Menu
 > レビュワー
 > 目隠シスト さんの口コミ一覧。42ページ目
目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2258
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445
>> カレンダー表示
>> 通常表示
821.  タナカヒロシのすべて 《ネタバレ》 
他者とのコミュニケーションを持とうとしない生活は、傍からみれば寂しい生き方に感じます。しかし本人にとっては、それはもう心地よい生き方です。自分が否定される恐れのない環境がどんなに甘美なことか。面倒な人間関係はまっぴらだけど、でも恋人は欲しいし、できれば結婚もしたい。矛盾していますが、それが本心です。しかしそれが不可能だということも気付いている。だから、「このままではいけない」という思いを抱えています。でも“とりあえず”この心地よい生活を続けたい。本作の主人公の“とりあえず”は、両親の死をもって終わります。俳句の会に参加し、ホテトルを呼ぶ。すべて能動的なコミュニケーション。「このままではいけない」と思うが故の行動です。彼は今の生き方を変えるために1歩踏み出せました。誤解を恐れずにいえば、両親が今死んだことは主人公にとって、ラッキーだったのかもしれません。それにラストで1度死んだことも。現実的には、ありがたいことに両親は長生きしてくれますし、当たらない鉄骨が降ってくることもありません。大事なのは、いかに自分自身で自分の上に鉄骨を降らせるかです。タナカヒロシは何処にでもいるリアルな存在です。自分の中にもタナカヒロシはいます。鳥肌実はハマリ役でとても良かったです。小島聖の喪服+白前掛けには参りました。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-06-30 18:27:34)(良:3票)
822.  亀は意外と速く泳ぐ 《ネタバレ》 
日がな1日ぼーと暮らしている(ように見える)亀、水槽の中で自由を奪われて生きている亀は、主人公そのものであり、平凡な普通の人の象徴でもあります。“亀は意外と速く泳ぐ”は、文字どおり主人公の人命救助のエピソードを表していると同時に、私たち普通の人へ向けたメッセージでもあります。“あなたは自分が思っている以上にやれるんじゃないの?”これはラーメン屋のエピソードからも見てとれます。エンディングでクジャクを救うべく旅立つズズメ。センスのないシールを貼ったトラベルケースを引っ張る主人公の表情は晴れやかです。今の環境を抜け出してちょっとだけ冒険してみようか。“亀は意外と速く泳ぐ”んだから。平凡な毎日を送る人たちへの応援に感じました。(もちろん平凡であること、普通であることを否定している訳ではありません。コレ重要。)正直言うと、作品の空気を掴むのにとても手間取りました。しかし観終わってみるとこの作品を大好きな自分がいました。一旦、好きだと認識してしまうと、すべてのシーン、台詞が可笑しく、愛おしく思えてきます。観る度に愛情が深まっていくタイプの作品だと思いました。脇役が抜群に上手く、上野樹里の魅力が全開の脱力系ファンタジーコメディ。今よりもちょっとだけ楽しく、心豊かに生きていくためのヒントが本作にはあります。本当はもっと高い点数なのですが、この作品には敬意と愛を込めて“そこそこ”の点数を付けたいと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2006-06-29 18:08:57)(良:6票)
823.  0:34 レイジ 34 フン 《ネタバレ》 
この手の作品の場合、事態の全貌が明らかになった後も緊張感が持続できるかどうかが肝だと思います。殺人鬼のルックスはOK。雰囲気も○です。ですが殺人鬼としてのポテンシャルに欠けます。1対1になっても勝てるんじゃないかと思わせてはダメです。展開もいただけません。追いかけっこの最中に、追うのを止める殺人鬼。これでは、緊張感が削がれてしまいます。殺人鬼の猟奇的人格の描写も、主人公が逃げた後では遅いです。殺人鬼の背景についてもやや説明不足。生い立ちは何となく想像できますが、殺人鬼の性質の把握までには至りません。殺戮の目的や殺人鬼の資質は、恐怖を煽る重要な要素だと思いますので、もう少し説明が欲しかったです。人々が行き交う“日常”の駅が、無人になった途端に“非日常”に変わる設定は面白かったのですが。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-06-27 18:35:28)
824.  逆境ナイン
個人的に「少林サッカー」は好きじゃありません。さらに野球漫画といえば、「キャプテン」「プレイボール」という良識派です(笑)。なので、本作は自分には合わないかなと思ったのですが、全然OK。大丈夫でした。確かにテイスト的には少林サッカーと似てはいますが、全然別ものでした。豆板醤と味噌くらい違います。細かいネタで爆笑しました。たぶん、この手の作品は、よほどの覚悟と根性が無いと非常に”寒い”作品になってしまうと思うのですが、寒さの一歩手前で踏ん張って「バカ映画」として成り立っていたのは立派だと思いました。堀北さんもかわいかったです。原作未読なので今度読んでみようと思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-06-25 00:41:07)
825.  デイ・アフター・トゥモロー
“地球にやさしい”自分はこの言葉が好きでありません。地球にやさしい?まるで地球にやさしくすること=良い行い=優しい人間みたいに感じるからです。人の良心をくすぐる悪趣味な言葉に感じます。本当の意味は“情けは人の為ならず”と同じで、地球にやさしくするのは自分のため。人間の住環境を守るためのはずです。すいません。ちょっと熱くなってしまいました。そこで本作。あくまでネイチャーパニックものの娯楽作品です。ドラマ性は薄く、サバイバルものとしてもイマイチ。純粋に凄い映像を楽しむ作品だと思います。正直、ストーリー自体には共感しづらく、娯楽作品としても今一歩の感はあります。ですが、地球にやさしくする理由を考えるきっかけにはなると思いました。その意味で価値のある作品です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-06-22 20:08:38)(良:1票)
826.  ワースト☆コンタクト
タイトル、設定、キャスト、どれも個人的にはストライク。いいB級作品の趣です。冒頭から、未来世紀ブラジルを思わせるネオンのタイトル。いいじゃないですか。んっ“コンタクト”の“タ”の字が点滅しているぞ。5文字の単語の真ん中を点滅させるというセンス。少しだけ嫌な予感が走ります。そして…。たぶん「笑い」と「シリアス」の中間くらいの位置取りの作品だと思います。この微妙なラインをを楽しめればよかったのでしょうが、自分にはちょっと合いませんでした。俳優陣については、哀川、板尾、酒井、我修院など濃い味の役者が予想通りの仕事をしていて良かったです。驚いたのは有坂来瞳。立派に女優さんですね。吉川ひなの劣化版、あるいはパイロット版中川翔子のような印象だったのですが、考えを改めました。キャストの強烈さに物語が負けていたような気がします。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2006-06-17 01:44:56)
827.  堕天使のパスポート
80年代アイドルの歌謡のような邦題です。しかし内容はディープな社会派ドラマでした。不法滞在者。それは存在を許されない弱き者。弱者が生きるには、何かを捨てなければならない。しかしそこに“希望”があれば捨てられるのが人間です。不法滞在者にとっての希望はパスポート。パスポート=生きる資格。生きる資格を得るために死ぬという不条理。弱者がいれば、それを食い物にする強者がいるという現実。弱肉強食の世界です。人間も野生動物と何ら変わりがない、これも自然の摂理と言われてしまえばお終いですが…切なすぎます。印象に残ったのは、自国を「この美しい国」と表現した強者の言葉。愛国心と排他主義が入り混じった重いが嫌悪を感じる言葉です。深刻な内容のわりには、見せ方が上手く、純粋にドラマとして楽しめます。何より良いのが主役の黒人男性。魅力的な、いい表情を見せる役者さんです。娼婦役の黒人女性も素敵です(美人じゃないけど可愛いなあ)。オドレイ・トトゥは大黒摩季のようでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-16 18:36:22)
828.  オーロラの彼方へ 《ネタバレ》 
“もしも、あのときこうしていたら”誰もが抱く思いです。でも、そのことで本当に望む結果が待っているかどうかは誰にも分かりません。仮に自分が主人公と同じ立場なら、同じことをしたと思います。大切な人の死を見過ごすことは出来ません。でもその次には、宝くじの当たり番号を調べ、競馬の万馬券を調べてと、私利私欲に走りますね(苦笑)。しかし、主人公たちは全然そんなことをしない(ヤフーの件は思いつき)。はなから気にしていないのです。さらに、未来を変えた責任を取ろうと奔走します。自分の力が及ばぬことと割り切ることも出来るのに。そんな人達だから、無線はつながったような気がします。幻想的なオーロラ。何処の誰と話しているか分からない無線機。ひょっとしたら時空を超えて交信できるかもと思わせる雰囲気があります。テンポよくハラハラドキドキ観られる良質の娯楽作品です。最後に気になった点をひとつだけ。最終的に主人公は職業まで変わったのかな?(消防隊長になった?)。もしそうだとしたら、最初の人生を全否定しているようで、ちょっと残念です。変わる前の人生だって価値ある人生だと思うから。
[DVD(字幕)] 8点(2006-06-15 17:55:14)(良:3票)
829.  シークレット ウインドウ
作品のアイデアは目新しいものではありません。ですから、かなり表現に気を使わないと、先行作品より見劣りしてしまいます。あるいは、アイデア以外の部分で付加価値をつけないと厳しいものがあると思います。本作では、先行類似作品に勝る描写あるいは付加価値を感じられませんでした。(ただ、ハッとする描写もあり、全然ダメという訳でもありません。)ちなみに一番印象に残ったのは、“アメリカのコーンは不味そうだな”ということでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-06-14 17:52:57)
830.  ボア vs.パイソン<TVM>
久々にしびれました、脳が。まず、主役であるはずの大蛇がほとんど出ません。姿を見せずに緊張感を煽るという手法ならわかるのですが、そういう訳でもなく、序盤からちょいちょい姿を表す大蛇。単にCGを使いたくない懐事情が痛いほど伝わってきます。さらに、中途半端な美人の中途半端なヌードシーン、雰囲気重視のスローモーション、動作が素人の軍隊、手でカメラをゆらす節約爆破シーンなど、苦笑いの連続です。極めつけは大蛇同士の××。VSってそういう意味だったのか!低予算ながらもアイデアと工夫で面白い作品は沢山ありますが、本作の場合は…。B級作品マニアの方、あるいは重たい作品を観た後、気分をリセットしたい方にはお薦めの作品です。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-06-13 17:43:23)
831.  ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer
人気テレビドラマの映画化作品。ドラマのファンでしたので、劇場で観ました。テイスト的には、「金田一少年の事件簿」や綾辻行人氏の作品を思わせるもので、本格的な推理ものの雰囲気があり、孤島の洋館で起こる殺人事件におなじみ渡部篤郎・中谷美紀コンビが挑みます。ただし、ミステリーとして作られているというよりは、あくまで「ケイゾク」の世界を楽しめればいいという作品だと思います。影に見え隠れする真の敵“アサクラ”については、テレビドラマを見ていない人にとっては意味不明(というかテレビを観ている人にも意味不明かも)だと思います。そのためファンの方以外にはお薦めできませんが、今後続編が作られるとも思えませんので、ファンにとっては貴重な作品だと思います。係長(ゴリさん)の奥さんの正体もわかりますし。
[映画館(邦画)] 5点(2006-06-12 18:46:24)
832.  パニック・ルーム
まず、パニックルームという設定。秘密基地を作って遊んだ世代としては、この上なく魅力的です。なにかワクワクするんです。期待値大です。そして予想通りジョディ達がパニックルームに入ります。でも電話は通じない。そうでなくっちゃ。良い展開です。ここから息の詰まるような駆け引きや、パニックルーム内のアイテムを使ったりして、犯人をやっつける、又は助けを呼ぶような展開になるんだろうな…と期待していたものの…ん、ん、んんん…?こ、これは…!!!最初は突っ込みながら観ていたのですが、途中であきらめました。観終わった今も虚脱感に襲われています。とりあえず福本伸行の「銀と金」でも読んで駆け引きや頭脳戦を満喫し、この心の乾きを癒そうと思います。字幕で観るともう少し違う雰囲気かなとも思いますので、+1点です。
[地上波(吹替)] 3点(2006-06-11 01:39:11)
833.  イン・アメリカ 三つの小さな願いごと 《ネタバレ》 
命の危険を賭してまで子を産む選択をする母親。賢明な選択とは思えません。自分が父親でもやはり止めます。しかし、これも家族が選んだ道。正しいかどうかは誰にも分かりません。生まれる命もあれば、消えようとする命もあります。エイズに侵された黒人のマテオ。孤独に病と闘う男。彼にとってこの家族との出会いは、残された人生に潤いを与える、かけがえのないものだったはずです。赤ちゃんが助かったのは、神様のおかげかどうかは分かりません。しかし家族とマテオの出会いに意味があったこと、親の祈り、家族の祈り、命を愛する死にゆく男の祈りが、尊いものであったことは間違いありません。そして赤ちゃんは与えてくれました。涙を流すことを拒絶した父に涙を。弟の死に心を縛られた姉に、自ら心を解き放とうとする意思の力を。心の傷は消えなくても、大切な人の死を受け止める力を与えてくれました。これからも、この家族には厳しい現実が待っているでしょう。しかし、苦しい生活の中でも楽しみを見つけられるこの家族に、少しでも光の当たる人生が待っていることを願わずにはいられません。それがマンハッタンの夜空に浮かぶ月が照らすような、ほのかな光でも。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-06-09 17:40:43)(良:1票)
834.  レイクサイド マーダーケース 《ネタバレ》 
この作品をサスペンスあるいはミステリーとして捉えると随分と粗い作品に感じます。クライマックスでは、「そんな論拠でみんな信じちゃっていいの?」「おいおい、トヨエツ声でけーよ。力技だなあ。」と言いたくなります。謎解きを放棄したような展開。最後に語られるのは、“事件の真実”というより“事件の結論”。もはやサスペンスではなく社会派ドラマの様相です。原作のタイトルにわざわざ“マーダーケース”という文言を加え、サスペンス作品であることを強調するミスリードぶり。なるほど、本作最大のどんでん返しは、殺人事件云々ではなく、作品のジャンルそのものだった!?ところが、結論が提示されても「なるほど。そういうことか。」という気持ちになれません。何故か。登場人物たちが“意外な結論”を受け入れる姿に説得力が無いからです。説得力を持たせる描写(例えば希薄な親子関係や人間性を表すエピソード)が少なすぎるのです。さらにラストカットで、ダメ押しの“この作品はサスペンスなんですよアピール”。もう必要ありません。少ない登場人物、限られた舞台設定など、濃密で緊迫感ある雰囲気は良く、役者も芸達者揃い。“真実を突き止めようとしない人間の弱さ”という部分にも重みがあります。面白くなる要素満載だっただけに、惜しい作品だと思いました。
[地上波(邦画)] 5点(2006-06-08 17:56:19)(良:1票)
835.  ホステージ 《ネタバレ》 
なかなか面白かったです。ただ、何となくしっくりきません。気になった点をいくつか。まず立てこもり犯のマース。彼は幼いときに、父親が母親を殺すのを目撃しているという設定です。人質の娘をいたく気に入るマース。最悪の状況の中でも彼女との出会いを“今日は人生最高の日”だと言い、若い娘が挑発的な服装をしているのに手も出さない(まああまり魅力的でもないけど)。さらに娘はぽっちゃり体型で、タオルを頭に被った姿はまるでマリア様のよう。母親及び母性の暗示。マースは彼女と死んだ母親をダブらせていることは明らかです。さらに、家に火をつけるという行為に固執している点も、父が母を殺したとき、焼身自殺しているのではないかと思わせます。丁寧な描写です。しかし、このことが作品に深みを与えているとは思えないのが残念。そして予想を裏切る展開の数々。似たような2つのタイトルのDVDが出てきた時点で、「はは~ん。後々これがキーポイントになるんだな」と観客に思わせておきながら、実はまったく利用しない。これにはビックリ!さらにクライマックスでの銃撃戦。主人公は、誘拐犯を倒した後も、妻子に駆け寄る前に、犯人へ執拗に銃弾を打ち込みます。「安堵感」よりも「怒り」が先にくる描写。リアリティはありますが、少々やりすぎ感があります。気になる描写は多々あるものの、全体的に力の入れ所を間違っている気がしました。何となくしっくりこないのは、このためでしょうか。それにしてもB・ウィリスには拳銃とガムテープがよく似合いますね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-07 18:28:38)
836.  ジーパーズ・クリーパーズ
何故か2を先に観てしまい、後から本作を観ました。特別2が面白かったわけではないのですが。本作は、多くの方がご指摘のように、前半は十分不気味な雰囲気のあったのですが、後半は結構ぐだぐだで、単に後味の悪い作品という気がしました。
[DVD(字幕)] 4点(2006-06-04 21:15:35)
837.  愛しのローズマリー 《ネタバレ》 
スクール・オブ・ロックでジャック・ブラックにはまり、彼の出演作品を探していたところ、この作品に出会いました。当然、J・ブラックのキレ演技を期待したのですが、さほど過激でもなく、ごく普通のコメディ作品だと思いました。J・ブラックが真実に気づいてからの展開に説得力を感じず(彼女を好きな理由は外見ではなく中身だったのだと気づく”表現”が弱い)、エンディングで「良かったなあ~」という気持ちになれなかったのは残念でした。
[DVD(字幕)] 5点(2006-06-03 21:14:29)
838.  踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
人気テレビドラマの映画化第2弾。劇場で鑑賞しました。劇場版第1作にくらべて、やり過ぎ、盛り込みすぎ、くだけ過ぎで全体的に散漫な印象があります。オープニングエピソードのテロ演習は、ご指摘の方もおられるように、邦画の佳作「遊びの時間は終わらない」を思わせますので、合わせてそちらをご覧になることをお薦めします。(正直「踊る~2」より遥かに面白いです)それにしても「踊る~」シリーズは凄い。台詞まで覚えてしまっている映画というのはそれほど多くありません。にもかかわらず、1の「事件は会議室~」に引き続き、「レインボーブリッジ封鎖できません」という台詞を覚えてしまっています。TVの力は恐ろしい。
[映画館(邦画)] 5点(2006-06-02 18:15:44)
839.  やさしい嘘 《ネタバレ》 
3世代にわたる母と娘の心情を繊細なタッチで描いています。生きてきた時代が違うから価値観も違う。旧ソビエト時代、社会主義のウソの中に浸かってきたおばあちゃん。その幻想を打ち砕かれた母。そして今、新たな民主主義のウソの中を生きる娘。それぞれの時代背景が心に及ぼす影響は大きいようです。“息子の死はおばあちゃんには辛すぎる”そう母は判断しました。「真実を知って悲しむくらいなら、ずっと嘘に包まれていたほうが幸せだ」それは、現在の生活に対する母の想いとも見て取れます。その嘘に嘘で答えるおばあちゃん。自分の事を気遣ってくれた娘と孫に対するせめてもの思いやりです。誰も傷つけたくない。知らないほうが幸せな事もある。その気持ちの奥にも、おばあちゃんの生きてきた時代が垣間見えます。ラスト娘はウソをついて旅立ちます。それはおばあちゃんや母親の祖国、そして今まで生きてきた時代との別れでもある。笑顔ひとつ無い娘の旅立ちは、今のグルジアが置かれている状況を表しているのでしょうか。やさしい嘘。それは相手を思いやる暖かい心。一概に否定する気はありません。でも結局はみんなが傷ついてしまった。嘘で逃げきるのは至難の業。やはり傷つくことを怖れてはいけないのだと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2006-06-01 17:44:14)(良:1票)
840.  ゲット・ア・チャンス!
ポール・ニューマン主演の犯罪ドラマ。ポール・ニューマン、ずいぶんと年老いたなあと思いましたが、でもやっぱりカッコイイです。内容的には、2時間のテレビドラマっぽく、犯罪部分にリアリティや緊張感はありません。ラストはあまりに予想通りのものでしたので、もう一ひねりあってもよかったかなと思います。さらりと観るにはいいかなと思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-28 13:55:26)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS