901. 恋する惑星
ダラダラしているだけのストーリーは退屈極まりない。映像的には挑戦しているようだが、自分の感性には合わない。登場人物にも魅力を感じない。香港の暑苦しさ、汚らしさに、スタイリッシュも感じない。音楽だけは懐かしかったが、作品に合わずアンバランス。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2016-06-16 09:41:04) |
902. 日本海大海戦
《ネタバレ》 日露戦争について駆け足でお勉強できる。また、東郷・乃木をはじめとする配役もいいし、海戦の特撮には見るべき所がある。ただし、全体的には物足りないかな。特に陸戦がね。203高地があっという間に解決しちゃうし。まあ、題名が海戦になってるのでオマケ扱いされるのは仕方ないのかもしれないが。あとは解説色が強くて、歴史ドキュメンタリー的で、映画としてはどうなのかと。まるで豪華俳優陣で「歴史秘話ヒストリア」を見ているようだった。乃木が前線に立ったとか、東郷が乃木を訪問して現地視察したとかは実話はんだろうか? [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-06-15 10:59:37) |
903. ソロモンの偽証 後篇・裁判
ミステリーとか裁判モノではなく、中学生の心の葛藤と成長物語を期待していたので、ほぼ期待通り。主役の男女がちょっとオトナ過ぎて優等生的なところに物足りないさとリアリティーに欠ける部分はあったが、それでも真実を求め、自分のズルサや弱さに向き合い、自責の念に駆られるナーバスなところは中学生らしくてよかった。その他、脇役中学生達も各々個性的で、良くも悪くも中学生らしさがあったと思う。結局この物語は、面倒な事や真実への追求から逃げてばかりいて、自分を誤魔化して妥協して生きている大人への批判でもあるのだろう。 [地上波(邦画)] 8点(2016-06-13 23:46:05) |
904. ソロモンの偽証 前篇・事件
これは謎解きサスペンスなのではなくて、「(中学生にとっての)正義とは何か?」がテーマだと理解しました。主役の少女の魅力・存在感は充分で、真実を求める正義感がどのような結末で決着されるのかが後半が楽しみです。懸念は謎解き中心の展開になってしまい、肝心の、思春期特有の気持ちの決着の付け方が疎かになってしまう事かな。 [地上波(邦画)] 8点(2016-06-13 10:21:25) |
905. 遠すぎた橋
なかなかストーリーが複雑で、アチコチ場面がとぶので話についていくのが大変でした。<追記>12年ぶりに再見。今回はそれなりに予習をしてから見たので、ストーリーにはついていく事ができた。結局、連合国版『失敗の本質』なわけですけど、メインは愚策に翻弄される現場の苦労物語。なぜ愚策へと突入し、失敗したのか?という上層部の決断の背景や経緯、検証は弱かったので、もっとそっちを描いたリメイク版に期待したいところ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-10 11:27:53) |
906. スネーク・フライト
内容的にあまり期待はしていなかったが、点数がワリといいので観てしまった。で、結局後悔する事に・・・。 [地上波(吹替)] 3点(2016-06-09 16:59:15) |
907. バルジ大作戦
ドンパチを描きたいのか?人間ドラマを描きたいのか?戦略・戦術を描きたいのか?がイマイチハッキリしない作品。ロバートショウ演じるドイツ将校には存在感はあったと思います。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-06-09 13:42:36) |
908. パリは燃えているか
全体的には「フランス万歳」のオメデタイ出来事として描かれているため少々薄味。この件は詳しくなかったので、歴史の勉強程度には役立った。もっとフランス側の権力闘争とか、ドイツに魂を売った裏切り者の話が見たかったが、自国でそれを製作するのは無理があるのかな。パリはメデタク開放されたが、東京は空襲で焼野原で、10万人以上が殺されてるし、占領されてもオトナシクしてたし、この支配・被支配の違いは何なのだろう?と考え込んでしまう作品でもある。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-08 13:03:29) |
909. SUPER8/スーパーエイト(2011)
皆さんおっしゃる通りの既視感ありまくりの子供向け作品ながら、これはアレのパクリ(オマージュ?)だなと回想しながらも、展開としては終盤まで結構楽しめたので自分もまだ「少年の心」を残しているのかなと安心?したのだが、ラストがコテコテの説教臭で「こうなっちゃうのかあ」とため息。まあ、仕方ないのかな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-08 10:32:28) |
910. 姿三四郎(1943)
肝心の主人公がどこかのチェーン店の店長の風貌で全く強そうに見えない。演技力の問題なのか成長も感じられない。全体的にコメディー的なんだが、笑いがあるわけでもない。「黒澤のデビュー作」という枕詞がなければ歴史に埋もれ、見向きもされない作品に思える。 [DVD(邦画)] 3点(2016-06-04 07:34:57) |
911. わが青春に悔なし
《ネタバレ》 思想弾圧批判の社会派作品かと思ったら、途中から三角関係の恋愛・夫婦モノになって、終盤は女の生き方というテーマが変遷していった印象で少々つながりが悪い。夫が獄死して、実家に肩入れしちゃうのもちょっと唐突な印象。時代の変わり目でもあり、試行錯誤で、全体的に粗いのは仕方ないかな。原節子の演技の変化はよかったと思います。 [DVD(邦画)] 5点(2016-06-04 06:16:50) |
912. フーリガン(2005)
《ネタバレ》 裏切りで挫折したエリートが、ヤンキー世界に目覚めちゃう話。男の名誉か社会的名誉か。俺はどっちもイラナイけどね。と思ったら、結局「家族を守る」事がイチバン!という無難なオチに。が、一皮向けた成長を表すラストの復讐はスカットしたかな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-03 12:09:48)(良:1票) |
913. シービスケット
《ネタバレ》 男の心意気に胸打たれました。ゲイリー・ロスとはかなり相性が良いので期待して観たのですが、期待通りの作品でした。勝負にこだわるのであれば、シービスケットの復帰戦に万全でないレッドを騎乗させるべきではないが、そこにあえて騎乗させようとする関係者の心意気。そして、レースでは馬群からとり残されていくシーンで「やはり実話だし、そう簡単には勝てないようなあ。でもここまで復帰できたし凄いよなあ」って思ってたところで、ウルフがシービスケットの勝負根性を引き出すために、後方に下がるところでその心意気に涙が出ました。これも勝負にこだわるのであれば、ウルフ関係者(馬券を買った人含む)からみればご法度。でもこの「奇跡の演出」は許されるものだったのだと思います。勝つ事だけがすべてじゃない。人の気持ちに応える優しさに心洗われました。でも、関係者皆の夢・心意気に見事に応え、勝ってしまうシービスケット。まさに「出会いが奇跡を生む」最高の物語だと思います。<追記>13年ぶりに再見。移動カメラの疾走シーンの迫力はTVで感じることはできなかった。劇場との差異を痛感した。他方、映像の力で感動させられたのかも?という気も。 [映画館(字幕)] 10点(2016-06-03 10:33:09)(良:2票) |
914. ボルベール/帰郷
重たい話のワリには登場人物達に影がない。スペイン女性の気質と言ってしまえばそれまでなんだが、日本人にはちょっと理解し難いな。それにしてもスペイン男は、バカばかりじゃないだろう。1人ぐらいマトモな男を出して欲しかった。 [地上波(吹替)] 5点(2016-06-02 11:07:59) |
915. 100回泣くこと
主演男女に魅力がない。病気モノなんだが、演技力の問題なのか切実さが伝わってこない。ストーリーはキレイな話なんだけどテンポが悪いのでかなり退屈。原作は有名らしいけど、改悪されて映像化に失敗したのかな。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2016-06-01 16:08:13) |
916. 男と女の不都合な真実
女優は最初どうかな?と思ったが、見てる間にだんだんよく思えてきた。うまく変化を演じ分けていたという事だろう。男のキャラが出来上がった原因である失恋話への掘り下げが無かったのがマイナス。医者役の男優はいい意味で存在感がなくて、濃淡の男優対比はよかったな。 [地上波(字幕)] 5点(2016-05-31 17:06:54) |
917. ハルフウェイ
所謂地方高校のローカル・トラックの話なんだが、地方都市度が高いと、校内の偏差値の上下幅も広く、早稲田から地元の福祉大まで進路も様々。就職する人もいるだろう。そういう進路と別れといった悲喜こもごもを等身大で描いた作品としては悪くはない。でも台本には台詞がなかったようで、全部出演者のアドリブらしく、それがリアルなのかダラダラして盛り上がらないのかは微妙なところ。地方の人には自分の過去と重なってそれなりに響くのかと。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-05-30 10:17:58) |
918. 海街diary
不倫がどれだけ世の中で叩かれるかは、皆さんご承知の通り。生まれた子供に罪は無いとか、いい子だから宝だ。ってなるほど世の中は甘くない。だからこの映画はファンタジーとして見るべきなんだろう。死やカネといったリアルな話も盛り込んでいるが、かなりオブラートに包んであって、鎌倉の風景と共にキレイにまとめましたって感じ。もうちょっと人間の裏表やどうしようもなさみたいのがあってもよかったんじゃないですかね。基本的に皆善人だし、かといって寅さんみたいな笑いがあるわけでもなく、少々退屈ではある。特にダーク部分を持つ長女には苦悩が感じられず、開き直り感があったかな。逆に、末っ子には秘めた想いや苦悩が感じられ、表現も中々よかったけど。 [地上波(邦画)] 6点(2016-05-27 15:16:23)(良:1票) |
919. 悪名(1961)
東映任侠に比べると、見劣りするな。役者に魅力を感じない。女優は悪くは無いけど、男優がダメだな。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-05-27 12:09:22) |
920. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
テーマパークのアトラクション的内容で、冒険活劇としては及第点だろうし、20代までなら楽しめるのかな。中年以降になるとちょっと厳しいな。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-05-24 13:15:18) |