61. お買いもの中毒な私!
ストーリーがものすごくベタベタで、 先の展開がものすごく読めてしまうのだけど、 これはこういうものだからまあいいかと思えるジャンルの映画です。あえて二時間使って見る価値があるかと言われたら微妙だけど、「買い物っていいよね」と思わせてくれる力はあるので、この映画を日本国民全員が見たら景気がよくなると思います。こういう映画を日本もばんばん作ったらいいんじゃないかしら。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2010-04-05 02:45:48) |
62. ハンコック
ものすごくふつうの映画だった。この映画を見るくらいなら「Mr.インクレディブル」を見たほうが、同じテーマをもっと良質に味わうことができると思う。 [映画館(字幕)] 5点(2010-03-21 03:32:47) |
63. マイケル・ジャクソン/THIS IS IT
マイケルファンじゃないですが、面白かったです。途中、『I want you back』が演奏される前の煽り文句、「世界一カッコイイグループ、ジャクソン5!」っていうところが、大好き。マイケルがあんなに大スターになっても家族のことを大切にカッコイイと思っていたんだと感じてジーンときました。 [映画館(字幕)] 6点(2010-03-10 05:50:43) |
64. 涼宮ハルヒの消失
ハルヒシリーズは小説、アニメともにまったく触れたことのない状態で見ました。本来的にはターゲットでない人間です。なので純粋に映画としての評価しかできないのですが、結論から言うとかなり普通な感じがしました。よくあるキャラクターでよくあるタイムパラドックスものをやってるなぁという印象でした。この作品に初めて触れるにはこの映画は不適切である気がします。ファンのためのお祭り映画に部外者が入りこんでしまったような印象。自分が中学生くらいだったらもっと好きになれたかもしれないです。 [映画館(邦画)] 5点(2010-03-08 01:21:20) |
65. アバター(2009)
映像と世界観を楽しむ体験としてはここ5年に一度くらいのクオリティの映画だったと思います。ストーリーがいかにもハリウッド的だったのも、変に主張してこないぶん、映像を楽しむにあちょうどよかったような気がします。ジュラシックパークなんかと同じように「いまこの時代に」見て「すげー」とか言っておくべき映画だなと。この流行はのっかっちゃっていい流行だと思います。 [映画館(吹替)] 8点(2010-02-18 22:07:27) |
66. かいじゅうたちのいるところ
ぬいぐるみの造形と世界観が素晴らしい。ポスターを見た瞬間から見たくなってしまう完成度。これは本当に文句なし。しかし期待とは裏腹にストーリーがちょっと・・物足りない感じがしてしまいました。主人公に共感できなすぎる。いやなガキだなぁとしか思えなかった。かいじゅうたちのストーリーもほったらかしで帰っちゃった感じで、あのあとどうなったんだよ、みたいな。カオスな世界を映像化するのは難しかったと思うけれど、もっと素晴らしくなる素材だっただけに残念でした。 [映画館(字幕)] 4点(2010-02-14 21:25:39) |
67. カールじいさんの空飛ぶ家
ピクサーの中では意外と低い評価ですね。ピクサー作品ということでずいぶんハードルが上がってしまってると思うのだけど、普通に見たら、普通に面白い映画だと思う。毎回思うのだけど、ピクサーの素晴らしさはそのキャラクター造形にある。人の言葉を翻訳機でしゃべる犬。こまっしゃくれた子供。頑固なじいさん。そしてエリー。みんな魅力的です。ただ、それらキャラクターたちの関係をつないでいくのがいつもだともっとうまいんだけど、今回はちょっと希薄だったのが残念。あと、じいさんが風船で空を飛ぶ動機に共感できないのが物語全体をやや観客から遠くしてしまった印象。3Dなんてやめて、つみきのいえみたいに夫婦の話に特化すればものすごい名作になった気がします。 [映画館(吹替)] 7点(2009-12-26 22:06:59) |
68. ONE PIECE FILM STRONG WORLD
0巻がかなり罪つくりだった。映画どうこうより、みんなそれ欲しさに行っちゃって、動員が増えている気がします。映画自体の内容は、古き良き子供映画というか、消費する面白さというか。それ以上のものはありません。ストーリーと人間ドラマがほぼないからだと思います。ギャグも全然面白くない。観客の誰ひとり笑ってないのが連発されるのはきつかった。笑いの才能はないといっていい。ただ、動物たちの造形、ルフィたちの衣装、などキャラクターに関するところはすばらしいの一言。結局小田先生は「マンガの」天才なんだと思います。個人的には、もう映画には手を出さないで、一ページでも多くマンガを描いてほしいです。マイケルジョーダンに、野球をやってほしくなかったように。 [映画館(邦画)] 5点(2009-12-26 21:56:31) |
69. サマータイムマシン・ブルース
大学時代に、こういうダメな感じのサークルとかで過ごしたかどうかで結構評価がわかれるような気がしました。自分はああ、こういう感じのノリあるよな、とノスタルジー感じながら見られたのでとてもよかったです。若い人のための映画だと思います。あと上野樹里がものすごくかわいく撮れてると思った。 [DVD(邦画)] 7点(2009-12-05 21:13:53) |
70. 遠い空の向こうに
あまりにも正しい、この世界に対する取り組み方を見せられた気がして、泣いてしまった。夢に向かってまっすぐに努力する、って、言ってしまうとシンプルなことなんだけど、たいていの場合、これは何度も現実というやつに打ちのめされてしまう。さらに、夢を叶えるには大量の幸運が必要になる。でも、何度打ちのめされても、何度あきらめかけても、自分が信じる場所に向かおうと努力することは、これは圧倒的に正しい。それは誰にも否定できない。みんな心の中でそれがわかっているから、この映画はこんなに胸をうつのだと思う。 スプートニクを見上げながら炭鉱に降りていくシーン。「時には大人の言うことを聞かなくてもいいのよ」という先生のセリフ。澄み切った空にどこまでも上がっていくロケット。どれもが僕らの中にある純粋な何かを刺激する。いくつになっても、前に向かって進むことをあきらめたくない人に、見てほしい映画です。 [DVD(吹替)] 9点(2009-11-28 19:04:25) |
71. うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
うる星やつらという作品のキャラクターたちにはものすごい力があるんだなぁと改めて思った。彼らがどんなシュールな設定も、エンターテインメントとして飲み込んでくれている。原作ファンでないからかもしれないが、単純にいい映画だと思ったけどなぁ。これを批判する人がいるというのがよくわからない。 [DVD(邦画)] 7点(2009-11-27 23:35:00) |
72. ハルフウェイ
北乃きいが、パーカーの上に制服きて、ポケットに手を入れながらむくれた顔で河原を歩いている一枚絵には、ずいぶん力があるなぁと思った。たぶん彼女自身が本当にこういう人だからだと思う。すごくリアルに見えた。映像もきれい。音楽もいい。あとは、これが30分の短編映画だったらどんなによかったことか・・マジでそうすべきだったのでは。 [映画館(邦画)] 5点(2009-11-23 02:21:25) |
73. ペーパー・ムーン
《ネタバレ》 古典的であるということを意識的につくられた感じがして、ストーリーもすごく予想できるし、よくあるっちゃあるって手法なのだけど、子役が素晴らしいという点がすべてをぶち破ってしまったという感じの映画。「ペーパームーン」というタイトルだけで僕はもうぐっとくる感じになってしまうのだけど、それは、あの写真があまりにもせつなかったからで、そしてそれは、僕が子役の女の子に感情移入しまくってしまったということであり、それはもう完全に僕の負けです。最後も「200ドル返してもらってないわよ」って言うんじゃないかなーと思っていて、予想通りやっぱり言うんだけど、それはそれでばんざーいみたいな。オチがわかっていても笑える古典落語のレベル。やっぱり、ものすごくよくできた古典のような映画だったのです。それはこの映画が今後人類がどれだけ進化しようともおそらく価値が共有できるレベルのものだということだとおもいます。 [DVD(字幕)] 8点(2009-11-15 00:11:02) |
74. 機動警察パトレイバー2 the Movie
とても素敵で、すばらしい脚本だと思うし、映像美もすばらしいのだけれど、これをパトレイバーでやる理由はないよな、と思う。パトレイバー的な爽快感とこの思想性を両立させるやり方はほかにもあったと思うのです。でもこれ1993年に見ているのと今見るのとでは評価に違いがありそうです。 [DVD(邦画)] 6点(2009-11-14 21:53:05) |
75. 機動警察パトレイバー
原作を破壊する気持ちよさを味あわせてくれた。宮崎監督もそうだけど、個人に作家性が強くあれば足し算で作品がものすごくよくなるといこともあるんですね。 [レーザーディスク(邦画)] 7点(2009-11-14 21:46:18) |
76. 秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~
《ネタバレ》 製作費メーターの考え方とか素晴らしい。オープニングの無駄なCGのつくりこみでガメーターガンガン減っていくとこが最高でした。 [映画館(邦画)] 7点(2009-11-14 21:32:48) |
77. サマーウォーズ
おしいなぁーと思う映画でした。爆発的な入道雲の夏の空。日本家屋によるバリケード作戦。こいこい。日本の親戚の集い。きれいなキャラクターの絵。などパーツはものすごく素敵なものがいっぱいちりばめられているのに、全体としての構成が破たんしているから最後までグッと突きぬけない。脚本の問題だと思います。さらに、ヒロインの人間性に魅力を感じられないのがあまりに痛い。なんで最後おまえおいしいとこ持ってくんだよみたいな気持ちになってしまいました。時をかける少女は原作の構成がしっかりしていたから、気持ちよく遊べていたんだな、と確認できました。同人作家的に才能のある監督だと思います。つぎはぜひ原作つきをやってほしいです。きっと面白くなると思います。 [映画館(邦画)] 6点(2009-11-07 18:08:19)(良:2票) |
78. アンヴィル!夢を諦めきれない男たち
《ネタバレ》 見る前は面白いかどうか不安だったが、完全に杞憂だった。観賞を迷っている人がいたらぜひ見てほしい。かっこよくて、笑えて、泣ける。なんだかいろんな要素が怒涛のように襲ってくる映画だ。ロックスターになるんだ!と50代で大真面目に語るリップス。男なら彼を好きにならない奴はいないと思う。純粋すぎるほどに純粋。だから心がものすごく打たれる。少年漫画の主人公みたいな男だ。好きにならざるをえない。そしてまた本作は、素晴らしいドキュメンタリーであると同時に良質なコメディーでもある。リップスとロブのかけあいが、巧みな編集も相まって、面白すぎる。よくできたシュールコントみたいな絶妙な間がある。リップスの「お前はクビだ!」とかいってたそばから「まず最初に言わせてくれ、悪かった」と言って入ってくる、あのタイミング。笑いの神が降りてきていた。そしてこの映画は感動巨編でもある。涙するクライマックス。本当にうれしかった。エンドロールのオチも小粋でほぼ完ぺき。今までみたドキュメンタリー映画の中で一番好きだ。 [映画館(字幕)] 9点(2009-11-07 17:56:17) |
79. キング・コング(2005)
一時間に凝縮してたらすごくいい映像として後世に称えられただろうに。。という感じの映画でした。 [地上波(吹替)] 5点(2009-10-24 23:13:56) |
80. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
とりあえず今年見た映画の中では一番面白かったことは間違いない。アニメとは、映画とは、そもそも娯楽である、という原点から作り直されてる感じが好感が持てる。エヴァンゲリオン好きなんです、と周囲に言いやすくなった気がする。それによってエヴァンゲリオンファンは、今作でちょっと救われた、とも言える。まんまエウレカセブンのようなラストシーンだったけれど、盛り上がってるんだからいいんじゃないか、と思えた。あとはもうエヴァというコンテンツを楽しむお祭りをみんなでやりましょう、という気持ちでいたほうが、作り手、受け手ともに幸せのような気がする。今回のエヴァは、もうオリジナルな思想を作り出そうとしているとは言えない。原作をモチーフに、気持ちいいように作り直された、同人誌だ。だがそれは究極までクオリティが高められた世界一の同人誌でもある。それはそれでいいじゃないか。 [映画館(邦画)] 9点(2009-07-04 22:22:52) |