61. ホテル・ムンバイ
とても評価が高いので期待値大で見ましたが・・・。 撮影技法というか臨場感は素晴らしかったと思います。が、しかし、この映画からはまったくメッセージ性を感じませんでした。 どこまでが実話なのか分かりませんが、テロへの恐怖と嫌悪感を視聴者に与えることが最大の目的だったとしたら、成功しているとは思います。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-12-22 16:24:32) |
62. ソーシャル・ネットワーク
《ネタバレ》 日頃お世話になっているFacebookの創業秘話です。 分かってしまえば若者らしい単純な興味から生まれたに過ぎないのですが、確かYouTubeも最初は出会い系のようなものを作りたかったのだと聞いたことがありますし、必要は発明の母とはよく言ったものです。 映画の中でのマークはお世辞にも褒められた人間像には描かれていませんが、最初の一歩を踏み出すその勇気と才能はやはり称賛すべきものだと思いました。実話ベースの話が好きなので少し甘めの評価で。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-21 00:44:35) |
63. ゾディアック(2007)
《ネタバレ》 超豪華キャストで送る再現ドラマですね。 言わずとしれた有名な事件なので、ほぼほぼ内容は知っていたし、未解決事件であることは承知の上で視聴していたにも関わらず、もしかしたらこの映画で新たな事実が判明するんじゃないかと錯覚するくらいサスペンスフルな展開でした。 クロニクル紙の無名風刺漫画家をジェイク・ギレンホールが好演しています。 デイブ・トースキー役のマーク・ラファロの演技もすごく良かった。(エイヴリーとの絡みはハルクとトニーのようだった) [インターネット(字幕)] 7点(2021-12-20 15:37:17) |
64. マトリックス レザレクションズ
前3作品まとめて見てからの視聴。 期待し過ぎないようにしていたつもりですが、残念感が上回りました。 キアヌ・リーブスとキャリー=アン・モスを外せなかった気持ちは分かりますが、中途半端に役者を入れ替えるなら、総入れ替えして欲しかったと思います。次回作あるのかな。 [映画館(字幕)] 5点(2021-12-20 00:22:37) |
65. プライドと偏見
《ネタバレ》 ドラマ版(コリン・ファース版)を見た後に視聴しての感想になります。 ドラマ版との比較になってしまいますが、Mr.ダーシー役のマシュー・マクファディンが少々気弱な青年にしか見えず、「傲慢」が根底にあるからこそのあの態度だった!とは思えないところが少しだけ残念でしたが、全体的なテンポはむしろこちらの方が良かったように思います。ベッタベタのシンデレラ・ストーリーなので、幸せ気分に浸りたい時にぴったりな映画です。 (コリンズ牧師役のトム・ホランダーが岡村に見えて仕方なかった。) [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-19 23:59:08) |
66. プレステージ(2006)
《ネタバレ》 2度目の鑑賞を終えて投稿します。 この作品も、テネットなどと同様にもう一度見たくなる映画になっています。 一度見ただけではモヤモヤしていた部分が、二度見ることで、様々な伏線が見つかり、そのほとんどがすっきりと回収されました。 ただ、気になる点が2つ。 1つ目は、当時の警察捜査の実際を知らないので何とも言えませんが、ロバート・アンジャーの妻が脱出に失敗した原因は、明らかにアルフレッド・ボーデンが結んだロープの結び方にあるにも関わらず、「覚えていない」で済まされてしまうのが、人が一人死んでいるにも関わらずあまりにも杜撰だと感じました。(もちろん、覚えていないのは、もうひとりの彼が結んだため) もう一つは、二人の確執です。ヒュー・ジャックマン演じるロバート・アンジャーがクリスチャン・ベール演じるアルフレッド・ボーデンを恨む気持ちは分かりますが、その逆がよく分かりませんでした。もしかしたらまだ見落としている部分があるのかもしれませんが。 おもしろかったです。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-19 23:42:57) |
67. ザ・ビーチ(2000)
《ネタバレ》 序盤、若者たちの爽やかな自分探しの旅とかそんな映画だろうと気楽に見ていたら、仲間がサメに襲われた辺りから段々雲行きが怪しくなり・・・、もしかしてこれは実際に起きた事件が元ネタだったりするの???などと混乱しているうちに終わった。 ラスト・シーンの必要性--仲間たちと海に漂いながら帰路につくシーンで終わらなかった理由--はなんだろうかと考えていたら、社会派映画なのかも知れないと思えてきたけど、、、やはり良くわからない。 ディカプリオがとても美しかったので、+1点加点。 [DVD(字幕)] 5点(2021-12-11 15:51:11) |
68. ギルバート・グレイプ
《ネタバレ》 予備知識ゼロで視聴。 ディカプリオ様はこの当時から既にディカプリオで、演技が完成していたんですね。凄いなあ。 言葉は悪いですが、主演のジョニー・デップが霞んで見えます。 他の方も書いてらっしゃいますが、ラストでの母親の死は唐突すぎて消化不良です。 でも、いつかまたもう一度見たいと思える映画でした。 [DVD(字幕)] 7点(2021-12-11 14:57:00) |
69. ゼロ・グラビティ
ある意味、これぞ本当の「恐怖」なのではないだろうか。 この映画のせいで宇宙飛行士になりたい人が減るのではないかと心配になるほどのリアリティだった。 なぜか『たった一人の生還』を読んだ時と同じ気持ちになった。 諦めないことは本当に大切なのだと悟った。 迫力ある映像はもちろんだけど、ほぼほぼサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーだけなのに、惹きつけられる脚本も素晴らしい。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-12-01 09:09:46) |
70. WATARIDORI
そのまんま鳥瞰ムービーです。いくつかのエピソードが挟まってはいるものの、冗長です。。。でも、これは面白いとか面白くないとかを抜きにして、一度は見ておきたい映画だと思います。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-11-24 18:40:41) |
71. チョコレートドーナツ
《ネタバレ》 実話ベースの映画。 どこまでが実話なのかと気になって調べてみたら、公式サイトに「1970年代のアメリカ・ブルックリンで実際にあった「障がいを持ち、母親に育児放棄された子どもと、家族のように過ごすゲイの話」」と書いてありました。 脚本が素晴らしくて、重いテーマを軽快なタッチで描いている(それでいて軽薄ではない)ので、肩肘張らずに見れると思います。マイノリティがどうのとか差別がどうのこうのとか、そいういうことを超えた「愛」の物語だと思います。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-11-24 16:59:26) |
72. ボヴァリー夫人(1991)
《ネタバレ》 名作と名高いフローベルの同名小説を忠実に再現しているとのことだったので楽しみにしていたのだけど、これに限っては小説の技巧それ自体を表現するのが難しかったと思われる。内容についても今となっては新しさはなく、わがままな主人公エマ・ボヴァリーの身勝手な人生を見せられているだけで、誰にも共感できなかった。20年後には違った視点で見れるのだろうか。 [インターネット(字幕)] 4点(2021-11-24 08:06:19) |
73. プラダを着た悪魔
《ネタバレ》 序盤、アン・ハサウェイ演じるアンドレアのシンデレラ・ストーリーなのかな?と思っていたら、そうではなかった。 どんどん別人のように垢抜けていく恋人を、普通だったら友人たちに自慢げに語りそうだけど、これもそうはならなかった。 あと、エミリーにもっとひどく意地悪されるんじゃないかとハラハラしたけど、そういう展開もなくて、 さらりとサイモン・ベイカーを活用しちゃうところとか脱帽しちゃったし。 なんだかんだとお約束的な展開ではないところがこの映画の魅力のひとつなのかも。 出演者たちの華やかな服装とメリル・ストリープの圧巻の演技力も必見。 この映画を見ると、仕事頑張ろう!と前向きになれる。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-11-23 08:42:47) |
74. 9人の翻訳家 囚われたベストセラー
《ネタバレ》 【ネタバレ厳重注意】 プロットは結構面白かったんですが、翻訳家をディスるような(まるで作家になれなかった人のなる職業とでもいいたげな)前提が犯行動機としてもの足りないというか受け入れられませんでした。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-11-22 23:40:55) |
75. TENET テネット
《ネタバレ》 難解と評判のこの映画、ようやく再視聴しました。 これは観終わった後に誰かと語りたくなるタイプの映画ですが、何度も見返す前提のような作品が苦手な人は要注意です。 個人的にクリストファー・ノーラン監督作品とは相性が良いのですが、さすがにこれは映画館で一度見ただけではさっぱり分かりませんでした。 難易度順はこんな感じかな?→メメント<<<インターステラー<インセプション<テネット 円盤発売後の二度目の鑑賞で、事前にメイキングを見て制作過程に思いを馳せ、何度も一時停止を繰り返して時間軸を整理しながら観ることで堪能できました。 ただ、単純にストーリーを楽しめる映画かと問われると、どうかな?と思うので、そこがマイナスポイントになりました。 余談。『THE DOOR』をノーラン監督流にリメイクして欲しい。マッツのままで。 [映画館(字幕)] 7点(2021-11-22 15:48:28) |
76. ドラゴン・タトゥーの女
小説未読。本家視聴済み。 ミステリーの内容自体は、ありきたりというかさほど難しくない展開。 カメラワークが素晴らしい。本家の世界観も非常によく踏襲していると思う。 リスベット役のルーニー・マーラのかっこよさを見るだけでも、見る価値がある。まるで女性版「007」のよう。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-11-17 19:44:00) |
77. ゴーン・ガール
《ネタバレ》 後味の悪い映画。 なんてったって完全犯罪だから、『セブン』の上を行く後味の悪さ。さすが、デヴィッド・フィンチャー監督。 ベン・アフレック演じるニックもロザムンド・パイクのエイミーもはまり役。 エイミーがお金を盗まれる辺りまでは面白かったんだけど、その先の展開は納得できない。デジーの死に疑問を持つ人はいないのだろうか。正当防衛ということになっているとはいえ、人が死んでるんだし。 元ネタである実話そのままの展開でも十分興味深い。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-11-17 18:28:36) |
78. ノマドランド
守るべき家族がいたら、きっとこんな生活はできないし、安定した生活と安住の地を持つ人にとっては、彼らは『弱者』にしか見えない。 けれど、、、 自由に生きているんだから、『弱者』と呼ばれる筋合いはない。 弱者に見えるとしたら、それは「社会」の仕組みのせい。 こんな生き方もあるってことを尊重してほしい。 そんな声が聞こえてきそう。 全編通じて、時間がゆっくりと流れていくのを感じ、映像美が素晴らしい。 おもしろい映画とは言えないけれど、見るべき映画だと思う。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-11-13 17:08:51) |
79. 裏切りのサーカス
小説未読。 派手なアクションは一切なく、淡々と進んでいくスパイ映画。 噂通り難解・・・というか説明がまったくなくて、サスペンス特有のハラハラ・ドキドキ感もない。 ラストまで見てもネタバラシをしてくれるシーンはなく、一度見ただけでは伏線さえ回収できなかった。 どこかでどなたかがオススメされていたが、これはキャストリストを手元に置いて逐一確認しつつ見る必要がある。 その上で、自分もその中の誰かになりきって、推理していくと楽しめると思う。 原作はさらに難解らしい。いつか読んでみたい。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-11-11 12:31:46) |
80. 運命の女(2002)
《ネタバレ》 エロティックサスペンス、、、なのかな。 幸せな家庭を持ちながら、若い男とのセックスに溺れる愚かな女の葛藤をダイアン・レインが見事に演じきる。 本当に愚かとしか言いようがない、美しい人妻。 自分の住んでいる街でママ友とお茶している最中、トイレでファックだなんて、あり得ない。 そして、その愚かな女のために、殺人まで犯してしまう愚かで惨めな男をリチャード・ギアが好演。 まったく彼には似合わない役だと思うけど。 スノードームという小道具がラストに涙を誘う。 彼女にとっては数あるお土産の1つだったのだろうけど、彼にとっては違った。 カメラワークはサスペンス調ではなくドラマ調。 いわば2時間ドラマレベルのストーリーを、脚本と演技力で見応えある作品に仕上げている。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-10-28 16:02:38) |