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みーちゃんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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61.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
もはや語りつくされているだろうが、これほどのものとは思っていなかった。驚愕、奇跡の映画。 人を選ぶ映画ではあるが、邦画関係者が「恋愛」「感動」「家族愛」を要求し、織り込まなければ気が済まない近年の邦画と比べると、そのような要素を一切排除した庵野監督は偉すぎる。逆に言えば、この映画が合わない人は、上記の要素が好みの方と言えるだろう。そうした人ら向けの映画「君の名は。」がゴジラを超える大ヒットを飛ばしている、それもアニメ映画というハンデ付にもかかわらずの大ヒットなので、邦画関係者が上記の要素を入れたがるのも無理はない。 映画通が毛嫌いしている邦画の3点セットについて、せっかくシンゴジラが「そういう要素が無くてもいいんだ!」という流れを作るきっかけとなると思ってたんだが、この結果じゃ「ほれみろ、やっぱ恋愛感動要素があればもっと売れてただろ!」って関係者にいきまかれるやばい状況になりそうなのが気がかりである。  さて、シンゴジラそのものですが、粗やツッコミどころは多々あるが、それを補って余りある素晴らしい映画。 初代愛にあふれており、進化する場面での選曲や、電車が吹っ飛ばされたあとの階段で恐れおののく人々など、初代のオマージュと思われるシーンが満載で、さらに終盤の攻防で流れた曲も、「怪獣大戦争のテーマ(初代にも流れたやつ)」ではなく、「宇宙大戦争のテーマ」だったのは単に怪獣映画好きではわからない「特撮オタ向け」な要素でもあり、この選曲にはニヤリとせざるを得なかった。こんなにオタ向けでいいのかという危惧もしたんだが。  個人に焦点を当てない、状況の積み重ねだけという脚本もまた面白い。特定の主人公1人にフォーカスを当ててないという意味では、クラッシュやコンテイジョンなどの映画が色々海外にもあったが、展開が早く、そのような「フォーカスが当たっていない」という感覚すら麻痺させてしまう。脚本の妙ですね。  特撮の面ではもはや言うまでもない。「全弾命中!」という、これまでの怪獣映画には無かったセリフが連発されており、リアル路線じゃ弾丸は基本的に外さないんだよというこだわりが感じられる。終盤の攻防は多摩川防衛よりテンションは落ちるものの、無人在来線爆弾というパワーワードには思わずなんじゃこりゃぁ!とテンション上げざるを得ない。  ゴジラの熱戦というかビームの破壊も見事。 もうエヴァ作らなくても許します。  これで今後のゴジラ映画はもう作れないだろ
[映画館(邦画)] 10点(2016-09-13 08:59:40)(良:4票)
62.  シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ 《ネタバレ》 
BVSが「ヒーロー活動による街の破壊は見逃してもよいものなのか?」というテーマでやってたけど、全くと言っていいほど同じテーマを扱っている。 そのテーマでの比較でいうと、こちらの映画の方が優れていると言わざるを得ない。 いったいなぜウィンターソルジャーがハメられたのか、ヴィランの目的はなんなのか、その正体は? そういった謎が物語を引っ張るので、重苦しいテーマだけにとらわれず物語が進む。 また途中で挟まるジョークなどが、映画の雰囲気を重くなり過ぎないようコントロールしている。これがまたいい感じで効いている。 空港のバトルがやはり最大の目玉であり、各ヒーローの持ち味が出された良いバトル。話が合わなくてもここだけは盛り上がったという人もいるのではないだろうか。 原作ではまさに「ウォー」という規模での大バトルだったが、ウォーというにはこじんまりとした人数でのバトルとなったが、逆に原作並に人を増やし過ぎると見る方も収拾がつかなくなるし、これでいいのではないだろうかな。 ヴィラン側の目的達成のためのやり方に疑問があるが、それを勢いで乗り切る最後のバトル。ここは割と予告で流れ過ぎたため、また空港のバトルが盛り上がりすぎたため消化試合なのは否めないが、各人の思いがぶつかり合う熱い戦いだったと思う。 トータル的に見て割と満足いく内容。決して10点満点で10がつくような完成度の高い映画ではないし、前作のウィンターソルジャーに比べれば落ちるが、それでも十分クオリティが高い映画ではないだろうか。
[映画館(字幕)] 7点(2016-05-18 15:00:25)(良:1票)
63.  バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生 《ネタバレ》 
マンオブスティールがいまいち乗り切れなかったものの、DC好きの友人が見たいというのもあり一緒に鑑賞。 レックスルーサーの性格が変わりすぎていまいちついて行けなかった。困ったことにこいつが何をやりたかったのか、終始わからずじまいだ。おそらくだが、バットマンでいう所のジョーカー的な「秩序の破壊が目的」なキャラとして出ているのかな。 色んな解説サイトを呼んでようやく理解できたが、この映画は「ダークナイトライジング」と同様の、「エピソードを色々ぶっこんだ結果、細かい整合性だとかがおざなりになっている」映画である。 早い話、みんなが意味不明と思うであろう悪夢の所なんだが、バットマンの細かいエピソードを無理やり悪夢としてぶっこんだからああいう形になったとか。 あとはモニターの男=フラッシュだとか、その辺の説明が全く欠けていて、原作ファンですらピンと来てないものが多すぎた。 バトルは相変わらずマンオブスティール同様映像の迫力でゴリ押ししてる感が強すぎてなんだかなぁという。 バットマンとスーパーマンの対決は、スーパーマンが本気じゃないのもあって盛り上がれなかったし。予告でバットマンが避けていたレーザーは、スーパーマンのものじゃないんかよw予告観てて、スーパーマンが本気出して殺しに来てるものだと思ったわ。がっかり。 そして唐突に登場した、ドゥームズデイ。スーパーマンを殺した敵として出てきたわけだが、原作ファンだとラストのあの結末は読めてたんだろうな。俺はそこまでDCのキャラ・エピソードを覚えていたわけじゃないから「あ、こうなるんだ」という驚きがあったが。 みなさん言ってるように、ワンダーウーマンが救いというか、この映画の一番の華。そして彼女が出てきてから一気にテンションが変わってくる。 また、映画のテーマもワンダーウーマンが出てきたあたりから一気に吹き飛ぶw とってつけたように「ここなら誰も居ない場所だから戦っても被害がでない!」という都合の良い戦闘場所が出てきたりとかねw とまあ、一貫性のない映画だなぁというのが印象に残りました。 なんかこの評価の書き方もまとまりのないものになったけど、これも映画の影響ということで
[映画館(字幕)] 4点(2016-05-18 14:57:03)
64.  人類資金 《ネタバレ》 
つまらない。単純につまらないという表現を使うのは好みではないのだが、まさにこれ。 序盤で森山が東京でやってたアクションは良かったのだが、終盤のアクションはカメラワークのひどさや敵の本気で殺そうという動きに見えないなどマイナス面が目立って×。 わざわざ東京の地下通路を映したかっただけにしか見えない序盤の展開(なんであの建物に呼び出したの?)とか、ストーリー展開がよくわからんのがマイナス。 ロシアのロケも頑張っていたものの、結局主人公が解決するんじゃなくて、お前が出てくるんか!ってところもオチが締まらないなぁとがっかりしましたし。  そのうえ、多大な(?)犠牲を払って行ったことと言えば、国連で「闇金じゃぶじゃぶ投入して買った携帯で僕たちの記念写真を撮ったよ!今後とも僕たちをよろしくね!」というだけである。  資本絶対優位の現状を打破し、資本より大事なことがあるんじゃないか!?と資本絶対優位のアメリカに喧嘩を売った意図はわからんでもないんだが、そういう夢物語を実現させる手法が結局「金」なのである。日本軍が集めた闇の金。そこにウォール街が打撃を受けるほどのものなのだろうか?また資本主義に警鐘を鳴らすといっても、その資本を持って物事を訴える様は、いろんな「反○○団体」をほうふつとさせる滑稽さだ。 主張したい内容の是非はともかく、その内容と手段がマッチしてなくて、「やっぱ金の力には勝てなかったよ・・・」という状態。まあ金に変わる手段を「情」で訴えられるよりはなんぼかマシではありますけどね。「情」だけで物事を動かそうとすると、オールウェイズみたいな「ファンタジー」でない限りは嘘くさく感じるからね。  ロケやアクションでがんばりは見せているものの、見せ方や脚本が悪すぎて「つまらない」作品で終わってしまった。 これが邦画の限界なのか・・・とがっかりした映画。 金のかけ方とダメなところがアマルフィに似てるよねぇ。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2016-02-24 15:34:44)
65.  ルパン三世(2014) 《ネタバレ》 
ルパンは原作もアニメもそんなに見た方ではないし設定に思い入れはないが、映画やテレビスペシャルは割と見た方。  んで、本編の感想に触れる前に一言だけツッコミたいんだけど・・・ 五右衛門が人斬っちゃダメ!って言ってる人がいるんだけど、どこでそんな設定あったの? 普通に斬ってますけど~?斬らないのは女だけでしょ? 今回ナイフ男の顔を斬ったのは、むしろVS複製人間のオマージュなんじゃないの?と思ったり。あれも顔が切られてやられる敵がいたしね。製作者にはそういう意図はなかったかもしれんが。  さて、本編は大体みんなが言っている通り。脚本がダメダメすぎてもうどうしようもない。 役者の方はがんばってたし、敵役も悪くは無い。 マイケルを裏切った側近のマシンガン男は割といい感じの悪役を演じてたし。  ただ、ルパンのレギュラーメンバー以外が参加する理由もあまり必然性を感じなかったし(普通にルパン・不二子・マイケルの3人いれは話は成り立つしなぁ)、途中で唐突に出てきたプログラマー女もいる必要が無い(おかげでもう一人のハッカー仲間が何もしていない)。大人の事情でアジアの俳優とかコメディアン??とか出してるだけなんだろうけど。ハッカー仲間も別にいらなかったよなぁw 山田優はもうちょいなんか絡んでほしかったなぁ。出てくるだけかー。  アクションに関しては、止めの絵でかっこつけるためにスローモーション多様とか、まあアベンジャーズ2でもやってたけどあっちと違って全体的にダサさが漂うのはさすが北村監督。この人はこうでなきゃ。  ということで、本人はかっこいいと思ってて割とみんながダサいと思ってる演出、ダメな脚本に目をつむると、割と頑張った方な気がする。次元の残り2発で戦うシーンとか、ところどころ「お、これはいいな!」ってのがあるし。  ルパンも作品によってやること設定性格あらゆるものがブレブレで変わってるので、「原作と違う!」とは一切思わない。ていうか原作通りだと五右衛門の一人称は「俺」なんでしょ? 割とアクションも多めの原作だし、最後がアクション一筋になってもまあしょうがないかーぐらいに思ってた。 TVスペシャルもだいたいこの映画と変わらんレベルだし、カリオストロは「これってルパンなの?」って感じだし、そう考えると「ルパン3世ってこんなもんだよなぁ」という感じで見れば、普通の平均点以下のB級映画として楽しめるんじゃないだろうか?  やっぱダメじゃんw
[CS・衛星(邦画)] 4点(2015-09-14 14:18:42)
66.  ターミネーター:新起動/ジェニシス 《ネタバレ》 
まず予告編で盛大にネタバレしているので、先が読めてしまうのはいただけない。予告みないで行くべき映画だった。 内容は3以降全否定、1以降をパラレルワールドで展開を変えているのだが、俺は内容自体は悪くないと思った。 予告観てなきゃ非常に意外な展開を観れて大喜び!って感じだったんだろうけど、予告のせいで、せっかく1の冒頭を忠実に再現した場面が台無しに・・・  ビョンホンのT1000は中々よかった。今回ターミネーターらのアクションは割とよかった。T-Xの事を馬鹿にしてるかのような、T1000が敵のT800を再起動する場面なんかも見てて「あーやりやがった」って感じでひそかにニヤってさせられてたし。3好きな人がみたら怒るんじゃないかなぁ。 ジョンのターミネーターも非常に最新型らしい戦い方を披露できてたので、バトル面ではよかった。JOJO1部のDIO様のような壁歩きをしている絵図も良かったし。  一方役者の演技がいまいち。学芸会というか、気の抜けた感じがなんともなのがマイナス。  で、T2からずっと続いているテーマに「機械は人の心を持つのか?」というものがあるのだが、今作品ではこのテーマについて別のアプローチができる可能性があったんですよね。 それはターミネーターになったジョン。元々人間であり、人間としての記憶や感情を持っているターミネーターとして出てきている。 なのでジョンミネーターは色々と甘い(すぐ殺さずに同じ同化を勧めてきたりする)。また、スカイネットのサーバーに対して人間臭い声掛けを行ったりしている。 なので、ここで「元々人の心を持ってたターミネーター(ジョンミネーター)と、人の心を持ってなかったが人の心を持ったターミネーター(シュワミネーター)との比較」をテーマに持って行くと面白い話になりそうだったんだよなぁ。まあジョンミネーターの正体がばれたら全くその方向性のかけらもなくなったが。 むしろT800の誕生秘話である4の方が、こういう点に触れててよいのだが。  なので、ただのアクション映画としてみればまあまあ。3よりはいいよねって感じで。 色々と練りこみ不足で、1や2の改編ネタで遊んでるだけなのが印象が悪いのかなといった感じ。 サラコナークロニクルの焼き直しというかリメイクにも近いですね、今作は。 個人的にはそんなに悪くなかったんだけどなぁ。評判散々だなぁw
[映画館(字幕)] 6点(2015-07-23 12:27:04)
67.  アメイジング・スパイダーマン2 《ネタバレ》 
軽口を叩きながら飄々と戦うスパイダーマンはいいんだけど、青春ドラマがなぁ・・・ これから試験を受けるってのに、その建物のロビーでなんかコテコテの古臭いアメリカンな青春ドラマの演出をされても、興ざめするだけで・・・ その後のアクションも派手なだけでなんかこう印象に残るものもあんまなかったので、最近のアメコミ映画の中では割とはずれかなと思ってる。 ヒロインが死ぬのはまあ原作にそういう設定があるというのはどこかで見てたので驚きではなかったし。ここで打ち止めでもよかったといえばよかったかな。
[CS・衛星(吹替)] 4点(2015-05-19 13:55:34)
68.  ドラゴンボールZ 復活の「F」 《ネタバレ》 
「F」が流れてフリーザが復活するまでがピークだったかな。その後もZ戦士に見せ場作るのはいいけど長すぎた感が。 亀仙人強くなり過ぎじゃね?まあそこらへんまじめに考えてもしょうがないし、そもそもおっさんらをターゲットにした懐古映画である以上は細かいところは目をつぶって楽しめばいいか。 見え見えの伏線をはってるので地球を破壊されるという展開になっても悲壮感が無く、物語には見るべきものは無い。 ようは「ベタベタの展開」を楽しめばいいんだが、フリーザがいくら金ぴかになって悟空をボコってもベジータが参戦していない以上余裕が感じられて緊迫感が無いのが致命的。バトルのアクション自体は悪くは無い(いつも通りと言えばそうだけど)だけに、なんかもったいない。どうせなら「仲が悪くてプライドが高くて組めない悟空とベジータが、協力せざるをえないぐらいフリーザが強くなっているという展開を見せて、そのうえでフリーザが体力切れで負ける」という流れの方がよかったのでは。 短期間でのフィジカルアップの結果、スタミナがついてこれませんでした、なんてのは現実にもよくあるだけに、それを敗因とするのは別に悪いことじゃないんだけど、フリーザが疲れてしまって力が出なくなったようには見えないんだよね。疲れてる様子もないのに弱くなってるので、スタミナというよりヤクでも切れたのか?と勘繰ってしまう。少し前まで問題になってたドーピング問題を取り込んだ時事ネタだったのか!?それならすごいけどw  ということで、全体的に「素材はいいけど料理の仕方がいまいち」というのが目についた。見せ方の問題だが、ここがもうちょいよければなぁ・・・
[映画館(邦画)] 5点(2015-05-19 13:43:56)
69.  マチェーテ・キルズ 《ネタバレ》 
何よりも3Dメガネ(TOHOシネマズの3D上映で持ち帰り可能のやつ)を用意したのに、3Dメガネを使用してくださいという場面で全く見れなかったことが非常に腹立たしい!!! それなりによかった前作と比べると若干パワーダウンしたとか色々思う所はあるが、とにかく3Dメガネの一言に尽きる!!
[DVD(字幕)] 5点(2015-05-19 08:59:32)
70.  サボタージュ(2014) 《ネタバレ》 
久々にこれは外れたな~って映画を見た気がする。見てるときはあんまり気づいてなかったけど、それなりに出演者が豪華だったなぁと。思う感想がそれぐらいか。テレビドラマのようなチープさが全編に漂っており、冒頭のアクションが終わった後は特にそれを感じる。その為か見ているこちらが感情移入できなかったため、猟奇的な殺人から「誰が犯人か」の謎解きまでが楽しめなかった。 後半のカーチェイス、銃撃戦もいまいちで、プロ対プロの対決には見えない。 当然ながら配役の時点で「お前が金取ってんだろ?」と予想していた人物が金をぱくってた犯人で、驚きも何もなかったり。 そして最後の銃撃戦。これまで一応プロらしい?動きをしていたシュワチームだったのに、最後は往年のシュワアクションになっていて、じゃあ最初からシュワちゃんがこのノリで家族を殺した犯人に復讐しにいく話でもよかったんじゃね?と思わされてしまう。  変に「リアル路線の銃撃戦」「ミステリ」「往年のシュワアクション」をごった混ぜにしてしまったため、なんかどれも中途半端な出来になったのが非常にもったいない。面白くなる要素はあったはずなんだけどなぁ。 てか、「誰が隊員を殺していってるのか」のミステリが非常に弱いというか、むしろ矛盾あるだろこれ、ってのがねぇ。こういうのって、いろんな謎や伏線がバチーっと繋がってすっきり!ってする瞬間が楽しいのに、全くないや。  ラストスタンドの方が何倍も良かったですよ、はい。
[DVD(字幕)] 3点(2015-04-21 09:23:36)(良:1票)
71.  フルスロットル(2014) 《ネタバレ》 
アルティメットと全く同じというのもいかがなものか。これがポール・ウォーカー最後の作品となると、寂しい限りで。 演技者がポール・ウォーカーになったことにより、刑事側のアクションが控えめに。とはいえ、アルティメットもそうだけど、冒頭の逃亡アクションが最大の山場だから、そこがすぎればやはり失速。もうちょい後半に色々盛ってほしかった。 肝心の冒頭アクションも細かく見るとしょぼくなったように見えるというか。元の方でやってた、扉の上の小窓を蹴りやぶって出ていく場面とか好きなんだけどなぁ。 アルティメット見ればそれでいいという内容。
[DVD(字幕)] 5点(2015-04-21 08:59:09)(良:1票)
72.  フライト・ゲーム 《ネタバレ》 
原題の通り、ノンストップな勢いの映画で、その勢いにごまかされ気味だが、ミステリとしては無茶苦茶、とてもじゃないが合格点はあげられない。「考えるな、感じろ」じゃなくて「考えないでね、感じてね」な映画。同じ勢いまかせの映画セルラーみたいな勢いがあるね。なのでここでの高評価はわりとそういう勢いでうまくまかれてしまってたんだなぁと感心する次第で。実際、「フライト・プラン」でもいいなぁと思った、大型ジャンボの機内の色合い等、画としては見ていて飽きなかったし、演出もうまかった。主人公に対する乗客の疑いや、あからさまに怪しい隣席、どの乗客が怪しいか(加えて主人公自身も)をこちらに最後まで絞らせない見せ方など、とにかく監督ががんばってる感じがする。 ただなぁ・・・ツッコミどころはすでに前の人が書いてるけど、あらゆる点で「そりゃねーだろ」な部分が多すぎる。そしてやはり「誰があの携帯を操作していたのか?」がまず最初の問題点であり、その回答が明確に出されてない。二人いたんだから、「こいつはこのタイミングでは携帯を捜査して手怪しいが、ここの時点では操作してないからシロか・・・?」という推理を途中入れて、「二人だったから可能だったのか!」という持って行き方が欲しかったなー。 リーアム・ニーソンはとてもよかったですが、なんかセガールみたいになってきてる感じが
[DVD(字幕)] 6点(2015-03-17 14:23:16)(良:1票)
73.  アイ・フランケンシュタイン 《ネタバレ》 
ドラキュラZERO同様、ちゃちゃっとはじまってちゃちゃっと終わった映画。ガーゴイル側の行動原理もよーわからんし、あれぐらいの襲撃でガーゴイル側の本拠地が壊滅になるなら、悪魔側もさっさと攻めればええやんと思ってしまったり。悪魔の王子が強いんだか強くないんだかよくわからんのもなー。悪魔全般にいえるんだけど、悪魔ならではの能力というのが見られないのが残念か。
[DVD(字幕)] 5点(2015-03-17 11:28:06)
74.  MONSTERZ モンスターズ(2014) 《ネタバレ》 
前半はいい感じに滑り始めたんですがねぇ。みなさんおっしゃってるように、いろんな伏線を分投げてたり、警察が無能だったりと、中盤ぐらいから「あー、邦画っぽい感じだなこりゃー」ってなって残念な映画になってきた。せめて終盤の対決では、ポスターにあるような青がかった街中で大量の操られた人VS主人公のもみくちゃ合戦になって、能力の使い過ぎで藤原竜也が果てるという感じなのかなぁと思ったが・・・狭い劇場でゾンビもののようにわちゃわちゃしてるだけで、拍子抜け。ポスターはただのイメージでしたね。最終決戦もあの感じにすりゃよかったのに。演出力のなさか、予算のなさか。というか劇場内の観客に次々としゃべらせていく手法はサスペンス物の最後を見ているようで、その後サラダバー(高いところから落ちること。元ネタは北斗の拳のシンの最後)させて恐怖を演出しようとするとかあざとすぎて冷めてしまった。松重もおめー背後に忍び寄ったらさっさと撃てよw しかし、途中の襲撃者に川尻達也が出てきたのは吹いたwそりゃねー、鍛えているからといっても壁を本気殴りしたら手は痛めますよねw洗脳解けたら痛がってたのがかわいかったwせめて川ちゃん固め(肩固めの川尻版)やらないとw俺もこの間NHKの押し売りのあまりにも人をなめ腐った対応と、そいつが家に不法侵入しようとしたことでもめた際、怒りのあまりに壁本気殴りしたら1週間たってもまだ痛んでますからねぇ。殴った直後はアドレナリン出てて痛くないけど・・・いくら打撃系かじってるとはいえ、グローブなしは怪我しますなぁ
[DVD(邦画)] 4点(2015-03-17 11:09:33)
75.  猿の惑星:新世紀(ライジング) 《ネタバレ》 
今年(といってもまだ2015年の3月だしまだアメリカンスナイパーは見てないし)に自分がみた映画の中では群を抜いて良作でした。まあサルにも人間にもいいやつ・悪いやつが適度に配置されて、それぞれも単純な悪じゃないというのが今風の「優等生」な映画のキャラクター配置なんでしょうが、それも別に気にならず。そういう優等生な配置ということは、それは外れることは無いんですよねぇ。 電気が復旧し、人間とサルとの絆や共同の希望が見え始めたちょうどその瞬間にズドンとぶっ壊すこの流れは中々よかったですね。一緒に電力復旧作業をやってた人間男2人は逃げられたんだろうか?まあその後出てこなかったのを見ると、逃げれなかったんだろうけど。 やはりサルのアクターが非常に素晴らしく、シーザーやコバ共々表情豊かで、今の技術力に感動しました。メイキングを見るとすごいのはCGだけでなく、役者らの演技や撮影にかかる負荷(人間側はサルのいるバージョンと居ないバージョンの両方で撮影しないといけない)がすごいんだなぁとわかって楽しめた。やはりこういう目に見えない部分の努力の積み重ねが、いい映画を作るもんだなぁと感心させられっぱなしでしたわ
[DVD(字幕)] 9点(2015-03-17 10:27:29)
76.  天使のたまご(1985) 《ネタバレ》 
押井信者を自負する自分でも、この問題作を見る機会がなかなか得られず、ようやく願いがかなったのが、2014年12月に行われた押井守映画祭第一夜。深夜から押井守監督らのトークショーを経て、天使のたまご、パトレイバー1・2、ミニパトを見るというオールナイトイベント。そのオールナイトの1発目が天使のたまごというわけ。深夜の1発目に持ってきたのは、疲労が少ないうちに一番きついやつを上映しようという上映側の配慮ということだろうw。オーラスに上映されたら確かに全滅してしまうw。 で、ご先祖様万々歳やら立ち食い師列伝などを「楽しんで」見れたこの私ですが…結論を述べると、「きつい!」の一言。 確かに映画の前知識として「会話が少ない」「魚=言葉など、動物が宗教的なモチーフとして用いられている」等の前知識はあったんですよ。んでも、たかだか1時間ちょっとのこの映画が、飲み会後に見に行ったのもあり、ひじょーにきつい!ガードを固めて臨んだにもかかわらず、そのガードの合間を縫ってアッパーが、フックが、ストレートが突き刺さる!タックル警戒して腰を落としていたのに、テイクダウンが防げない!そんな感じ。MMA史上トップクラスの凡戦である中村VS中尾(PRIDE無差別級グランプリ決勝の合間に行われたワンマッチ)の試合並に退屈、きつい、辛いの一言。 そりゃさー、後から考えれば他の方が書かれてるような解釈ができるとか、独特の色彩の絵に見所が無いわけじゃないんですが、会場はそりゃもう酷い状況でw。会場の半分近くがこの映画を見たことがな人がいて、開始しばらくして何とも言えない空気が漂い始め、周りからはいびきが流れて、上映終了後、パトレイバーではみんな拍手してたけど、この映画の拍手は超まばら。 生粋の押井ファンが集まるこのイベントでもこの状況であることから、いかにこの映画が強烈なのかがよくわかります。こりゃ仕事無くなるわw 落ちずに耐えきった俺自身に2点
[映画館(邦画)] 2点(2014-12-26 10:18:49)(笑:1票)
77.  鑑定士と顔のない依頼人 《ネタバレ》 
セットはきれいだし主人公の演技は素晴らしいんだけど・・・ 依頼人が意外に早く顔を出して拍子抜け。 ミステリーとしてみると、顔を早めに出したことがマイナスに。 あと落ちが読めてしまってげんなり。 それでも、最後の「人を待っている」というカットで終わるのは良かったかな。いくら色々やらかしてきたとはいえ、いくらなんでも踏んだり蹴ったり過ぎて主人公がかわいそうだが。 色々と引っかかる部分があるので素直に良かったとは言えないけど、まあ悪くなかったという感じかな。もうちょっと「顔を見せない」ところで引っ張るべきだったな。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-12-17 14:07:06)(良:1票)
78.  オール・ユー・ニード・イズ・キル 《ネタバレ》 
8ミニッツのようなループ物だが、あきらかにノルマンディー上陸作戦を意識した戦場でのループというのは面白い。 時間がたつと強制的にループ地点に戻される8ミニッツとは違い、がんばればがんばるだけその先に行くことができる本作の方が、「先はどうなってるんだろう?」という興味が持てて、おもしろい。テンポも良くて、サクサク死んでいくので、ダレることが無い。 ヒロインが何度も死ぬところをみてるので、その辛さに耐えかねて逃げ出すが、ビーチで食い止めなかった場合イギリスにギタイが攻めてくるという展開を見て再び戦うことを決意するなど、主人公の心の成長をコンパクトにまとめてるのが良い。 今は何回目のループなのか?未経験なのか?が一つの展開のトリックとして使われてて、ヘリコプターを使用する場面での絶望感は中々いい流れだった。 血液を輸血される(血を出し切る)と能力が消えるという「弱点」も物語に緊張感を生むことに成功しており、特にダムでの戦いは敵がそこを突いてくるという展開で、もっとそこは敵がついてくればいいと思った。ギタイに襲われたら血を出させられるので、血を出させられる前に自決できるかどうかの攻防をもっと見たかったかなと。 能力消失後の展開は、王道な展開だったが、そもそもループ消さなきゃ生死の緊張感がうまれないので、妥当な流れと思う。 最後の復活の流れについては意見が色々分かれてる。解釈が分かれて議論になるのも、映画の楽しみの一つだろう。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-12-17 09:33:48)
79.  トランセンデンス(2014) 《ネタバレ》 
演出の抑揚のなさが、なんか盛り上がらなくてきついなぁとは思ってたけど、最後の実は~~でしたってところは良かったなぁと。 新しい技術には人は疑いを持つものだと散々言ってたのがまさに最後につながっていたと。 携帯電話でも最初は電磁波が~とか言ってたし、そもそも写真も魂が抜き取られるとか言われてて、やはり新技術には懐疑的になるものですな。 ナノマシンが万能すぎてそりゃやりすぎやろーって思うけど、それ以外はまあよかったかなと思える。ラストで割と点を稼いだかな。 疑いによってはテロをも肯定するかも、という一石を投げてたりするのも中々興味深い。 AI暴走系の映画は何個もあるが、このような「新技術を人は信じられるのか」という点で見た映画はあまり記憶には無いので、新鮮な気持ちで見る事が出来た。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-12-17 09:20:04)
80.  フューリー(2014) 《ネタバレ》 
今作のブラピが非常にかっこいい。華やかなイケメンという感じではなく、男臭い渋いかっこよさ。ファッションで例えるなら、様々なブランド物の新作のかっこよさではなく、古着のカッコよさという感じか。古着と言えば、ミリタリー物は定番の人気商品だが、今回ブラピ達が着ているジャケットが良い。軍物の古着で話題になる映画の定番が「大脱走」のマックイーンだが、今回のブラピもマックイーンに負けない着こなしを披露していると思った。Free&Easyとかで取り上げられそうだな。 そして物語としてはやはり後半に出てくるタイガーとの対決が良い。元々戦車の力関係の話を事前に知り合いから聞いていたので、戦車の装甲に圧倒的な差が生じているのは知ってたので、タイガーが出てきただけで緊張感がすごくあった。そして一撃で「棺桶(撃ち込まれたら逃げようがない)」になるアメリカ軍の戦車。この見せ方は圧倒的で、情報を知らない人でも戦力差があるというのを一発でわかるだろう(なんでこんなに強いの?って疑問は浮かぶかもしれないが)。 中盤のダレるポイントとなるドイツ女性とのやりとりも、戦場では女に手を出すのは当然というのをしっかりと書きたかったのか。それにしても食事中のグダグダしたやりとりはいらなかったような。 最終戦はなんだかなぁという感じ。実際戦車と歩兵ではあれぐらいの戦力差があるのかもしれないが、それにしても対戦車用の武器が出てくるのが遅いし、なんかこう都合のよさが鼻に付く。 全般的に良かったし2時間超えの長さは感じなかったけど、あと一歩という感じ
[映画館(字幕)] 7点(2014-12-02 11:37:10)
021.17%
121.17%
263.51%
3169.36%
4127.02%
53118.13%
64224.56%
73218.71%
8148.19%
9105.85%
1042.34%

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