81. パリ、テキサス
《ネタバレ》 家族を捨て放浪の旅に出ていたトラヴィス。弟夫婦、息子との再会、そして別れた妻とのミラー越しの会話・・・不器用にしか生きられない男と女、、好きになればなる程相手を傷つけてしまう、結局愛が崩壊し家庭を捨てる。再会しても息子は母親に預け、自分は又旅に出てゆく、、しかしその気持ちには愛が詰まっているし、そして男の哀愁が漂う。又一緒に暮らし始めても男は同じ事を繰り返し、傷つけてしまう事を悟ったのでしょうか、、。子供にとっての4年間というのはとても大きい。子役の彼が最初戸惑いを見せ、父親を受け入れようとする、そして母親との再会、、あまりに上手くて涙が出て仕方なかった。8mm映画の中には家族が一緒に暮らしてた頃の思い出がギッシリ詰まっててそこだけ時間が止まっているかのようだった。物語と一緒に出てくる風景、そして流れるライ・クーダーの音楽にどんどん引き込まれていった、そして自分の心の中に深く深くしみわたっていった、、。 10点(2004-02-11 12:54:58)(良:2票) |
82. スイッチバック
《ネタバレ》 まあまあでしょうか。ダニー・グローバーのギタギタした悪役っぷりはなかなかのもの。これからも悪役やって欲しいと思ってしまう。始終おろおろしてるようなジャレッド・レト、そして1人で体張って頑張っていたデニス・クエイド(おつかれさま~)、ちょっぴりハラハラする場面も散りばめられ、終わった後はさわやかだった。 5点(2004-02-08 16:10:41) |
83. マジェスティック(2001)
どうしてもジム・キャリーの顔を見ていると何だか途中でハジけてしまうんではないだろうかと思ってしまった。真面目な彼はそこそこかっこいいと思った。(ちょっと竹内力?)嫌いなお話ではないがちょっと長かった。彼女の気持ちとしては複雑だったでしょうね。ルークが彼女に出した手紙をピーターが読むシーンはちょっと感動した。 6点(2004-02-07 22:35:54) |
84. まわり道
ロードムービーは割りと好きな方です。旅先で出逢う人々は、もう二度と出逢うことがないと思うのでその瞬間の会話などをとても大切にしたいと思うのであるが 、この主人公のように出逢う人々と連れ立って行動してしまうのは自分には理解できずにいる。これからもまわり道ばかりの人生が続いてゆくのだろうか、、。 7点(2004-02-07 11:42:38) |
85. 6デイズ/7ナイツ
これはコメディーでしょうか?展開が読めすぎて何か笑えました。あまりに道具がそろいすぎてるし。だけど景色は最高でしたね、海はとても美しいし。一日島巡り観光ツアーなら行ってもいいとこだ。昔のハリソンなら不安はないだろうが、今のハリソンとじゃかなり不安になるにちがいない。 4点(2004-02-06 22:50:56) |
86. オープニング・ナイト
《ネタバレ》 舞台での役柄と現実の間でギャップを感じ、又死んだ少女の幻想によって精神錯乱状態になるマートル。実際舞台で芝居をするというのは大変ストレスが溜まる仕事なのだろうなと思う。マートルのような繊細な人は酒に頼ったりしたくなるんだろう。でも観客のカーテンコールがあってこそ、だから芝居はやめられないのだと思う。どんなに飲んだくれてヘロヘロになってても幕が上がれば立派に芝居をしてしまうのだからすごい。映画の中で舞台の芝居が行われ、実際芝居の観客になったようにマートルの芝居を心配して見たのでした。ジーナ・ローランズとジョン・カサヴェテスの共演はなかなか息が合ってたし、ベン・ギャザラもいい味を出していた。壊れてゆきそうになって、また立ち直ってゆくジーナの芝居がとても見応えあった。そしてそして、最後にほんのチョイ顔を出すピーター・フォーク、お見逃しなく。 8点(2004-02-05 13:37:42)(良:1票) |
87. キー・ラーゴ
《ネタバレ》 いいですねえ、ハンフリー・ボガードとローレン・バコール。絵になる夫婦でした。特にローレン・バコールの目がとても好きなんです。前半ボギーはおとなしくてどうしたんだろって思ってたんだけど、最後はやっと活躍してくれました。船が行ってしまった時はあれれ、って思いましたが。ハリケーンもすごく迫力もあったのですが、私も↓の【COZZENN】さんと同じであの時ピストルをもらわなかったら、、って思いましたね。結局は恋に落ちてゆくんですね、めでたし。めでたし。 6点(2004-02-04 22:13:12) |
88. 都会のアリス
淡々と続いてゆくロード・ムービー。だけどとても心地よい。気楽な一人旅からひょんな事から9歳の少女との旅が始まる。はじめの頃少女がポラロイドでフィリップを写し、“これがあなたの顔よ”と見せた時写ってたのは憂鬱そうな寂しそうな表情をした彼だった。それが少女との旅によってだんだんと彼の表情にも輝きが出てくる。海水浴のシーンは二人ともとても楽しそうだった。少女役のイェラ・ロッドレンダーが又とても良い。わがままで、気まぐれで、子供らしくなくて、だけどとても魅力的。帰りの列車のシーンが特に好き。この旅は二人のこれからの生き方を大きく変えてゆくのだろう・・・。 8点(2004-02-04 14:05:43)(良:1票) |
89. 修羅雪姫(1973)
《ネタバレ》 鹿島雪こと修羅雪姫の生い立ちを描いたもの。生まれながらにして母親の仇をとるために厳しい修行をさせられる雪は何とまあ哀れなものでしょう。梶芽衣子の修羅雪姫が怨みを晴らし、そしてバックで流れる“修羅の花”。それだけで私は満足なんですがね。しかし斬って斬って斬りまくって血しぶきをあんなに派手に出せば気持ち悪さもなくなりました。中原早苗の顔もド迫力であったが、首を吊ってる中原を真っ二つに斬ってしまう修羅雪姫も又すごかった。これにはルーシー、そしてユマも敵わないだろよ。 8点(2004-02-02 17:21:07)(良:1票) |
90. あの頃ペニー・レインと
私も結構好きでした。私も3つ年上の兄が持って帰るいろいろなレコードにとても刺激を受けて、音楽に映画にのめり込みました。ライブにもよく行ったし。するとやっぱり母親がいい顔しないんですよね。彼の気持ちすごーくわかりました。バスの中でみんなで歌うシーンはとてもよかった。そして揺れる飛行機の中のシーンは言いたい放題でちょっと笑った。ケイト・ハドソンが白い妖精みたいで素敵でした。キラキラ輝いていて。 7点(2004-02-02 13:29:52) |
91. 15ミニッツ
TVでやってたんで見ました。何というか、ご馳走が目の前にあるのに食べられなかった時の虚しい気持ちに似た物足りなさ。デ・ニーロ、まさかあれっきりって思わなくて最後に出てくるよなあーって思って待ってたんだけど、、。これはエドワードの為の映画だったんだなって見終わってやっとわかった(彼はものすごく鼻が高いのね。鼻ばかり見てましたけど)。消防局なのにでしゃばりすぎではないのか。結局デ・ニーロは“アイ・ラブ・ユー”ってデレデレしてたとこしか印象に残ってない。できればあのキレた犯人役をやって欲しかったのだが、、。エドワードファンの方は大喜びだったよね、きっと。 3点(2004-01-31 08:42:50) |
92. フェイシズ(1968)
《ネタバレ》 結婚14年の夫婦生活が僅か1日半で崩壊に向かってゆく。なぜFACESなのかと思っていたが、とにかくその夫婦とその周りの人々の顔をアップでとらえ、その中で夫婦の行動、心の動き、表情のひとつひとつなどがジョン・カサヴェテスによって見事に描かれてゆく。ジーナ・ローランズはモノクロ映像の中ではより一層その魅力が引き立ちます。男の方から浮気をし、離婚を切り出しといて、女も浮気をすると男は女を責めてちょっと身勝手だな、、なんて思ったり。前半はちょっとのんびりムードだが、後半から淡々とストーリー進み、あの終わり方も私は好き。 8点(2004-01-23 12:31:22)(良:1票) |
93. 修羅雪姫 怨み恋歌
梶芽衣子、原田芳雄の二人が出ています。濃いなあー二人とも。修羅雪姫が斬って斬りまくり、血しぶきが派手にドバーッと出て復讐するわけですが、かっこいいなー、梶さんの和服姿も。途中で原田芳雄が主役なのかと思ってしまったほどの存在感だったです。もっと盛り上がってもよかったと思ったけど、とりあえずこの二人見れただけでもマル。 7点(2004-01-21 22:39:25) |
94. ひまわり(1970)
最初はソフィア・ローレン演ずるジョバンナがとても強い女に見えて感情移入できづらかった。アントニオももう少し早くせめて子供ができてしまう前にでも手紙くらい書けなかったのだろうかと、腹も立った。だけどもう最後の別れの場面ではどうしてもつらくって仕方なかったです。案外男性の方がズルズルと思いをひきずるものなのかもしれませんね。ひまわりの映像やヘンリー・マンシー二の曲がとってもこの作品を盛り立てていました。結局は縁がなかったのでしょう、、切ないですけれど。 8点(2004-01-21 14:52:27)(良:1票) |
95. 男たちの挽歌
かなりシビレましたね~。さすがジョン・ウーですね。チョウ・ユンファの二丁拳銃すごいかっこよかった。だけど、私思うのは、チョウ・ユンファって顔が可愛すぎる。いまいちアクション向きでない気がしました。私としては、お兄さん役のティ・ロンがかなりシブくってお気に入りでした。かっこよかった。 兄弟愛にグッときましたね。 8点(2004-01-19 22:07:13) |
96. スリ(2000)
「浪人街」「竜馬暗殺」などの黒木監督が再び原田芳雄、石橋蓮司を起用している。これでスリのテクニックを知り、妙に関心した。ただちょっと深みが足りなかったかな。踏みつぶされた原田の手が痛々しかった。 5点(2004-01-19 19:42:38) |
97. 再会の時
昔の仲間たちが全員集まることって、知人の死とかきっかけがない限りめったになくて、それだけでもすごいなって思うのだけど、最後はなんかゴチャゴチャになってしまいました。キャストはとても豪華です。みんな若いし。でも“あなたの遺伝子が欲しいの、、、”って女から言い寄られると男の人は戸惑ってしまうだろうな。バックで流れてくる60’Sのmusicはとても良かった。 6点(2004-01-19 11:41:39) |
98. 女囚さそり けもの部屋
腕を切りちぎられた成田三樹夫たちとの壮絶な戦い。そして、まるでタランチュラのような李麗仙(すごすぎるメイク)。とってもかっこいい、松島ナミこと梶芽衣子、彼女の鋭いまなざし、そして“怨み節”。彼女のポスターを部屋に貼って、連日拝んでいたい・・・そんな心境です(実際はしないけど、、)。柴咲コウちゃん、今後さそりシリーズやってくれないかな、、。 7点(2004-01-19 11:36:00)(良:1票) |
99. 女囚さそり 第41雑居房
白石加代子が主役なのではないかと思うほどの凄い迫力です。そして、梶芽衣子の乾いた美しさが光る。あまりセリフはないのだが、鋭いまなざしでその存在感を強烈にアピール。彼女は本当に“黒”が似合います。 8点(2004-01-19 11:31:00) |
100. 女囚701号 さそり
さそりシリーズ第一弾。このところすっかり梶芽衣子の世界にハマっております。このシリーズは獣映画、もしくはホラー映画とも呼ばれるかもしれないって思う。所々笑っちゃう所も多々あるし、なぜかこのシリーズ見てると、仮面ライダーシリーズや必殺仕事人シリーズを見てる錯角に陥るんです。“怨み節”と共に復讐してゆく松島ナミこと梶芽衣子が本当にかっこいい。男の人が見ると怖いと思うだろうな、これ。 7点(2004-01-19 11:27:53) |