801. パッチギ!
《ネタバレ》 後半、仲間が事故死するシーンですが、一瞬コントかと思った。それで笑っていたら実は死んでいて、その後に急にシリアスな演説が始まる。人が死ぬシーンで笑いをとろうとする、その姿勢がとっても不愉快(TV放映時にはそのシーンが少しカットされていた。TV局の英断)。 [DVD(邦画)] 4点(2008-03-06 23:40:17) |
802. ツールボックス・マーダー
《ネタバレ》 初期のアルジェント映画っぽい推理ものの前半、「誰が犯人かな~、こいつ怪しいけど絶対違うよな~、いくらなんでも怪しすぎ(修理工)」なんて想像しながら楽しんでいたら、後半、そんな推理を軽く吹き飛ばす殺戮ショーに変貌。何じゃこりゃ?でも面白かった。アパートの構造が二重なら、ストーリーも二段構えで攻めてきます。殺戮に使う道具もバラエティに富んでいて、ゴア描写もエグイ(暗くてよく分からないけど)。最近、若い人が作ったホラー映画を何本か観ているが、フーパーはさすがの職人気質、実に丁寧に作りこまれている。久し振りにまともなホラーを堪能した。ただ、後で予告編を観たら、犯人を堂々とバラしているので、推理ものの意味ないじゃん! [DVD(字幕)] 6点(2008-03-05 10:03:18)(良:1票) |
803. 2001人の狂宴
オリジナル信奉者としてはちょっとアレな出来なんですが、リメイクとか何も知らないで観たら面白いと感じるかも。ゴアシーンも今どきの映画らしくちゃんと作られているし、ロバート・イングランドのハイテンションな演技も堪能できる。ただ、やはりオリジナル版の、ほとんど偶然から生まれたような無意識の恐怖感は味わえるべくもなく、この点数で。 [DVD(字幕)] 4点(2008-03-05 09:47:46) |
804. フォレスト・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 「ゾン流」とか書かれたフザけたジャケットからは想像もできない、真面目に作られたゾンビ映画。『~オブ・ザ・デッド』とつけられた亜流ゾンビ映画にはハズレが多いが、これは珍しく当たりの部類でしょう(といっても過剰な期待はいけません)。人間ドラマもワリとしっかりしているし、『死霊のえじき』や『28日後…』を意識したような展開もあって、なかなか見応えあります。ただ、舞台が森の中だけに限定されているので、ストーリーに広がりがないのと、呆気なさすぎる結末が減点ポイントか。 [DVD(字幕)] 4点(2008-03-05 09:41:56)(良:1票) |
805. ジョン・カーペンターの要塞警察
かっこいいとはこういうことさ。 [DVD(吹替)] 8点(2008-03-02 21:32:25) |
806. アンブレイカブル
『シックスセンス』の衝撃を忘れられず、多大な期待を寄せて観た人の大半はズッコケたことだろう(自分もそのクチ)。ただ、もしこの作品が件の作品の前に作られていたとしたら、評価は随分違っていたことだろう。ちょっとしたカルト作になっていた可能性がある。アメコミ世界をこれほど地味にリアルに描いた作品は他にない。言いようのない哀しみと共に目覚める男。重度の障害を背負い、生きる意味を失いかけた男。自らの存在価値を見出そうとするふたりの対極の男たちの姿を、深く静かなタッチで描く。ラストに「衝撃の結末」を持ってきてしまったことが、この監督自身『シックスセンス』の呪縛から逃れられていない証拠のような気もするが、この話術の巧さは純粋に引き込まれるものがある。 [映画館(字幕)] 7点(2008-03-02 21:14:55) |
807. RONIN
《ネタバレ》 デ・ニーロとジャン・レノの渋い顔合わせが実現。フランケンハイマー監督の重厚なアクションも健在で、嬉しい限り。街中でのカーチェイス(ちょっとしつこい)、ド派手な銃撃戦、ヘタレなショーン・ビーンと、見所には事欠きません。「忠臣蔵」云々の話は置いといて、至極まっとうに楽しめる骨太のアクション映画。 [DVD(吹替)] 6点(2008-02-29 02:11:55) |
808. パーフェクト・ワールド
《ネタバレ》 草原に寝そべっているブッチは、とても安らかな顔をしていた。彼はこの「完璧ではない」世界に別れを告げ、本当の安らぎを手に入れたのだろう。 [DVD(吹替)] 9点(2008-02-29 01:11:48)(良:1票) |
809. 許されざる者(1992)
憎しみは憎しみを呼び、暴力は暴力で贖われる。クリント・イーストウッド渾身の一作。ジーン・ハックマンが懐の深い演技を見せ、納得のオスカー受賞。傑作西部劇。 [DVD(吹替)] 9点(2008-02-29 01:08:07) |
810. ダーティハリー3
《ネタバレ》 ハリーがバズーカ砲ぶっ放しちゃったよ。スカッとしたけど、シュワちゃんじゃないんだから…。女刑事が殉職するとは思わなかったので、ちょっと悲しかった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-02-29 00:41:38) |
811. ダーティハリー2
《ネタバレ》 前作には劣るが、全体に漂う70年代らしい殺伐とした雰囲気が良い。『地獄の黙示録』のジョン・ミリアスと『ディアハンター』のマイケル・チミノを脚本に迎え、必殺処刑コップとハリー・キャラハンの対決を描く。法を無視し悪漢たちを処刑していく白バイ隊に仲間に誘われても、「見損なうな」と一蹴するハリーが最高に格好良い。体制に順ずることなく、それでいて己の信念を曲げないハリーのキャラクター性を明確に描いた名シーンと言えよう。マグナムのクローズアップで始まるタイトルロールも痺れる! [DVD(字幕)] 7点(2008-02-29 00:33:44) |
812. ダーティハリー
《ネタバレ》 ケネディ暗殺、ベトナム戦争、ウォーターゲート事件と、疲弊しきった米国に忽然と現れた連続殺人鬼、ゾディアック。警察を翻弄し、迷宮入りとなったこの事件を元に、サンフランシスコ市警の殺人課刑事ハリー・キャラハンと「サソリ」との対決を描いたシリーズ第一作。同年の『フレンチ・コネクション』と共に、その後のアクション映画の流れを決定的に変えたエポックメイキングであり、最高傑作。44マグナムの存在を世に知らしめた功績も大きい。冒頭、ホットドッグをむしゃむしゃ頬張りながら、おもむろにマグナムをぶっ放すハリーの姿が最高にクール!ブルーレイでは待望の日本語吹替版が収録されており、故・山田康雄氏のハリー・キャラハンに感涙。 [ブルーレイ(吹替)] 8点(2008-02-29 00:25:32) |
813. ハーレーダビッドソン&マルボロマン
元ネタは『明日に向かって撃て!』だが、そこから叙情性とかそういう高尚なものを全て削ぎ落として、とことんB級に突っ走った映画。その志しの低さが素晴らしい。当時既に旬を過ぎていたミッキー・ロークとドン・ジョンソンが、実に楽しそうに「ハーレー」と「マルボロ」を演じています。このバカバカしいまでのノリの良さは好き。 [DVD(字幕)] 6点(2008-02-28 23:55:30)(笑:1票) |
814. ドミノ(2005)
このノリは嫌いではない。時間軸をバラバラにしたシナリオに、目が痛くなるラリラリの映像。こっちはストーリーを追うのに必死だが、実はそんなものどーでもよくて、このぶっ壊れた世界を堪能できればそれで良し。蓮っ葉なキーラ・ナイトレイが超キュート!ミッキー・ロークが久々のハマり役で格好良かった。 [映画館(字幕)] 6点(2008-02-28 23:38:47) |
815. マイ・ボディガード(2004)
《ネタバレ》 甘っちょろい邦題のせいで勘違いされた観客が続出したそうだが、原題は「燃える男」。デンゼル・ワシントンがプロフェッショナルな殺し屋を演じるハード・バイオレンスです。他のレビューでダコタちゃんが助かってガッカリ、というような意見がみられるが、それはないんじゃないだろうか?たとえ映画でも子供が殺されて良かったとは思わないし、誘拐犯は皆死ねばいいと思う。実はそういう観点から見れば、ラスト、デンゼルは誘拐犯もろとも自爆するべきだが(他の方も指摘していた)、別エンディングではまさにその通りのことをやってくれる(DVDの特典映像に収録)。しかし監督は、クリーシーとピタの「命の交換」というキリスト的な自己犠牲の精神の崇高さを描きたかったようで、劇場版のラストに収まった模様。どちらも甲乙つけがたい終わり方だが、娯楽作としては自爆して敵を壊滅させた方がすっきりするな~。 [映画館(字幕)] 7点(2008-02-28 23:25:05)(良:1票) |
816. マーダー・ライド・ショー
《ネタバレ》 前半のライドショーは面白かったが、後半、モロ『悪魔のいけにえ』的な展開には不快指数MAX!クライマックスのフリークショーに至っては、もう何が何やら…。監督のホラー愛は伝わったが、やり過ぎ感は否めない。変態ねーちゃんは可愛かった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-02-27 19:54:27)(良:1票) |
817. バーニング
《ネタバレ》 『13金』の後続作品としてはよく出来た方。中盤、カヌーから現れての皆殺しシーンは、スラッシャームービー屈指の名場面。トム・サビーニの特殊メイクの賜物です。 [ビデオ(字幕)] 5点(2008-02-27 19:45:16) |
818. 蝋人形の館
《ネタバレ》 ここ最近勢いを見せているスラッシャー映画の中でも、これはかなり面白い。犯人がひとりではない点と、主人公カップルが恋人同士ではなく兄妹というのも斬新(不良兄貴が頼もしい)。普通この手の映画では、ヒロインは犯人に捕まっても間一髪で助かったりするが、ここでは唇をアロンアルファで接着され、指をペンチで抉られる(かなり痛そう)。クライマックス、炎に包まれ溶けていく蝋人形のエフェクトも見応えあり。ホラー好きなら観て損はなし。 [DVD(吹替)] 6点(2008-02-27 19:41:36)(良:1票) |
819. ターミネーター2/特別編
もう何回観たか分からないが、観るたびに興奮を覚える。遂にブルーレイまで手に入れてしまった。今後、これ以上面白い映画に出会えるかどうか…。永遠不滅の傑作。 [ブルーレイ(吹替)] 10点(2008-02-27 12:40:26)(良:1票) |
820. ターミネーター3
《ネタバレ》 ジェームズ・キャメロンが監督を降り、ジョン・コナー役がニック・スタール(サル顔)になった時点で期待はしていなかったが、シュワちゃんが出ているから、と思い鑑賞。しかし、肝心のシュワちゃんが何だか老けてしまい、ターミネーターとしての圧倒的な存在感がいまいち感じられなかった(ターミネーターが「オレはマシーンだ!」とか言って悩んでる時点でダメ)。ただ、まるで80年代の映画のように、「破壊あるのみ」のアクションシーンは痛快だった。思ったのだが、ジョナサン・モストゥ監督はいささか真面目すぎるのかもしれない。パロディ路線を狙ったお寒いギャグも、その真面目さの裏返しなのではないか?(なんて、好意的に解釈してみたりして)。 [映画館(字幕)] 6点(2008-02-27 11:58:32) |