81. ウォーターワールド
一億七千万ドルかけたのが信じられないくらい安っぽい映画で、映画諸ともケビン・コスナーが見事沈没したのも頷ける。エンターテイメント大作の失敗例の見本のような映画。 4点(2002-11-02 15:32:00) |
82. パッチ・アダムス
ロビン・ウィリアムズのくさい演技には白けまくり。しかも、自分の演技に酔っているような感じがして、激しい嫌悪を感じた。また、「笑いが治療に好影響を及ぼす」というのには異論は無いのだが、心の健康は体の健康あってこそのもので、満足に体の治療をできる設備や医師を備えていないのに“無料の病院”を作るという、とんでもない行動には言葉を失った。自分が患者だとしたら、こんな病院で治療されることは御免こうむりたい。皮肉にも、フィリップ・シーモア・ホフマンの、「いざという時に側にいて欲しいのは、そのクソ野郎みたいな医者なんだよ」というセリフにとても共感させられた。また、ロビン・ウィリアムズの“笑いの治療”が、ちっとも笑えないのも大きなマイナス要素。おかげで、その治療の最中に感じられるものは何も無かった。ヌードルのプールなんて、ただバカに見えるだけだ。モニカ・ポッターの描写についても大いに疑問がある。勝手に殺したことにした脚本から見て取れる意図は明白だ。この部分だけではなくこの映画は相当に脚色されたものであろうから、単に実話だからと評価するのはどうかと思う。この映画で得た唯一の収穫といえば、どうしてロビン・ウィリアムズを毛嫌いしている人が多いのかを理解できたことだけだ。 1点(2002-11-02 15:28:56)(良:1票) |
83. 危険な遊び(1993)
マコーレー・カルキン、イライジャ・ウッドの二人が対照的な役柄で光るものを見せている。内容のほうは怖さは全く感じなかったが、マコーレーの“悪戯”にはなぜかぞくぞくしてしまった。特に、ミスター・ハイウェーを使って衝突事故を起こすシーンにはニヤリとさせられた。寂しげなピアノの音楽もいい。ただ、残念だったのがラスト。どうせなら、徹底的にダークな方向にもっていって欲しかった。マコーレーが母親を突き落とした所にイライジャが来て、それを追ってきた父親にイライジャが犯人だと決め付けられ、補導される。そして、そのイライジャにむかってマコーレーが微笑む、というラストなんかどうだろうか。 7点(2002-11-02 14:53:40) |
84. 乱気流/タービュランス
ヒロインの行動があまりにも愚かで、見ていてイライラさせられてしまう。この手の映画で主人公と一体感をもてないと辛い。また、ルックスについて言うのも難だが、ヒロインにはもう少しキレイな女優を持ってきたほうが良かったのではないだろうか。個人的には、不美人の方が親近感がもてる、などとは思わない。 5点(2002-11-02 14:43:14) |
85. クール・ドライ・プレイス
離婚が珍しくないアメリカ社会に根付く問題を、実に丁寧に浮き彫りにしている。感動と言うよりも切なさ、空しさを感じる作品で、だからこそより深く考えさせられる。ラッセル、ケイトも子供を思う気持ちは同じで、ラストには胸を締め付けらた。役者陣はそれぞれ良いものを見せており、特にジョーイ・ローレン・アダムズが良かったと思う。それから、タイトルの『クール・ドライ・プレイス』というのは、子供にとってラッセルといる場所が、涼しくて乾いていて安心の出来る場所という意味です。 7点(2002-11-02 14:38:36) |
86. マーサ・ミーツ・ボーイズ
ジョゼフ・ファインズ、ルーファス・シーウェル、トム・ホランダーの三者三様のモニカ・ポッターとの絡みが後からつながってくる展開が絶妙で、思わずにやりとさせられる。また、前述したキャスト四人がそれぞれ良さを出していて、特にモニカ・ポッターは三人が夢中になるのも頷けるような“理想の女性”を好演。切ないおかしさの中にもロマンティックなムードが漂う、『僕たちのアナ・バナナ』をグレード・アップしたような作品。 8点(2002-11-02 14:25:56) |
87. スパイダー
《ネタバレ》 なかなか面白い。サスペンス好きの人は必見。【※以下重要なネタバレあり】103分と短めの時間でスリリングに畳み掛ける展開がみもので、特に後半明らかになる新事実にはかなり驚かされた。今まで清楚なイメージで通してきたモニカ・ポッターが、自身のイメージをうまく活かして、大きな衝撃を与えることに成功している。モーガン・フリーマンは押さえ気味の演技で好演。普通、登場人物が教訓めいたことを言うとうっとおしいものなのだが、フリーマンの静かな語り口のおかげで、気に障ることは無かった。ストーリーには伏線に多少物足りなさを感じるのだが、後になって振り返ってみれば十分に納得のいく映画で、『ワイルドシングス』のような伏線も何もなしに無理やりにこじつけた低級な映画とは訳が違う。例えば、中盤あたりで清純派のモニカ・ポッターが“不純な”ものであるタバコを吸っていたことには違和感を感じたのだが、これも真相を知った後では暗示だったのではないかと取れるし、車のタイヤを狙って犯人の頭に当たるということは、角度が違うのだから素人が撃ってもまずありえないわけで、シークレット・サービスの人間なら尚更であり、モニカ・ポッターがわざと犯人を逃がしたということをここで気づいた人もいたかもしれない。ただ、多少気にかかった点がいくつかあった。一つ目は、子供が不自然なまでに賢すぎたこと。あの年で、あそこまで深く考えられるだろうか。特に納得できなかったのが、モニカ・ポッターを犯人だと見破ったこと。あの状況で、小さな子供が冷静に分析できるはずがない。もう一つは、マイケル・ウィンコット(なかなかの好演)とモニカ・ポッター、ビリー・バークとのつながり。ウィンコットの誘拐した後の動きは予測がつかないはずなのに、ポッターらに実に都合よく進んだ展開が気になった。また、三つ目として、ウィンコットのとった行動が、2年間準備したとは思えないほどあまりにも唐突且つ思慮にかけている点も腑に落ちない。それから、フリーマンがポッターを犯人と睨み、“1と8”に行き着くまでに突き止めた決定打がイマイチわからなかったのだが、これは原作を読んで確かめてみようと思う。これらのマイナス点を差し引いても、全体としては(自分的に)合格点を軽く越えた映画で、サスペンスの醍醐味を味わえた、満足の行く一本だった。 8点(2002-11-02 01:20:12)(良:1票) |
88. シューティング・フィッシュ
後半の展開を許せるかどうか。自分としては、スタイリッシュで楽しい雰囲気に湿っぽい風を入れられて、不愉快だった。特に競馬の所なんて、いくらコメディといっても強引過ぎる。前半が良かっただけにとても残念。でも、観ても損はしないと思う。一番の見所はケイト・ベッキンセールのベリー・ショートヘアー。 6点(2002-11-02 00:33:42) |
89. ファイナル・デスティネーション
それなりに面白い。先がなんとなくわかってしまうのにスリルがあるのは、見せ方がうまいのだろう。ただ、もう少し謎解きの部分があったほうが良かったとは思う。ラストは賛否両論のようだが、個人的には好き。 7点(2002-11-02 00:25:26) |
90. シャンプー台のむこうに
嫌悪感。この映画を観た後に残ったものはそれだけだった。「家族の再生」を柱とした映画なのだが、その再生していく過程がどうにも我慢ならない。ナターシャ・リチャードソンが余命幾許もない病気という設定なのだが、この設定の使い方が実にあざといのだ。特にアラン・リックマンとジョシュ・ハートネットをヘアー・ドレッサー選手権に参加させるやり方には、こらえ切れないほどの怒りが込み上げてきた。まず、はじめは、頑なに参加を拒否するリックマンを非難するのだが、それでもリックマンが折れないと見るや、着用していたカツラを脱ぎ捨て、「私には時間が無いの」と訴える。ここで一気に白けた。病気であること自体には同情するが、それと家族がバラバラになったことと、一体どういう関係があると言うのか。そうなってしまった原因は、他ならぬリチャードソン自身にあるのだ。そういう過去があるにも拘らず、病気を家族再生の道具に使うとは、なんと身勝手なことか。そして極めつけは、「目標は優勝じゃないの。家族の絆よ」というセリフ。その絆を自分がぶち壊して、よくもそんなことが言えるな、と突っ込みたくなった。そもそも、わざわざそういうセリフを言わせること自体が問題だとも思うが。ライバルの描き方も、あまりにもヒドイ。こうまではっきりと白黒の色分けをされると、うんざりさせられる。これは別に犯罪映画でもなんでもないというのに。リックマンがしぶい魅力で好演していたのに、そんなこんなでこの映画には大いに失望させられた。 3点(2002-10-29 23:55:54)(良:1票) |
91. スパイダーマン(2002)
ちゃちなゴブリンの衣装や、タイムズ・スクエアでのスパイダーマンとゴブリンの格闘は、とにかく安っぽいが手作り感があってよかった。問題なのはCGスパイダーマンの方。動きが全くもって「いかにもCG」と言った感じで興醒めだった。ストーリーはドラマとアクションを混ぜて緩急をつけているつもりなんだろうけど、要素がばらばら。キルスティン・ダンストが全く赤い髪が似合わないのもかなりマイナス。エンターテイメント大作としてはまずまず楽しめたが、2回観たいとは思わない映画だった。 6点(2002-10-25 17:28:41) |
92. ドメスティック・フィアー
ストーリー自体は悪くない。だが、全ては人物描写と展開でぶち壊し。いくら少年が嘘ばかり言っていたからといって、「今回も嘘」とまともに取り合わない母親にはびっくり。自分の子供なんだから、嘘と真実ぐらい見抜けと突っ込みたくなる。父親のトラボルタは見抜いたのに。警察の愚鈍さも然り。殺人事件を目撃したと言っているのに、まともに調べもしないなんてちょっと信じられない。展開にはそれなりのスリルがあるのだが、ここも腑に落ちないことが多い。おかげで、リアルに見せているようで実に嘘っぽく見えてしまい、かなり醒めてしまった。ラストもお決まりの展開で、全く工夫が感じられない。この展開はもうゴマンと見た。加えて、母親が犯人の子供を身ごもっていたことをどう始末をつけるのかと思っていたら、実にお気楽に解決してしまったのもいただけない。全体として、とにかく甘すぎる。唯一良かったのはヴィンス・ヴォーンの怪演くらいか。トラボルタも頑張っていたことは頑張っていたのだけれど、ラジー賞にノミネートされてしまったのは作品の粗のツケをスターとして一手に回されてしまった感じ。まあ、時間も89分とコンパクトだし、暇つぶしくらいにはなる映画ではある。ところで、ブシェーミはどうしてこの映画に出たのであろうか。 5点(2002-10-25 17:21:55) |
93. 若草物語(1994)
誰もが知っている名作を、イメージを崩さぬようにしつつも飽きさせぬようにする。これはかなり難しいことだと思う。その辺のところ―どのように原作を料理したのかに注目して鑑賞した。まずは配役だが、メグ、エミー、べスはいいとして、ジョー役にウィノナ・ライダーというのはどう考えてもミス・キャストのように思われる。あのアイドル顔からジョーの男っぽさを引き出そうとしても、それは無理だ。いくら演技派のノニーが生き生きと演じても、あの顔はやっぱり合っていない。それなのにアカデミー主演女優賞にノミネートされたのはどういうことなのであろう。次に内容だが、これは完全に原作どおり。ただ、どのエピソードも簡素化されているため、味気ない印象はぬぐえない。まるで、映像化した原作を早送りで見ているような感じを受けてしまった。結論を言うと、この作品は失敗作だと思う。ノニーの他にクレア・デーンズ、キルスティン・ダンストといった今やスターになった女優が出ているというのに光がなく、映画としての魅力が感じられない。まるで、学芸会を見ているような気がしてしまった。 3点(2002-06-24 19:25:54) |
94. カクテル
大好きなビーチ・ボーイズによる主題歌、「ココモ」がほとんどかかっていなかったのが残念!10秒くらいだけっだったような気がする。まさかバーデンダーをやってるときにあの曲は使えないだろうが。 6点(2002-05-31 16:50:44) |
95. オー・ブラザー!
ちっとも面白くなかった。「リス食べる?」等の笑えない「狙った」セリフやバカキャラ・ジョージ・ネルソンなどそこら辺にありふれたくだらない映画と代わり映えなし。 4点(2002-05-31 16:44:00) |
96. アウト・オブ・サイト
くーうっ、いいね!ダンディなカッコよさに茶目っ気もあるジョージ・クルーニ、そしてラテン美女のジェニファー・ロペス。この2人の組み合わせがなんとも言えない、熱い!!!(それでいてクール)。ラストのJーLOの行動も粋で○。 7点(2002-05-31 16:37:26) |
97. ザ・ダイバー
デ・ニーロがラジオを壊した直後、写真とASNFの文字を見て、それが父からの贈り物であったことを悟る。その後、不屈の精神でグッティングJr.が卒業試験に合格。彼が荷物をまとめていると、ふと直されたラジオが置いてあるのが目に入る。ASNFの文字の下には“A SON NEVER FORGETS”と刻まれていた。この映画で一番好きなシーンです。 7点(2002-05-24 15:03:31) |
98. 星に想いを
特に印象に残る映画ではなかったが、それなりに楽しめた。 7点(2002-05-24 14:42:41) |
99. E.T.
昔観たときはすごく好きだった記憶がある。自分も変わったな。 5点(2002-05-23 12:19:07) |
100. コレクター(1997)
サスペンスものが18番のアシュレイ、しかしこれと『氷の接吻』だけは・・・。とにかくつまらない。 3点(2002-05-23 12:17:37) |