941. 吸血鬼ドラキュラ
《ネタバレ》 ピーター・カッシングにしても、クリストファー・リーにしても、スター・ウォーズで知った私としては、こうして彼らの若い頃の作品を見るというのは非常に興味深いものがあった。 ハマーフィルムの作品を見るのも初めてだったし、まるで異世界の映画を見ているような新鮮味があった。 内容自体もスピーディで、絵的な色合いも良い。 荘厳な雰囲気が漂っているのが、これまた良いね。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-03-08 22:04:53)(良:1票) |
942. 大阪少女
《ネタバレ》 とにかく、この大阪少女がすごい!すごすぎる! とっても痛快でスカッとする。 それでいて、どこか可愛い魅力を持った少女。 話の表面は薄っぺらい仮面を被っているけど、色んなことを抱えた住人がいて、奥深い人間模様が背景にある。 それを軽く笑える薄いテイストに仕上げているのは、大阪という文化のなせる技か。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-03-08 01:04:56) |
943. 蜜のあわれ
《ネタバレ》 石井監督の手腕のせいか、はたまた室生犀星の原作のつまらなさの故か、自分の感性には合わなかった。 室生犀星の晩年の孤独感はうまく表現されていたように思う。 [インターネット(邦画)] 3点(2021-03-07 21:18:13) |
944. キング・オブ・コメディ(1982)
《ネタバレ》 とても不思議な感じのするシュールなコメディ。 既得権で芸能界を牛耳っている者達への批判も込められている。 才能があるのにチャンスさえもらえない人間がいる。 どの世界でも同じだが、人は一旦手に入れたステータスは捨てたくないから、才能があると分かってはいても、有能なホープにチャンスは与えない。 でもそれは、その世界にとって本当に有益なのか? 才能を持った人間をもっとすくい上げるべきではないか。 そういった芸能界への抗議だと感じた。 この映画の独特のリズム感も面白い。 デニーロが飛ばしまくり、リズム良く展開が変わっていく。 デニーロの演技も素晴らしいし、テンポも良いから最後まで飽きずに見ることができた。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-03-06 08:38:51) |
945. つばさ
《ネタバレ》 大作ではあるが、大して面白くない。 メリーの眉毛が気持ち悪くて仕方なかった。 終始退屈で、長く感じた。 [インターネット(字幕)] 3点(2021-03-04 19:08:39) |
946. 日本沈没(1973)
《ネタバレ》 頑張って苦労して作ったという印象。 特撮はえらい苦労しただろうけどショボさは否めないところ。 最後、小林桂樹を置いていくなよ! 力づくでも連れていきなさい! [インターネット(邦画)] 5点(2021-03-02 23:31:57) |
947. 早春(1956)
《ネタバレ》 前半での岸恵子の捉え方、これがまたいい。 細い二の腕に、キュッと締まったウエスト、細い足首。 そんな岸恵子が池部良にキスを迫る。 これぞ、究極のエロス。 これだけの魅力を振りまく岸恵子との浮気、仕方ない面はあるにせよ、奥さんは最後に許したらダメ。 こんな男を許したらアカン。 最後、元のサヤにおさまるのが納得がいかなかった。 時代なのかな… それ以外は上質この上ない。 美しい白黒画像に、サラリーマンの生き様を的確に捉えたストーリー。 こちらの面に関しては、時代を超えた普遍的な魅力をふんだんに感じた。 [インターネット(邦画)] 8点(2021-02-28 18:34:36) |
948. エロティックな関係
《ネタバレ》 まだ甲高い声の若い宮沢りえ、ロン毛になった内田裕也、まだ顔が綺麗なカッコいいビートたけし。 キャストの魅力だけで見るのを決めたが、内容はとにかくしょぼい。 きっと奥山和由が絡んでるから面白くないんだろうな。 特に最後のガンアクション、これが特につまらない。 だけど、内田裕也を見られたから良いのだ。 そう思うことにする。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2021-02-26 17:38:23) |
949. 舟を編む
《ネタバレ》 松田龍平すごい。 彼は現時点で日本を代表する演技派男優に違いない。 真面目で不器用で鈍感な男を見事、演じている。 娯楽性は控えめだが、とても温かみのある人間ドラマだった。 皆で一致団結して辞書の編纂をする。 何か共通した目標に向かって必死に取り組む事の高揚感を、この映画を見ていて共有する事ができた。 ただし、この映画に対して、何か突き抜けないものを感じた。 それはおそらく、展開に卒がなさすぎて、うまく纏まり過ぎているからだろう。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-02-25 23:11:53) |
950. 夜行列車
《ネタバレ》 夜行列車の独特な情緒が良く出ている。 願わくば、医師が独身の設定で、背中の露出した色っぽい女性と恋仲になってほしかった。 一晩を共にした乗客たちが、最後、アッサリ散り散りに別れていくのも、味わいがあってそれはそれで良いけども。 でもやっぱり、ここはロマンスが欲しかった、あくまで個人的な希望。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-24 21:04:28) |
951. ディア・ドクター
《ネタバレ》 西川監督さすが。 とっても楽しめた。 人を肩書きや資格で区分けする事の意味を、世間に問う内容。 人を助ける非医師とろくに助けない医師と、どっちが患者にとって助けとなるのか。 ただし途中、デコルテの露出はげしい井川遥に目を奪われ、若干、内容への集中力が落ちたことを白状しておきます。 [インターネット(邦画)] 8点(2021-02-21 19:24:48)(笑:1票) |
952. 旅情(1955)
《ネタバレ》 ベネチアにおける男女の出会い。 美しいベネチアの街並みと共に、とても切なく描かれている。 旅先での運命的な出会いであり、限られた時間の中で互いに愛し合うからこそ盛り上がる。 この男女にとって、この出会いは一生の思い出となることでしょう。 子供からの万年筆のプレゼント、これもとても良かった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-02-20 19:14:52) |
953. ゲッタウェイ(1972)
《ネタバレ》 スティーヴ・マックィーンかっこいい! この一言に尽きますね。 ルディの悪キャラも作品のスパイスとして機能しています。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-19 21:26:05) |
954. バッファロー'66
《ネタバレ》 ヴィンセント・ギャロのたわ言をずっと聞かされてる感覚。 彼の風貌でピュアな役は似合わないし、違和感しかない。 殺すシーンが嘘なのは卑怯に感ずるも、終わり方は悪くない。 いずれにせよ、ヴィンセント・ギャロの一人舞台だ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-02-17 22:06:07) |
955. 夢売るふたり
《ネタバレ》 これ、この監督一番の凡作ではないかな。 中盤までのストーリー展開はとても楽しめたが、終盤にかけて尻すぼみ。 あと、松たか子の自慰シーンとか、トイレシーンとか、生理用ナプキンを貼り付けるシーンとか、見たくなかったなぁ… [インターネット(邦画)] 6点(2021-02-16 16:21:48) |
956. 恋の渦
《ネタバレ》 男と女、それぞれの性質を的確に描いているところ、そこに脱帽。 いるよね、こういう男と女って感じ。 いろんなパターンの男女の形が描かれているのも面白い。 決して愉快な気持ちになれる映画ではないけれど、どこか納得させられてしまう内容の数々。 男は立場が変わると急に弱くなったり、逆に女は立場が変わるとしたたかだったり。 でもね、こんな男と女ばかりではないですよ! こんな男や女にひっかからないようにしましょう的な意味では、教則本みたいな側面もあったりする。 [インターネット(邦画)] 7点(2021-02-14 03:00:45)(良:1票) |
957. ジャッカルの日
《ネタバレ》 硬派なクライムサスペンス。 暗殺道具の銃、これが最高に魅力的! ジャッカルをここまで駆り立てるもの、それはもはやお金ではない気がした。 やり甲斐というか、スリルというか。 人生を賭けた暗殺。 暗殺の虜になる男。 なんとも切ない話でもあった。 [DVD(字幕)] 8点(2021-02-14 00:08:29) |
958. 大いなる西部
《ネタバレ》 話が大して面白くない上に長いから、最後まで見るのがしんどかった。 ご都合主義的なところも散見された。 グレゴリー・ペックがろくでもないこだわり見せ、正義な男を演じているが、見ている私はあくびか止まらなかった。 おまけで、やはりこの時代のアメリカ女優には魅力を感じなかった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2021-02-11 17:16:43) |
959. パターソン
《ネタバレ》 ジム・ジャームッシュは相変わらず一期一会の描き方が魅力的だ。 永瀬正敏との公園でのやり取り、これが特にいい。 見知らぬ人間とのほんの少しのやり取り、しかも最後はノートまでプレゼントしてあげて、でもアッサリさようなら。 見知らぬ人間同士の、ほんの短い時間のやり取りなのに、お互いの人間性、そして生きてきた歴史まで垣間見た気がするのは、やはりジム・ジャームッシュならではの魅力なんだろう。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-02-09 11:37:53)(良:1票) |
960. 男はつらいよ お帰り 寅さん
《ネタバレ》 過去の映像が出てくる度に、涙が止まんない。 なんでここまで涙が出てくるのか、自分でもよく分かんない。 シリーズ全体の思い出か、寅さんが懐かしすぎたからか… 言葉では言い現せない、涙腺を直接刺激される感覚。 おそらく他のどんなに感動する映画を見たとしても、この感覚の涙は出てこない。 とにかく、訳も分からず涙が出てきた。 こまった。 でも、まだ涙がひかないうちに、今度は寅さんの面白いシーンが出てきて、笑ったり。 やっぱり、渥美清さんの演技は絶妙に面白くて、何度同じシーンを見たか分かんないけど、何度見ても笑ってしまう! [インターネット(邦画)] 9点(2021-01-31 10:33:23)(良:1票) |