81. ハンサム★スーツ
《ネタバレ》 以前、「自分はハンサムに生まれたくて生まれてきたわけじゃない」と泣いていた知り合いがいました。ハンサムゆえにもて遊ばれてしまうことが多くて落ち込んでいたようですが、それってハンサムだからだけじゃないと思います。この映画に似たものを感じました。塚地、大島の2人は、そのタイプが好きな人にはもてる人たちです。もてない役柄にするならもっと徹底しないとつまらないです。サンテグジュベリの童話に「大切なものは目には見えない」とあるけど、見た目で人を判断するという解釈とは違うのだなあとこの映画をみて改めて思いました。「街の人の小さな幸せ」をカメラで撮るシーンは、どこか違和感を感じてしまいました。怒るほどでもないけど、80年代の名曲が安っぽく聞こえてしまう映画でした。 [地上波(邦画)] 4点(2010-02-14 16:59:27) |
82. 4分間のピアニスト
《ネタバレ》 雪の映像。ピアノの音に凍りそうな空気感が感じられて好きな映画でした。ラストの総立ち拍手にはあれっと言う感じもしたけど、アメリカ映画にありがちなベタさとは異質なので、あれでもいいかなと思いました。ジェニーに殴られ怪我をしたのにラストでトラウデの頼みをきいてジェニー逃亡の手助けをする看守。彼とトラウデの会話のシーンは、どれもさりげなくいいシーンだと思います。演奏が終わるまで待っていた警官たちの描き方、ラストの映像の静止の仕方。そういうところも好きです。 [地上波(字幕)] 8点(2010-01-03 12:45:54) |
83. 理想の女
《ネタバレ》 料理でも作りながら見ていようと思って期待していなかったのです、とても面白かったです。最初にヘレン・ハントが新聞を見て「このチャンスにかけてみることにした」と思う意味が、中盤でそういう意味だったのかと理解しました。いろいろなシーンでひっかけがあってしゃれています。演技派のヘレン・ハントでも悪女の役は難しいかな、ミスキャストかなと思っていたのですが、途中で納得してしまいました。やっぱり上手です。オスカー・ワイルドの名台詞のたっぷりで見ごたえがありました。 [地上波(吹替)] 7点(2009-11-28 12:57:29) |
84. 愛の選択
ところどころの自然の風景に癒されました。べたな内容でしたが映画自体が特に期待していなかったので、それほど気になりませんでした。洗濯物をたたみながら掃除しながら見るのに最適な気楽な映画でした。 [地上波(吹替)] 4点(2009-11-26 22:27:19) |
85. 16ブロック
モス・デフを見ていてジャージャービンクスを思い出しました。吹き替えだったからなのかわからないけど、映画自体が特に期待していなかったので、それほど気になりませんでした。たまった洗い物をしながら見ているのに最適な気楽な映画でした。 [地上波(吹替)] 5点(2009-11-26 21:35:22) |
86. ウルヴァリン:X-MEN ZERO
X-MENが大好きなわりにウルヴァリン自体には余り興味がなかったけど、それでも充分楽しめました。若き日のサイクロップスが出てきたりするのも楽しかったです。他の主要キャラの生い立ちがからめばもっと面白いかも。映画館を出るときには思わず握り拳をつくって力を入れてしまいました。 [試写会(字幕)] 7点(2009-08-31 22:19:25) |
87. ウォーク・トゥ・リメンバー
《ネタバレ》 人生投げた感じの不良少年が起こした罰で更生するため、ずっとバカにしていた神を信じるダサイ少女と演劇をすることになり、恋に落ちるというありがちな展開です。演劇でドレスアップしたらダサイ少女がきれいになってしまうのも、両思いになり幸せになるはずなのに、実は少女は白血病で余命がいくばくもなかった云々・・どこまでも、ベタベタの典型みたいなストーリーなのですが素直に感動してしまった自分にビックリしてしまいました。 [ビデオ(字幕)] 8点(2009-04-14 23:26:49)(笑:1票) |
88. 赤い風車
ロートレックが身障者だったというのを知らなかったので驚きました。彼の画と当時の雰囲気を味わうにはとても良い映画だと思います。描かれたロートレック像に太宰治がかぶりました。自己憐憫の強いキャラは苦手です。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-12-01 12:12:48) |
89. 潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ
《ネタバレ》 優しくてほのぼのとしていて一抹の寂しさを感じさせるひげそりのシーン。心に残りました。窓の外の青さと部屋のオレンジの絵画のようなコントラストも秀逸です。ロバート・デュヴァルとリチャード・ハリスが「マグノリアの花たち」のシャーリー・マックレーンとオリンピア・デュカキスのようで楽しかったです。シャーリー・マクレーン、 サンドラ・ブロックも人間味があふれていたし、つんとしたパイパー・ローリーも素敵でした。ただ、お年寄りたちが主人公なので最後に死で終わらなければいいなあと思っていたのですが・・・。楽しかった夏休みが終わるのを淋しがる子供のように、近づく人生の終わりを名残惜しんでいるような映画でした。辛い人生を楽しく生き抜き、こんな風に逝けたら幸せなのかもしれないと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-11-24 20:32:22)(良:1票) |
90. それでも生きる子供たちへ
どの話もヘヴィーな中に、ほんの少しの安らぎが見え隠れしているのでホッとしました。「チロ」で綿菓子を買うシーンや、あるべき場所でなさそうな遊園地のシーンに惹かれました。自殺の低年齢化が進む日本と比べてしまいました。生きていくことが苦しみなのか死ぬことが苦しみなのか、幾つになってもわかりません。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-11-24 02:01:39) |
91. 夜明けのマルジュ
シルヴィア・クリステルが人気絶頂期の映画ですが、ジョー・ダレッサンドロのヌードも必要以上に多かったです。ストーリーはおまけみたいな70年代のおしゃれ映画。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-11-16 13:03:56) |
92. デビル(1997)
デビルというタイトルが合ってない気がする。傷ついた痛みを隠して闘う男を演じブラッド・ピットが今ひとつ。痛みが感じられない。悪のトリート・ウィリアムズも今ひとつ。裏のない良い人に見える。ストーリーももっとハードボイルドな方が良いと思う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-11-16 13:01:43) |
93. 8 1/2
《ネタバレ》 30年以上前に見たときは大団円の華やかさに圧倒されましたが孤独を感じることはありませんでした。いま見て「人生は祭りだ」と言い切ってしまうことの寂しさと開き直った明るさにシンクロしました。死んでしまってもいいさ、どうせ祭りは終わるもの。そんなことを考えてしまいました。ラスト近くでの崩壊寸前の夫婦の会話で生きるということを垣間見た気がしました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-10-18 14:15:27)(良:1票) |
94. 美しき結婚
《ネタバレ》 主人公の女性が気の強い独身女性のステレオタイプだったので面白かったですが、他にとりたてて特徴のない映画でした。このタイトルで内容は思い浮かびづらいので、しばらくしたら見たことを忘れてしまうと思います。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2008-10-11 10:51:35) |
95. エディット・ピアフ~愛の讃歌~
《ネタバレ》 マリオン・コティヤールがオスカーをとったときに流れた映像でピアフそのものだったので良くできた伝記映画なんだろうなと思っていたのですが、映画を見ているとピアフになりきっているのに、マリオン・コティヤールならではのかわいさが見えていて微笑ましかったです。ピアフのイメージはわがままで恋愛遍歴で知られる大歌手でしたが映画のピアフは良い意味でマリオン・コティヤールのピアフ。ちょっといじらしかったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-10-01 05:24:32) |
96. トスカーナの休日
《ネタバレ》 「甘い生活」の噴水のシーンを演じる、明るい狂気を感じる女性の話をもう少し肉付けしたら面白かったかなと思いました。トスカーナの美しい風景、嵐の夜にふくろうが部屋にいるシーン、おばあちゃんがネットで振られたと話すシーンなど好きなところも多いのですが、肝心のストーリーがトントン拍子で予想通りに進みすぎました。予想を期待以上に裏切ってくれる映画は好きなのでこの得点です。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-09-23 17:24:19) |
97. 天然コケッコー
《ネタバレ》 後味の良い映画でした。教室に別れを告げるシーンに郷愁があふれていて感動しました。さっちゃんが橋で人がたっているいうシーンや、姉に気を使うおしゃまな弟のシーンなど、さりげないシーンも好きです。夏帆はキャラにぴったりでした。他の方も書いていますがくるりの音楽はいらない気がします。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2008-09-22 23:49:16) |
98. 鯨が来た時
《ネタバレ》 浜に打ち上げられた鯨を殺したことで島に呪いがかかり、別に島に住むことになった子供が年をとって、その島に打ち上げられた鯨を助けることで呪いがとけるという寓話です。島民の生活など興味深く見られました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-09-21 19:43:22) |
99. ヴァンドーム広場
現役を退いたアル中女をドヌーヴが演じるのですが、蓮っ葉な言葉の中にも気品が感じられて変に感心してしまいました。ドヌーヴを見ているだけで飽きない映画です。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-09-19 04:03:09) |
100. キャンディ(2006)
《ネタバレ》 仕事をせずにドラッグに溺れて、犯罪を起こしていくカップルの話、というと60年代に溢れかえるくらい流行りましたが、この作品もどこか60年代テイストを感じさせる映画でした。ドラッグの地獄はこんなものではないような気がします。ふたりとも薬に溺れてもきれいすぎ、家族やまわりの人の悲しみもこんなもの?という感じなのでるので悲壮感があまり感じられませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-09-14 16:17:19) |