親が 独自に娘の車を発見してしまった時の刑事の慌てぶりも、そういう 背景があったからだったのかと思えます。自白して自殺したとされ る男がちゃんと写真に並んで映っていたのも気に留めませんでした。  今から3年前の映画なので、世の中はさらに進んでいるだろうし、 ネット世代の絡んだ事件の捜査は、刑事が街中で聞き込みをして情報 を集めるのではなく、益々ネット上で情報を収集するのが重要になって いるのでしょう。しかし、テレビの刑事ものでは相変わらずネットなど ほとんど登場しませんので、むしろこの映画の方がリアリティが 感じられます。  それにしてもこの映画を映画館で見たら、PC上の文字を読むために スクリーンをひたすら凝視し続けなければならず、とてもついてい けなかったのではと思います。家でビデオやPC上で何度も見なおし ながら鑑賞するべき映画ですね。
[地上波(吹替)] 7点(2021-05-04 12:53:22)(良:1票)
000.00%
110.34%
210.34%
320.68%
4113.75%
5268.87%
619265.53%
74415.02%
893.07%
962.05%
1010.34%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS