61. 招かれざる客(1967)
名優達が集い演じる見事な室内劇ですね。今まで未見でしたが、やっと見ることができました。満足です。 [地上波(吹替)] 6点(2009-07-27 01:26:07) |
62. ウエスタン
《ネタバレ》 セルジオ・レオーネがアメリカで撮った西部劇です。とてつもなく長い映画です。でも、この長さこそが本作の命と言ってよいでしょう。息詰まる「タメ」の感覚がレオーネの真骨頂ですね。オープニングの格好良さと言ったらありません。この冗長なオープニングで、私たち見るものを一気に西部劇の世界に引き込んでくれます。ジェットコースター・ムービーに慣れきっている方にはテンポが遅く感じられるでしょうが、映像を舐め尽くすようにしてじっくり見て欲しいと思います。モニュメントバレーあり、鉄道シーンあり、お決まりの決闘シーンあり。そして、見事な長回しに群衆シーン。主要登場人物4人にそれぞれテーマ音楽が流れるのも粋です。 [DVD(字幕)] 9点(2009-04-01 00:45:16) |
63. ドリトル先生不思議な旅
その昔映画館でしっかり見ました。絢爛豪華で、豪快な展開。とても面白かったです。 [映画館(字幕)] 6点(2009-03-30 01:21:36) |
64. 鬼婆
実に恐ろしい映画です。個人的には結末が弱いように思いましたが、とにかく眼が釘付けとなりました。乙羽信子、吉村実子、佐藤慶の汗したたる裸体が説得力あります。人の心の暗部に迫る力作。 [DVD(邦画)] 7点(2008-11-18 01:01:13) |
65. 忍びの者
《ネタバレ》 忍者同士の壮絶なバトル、ではなく、意外に小市民的な幸せを求める男の話でした。結構大がかりな合戦シーンがあるものの、うまく生かし切れていないのがもったいない。 [DVD(邦画)] 4点(2008-10-05 18:28:35) |
66. 動く標的
ハードボイルド映画の佳作と言いたいところですが、残念ながら素晴らしく面白いわけではありません。しかし、ポール・ニューマンが若くて魅力にあふれています。先日亡くなりましたね。合掌。 [地上波(吹替)] 5点(2008-10-02 04:01:01) |
67. 連合艦隊司令長官 山本五十六
《ネタバレ》 山本五十六に焦点を当て、彼の死に至るまでの太平洋戦争全般を描いています。「太平洋の鷲」や「太平洋の嵐」に比べると、ちょっと印象が薄い気がしますが、まずまず、面白く見せてくれます。山本五十六は日本海軍の象徴で、たいへんな尊敬を受けていた人物です。しかし、真珠湾攻撃では勝利を収めたものの、結果として太平洋戦争を日本の勝利とすることができず、南方で憤死してしまいます。そんな山本五十六を三船敏郎が力演したことに本作の重みがあります。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-08-17 01:56:28) |
68. 太平洋の嵐
《ネタバレ》 戦記物に興味があるならば十分に見る価値のある佳作です。ストーリーは真珠湾攻撃をイントロとして、ミッドウェイ海戦で日本軍が大敗北を喫するまでを、まずまずきっちりと真面目に描いています。難点は、誰が誰だかよくわからないこと。私はそれなりの知識を持って鑑賞しましたが、俳優名と、役名と、歴史的事実とをすりあわせながら見るのに、少しフラストレーションを感じました。模型を駆使した特撮は、今となってはレトロな味わいがあります。作戦の失敗に憤りを感じ、生き残った兵士たちへの処遇に怒りを覚え、大いに考えさせられました。「隠し砦の三悪人」で雪姫を演じた上原美佐の楚々とした美しさに惹かれました。 [DVD(邦画)] 7点(2008-07-04 03:11:54) |
69. 引き裂かれたカーテン
これだけのビッグ・ネームが並びながら、出来映えは皆さんおっしゃるように凡庸です。でも、古い映画で、好きな俳優が出演している作品をのんびり見るのは悪くないと思っています。 [地上波(吹替)] 5点(2008-04-01 22:15:44) |
70. 大巨獣ガッパ
《ネタバレ》 メンコを持ってました。私にとって長い間謎の映画だったのですが、ついに見てしまいました。ガッパの顔はまるでニワトリの様。妖怪のカッパを連想させる名前は、造形とは何の関係もありません。特筆すべきは、皆さんもご指摘の主題曲。完全にやられました。この主題曲の破壊力たるや、すさまじいものがあります。ガッパの火炎放射の比ではありません。ズンチャカ、ズンチャ、ズンチャカ、ズンチャ♪と、耳に残り、後遺症に苦しむ旋律です。ときどき、思い出したように「グゥワップゥァア~~アァ」と口ずさんでしまいます。映像が語り尽くしていない部分を、冒頭(歌詞1番)と、エンディング(歌詞2番)に流れる主題歌が、補ってくれています。他にも、チープな火山島、黒塗り現地人風日本人、ハリボテ米軍潜水艦、温泉芸者の登場、企画倒れのプレイメイトランド、羽ばたかない空中飛行、タイトルは大巨獣なのに歌詞は大怪獣、タコをくわえて日本上陸、自衛隊の全力攻撃などなど。つっこみどころ満載なのですが、爆笑しながら見たので、この得点。 [地上波(邦画)] 7点(2008-01-17 01:17:42) |
71. 天国と地獄
初見は20年以上前だが、邦画で、これだけ上質なサスペンスがすでに作られていたのかと、感嘆したものだ。レビューするに当たり見直したが、もう少し尺を短くし、犯人逮捕の過程をスピーディに展開すれば、と感じた。英語のタイトルを誉めたりすることはめったに無いが、「ハイ・アンド・ロー」は実に良いタイトルだと思う。 [ビデオ(邦画)] 8点(2008-01-01 17:09:40) |
72. 斬る(1962)
《ネタバレ》 良いのは市川雷蔵と映像美。良くないのは支離滅裂な展開。信吾は三年の放浪で、どのようにして必殺の剣を身につけたのか? その描写が一切無いのが残念。タイトルが内容にマッチしていないと思うのだが。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-12-31 11:45:40) |
73. 心中天網島
難解な芸術映画と聞き、いろいろな知識を詰め込み、頭でっかちになって見に行ったものだ。しかし、映像美の前に杞憂に終わった。アート・シアター・ギルド(ATG)といえば、低予算だが良質な映画の代名詞だった。本作はその低予算を逆手にとった秀作といえる。現在の日本映画の力で、CGを使いまくり、総天然色でリメイクするとどうなるだろうか。素晴らしいできになると思うが、篠田の天網島が色褪せることはないと思う。 [映画館(邦画)] 7点(2007-12-30 12:20:10) |
74. ボディガード(1968)
《ネタバレ》 なにがなんでも絶対に見なければ、などという作品ではありません。でも、暇つぶしに煎餅でもかじりながらくつろいで見るにはうってつけ。シルヴァ・コシナのお色気は今の女優のそれとはちょっと異なり、かえって新鮮な感じがします。カーク・ダグラスは拳銃一丁で、ライフルを持っている敵を、ビシバシ倒します。「荒野の七人」では盗賊の首領役で強烈な印象を残したイーライ・ウォラックが敏腕弁護士なんてのも意外な発見。万事ご都合主義の昔の映画を腹立てずに見ることのできる方は、どうぞ。 [地上波(吹替)] 5点(2007-12-24 15:58:03) |
75. シェナンドー河
《ネタバレ》 幼少のみぎりに鑑賞した際はダダ泣きしてしまった覚えがある。ン十年ぶりに見たが、映画後半の強引ともいえる不幸な展開と、予定調和的に訪れるラストの救いは、脚本としてもうひとつかなと思われた。しかし、真面目に感動作を作ろうとしているスタンスは評価したいし、説教臭い映画の説教を、私はうんうんとうなずいて見るたちなので、やっぱり少しウルウルしてしまった。 [地上波(吹替)] 6点(2007-10-28 01:04:06) |
76. シンシナティ・キッド
マックイーンが実に格好良かった。スタッフ・キャストを今あらためて見てみると、すごい顔ぶれであることに気付く。名作。 [地上波(吹替)] 8点(2007-10-27 22:30:32) |
77. バルジ大作戦
私の中で「ヘスラー大佐=映画史上もっとも格好良いドイツ軍将校」です。 [地上波(吹替)] 8点(2007-10-27 22:21:50) |
78. ジェフ
《ネタバレ》 なにがびっくりしたかって、「ジェフ」がアラン・ドロンじゃなかったこと。はたしてジェフはどうなったのか? 筋立てはシンプルだが、謎めいていて、最後まで緊迫感があり、面白かった。主題曲もせつなく、心に残る。そして、アラン・ドロンが若く、美しい。 [地上波(吹替)] 7点(2007-10-22 22:27:28) |
79. 007は二度死ぬ
監督がルイス・ギルバートに替わり、作品としての出来は落ちたように思う。しかし、日本が舞台なので、強烈な印象を残す怪作となった。丹波哲郎や浜美枝の活躍は見ていて素直に拍手したい。 [地上波(吹替)] 6点(2007-10-05 23:28:51) |
80. さらば友よ
ドロンの胸。ブロンソンの胸。ああ、二人の筋肉。 [地上波(吹替)] 8点(2007-10-05 23:19:18) |