901. パブリック・エネミーズ
《ネタバレ》 ○1930年代アメリカ舞台のギャング映画を僕の好きなマイケル・マン監督が撮るという事で期待したが、それほどでもなかった。○マン監督の前作「マイアミ・バイス」と同じくはっきりとしたヒロインが出てきたが、マン監督の映画の出来は女性がスポットを浴びるか否かに懸かっている気がする。○ジョニー・デップ演ずるジョン・デリンジャーは案外存在感が薄かった。ビリーとの恋愛描写にしても、パーヴィスとの駆け引きも印象に残らない程度のものだった。○ちょい役の出演者が多いため、終盤は何人か誰それ状態だった。○銃撃戦はマン監督らしい相変わらずの出来栄え。ただ、時代の流れはジェイソンボーンシリーズに始まる手持ちカメラによる手振れ。使い方が中途半端だった気がする。 [映画館(字幕)] 4点(2009-12-12 20:25:54) |
902. らくだの涙
《ネタバレ》 ○ドキュメンタリーと言うより記録映像。語りもほぼ皆無でひたすら見せる。そのせいか、かなり味気ない印象を受けた。○自分の産んだ子供の世話を全然しない動物と言うのはよく聞くが、このラクダの子供はかなりかわいそうだったな。てか、人間が関与しすぎなんじゃないとか思ってしまったが、音楽療法で直すって、本当に直ってしまうから凄い。そこは素直に感動した。 [DVD(字幕)] 5点(2009-11-29 23:42:59) |
903. ジャスティス(1979)
《ネタバレ》 ○正義と言う大枠ではあるが、何に主題を置きたいのか見えづらい作品だった。○相棒の話や、無実の罪で捕まった男の話、同業界の彼女、そして主題であったはずの権力と正義の間に立たされる主人公…エピソードを詰め込みすぎた。その割りに何が言いたいのか分からないヘリコプターのシーンはあるし。でも2時間以内という上映時間。○主要キャスト3人はさすがの存在感。 [DVD(字幕)] 4点(2009-11-29 23:36:20) |
904. Mr.&Mrs. スミス
《ネタバレ》 ○「M:I-2」がトム・クルーズのPVなら今作はプラピ&アンジーのPVだな。それでもやはり彼らはスターだと認識させられる。○ストーリーにまるでドキドキ感がなく、どんどんジョン・ウーの映画みたいに見えてきた。○「ボーン・アイデンティティー」で評価を高めたダグ・リーマンだが、アクションシーン他、シーン毎のアレンジがあまりなく陳腐な印象。テンポが良いのが救い。 [DVD(字幕)] 4点(2009-11-29 23:32:12) |
905. アビス/完全版
《ネタバレ》 ○完全版ということで少々長いが、昔にテレビで観た通常版よりかは作品に深みがある。○通常版でも感じたことだが、終盤は「2001年宇宙の旅」を意識したのだろうか。○ドラマこそもう一つなんだが、それぞれのキャラがしっかりしている。○エド・ハリスのファンには彼が主役とはたまらないだろう。マイケル・ビーンも以前にはない極太なキャラを見事に演じている。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-29 23:28:40) |
906. ボーン・コレクター
《ネタバレ》 ○非常に後味の悪い映画。セルマを殺すなんて許せなかった。○効果的な伏線もなく、辛うじて覚えている程度の人間が犯人で、動機があからさまにとって付けてあり、接着部分があまりにも不自然。○デンゼル・ワシントンは動きまわろうが、じっとしていようがさすが。存在感を存分に見せ付けている。○アンジェリーナ・ジョリーは意図的なキャスティングにしても飾りのような存在でしかなかった。 [DVD(字幕)] 3点(2009-11-29 23:23:34) |
907. ミニミニ大作戦(2003)
《ネタバレ》 ○リメイクだが、大枠しか倣っていない本作だが、オリジナルに軍配。○やはり裏切りが取って付けた感があり、ラストもうーんと言う感じ。○シャーリーズ・セロンはこの手の映画にもってこいの美人。マーク・ウォールバーグはやはり主役ではないなと感じた。エドワード・ノートンは役が「スコア」と被った。 [DVD(字幕)] 5点(2009-11-29 17:41:22) |
908. さよならゲーム
《ネタバレ》 ○変に栄光とか感動を描いていないのは良い。○スーザン・サランドンの役どころと恋愛要素がいまいち掴めなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2009-11-29 17:37:52) |
909. ロンゲスト・ヤード(1974)
《ネタバレ》 ○定番のスポコン映画。対立構造といい、展開といいかなりベタ。メインのストーリーに入っていくまでがちょっと長い。○バート・レイノルズは適役。 [DVD(字幕)] 5点(2009-11-29 17:07:30) |
910. アダプテーション
《ネタバレ》 ○皆さんのレビューにもあるように、皮肉とは言えラストの展開がいまいち。それまでの展開は好きなのだが。○芸達者揃いで見ものの一つ。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-29 16:53:57) |
911. マルコヴィッチの穴
《ネタバレ》 ○生と死を暗示するオープニングから出てくるエピソードたちを集約しながらマルコヴィッチの穴へと進んでいくプロットは面白い。○ちょっとした思いつきなのかもしれないが、マルコヴィッチ本人が穴に入った時のマルコヴィッチだらけのレストランはわろた。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-29 16:50:25) |
912. 続・夕陽のガンマン/地獄の決斗
《ネタバレ》 ○前二作に比べると、面白さが増している。見せ方が洗練されている。この見せ方は後の「ウエスタン」に通じている。○さすがに三時間は少々長いか。 [DVD(字幕)] 7点(2009-11-29 16:27:47) |
913. ラウンダーズ
《ネタバレ》 ○なんか何が言いたいのかよく分からない映画だった。単に自業自得のような気が…○相変わらずエドワード・ノートンの芸達者振りには唸らされる。はっきり言って、当時のマット・デイモンでは太刀打ちできないレベルだ。訳の分からんロシア人を演じているジョン・マルコヴィッチもさすがだが。 [DVD(字幕)] 4点(2009-11-29 12:10:06) |
914. 息子(1991)
《ネタバレ》 ○もう20年近くも前の映画なのに、若者像、老人像ともに今もめちゃくちゃ通じるところがある。残念だが。○老人ってこうやって追いやられ一人になっていくのか。三國連太郎がアパートで歌うシーン、最後に家に帰って妄想するシーンには感動した。 [DVD(邦画)] 7点(2009-11-29 12:06:53) |
915. 幸福な食卓
《ネタバレ》 ○タイトルから想像しうる家庭的な映画ではなく、むしろ北乃きいの青春映画と言う感じ。○しかし、青春映画としても、もちろん家庭的な映画としても出来は中途半端。勉学が死ぬのは残念ながら目に見えていたし、なんか言いたいことは、さくらのセリフに全てあった気がする。 [DVD(邦画)] 5点(2009-11-29 12:02:05) |
916. ザ・シークレット・サービス
《ネタバレ》 ○器用貧乏のイメージのあるペーターセン監督の娯楽作。やはり娯楽作と言うことであちこち手を出したら並の娯楽作になってしまったと言う感じだ。○イーストウッドとマルコヴィッチの一対一だけで良いのに、存在感のない相棒に取って付けた恋愛要素。終盤の盛り上げこそなかなかだが。 [DVD(字幕)] 5点(2009-11-29 11:54:27) |
917. レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い
《ネタバレ》 ○大自然を存分に映した映像の割りに、ドラマの部分が結構薄っぺらい印象だった。○人はすぐに死ぬし、心はすぐに移り変わるし、付いていけなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2009-11-29 11:44:22) |
918. ブラッド・ダイヤモンド
《ネタバレ》 ○いわゆる流行のアフリカが舞台の映画。ストーリー展開がハラハラさせるもので完成度は高いと思う。○どこまで現実化は分からないが、やってることが人間じゃない。恐ろしかった。○ディカプリオもすっかり悪役が板に付く俳優になった。 [DVD(字幕)] 8点(2009-11-29 11:38:22) |
919. 山の郵便配達
《ネタバレ》 ○メッセージ性も分かるが、抑揚がなく退屈な映画であった。○露骨なスローモーションや終盤の音楽は抑揚のないこの映画ではあまりにも不自然。 [DVD(字幕)] 4点(2009-10-04 19:35:37) |
920. クール・ランニング
《ネタバレ》 ○手堅くまとめられたスポコンコメディ。○ド素人はこんなにすぐにボブスレーが上達するわけないという突っ込みは入れてはいけないみたいだ。 [DVD(字幕)] 6点(2009-10-04 19:25:26) |