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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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81.  JFK 《ネタバレ》 
アメリカでは真相を追究することに非常に勇気がいるテーマだと思いますが、オリバー・ストーン監督の「絶対妥協しない」という強い意思と心意気が感じられる。気合の入った真相追究ものを見たという感じです。勿論今も真相は明らかになっていないし、真相は暗殺実行者や、その黒幕にしか分からない訳ですが。時間が長い映画は苦手ですが、ケネディ暗殺には以前から興味があったので長さを感じることなく最後まで興味深く見ることができました。事件から何年も経っていない当時に真相を究明しようとしたジム・ギャリソンに敬意を表したい。
[DVD(字幕)] 8点(2008-11-22 01:17:50)
82.  山の郵便配達 《ネタバレ》 
子供の頃から仕事で家にいないことが多く、家にいても無口だった父。息子はその父と郵便配達の旅に出て初めて本当の父の姿を見る。とても静かで淡々とした語り口で物語は進む。でも、じわり、じわりと感動しました。旅の最後の夜、息子の寝顔を満足そうに見つめる表情や、ラストで息子を送り出す姿など、お父さん役の俳優さんが素晴らしかったです。
[DVD(字幕)] 8点(2008-11-20 21:00:01)
83.  ルディ/涙のウイニング・ラン
ここまで感動できる映画ってそんなに無いと思う。ラストはそれ位感動しました。以来、何度か見ていますが何度見てもラストが近づくにつれて涙が止まらなくなります。夢や目標を持つ事、それがたとえどんなに困難でもひたむきにその夢に向かって諦めず生きている姿の何と美しいことか。
[DVD(字幕)] 8点(2008-11-20 11:45:44)
84.  ミザリー 《ネタバレ》 
ジェームズ・カーンとキャシー・ベイツ、雪に閉ざされた一軒家。密室を舞台にほとんど2人芝居と言ってもいい作品。 カーンの役は誰でもいいかと思えるくらい、キャシー・ベイツの見せる凄まじい怪演は見事。 書き上げたばかりの新作を女に燃やされてしまった男が、最後は女の意のままに書かされた作品を燃やしてしまう。 小説家の作品がベースになっているサスペンスとして、このあたりも実によく練られている。 と思っていたら、原作はあのスティーヴン・キング。小説の文字の世界では彼女はどんな風に表現されているのだろう? 公開当時、ロブ・ライナーと言えばコメディの印象が強かっただけに本作は意外だった覚えがありますが、 そういえば「スタンド・バイ・ミー」も原作はスティーヴン・キング。ライナーさん、お好きなのかな? まさか彼女は彼を殺しはしないだろうとは思うものの、秘密がバレそうになると躊躇なく保安官を銃殺してしまう。 これが最後の対決に効いている。カーンにも命の危機が迫っている。もう殺られる前に殺るしかない。 キャシー・ベイツを狂気モードに豹変させたと思ったら、緩めてみたり。 作品の空気に緩急を付けながらも、緊張感は最後の対決まで緩めない。見ごたえのある密室サスペンスです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-16 21:07:10)(良:1票)
85.  ディープ・ブルー(1999)
サメを使ったアルツハイマー治療薬開発の過程で、サメがあり得ないほどの知能を得てしまった・・・。 こっちの方にかたいことを言わなければ、ダレる時間も全く無く、サメ映画としては大健闘の作品です。 沈みゆく、洋上に浮かぶ研究施設。そこからの脱出モノとしても面白い映画になっています。 こういう映画は一通り登場人物が出揃ったところで、こいつは食われる要員だな、助かるのはこの2人だな、 生き延びてラストに恋に落ちるのはこの男とこの女だな、とか。 こんな予想をしながら見る癖がついてしまってるのですが、ここにおいても意外性大の作品となっています。 LL・クール・J演じる研究施設で働く、しぶとく危機を脱していく料理人がいい味を出しまくっています。名前の通りクール!な好演。 「ジョーズ」以降、数々のB級映画が出現し、もはや映画のジャンルの1つと言ってもいいサメ映画。 前半に出てくるサメとナンバープレート。サメ映画の最高峰、「ジョーズ」へのなかなか粋なオマージュでもありました。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2022-02-22 18:16:16)
86.  グレイス・オブ・マイ・ハート
60年代から70年代初頭を舞台に、偉大なシンガーソングライター、キャロル・キングをモデルとした 1人のシンガーソングライターの女性を主人公としたドラマ。 色々な事情があり難しかったのかもしれませんが、はっきりとキャロル・キングを主人公とした伝記モノで、 ソングライターとして彼女が関わった実在のアーティストやグループ名や、実際の彼女の曲で見たかった気もしますが、 この時代のミュージックシーンを知り尽くしたバート・バカラックらが関わったサントラが素晴らしかった。 また、年代の経過とともに少しずつ変わっていく登場人物の衣装から小道具に至るまで、 本作が創り出すこの時代の色や空気もまた素晴らしかったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-07-24 13:33:33)
87.  ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎<TVM>
心では繋がっているけど、ルパン一家をばらして行動させるというのが面白い。 TVシリーズ第2作ということで、まだいつものルパンの延長でもいい時期ですが、 せっかくの長編。いつものルパンとは違うことをしようという意欲が感じられるし、 結構サスペンス的要素もあり、いつものルパンと違う面白さがある作品です。 日本から遠く離れた異国の小島の小さなバーで日本酒の熱燗を注文する五ェ門がクール! そして斬鉄剣で斬れないものに対し、ムキになるラストの五ェ門が可愛かったりもします。 五ェ門と次元の見せ場が十分に用意されていることも嬉しいところです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-02-13 20:30:32)
88.  ブレーキ・ダウン
それほど期待して見始めた訳ではなかったけど、 短めの尺よし、テンポよしでぐいぐい引き込まれる面白さがある作品でした。 見渡す限り砂漠の真ん中のハイウェイでクルマどうしのトラブル。 スピルバーグの出世作「激突!」を思わせる作品の始まり。 しかし、ある事情で妻が蒸発。辻褄が合わない出会った人間の証言。 テンポよく展開を変えながら不条理サスペンスとしてよく出来た作品となっているし、 前半は妻の蒸発をめぐるミステリ・サスペンス、後半はアクション映画としての見せ場も十分です。 トレーラーと犯人は崖下へ。命拾いして放心状態のラストもまた、「激突!」のラストを思い出します。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-15 19:43:08)
89.  オリーブの林をぬけて
前作「そして人生はつづく」と同じく作品のベースには90年にイランを襲った大地震があり、 本作でもやはり登場人物の多くは現地の人々が演じており、現実世界とドラマの世界の境界線を行き来する。 本作はキアロスタミ流ラブコメとでも言うべきか。 主人公の若者ホセインは同じ村の娘であるタヘレに恋をしているが全く受け入れられない。 本作の中で進行する映画撮影。この2人が夫婦の役を演じるのですが、 この2人の関係においても本作のドラマの世界と、その中にある撮影中の映画のドラマの世界の境界線を行き来する。 2人が噛み合うことは全く無く、同じシーンが何度も何度も撮り直しを余儀なくされ、じれったい展開が続く。 ホセインはタヘレに延々プロポーズの言葉を繰り返すが、タヘレは全く反応しないまま、ついにラストに・・・。 オリーブの林を抜け、草原を行く2人はもう白い点にしか見えない。 やがて白い点がこちらに戻って来る。その白い点が躍動している。 前作と同じくロングショットで撮られたラストシーンが見事でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-12 19:33:31)(良:1票)
90.  ハード・ウェイ(1991)
個人的には本作はジェームズ・ウッズがいい! 初めて見た時には、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」や「サルバドル」といった、 本作の少し前の作品のイメージが強かったので、それらとかけ離れたコメディ仕様の役どころに驚きましたが、 そのギャップもまた面白かったと思います。 マイケル・Jフォックスが本作で演じる役は「もっと社会派のシリアスな映画に出たい!」 とイメージチェンジを図りたいと思っているハリウッドの超人気者。 当時の彼も「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でその人気を不動のものとしていた直後だけに、 フォックスの役どころもまた面白いですね。 2人が場をかき乱したり活躍したりする配分もよく、 ハミダシ刑事と刑事見習いの凸凹コンビのバディムービーとしても見どころ十分。 ジョン・バダムお得意のアクションコメディ・エンターテイメントです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-09-01 19:55:16)
91.  風が吹くまま
都会からある山村に取材にやってきた主人公の男。ひたすらあるおばあさんの死を待つのみ。 しかし何も起こらない。 都会からやってきた男と村人、大人と子ども、男と女、姿が見えない声だけの登場人物・・・。 なかなか噛み合わない会話が延々と続く。しかし、何とも言えない可笑しさや味わいがある。 主人公の男にとっては居心地がよくないのであろうが、見る者にとっては不思議な居心地の良さがある。 音楽も全く使われていませんが、意識的に挿入されている鳥のさえずりや家畜の鳴き声、風の音が耳に心地いい。 都会の人間から見れば不便も多いであろう、村に暮らす女は「この村には電話なんて必要ないのさ」と言う。 一方で便利なはずの携帯電話を持つ都会からやってきた主人公の男が携帯に振り回されている様は何とも滑稽に映る。 仕事でプレッシャーをかけられている男と風が吹くままに日々を生きる村人の対比はコミカルでもある。 ラストで黄金色に輝く麦畑を行く医者の男が語る死生観と、その美しい風景が印象的。 「天国は美しい所だと言うが、あの世から戻った者がいないのにどうして分かる?響きがいい約束より目の前のぶどう酒の方が美しい。」 返す言葉もありません。これぞ「風が吹くまま」ということか。簡単なようで今を生きる人間にとって、何と難しいことだろう。
[DVD(字幕)] 7点(2019-05-20 21:41:10)
92.  愛と精霊の家
作品のタイトルからも予知能力のあるクララを軸にした、大人の御伽噺的な家族の物語と想像していたのですが、 そういった要素は抑えられたジェレミー・アイアンズ演じる男の一代記的なストーリーは意外でした。 予知能力を持つという設定が少女時代を除きあまり活かされていないと思うし、 クララの終盤の台詞「人生は奇跡」の通り、原作にはもう少し寓話的要素があったのかもしれません。 それにしても豪華なキャストが揃った作品です。前半にその存在感を見せつけるグレン・クローズ。 当時40代半ばのアイアンズ。複雑な設定の男の人生の最終盤までを演じる演技は見事。 この先スターになっていくヴィンセント・ギャロやアントニオ・バンデラスの存在も見逃せません。 原作未読なので何とも言えませんが、原作の世界観とは少し違う形になっているような気はするものの 140分を一気に見せる力強さがあり、ある男の一代記として見れば アイアンズの名演もあり十分に見応えのある作品になっていると思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-01-30 16:35:24)
93.  疑惑に抱かれて 《ネタバレ》 
リーアム・ニーソンの映画でなければ興味も持たなかったであろうビデオスルーに終わった作品ですが、 ニーソン演じる私立探偵の男が、ある殺人事件で逮捕され冤罪で死刑判決を受け、絞首刑執行目前で容疑が晴れて、 真犯人が逮捕されて、と思いきや・・・。無理はありますが、最後まで的を絞らせない。 今も第一線でアクション・サスペンス路線で主役を張るニーソン。 本作は91年の作品ですがこの後今に至るまで、この人は年齢を重ねるほどにいぶし銀の渋みが増している。 もう1人、最近お目にかかる機会が無いですが、ローラ・サン・ジャコモもまた魅力的。 ミステリ・サスペンスとして予想以上に楽しめる作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-07-23 21:21:40)
94.  不機嫌な赤いバラ
偏屈な元大統領夫人。こういうふてぶてしい役で余裕しゃくしゃくの貫禄を見せるシャーリー・マクレーン。 その夫人のシークレット・サービス役を演じるのはニコラス・ケイジ。 同僚たちとボヤく姿も、職業柄締めるところはしっかり締める姿も、どのニコラス・ケイジもいい映画です。 シークレット・サービスものとしては銃撃戦もアクションも無く、 終盤のある事件までは元大統領夫人とその周囲にいる人々を基本的にはコメディタッチで描いていく。 だからこそ、シャーリー・マクレーンとニコラス・ケイジの2人が作品の世界観にはまっている作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-10-16 23:05:12)
95.  ハーフ・ア・チャンス
ベルモンドとアラン・ドロン。フランスが世界に誇る同世代の2大スターの共演ですがこの2人、意外に共演作が少ない。 2人の共演は「ボルサリーノ」以来になるのかな? クールなドロンと陽気なベルモンド。「ボルサリーノ」で2人が演じたキャラもそのままに、 と言うよりは2人のキャリアを通して、多くの人が思い浮かべるであろう2人のイメージをそのままに、 90年代に入り初老に差し掛かった2人の楽しそうな共演の姿を見ているだけで微笑ましい気分になる。 ドロンのクールな眼差しと、ベルモンドの何とも言えない味のある笑顔。 年は取りましたが2人ともカッコいい。この2人の、僕が好きな魅力が全く変わっていないことも嬉しい共演です。 監督はパトリス・ルコント。この2人より少し若い彼にとってはその昔、 この2大スターの全盛期の映画を夢中で見ていたであろうことも想像できます。 この2人のW主演の映画を自身の作品の中で実現させたかったのでしょう。 予想外のルコントの遊び心と、余裕しゃくしゃくで実に楽しそうに作品の中での再会を楽しむ2人。 脚本、ストーリーはなんてことの無い作品ですが、本作はそれだけで十分な作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-08-17 15:20:03)
96.  ミルドレッド 《ネタバレ》 
監督カサヴェテス、主演ジーナ・ローランズとくれば、まず頭に浮かぶのは「グロリア」。 しかし本作の監督はジョン・カサヴェテスではなくニック・カサヴェテス。そう、ジーナ・ローランズの息子にあたります。 これがニックにとっての長編デビュー作とのこと。 ソフィア・ローレンがやはり息子の長編デビュー作で主演した作品を思い出しました。 息子がデビュー作で母の主演作を撮る。息子だからこその魅力的な母の姿をとらえていると思います。 最初はどこか陰のある、まだ幼い少年と大人が出会う。こういう場合、映画では男同士が圧倒的に多いのですが、 本作はその大人が女性ならではの柔らかさ、あたたかみを感じる。 この少年の母はいつもくわえタバコに酒。しかしジーナ演じるミルドレッドと接するうちに次第に母親らしくなっていく。 一方のミルドレッドも、この母と息子と接するうちに人生について改めて考えるきっかけとなっていく。 まだ幼い息子との微笑ましい交流を交えながら、2人の女性が互いに人生を見つめなおす優しさのあるドラマ。 ミルドレッドとは対照的な、この少年の母親役のマリサ・トメイも、こういう役を非常にうまく演じる人です。 最後ははこの母と幼い息子、そしてミルドレッド自身の息子、娘とも別れ、彼女はどこへ向かうのだろう? 一抹のさみしさを感じつつも彼女が旅立っていく、毅然としていて力強さを感じさせるその姿が印象的なラストでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-07-10 21:38:12)
97.  上海ルージュ
1930年代の上海。裏社会に生きる人間達の抗争と愛憎のドラマ。 日本や西洋諸国の思惑が交錯するこの時代の上海の混沌も、裏社会の抗争に付き物のドンパチもほとんど無い。 上海の裏社会を牛耳るドンの愛人にして上海の人々を魅了する歌姫。皆から"お嬢様"と呼ばれ栄華を極めるコン・リー演じるチンパオ。 この手の作品にしては静かなドラマですが、作品の視線を荒みきったこの世界の住人達に置くのではなく、 彼女の付き人を務めることになった、田舎から出てきたばかりの少年に置いたことで登場人物ぞれぞれの運命や結末が強烈な印象を残します。 チンパオがいなくなってしまっても何も変わらない。新たなチンパオの候補者を上海に連れて帰るだけ。 この少年もいずれは上海の裏社会の構成員に成長していくのか・・・。 こんな風に裏社会のシステムが受け継がれていくことを感じさせるラストが悲しすぎる。 チャン・イーモウが時折見せる映像美へのこだわり。本作でもそのこだわりが随所に感じられます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-04-09 21:05:26)
98.  髪結いの亭主 《ネタバレ》 
公開当時、この手のヨーロッパ映画にしては結構話題になり、ヒットしました。 この作品のヒットが日本でもルコントの名が広く知られるきっかけにもなりました。 それにしても、官能的でいてシュールすぎるこの世界観、独特です。 少年時代の妄想が現実のものになった大人のおとぎ話、いや、男のおとぎ話か。 シュールではあるのですが、艶やかでしっとり感のある作品の質感がいい。 これはもうアンナ・ガリエナの醸し出す雰囲気につきるのではないかと思います。 唐突な結末には驚きましたが、この行動に出ざるを得ないほど今が満たされていて、 今のこの幸せな状態のまま、人生を完結させたかったということなのでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-02-26 17:15:05)
99.  金融腐蝕列島[呪縛]
本作で取り上げられているようなメガバンクと比べると、僕が所属する世界は小さなものですが、 本作を見ていると、あの時はきつかったなあ・・・。と思い出すことが自分にもありますので 少々きつかったですが、スキャンダルの渦中で戦う熱いサラリーマンの生き様のドラマを堪能しました。 関係者に群がる報道陣の表情も克明にとらえる。混乱した現場の空気を伝える特捜部のガサ入れの迫力ある描写。 この冒頭で一気に作品の世界に引き込まれます。以降もラストまで次々と困難をたたみかけてくる。 最終決戦の株主総会は予定調和的になってしまいましたが、総会屋との戦いは迫力十分。 強風に揺れざわめく木々の葉が、まだまだ彼らの戦いが続いていくことを暗示させるようなラストも印象的です。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-12-27 15:22:54)
100.  TAXi
近年シリーズ化された作品では、「96時間」のようにシリアスになることなく、 あくまでもカーアクション・コメディに徹する。彼らしい勢いの良さもバッチリはまっている。 リュック・ベッソンはこういう感じが一番いいんじゃないでしょうか。 ただのタクシーかと思いきや、序盤の「急いで空港まで行ってくれ!」という客を乗せる、 そして明らかになる改造タクシーの全貌。この脳天気具合がたまらない。 街を爆走するフランスの老舗メーカー、プジョーのタクシーが最高にカッコいい。 そしてフランス語の響きも大きいとは思うのですが、 さりげない台詞の中にあるユーモアや、挿入されるギャグも冴えている。 ハリウッド製のこの手の映画とは一味違う空気もまた良し。 免許の再交付はダメ!でも、思いもよらないとっても素敵な転職先をご紹介。 ラストはユーモアたっぷりのオチもばっちり決まりました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-10-04 21:33:18)
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