61. ジャンゴ 繋がれざる者
《ネタバレ》 いやー長い。さすがに長い。見終わって時計見たら3時間。納得!チョット疲れたなー。最初はおもしろく、見応えあるなぁ。賞金稼ぎかー。眠気もすごく....。でサミュエル・L・ジャクソンが出てくるとグっと締まる。ドンパチも過激でいい!!サミュエル・L・ジャクソンの可愛さが楽しかった。が、長い。 [映画館(字幕)] 6点(2013-04-02 01:29:13) |
62. LOOPER/ルーパー
《ネタバレ》 飛行機内で鑑賞。利己的で自分本位な主人公が他者との共有を見出し負の連鎖を断ち切る為に無償の愛を瞬間的に選択する様を説得力ある形で描いている。エンディングに向け粗が無いわけではない。特に後半の編集に丁寧さが足りず状況が把握しずらいのは残念だ。セクシーさを取り除いたセックスシーンの勇気は称賛に当たるべき。次に繋げる相手を見出すことを人は求めて続けているのだろうか。赤いマツダロードスターが映える。7点。 [DVD(字幕)] 7点(2013-03-25 10:00:53)(良:1票) |
63. アウトレイジ ビヨンド
《ネタバレ》 飛行機の中で鑑賞。中野英雄が指を食い切るシーンは笑った。松重豊はいい演技だが、ベテランにしか見えず、ひよっこ刑事にはまったく見えない。意図が謎。大阪のヤクザチームの怖さは気持ちよかった。正直散漫した映画だと思う。編集次第で変わりそうだがコレがむしろ「うまく誤魔化した」結果なのかもしれない。やや残念。 [DVD(邦画)] 6点(2013-03-21 02:05:09) |
64. アルゴ
飛行機の中で。大使館が崩壊していく様は見応えがあった。陰惨なシーンが無く緊張感を持続させたのは立派。最後もドキドキはするものの、ややオチが見え隠れして辛かった。もうひとつドンデン返しを見せてくれたら気持ちよかったなぁ。 [DVD(字幕)] 6点(2013-03-21 01:59:10) |
65. その男、凶暴につき
《ネタバレ》 ショックだった。『キッズ・リターン』等たけし映画は観たがイマイチで『菊次郎の夏』と『アウトレイジ』はまー普通に凄いなーくらいの感想。だが。この映画は全然違う。比較に為らない。ストイックに削り取られたセリフ、真正面から捉えた画角。次々と形を変えて次々と折り重なる男の子の無邪気さ。みんな意地を張り合ってる。特にキャメラマンの技術の高さ・センス・色味は素晴らしい。強く印象に残るのは「逃げる容疑者が捜査官をバットで殴りつける」シーン。乱暴のスローモーションと見つめる子どもたち、バットの甲高い打撲音が甲子園球児の爽やかさを思わせ、滑らかに滑り落ち続ける穏やかな日常が世の無常さと繋がり心地良い。ラスト近くの地下室の光の陰影はもはや水墨画のようだ。銃から溢れる煙。キチガイの顔。美しい。文句なしの10点。 [DVD(邦画)] 10点(2013-03-08 01:14:38)(良:1票) |
66. シンプル・プラン
《ネタバレ》 『普段は変人扱いされている兄が、普段常識人を振る舞う弟より、人間としてブレず何を尊ぶべきかわかっているー』よくある視点だが各俳優の演技力と細かい脚本で丁寧に構築されていたと思う。が。FBIがニセモノなのは蛇足な気がする。やや白ける。 [DVD(字幕)] 7点(2013-02-20 15:00:34) |
67. ボディ・ダブル
フェティシズムに拘った映画でとてもよかった。覗きこんだ望遠鏡の先での景色の描写、ストーキング時に目に映る景色、エロビデオを回転ベッドでクサって見る様もいい。いきなりフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのリラックスのPVはじまってビビった。女の子がみんな可愛くて魅力的。ヒッチコックへのオマージュらしくカット内のレイアウト・照明への拘りも美しい。 [DVD(字幕)] 8点(2013-02-20 11:26:05) |
68. スーパーの女
監督自身も当てはまるであろう中年の女性・主婦と男性からの目線で構成された劇。まったく『若者』の視点を入れず一本道にココまで積み上げる制作姿勢は鮮やか。教育番組のようで上から目線の視点の意見でダルくなる点をも内封したエンターテイメントは監督の強い個性として輝いている。 [DVD(邦画)] 7点(2013-02-10 20:45:19)(良:1票) |
69. ヤング≒アダルト
《ネタバレ》 ワリと期待してみたものの、やや肩透かし。シャーリズ・セロンがダレててもキレイだったのが救いか。こんなに魅力的な女性なのに元彼があまり動揺しないのはわからなかった。そこを描くと題材が増えてブレたのかもしれないが深みが増して話に入り込めた気がする。とーいうのは自分が男性だから思うのだろうか。やや残念。 [DVD(吹替)] 6点(2013-01-25 00:48:04) |
70. の・ようなもの
《ネタバレ》 トコトコと深夜歩いて帰宅するシーンの美しさ。 監督も半人前なら主人公も半人前。しかし秋吉久美子演ずるトルコ嬢は人間的には半人前な若者の時が最も美しい。ただ一人、世間で「一人前」いや「一流品」として認められた存在。そんな「一流品」になる目前の女子高生たち。おもしろい。観客を飽きさせない様にサービス過多だが胸焼けはしない。爽やか。このバランス感はさすが。 [DVD(邦画)] 6点(2013-01-05 00:47:23) |
71. レザボア・ドッグス
《ネタバレ》 最初のカフェでの会話の無駄さ!楽しい。からの密室劇。そこに差し込まれる夫々の境遇話。MR.オレンジの作り話内のトイレで手を乾かすジェットを押した瞬間の気持ちよさ。あのシーンだけで飯5杯食べれます。 [DVD(字幕)] 8点(2013-01-05 00:38:33) |
72. 007/スカイフォール
《ネタバレ》 期待して行ったものの、007版ダークナイトという趣きで不完全燃焼だった。トム・フォードのスーツの美しさ!や、タイトルデザインの美しさ!!!更に上海のビルで殺し屋へ迫るシーンとカジノへの侵入シーンの美しさは息を飲んだ。素晴らしい。が。後半のロンドン・田舎シーンはいまいち。無駄に人が死ぬし、悪役の中途半端さ、何故、Mを殺す必要があるのかーという説得力の無さが退屈さを増させた。残念。 [映画館(字幕)] 5点(2013-01-05 00:32:55)(良:2票) |
73. J・エドガー
《ネタバレ》 全体にジメジメネチネチしている。ディカプリオとトルソンのメイクは酷い(ナオミ・ワッツがハマっているだけに粗が目立つ)し、2時間以上というのはやや疲れる。退屈ではなかったがウォーターゲート事件関連がはじまるのかなーって思ってたらエドガーがいきなり死んで驚いた。途中のトルソンとの気持ちのやり取りや母とのダンスは美しかったが曖昧というか不明瞭というかわかりにくい。もうすこし彼の深層を見たかった。まだ出せない話なのか?残念。 [DVD(字幕)] 5点(2013-01-05 00:24:51) |
74. 人斬り
《ネタバレ》 おもしろかった。テレビ主導という大衆化と引き締まった一世代前の時代劇がうまく重なった印象。やや時間が長く疲労感あったものの心地良い緊張感だった。三島演ずる田中新兵衛のキャラは泣ける。ただ。裕次郎・勝の演技はブレがなく楽しめるものの首の下の肉が気になってしょうがない。アレが無ければなぁ。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-12-25 20:46:48) |
75. ベスト・キッド4
《ネタバレ》 「知識のない望みは、砂漠の船と同じだ。」今回もミヤギさんの教えは感慨深い。且つカワイイ。癒される(特に女子がナツくまで)。善悪が明確で気楽だがプロムにバンジーで飛び込んでくるアメフト部(敵)には驚嘆。〆のミヤギさんファイトのヌルさに乾杯。 [DVD(字幕)] 4点(2012-12-12 22:53:33) |
76. ランナウェイズ
《ネタバレ》 チョー楽しみにしてたガーリー映画。ピストルズのTシャツを自らDIYで作る様が最高。まとまりに欠ける編集はダルいが、ジョンジェットのエピソードは狡猾なまでにイカす。こんな爽やかな女子のオナニーシーンは初めて。「男は柔らかい女が好きなのヨ。」 [DVD(字幕)] 8点(2012-12-07 10:54:58) |
77. アフロ田中
《ネタバレ》 松田翔太の鑑賞映画といった趣き。楽しい。小ネタでクスクスするのも楽しい。佐々木希がイマイチかわいく映ってないのが残念。美波や吹越満といった技術をもった俳優の力があまり出てないのも残念。ややマトマリに欠けたか。 [DVD(邦画)] 6点(2012-11-29 11:19:17) |
78. カーズ
《ネタバレ》 車の臨場感等がスゲーきれいで見応えがある!ボロも一切無くジョン・ラセターのスゴさを垣間見ました。出てくる文字が日本語になってる細かさに驚く。最後もなんか泣けるし。いい映画。ジローラモの声が好きです。 [DVD(吹替)] 6点(2012-11-25 22:52:41) |
79. マルサの女2
《ネタバレ》 1と続けてみたが、そのまま同じ時間軸で進んでいるし1のヒットに続けて公開されたにもかかわらず同じテーマ曲を使わずに始まるなんて凄い心意気だ。(しかも曲名が『LOVE & THREAT』。凄い。)伊丹十三本人の化身であった山崎努がいなくなったり、本筋とは別のミニ・エピソードが無くなったりと大きな変化を感じる。更なるヒットを狙ったー等あったのだろうか。監督の個性を『小技』ではなく映画の大きな流れでどれだけ見せられるかーという挑戦だったのだろうか? 三國連太郎の演技はギトギトしていて淫らで大きくて素晴らしい。エンディングが何か尻すぼみな感じで残念。何が伝えたかったのかよくわからない。「バブルってすっごいよ!」なのか「政治家って悪いねー」なのか。それまでの勢いを考えるとガソリン切れして止まったように感じてしまう。 [DVD(邦画)] 7点(2012-11-21 17:35:22) |
80. マルサの女
《ネタバレ》 「最も心を締め付けられる」ラスト近く斜陽の中人気の無い競輪場の上から公園で遊ぶ子供を眺め、吐露する様は計算しつくし満身創痍で進む本人の苦しみなのか至福なのだろうか。伊丹十三の独特の脂濃さというか。醜態を紐解いたというか....。強い作家性の毒に目眩を感じる。照明によって強く視点を強制させ、チャップリンのように親しみやすく真摯に正義を貫く宮本信子に肩入れしてしまう観客の掌握、ハっとさせられる寄りの物撮りの美しさ。山崎努演ずる権堂は監督本人の化身として佇んでいるのだろうか? (と奥さんとの下世話な想像をしてしまう。) [DVD(邦画)] 8点(2012-11-21 17:05:25) |