901. 続・激突!/カージャック
《ネタバレ》 実話を基にしているせいもあり、早い段階から崖っぷちな二人。アメリカで警官を人質にして、逃走してればどうなるか? そりゃあ嫌でも最悪のケースを思い浮かべるもの。実際、射殺するチャンスがありながら、タナー警部が止めている状態であり、とてもじゃないが逃げ切れるとも思えない。そして目的である息子奪還は大きく遠のいてしまったと考えていい。このあたりが明るい作風でありながら心の底から笑えなかった理由なんだろう、しかし最悪を想定していたからこそ、息子を取り戻したという結果にはサプライズプレゼントのような嬉しさがあった、また観たくなる映画だ。あ、そういえばあの老夫婦はどうなったんだろう? 災難なこった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-24 21:00:18) |
902. 関の彌太ッぺ(1963)
これこそ日本人の美徳。かっこいいな~。一方で、日本に寄付文化が根付かないのは、名前を出したがらないせいだという意見もありますから、なかなか難しいものです。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-05-23 20:31:10) |
903. ルパン三世 バビロンの黄金伝説
アニメ「ルパン三世」を売り込むためのビデオ(パイロット版って言うのかな?)みたいな出来、10分~15分程度なら良いが、これで100分はきつい。カルーセル麻紀の棒読みも立派な減点要因になる。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2011-05-22 14:03:24) |
904. パリ20区、僕たちのクラス
《ネタバレ》 13歳~14歳だとちょうど反抗期に差し掛かる頃だろうし、どの国でも難しいとは思うが、移民が多いフランスではさらに複雑な問題が重なってくる。はっきり言うと何も解決してないし、事態はむしろ悪くなった。決して金八先生のような熱血教師が問題を解決していくといった内容ではないわけだ。じゃあ、そんなものが映画として面白いのか?と思われるだろうが、これがとても面白かった。その面白さの大半がフランソワの授業の中にあるのも驚きだ。鑑賞後、しばし余韻に浸りながら、後味はそれほど悪くないことに気付く。恐らくはこの映画の目的、つまりはフランスの現実を映し出す事に成功したという点で観る者にも自然と満足感が生まれたのだと思う。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-22 14:00:36) |
905. 激突!<TVM>
《ネタバレ》 最初は嫌がらせ程度に思えたが、徐々にエスカレートする恐怖。車の故障で追い詰められ、下りの坂道では主人公の死にオチも頭をよぎったくらいで、まさに息を呑む面白さだった。これを25歳で撮ってしまうスピルバーグはやっぱり凄い。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-05-21 17:35:50) |
906. オーケストラ!
最後の15分のためにあるような映画だが、それ以外では仲間集めをしている時が楽しかった。中盤、弱気になる主人公を何度も見せられるのが少々不満…、自分で言い出したんだから、しっかりしてほしいよ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-21 11:08:08) |
907. 踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
冒頭からのお馴染みのノリがしつこい、そして笑えない。少なくとも事件が起きてからは余計だと思う。警察署のセキュリティ、青島のおかしな行動、スカンクで笑わせようとするセンス等、問題だらけ。日向真奈美が言ってることも寒くて聞いてられない。小泉今日子がかわいそうである。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2011-05-20 19:46:17) |
908. ルパン三世 DEAD OR ALIVE
《ネタバレ》 これはなかなかのクールルパン。首狩り将軍も存在感があって良い。ナノマシーンについてはクライシスはあっさり殺したのに、ルパンや不二子には遠慮してるように感じられるのがいわゆる主人公補正というやつで少し残念に思います。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-05-19 18:30:45) |
909. 山猫
イタリアの変革期を舞台に、ある公爵の老いと貴族の終焉が哀愁たっぷりに描かれるのだが、これがとにかく長い。もともと長い映画だが、さらに長い完全版を観たせいだろうか、感想は「疲れた」の一言だけです。3時間超の時間そのものより、ちんたらした展開に早い段階から飽きがきて、観終わった頃にはぐったり…。豪華絢爛なセットは良かった。アラン・ドロンもかっこいい。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-05-18 19:43:36) |
910. 無法松の一生(1958)
《ネタバレ》 <阪東妻三郎版は未見> 敏雄(ボンボン)が幼かった頃の楽しい日々から一転して、敏雄の「親離れ」と「松五郎離れ」によって寂しくなっていく二人の気持ちがよ~く伝わってきた。ボンボンじゃなく、若大将でもなく、吉岡さん… 「他人みたいだ」、と元気がなかった松五郎が忘れられない。明治~大正時代だとまだ身分の違いがあったようで、おかしな事ではないだけに切ない。そういえば奥さんも自分の息子なのに「さん付け」で呼んでいた… 家督を継ぐ者ってそういう扱いだったんだよね。そんな時代の叶わぬ恋を三船敏郎と高峰秀子の共演で描く豪華な一作。松五郎の死に場所は一番楽しかった頃の思い出、運動会が行われた学校だったと…。涙を誘う。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-05-16 23:05:52)(良:1票) |
911. 仇討(1964)
新八の叫び、重兵樹の内に秘めた苦しみ…。実話ではないが、この不条理と言うのか、今や世界を魅了する武士道の影の部分を見せ付けられた。時系列が飛び飛びになるのはちょっと注意が必要でした。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-05-16 23:02:58) |
912. 犬神家の一族(1976)
大野雄二による音楽とタイポグラフィって言うのかエヴァンゲリオンでオマージュとして使われた文字の表記、OPからとても良い雰囲気だ。時代設定は戦後間もないくらいで、戦争の傷跡を恐怖や不気味さに変えているのも良い、佐清の登場から一気に全体が引き締まった。一方、金田一耕助は飄々としているので過剰に重くなりすぎず、バランスが取れているんだと思う。石坂浩二もハマってるなぁ。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-05-15 17:00:49) |
913. 十一人の侍
《ネタバレ》 「十三人の刺客」はオリジナル版、リメイク版、共にまだ観ていないが、リメイク版の予告編で「将軍の弟」というフレーズを耳にしていたので、この「十一人の侍」を観ている最中、ずっと気になっていたが、なるほど焼き直しかつ、劣化版のようですね。もちろん全く面白くない訳ではないが、散々焦らした上、作戦は無駄になり、最後は特攻みたいなもので、何だかな~と…。また十一人の中で仙石隼人しか目立たないのも如何かなものかと思う。さらに松平齊厚は小物臭がきつく、秋吉刑部も物足りない。唯一「悪いな~~」と感じた悪役らしい悪役、水野越前守はほったらかし?? どうもパッとしない映画でした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-05-14 19:03:38) |
914. 名もなく貧しく美しく
《ネタバレ》 苦しいながらも頑張って生きていく二人、いや、秋子の母も含めて三人に感動した。ちょっと不満を言えば、映画自体の尺の関係かもしれないけど、秋子の耳が聞こえたり聞こえなかったりするのが気になった。高峰秀子の演技も聾唖者というよりは、日本にやってきて数年の外国人みたいな感じ。手話の字幕も背景が白い部分は読みづらくて困るし、お涙頂戴のラストもイマイチかな…。あと、一人目の子供を亡くしてから二人目ができるまでの心境の変化も分かりにくい。あ… 文句ばっかり言ってるけど、なかなか良い映画だとは思いますよ。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-05-11 20:47:03) |
915. マイレージ、マイライフ
《ネタバレ》 字幕版を見逃したので吹き替え版で。考えてみればクビ宣告の旅を見ていて楽しいはずはないんだけど、ナタリーの存在によってあまり馴染みのない職業を掘り下げて知ることができた。また二人は人生について意見をぶつけ合ったりもし、見事な正反対同士なだけに面白くもあった。そんなナタリーや妹の結婚などで徐々に変化していくライアンの気持ち…、切ない結果にちょっと驚きつつ、上手くいき過ぎるよりは、こっちの方が良かったのかも、と感じました。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2011-05-11 20:42:40) |
916. アイガー北壁
極限だなぁ。この映画はリアルな映像が素晴らしい。撮影方法は分からないけど、多分苦労して撮られているのだろう… メイキング映像があれば、そちらにも感動するかもしれない。山を登り始めるまでの話に退屈したとしても、我慢して見続けることをおすすめします。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-05-10 19:05:03) |
917. ALWAYS 続・三丁目の夕日
無難に出来てはいる。本気を出した茶川さんとそれを支える周りの人々、これは見ていて気持ちが良い。しかし前作と同じような事をやっているだけなので、目新しさが無くなってしまった。そもそも前作の話の続きなんて気にならなかったし、続編は不要だったかも…と思ったり。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-05-10 19:01:30) |
918. ALWAYS 三丁目の夕日
確かにベタなお話。しかし描かれている時代には日本人を惹きつける何かがあるようだ。VFXによる映像にも特に違和感はなく、すんなり入っていけた。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-05-09 21:03:29) |
919. 地獄門
ある意味コメディとして大変楽しめた。長谷川一夫といえば後に国民栄誉賞を受賞するほどの大スター、その長谷川にこれほどの大馬鹿者を演じさせるというのが面白くてたまらない、凄まじい目力、キリッとした眉毛、そして大仰な演技が一層面白さを引き立てていた。ただ、これは本来の楽しみ方ではないな…。やはりこの映画の見所は場面ごとにまるで絵画のような美しさを感じさせる鮮やかな色彩。邦画のカラー初期という事もあり、外国人にとっては衝撃だったのだろう、世界から絶賛されたのももはや当然に思えてくる。これをデジタル・リマスター版で見られて本当に良かった。ストーリーそのものには大分無理があるというか、納得いかない点があるので、減点せざるを得ないが、好きか嫌いかで言えば断然好きな映画ですね。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-05-06 18:34:00)(良:1票) |
920. ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス
《ネタバレ》 一応、劇場版なので派手にやってはいるが、全然ハラハラ、ドキドキしない。使われた銃弾は数百発、あるいはそれ以上にも上ると思われるが、ルパンならかすり傷程度で済んでしまう。こりゃダメだ。サッカー・ブラジル代表を使って爆弾を仕掛けるってのも、やる事がいちいち無駄すぎて、頭の中が「?」で埋め尽くされてしまった。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-05-06 18:31:11) |