841. ロイ・ビーン
《ネタバレ》 ○これもニューシネマの代表作。同じポール・ニューマン主演でも「明日に向って撃て!」とは一味も二味も違う。○他を逸するポール・ニューマンの存在感。憧れをもちつつ、正義に奔走する姿と時代遅れとなりながらもその姿勢を崩さず立ち向かう姿は素晴らしい。更に舞台を西部劇としたのもなかなか。 [DVD(字幕)] 7点(2011-04-10 21:42:19) |
842. 裸の銃を持つ男
《ネタバレ》 ○単純に面白かった。コメディとしての基本である勘違いやドタバタをテンポ良く描いている。○レスリー・ニールセンも初めて見たが、はまり役だな。 [DVD(字幕)] 8点(2011-04-10 21:35:07) |
843. 理由なき反抗
《ネタバレ》 ○オープニングが秀逸。観る者を惹き付ける力がすごい。カメラアングルとかもあるだろうが、ジェームズ・ディーンが凄いのだろう。○話としては大したことはないのだろうが、青春モノのとしての切なさ・刹那はうまく描けていると思う。 [DVD(字幕)] 7点(2011-04-10 21:30:06) |
844. クライマーズ・ハイ(2008)
《ネタバレ》 ○少し長いと感じたが、一気に見られる作品。○息子とのエピソードとそれに伴う山登りのシーンなどの必要性がそこまで感じられなかった。間に挿むそれぞれのエピソードが映画のテンポを崩しているように少し感じた。○堤真一、堺雅人、山崎努と芸達者な俳優が映画を面白くしているように思う。○総じて可もなく不可もなくといった出来。 [DVD(邦画)] 5点(2011-04-10 15:50:45) |
845. 猿の惑星・征服
《ネタバレ》 ○猿が征服するというのに、シリーズを重ねるごとにスケールダウンしている感は否めない。猿を出せる数とか予算に限りが合ったのだろうが、ある一部だけ去ると人間が闘争を起こしていてもと言う感じ。○特別悪かったわけでもないが、決して面白くはなかった。ただ、こうなると最終作は観ざるを得ない。 [DVD(字幕)] 4点(2011-03-26 10:19:17) |
846. ダーティハリー3
《ネタバレ》 ○初めてまともに女性が登場する本シリーズ。「ミリオンダラー・ベイビー」のような、距離を置きつつも親身な優しさのある関係が観ていてほのぼのする。ただ、オチはシリーズ通して徹底しているとも言える。○オープニングから全開のハリー・キャラハン。人事部への配属は笑った。○ストーリーとしての面白さは可もなく不可もなく。ニューシネマ最期の映画「タクシードライバー」と同年で、ニューシネマの代表作でもある本シリーズとしては、ダークで虚無感の残るオチをしっかり継承していると思う。女性の社会参画の風潮を汲み、システムへの対抗としても描いている本作は、ニューシネマの終焉と言われたこの年でありながら充分存在感を示していると思う。そういう意味で、シリーズ4作目はどうなっているか観るのが楽しみである。 [DVD(字幕)] 6点(2011-03-26 09:28:58) |
847. キンダガートン・コップ
《ネタバレ》 ○シュワちゃんのコメディは初めて見たが、これはこれでイケるなと思った。安心して見られる。○シュワちゃんが子供相手するなんて。初めて教室に入るシーンで、緊張しているシュワちゃんが最高におもろい。 [DVD(字幕)] 6点(2011-03-17 00:08:17) |
848. キル・ビル Vol.1(日本版)
《ネタバレ》 ○タランティーノ作品は「レザボア~」「パルプ~」「ジャッキ~」「イングロリアス~」と見てきたが、「イングロリアス~」並にえげつない作品だな。刺すは斬るはで血のジェット噴射。何度も目を背けてしまった。○タランティーノ作品では長くても時間を長く感じることはないが、これは時間がもともと短いため、あっけなく終わった印象。最後の20~30分は斬ってるだけだしね。○一番のネックは日本語がほとんど聞き取れないこと。日本人のセリフでさえも。てか子供のころから日本にいるはずのルーシー・リューの日本語が下手すぎw○親日家で、これほど日本を出してくれたのは嬉しい。最後に梶芽衣子の歌を出すなんてね。 [DVD(字幕)] 4点(2011-03-16 23:41:54) |
849. エニイ・ギブン・サンデー
《ネタバレ》 ○展開が予定調和すぎるが、その割に長い上映時間を感じさせない演出はさすがオリヴァー・ストーンというところ。○控えだった選手が活躍し、酔いしれて、チームメイトから嫌われ、最後はみんなで勝つというありきたりもいいところのストーリーなのだが、オーナーとのやりとり、メディアとのやりとり、そしてあくまでコーチが主役でというバランスがある程度取れていたのがよかったのだろう。○バランスこそそこそこいいかもしれないが、時間の割になぁという印象。アル・パチーノに言わせるからこそといったセリフもあろうが、他でも聞けるスポ根モノのセリフばかり。もう少しオリジナリティがほしかった。 [DVD(字幕)] 5点(2011-03-16 23:03:21) |
850. 28日後...
《ネタバレ》 ○いかにもB級な雰囲気。決して嫌いではない。ただダークな感じを徹底してほしかった。○展開・キャラなど全体的には可もなく不可もなくといった感想。○他の方も指摘されているが最後はSOSでしょ。 [DVD(字幕)] 5点(2011-03-16 22:43:07) |
851. キック・アス
《ネタバレ》 ○面白かった。2時間見入ってしまった。痛快という言葉がぴったりな映画だった。○最初にヒーローものであると提示し、主人公に何か力があるのかと思わせておいて、実は力は何も持っていないただの青年。そこへ真の(?)ヒーローが現れるという意外な展開。その後、罠にはまったり、恋愛があったりとベタな展開もあるが、ケイティはストーリー上のヒロインではないし、エンディングもあくまでキックアスとヒットガールであるのが良い。○確かにヒットガールが幼いのに、かなり残酷なシーンまで演じているのは賛否を呼ぶだろうが、気持ち良いくらいに演じきってくれているのでそこまで違和感がなかった。○オマージュも随所に伺え、映画好きとしてはたまらなかった。ジェイソン・ボーンやジョン・ウーなど。ニコラス・ケイジが2丁拳銃やってるし。後で調べたら、ヒロインの友達のエリカ役を演じていた女優の名はソフィー・ウーだって。もちろんウーのつづりは違うけど。 [映画館(字幕)] 8点(2011-02-27 17:28:22) |
852. 荒野の七人
《ネタバレ》 ○原作にあるような重厚感はないものの、コメディ要素を加え、快作に仕上がっている。○ブリンナー、マックィーン、ブロンソンなど豪華キャストも嬉しい。 [映画館(字幕)] 7点(2011-02-27 16:51:27) |
853. 解夏
《ネタバレ》 ○結構薄っぺらいというか、テーマの割にあっさりしているというか、まぁ仰々しいお涙頂戴がないのは好感が持てた。○テーマイメージに主演の二人がマッチしている。しかし、心にグッとくるほどのものはない。○DVDの特典で予告編を見たが、これを見ていたら間違いなく見ていなかった。邦画の予告編ほど見て損をするものはない。 [DVD(邦画)] 5点(2011-02-20 00:05:05) |
854. ソーシャル・ネットワーク
《ネタバレ》 ○ファンであるデヴィッド・フィンチャー作品ということで期待したが、そこまででもなかった。サクサク進む感じはタイプこそ違うが「ファイト・クラブ」を彷彿とさせた。しかしサクサク進む爽快感が奏功したのか割と後に残らない作品でもあった。○どこに落とし所を持ってくるのかと思ったらあっさりそこで終わりかって感じだった。終わりそうな雰囲気がないまま終わってしまった感がある。ただそのエンディングの電話をかけずに、Facebookの更新待ちとは時代の変化を示してるんだろうなと実感。 [映画館(字幕)] 6点(2011-01-17 00:16:19) |
855. アンストッパブル(2010)
《ネタバレ》 ○トニー・スコットとデンゼル・ワシントンのゴールデンコンビ。やはり外れはない。手堅くまとめられている。○個人的なことだが、「暴走機関車」を見た後だったので、ダブって見えた。○本筋のストーリーはテンポが良く、無駄がないが、ひねりに乏しく若干面白みに欠ける。○一方で、サブストーリーはベタな話。ここまで来ると感動させようとかないんだろうな。本当に飾り程度。 [映画館(字幕)] 5点(2011-01-09 13:43:28) |
856. 男はつらいよ 柴又慕情
《ネタバレ》 ○若いころの吉永小百合を初めて見た。当時20代後半には見えないあどけなさが魅力的であった。○大体このシリーズに通して言えることだが、マドンナが無神経すぎる。寅さんにとっては残酷だね。○森川信さんが亡くなって松村達雄さんに代わって最初は若干違和感があったが、徐々に慣れてきた。でも森川おいちゃんの「ばかだねぇ~」が聞けないとは残念。○作品としては大きな見せ場がなかったのが痛いが、安定した面白さはある。 [DVD(邦画)] 5点(2011-01-04 23:22:21) |
857. 暴走機関車
《ネタバレ》 ○人物描写が希薄なまま、強引にストーリーが進むので、最後まで引き込まれることはなかった。○囚人と所長の対立、機関車内の紅一点などステレオタイプが過ぎた印象。○どこかニューシネマの印象を残しつつも、当時のものの良い作品と比べると、あんまり印象に残らない。インパクトあるだろうセリフもどこか唐突過ぎる。 [DVD(字幕)] 3点(2011-01-04 09:18:53) |
858. 激流(1994)
《ネタバレ》 ○いたって普通の作品。それ以上でもそれ以下でもないかな。○話にもう少し面白みがあれば良かった。テンポは良かった。○ケヴィン・ベーコンはいつから悪役やっているかわからないが、出てくるだけで悪役と分かってしまうのはなんか惜しいなぁ。○メリル・ストリープがサスペンスアクション映画に出るのは貴重。○銃を持つ犯人相手に屈しないメリル・ストリープ演じる母親も凄いが、デヴィッド・ストラザーン演じる父親が地味ながら超人ばりの大活躍。渓谷・山道を難なくクリア。○割と純粋なサスペンスアクションの中に、インディアン差別が残るアメリカを反映するシーンは凄く浮いた印象。 [DVD(字幕)] 5点(2011-01-02 09:29:33) |
859. L.A.コンフィデンシャル
《ネタバレ》 ○約2時間半飽きることなく観られた。テンポが非常に良いし、登場人物の多さの割りにきれいにまとめられている。○キム・ベイシンガーのアカデミー賞受賞は微妙だが、主要の役者の演技を見るだけでも十分価値のある作品。 [DVD(字幕)] 9点(2010-12-31 17:17:25) |
860. スパイ・ゲーム(2001)
《ネタバレ》 ○トニー・スコットは好きだが、この映画は構成自体があまり合わなかった。回想シーンが多すぎて、救出に目がいってしまっている以上、面白くなりようがなかった。○ブラピは若いころのレッドフォードと言われ、世紀の共演となったが、「おお」って感じにはならず、レッドフォードの老けが少し気がかりだった。 [DVD(字幕)] 4点(2010-12-26 10:25:41) |