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小鮒さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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81.  ターミネーター:新起動/ジェニシス 《ネタバレ》 
ターミネーターってのはさ、何が良かったのかといえば、あの骸骨が追いかけてくる恐ろしさ。ゲゲゲの鬼太郎初期の白黒TVシリーズ「モウリョウ」さながらに、死骸がいつまでも追いすがってくるところが怖くて人気が出たんだよ。そもそも「ホラー」的要素を含んだSFという立ち位置が良かったのに。それがだんだんSFアクション物になり、バックトゥザフューチャー化。自分でドンドンわかりにくくしておいて、それを映像やストーリー展開でなく言葉で説明させるというマッチポンプ的なくだらなさがエスカレート。もう完結した一作品としての体裁は端っから放棄したかのようなスタンス、こんなんで金とるの?日本人は騙せないぜ。アメリカ人相手に今後は商売なさんなさい。おまけに今回のキャストが魅力なさすぎ。特にサラ役。もう少し見栄えのする人、いなかったの?昔のサラと似てはいるけど、劣化させちゃあだめだろ。
[映画館(字幕)] 4点(2015-08-02 00:27:11)
82.  サボタージュ(2014) 《ネタバレ》 
底が浅いんだよっ!!どこもかしこもっ!!! 結束の固い仲間(実は全然違う、それも端っから)。部下を大切にする頼れるリーダー(実は全然違う、部下を裏切るその動機はおかしいだろ?それ)。大金を確保してまで探した敵相手(にしてはいとも易々とトイレに入っていける)。胸を撃たれて死ぬ寸前(なのに余裕で葉巻ふかす。普通、血い吐くでえ、おっさんよお)。くだらなさすぎる。
[DVD(字幕)] 4点(2015-04-06 22:54:23)
83.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 
ANA機内21インチモニターで鑑賞。全くの子供向け。何を期待して鑑賞するかで評価はかわるだろうが、面白くはない。「世間で話題になっているから一応見ておこう」という私のような者にそもそも評価する資格などないともいえるが、それにしてもつまらない。「ありの~ままの~」などとテレビで言っているから、きっと主人公が悟りを開いたときに流れる曲なんだろうと予想してみていたら、とんでもなかった。引きこもりの主人公がさらに引きこもった時に歌うという、なかばヤケクソのような場面での歌ではないか。あれは教育上よろしくないぞお。
[DVD(吹替)] 4点(2014-05-08 07:25:39)(笑:1票)
84.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
成田IMAXで鑑賞したが、正直ここまでの高評価に値する映画なのか、自分としては不思議でならない。宇宙空間というものはそもそも過酷極まりない空間であって、例えば温度はあのバナナで釘が打てる液体窒素より低温なわけだし、気圧はゼロだ。宇宙空間に何らかの塵があったとして、それと宇宙船の相対速度は場合によっては超高速なはずで、微小なチリであっても運動エネルギー、船体に与えるダメージは計り知れない。穴があいたら、あるいはそれが自分の体を貫通したらお終いだ。宇宙空間でチリに遭遇するリスクは小さいといえども、人工衛星の軌道上は宇宙のゴミが多くなっているとたくさん報道されてきている。だから宇宙旅行などというプランが売り出されてきてはいるが、果たしてそういうものを契約する人は、そういったリスクをイメージできているのだろうか。描かれた事故、事象は通常予想され覚悟せねばならない範囲のものであり、また、宇宙飛行士の訓練を受けた者にとって、助かる可能性を見いだせたからこそ生きながらえたにすぎず、そこにも感動は無い。加えて様々な箇所で見られる科学的におかしな設定のごり押しは興ざめ。こういうパニック物は、決められた設定の範囲でそこからのサバイバル、スリルを堪能するものでなくてはならないが、勝手に設定をいじられては子供だましとしか感じられない。せめてリアルに物理法則に忠実に表現してほしいものだ。 みな世間が高評価すぎるので、4点。
[映画館(字幕)] 4点(2014-01-05 22:37:58)(良:1票)
85.  アンストッパブル(2010) 《ネタバレ》 
まず、「止められない」その困難さが伝わってこない。次に、どうでもいいような人間模様を入れ込むな。パニック映画なのか人間ドラマなのか、どっちにしても中途半端だ。止められないというなら、誰が考えても誰が見ても止められそうもないような作り方をしなければ、映画は成り立たない。映画館で観なくてよかったよ。
[DVD(字幕)] 4点(2011-06-13 21:10:28)
86.  スター・ウォーズ/最後のジェダイ 《ネタバレ》 
久しぶりにスターウォーズを観た。 スピリチュアルっていうのかなあ、念ずれば通ずみたいな。そんな荒唐無稽を前面に押し出している。いつの間にか細木数子や織田無道を待望したくなるようなある種カルト宗教を背景に抱いたような奇妙キテレツな映画に変質していたことに驚愕した。 スターウォーズって、登場した当時を思い起こせば、キャラクターの個性、SF特撮の迫力でかなり斬新な印象があり、あくまでも主となる要素はSF特撮であり、「フォース」っていう超常現象的ファクターはあったけれど、それは通常では成し遂げ得ないような、つまり一機の戦闘機がデススターを破壊するなどという「奇跡」を「必然」として描くための必要条件的な役割にすぎなかったはずだ。  しかし今、スターウォーズを支配しているのは胡散臭いカルト宗教的、スピリチュアル思想だ。ハリーポッターに近づいたかな。ファンタジーだ。 アメリカ人て神話に憧れがあるんだろうね。自分たちに無いものだから。未来世界に自分たちの神話を描きたいと、まあそんなとこなのかな。 ひげ面の最後のジェダイ(もはやそれが誰なのかなんてどうでもよく)が隠遁生活していた北欧風の岩場、あれなんかもう典型的な神々の島イメージで、よくもまああれほどベタで面白味のない舞台設定にしたなとみていて腹が立つほどだった。 連続TVドラマシリーヅでやってくれ、こんなもの。
[映画館(字幕)] 3点(2017-12-22 05:27:48)
87.  バーニング・オーシャン 《ネタバレ》 
不満だらけ。 まず、事故の状況が全然わからない。ただドカーン、ボワーン、ウギャアと火焔の中で人の悲鳴が続くだけの映像。 もっと船の構造、位置関係を描かないと、どこで何が起きていて、なぜそこは無事なのか?どれくらい切迫しているのか?その人物はどれくらいヤバい状態なのか?が一切わからない。 セメントテストとか圧力テストとか、事故に至る過程も全くわからない。  おそらく描こうにも裁判とかの絡みで描けないとか、事実なだけに制約がたくさんあるのだろう。 監督もやる気なかったんだろうな。これ。 劇場公開すると決めた日本の映画会社の選定ミスともいえる。せいぜいツタヤのDVDでいいんじゃなかったのかな。
[映画館(字幕)] 3点(2017-04-28 13:01:17)
88.  ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 
重大事故、事象が起きればあらゆる可能性を考えて、一見善良に見える対象でさえも平等に冷徹に厳しい検討対象とするのは当然のことである。 それは今回の機長側から見れば、「経験のない、前例のないトラブルを自分の経験と技量で切り抜けたのに、その俺すら疑いの視点で接してくるのか」とある種の恐怖心を抱かせるものであろうが、それは重大事故の検証という場面では仕方のないことである。機長というのはそういう責任をそもそも背負っているものなのだ。  それをメソメソと「ヒーローの俺がこんな扱いを」、「世間はみんな歓待してくれるけど実際はこんなプレッシャーを受けてたんだよ」的な描写をしても全然かっこよくないね。  毅然とむしろ事故調査側の立場に立って機長も事故の検証を、「自らが本当に正しかったかどうか?」を検討してこそ、真に素晴らしい機長となりえたと思うんだけどね。この映画はそういう描き方をすべきだったと思う。そこまで思いが至らないのがアメリカ人なのかね。いや、アメリカ人も本当の知識層はそうすると思うんだよね。クリントイーストウッドみたいな表層的な、水に浮かんだ油みたいな奴がとるとこういう映画になるんだよ。  航空機事故に限らず、 例えば医療事故なんてこんなのばっかり。医師は人間にしかつとまらない。パラメーターをいくつか入れたところで経験は目に見えないし機械に打ち込むこともできない。それなのに何か医療事故(医療ミスじゃないよ)があると、ど素人の警察、患者、裁判官、弁護士が「本にかいてあること」を盾に、あるいは「現場にいなかった専門家」の意見を恣意的に利用して素人なりの結論に持っていく。説明できない経験に基づく瞬時の判断は正当性が証明できないから負けていく。 善意によって全力で人を助けようとしても結果責任を負わせようとする。それが今の世の中。  他にもある。長野の大学生乗せた夜行スキーバスがガードレール突き破った事故だ。あれなんてまだ何もわからないうちから「運転手個人の責任」を新聞もTVも報道。さて、ほとぼりも醒めた最近、バスの老朽化点検を指示する国の通達が出たね?  世の中、現実のほうがよほど闇が多いんじゃない?
[映画館(字幕)] 3点(2016-09-24 23:57:01)(良:1票)
89.  アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 《ネタバレ》 
まず、TOHOシネマさんへ。地方だからと言って、洋画3Dは吹替版しかないだなんて酷すぎます。あんまりです。いつもそうです。さて、本題に入ります。このシリーズは私、今後はもう一切見るまいと誓いました。ファンタジーの要素が入りすぎているからです。出来不出来を言ってるんじゃあないです。テーマというかジャンルがダメ。アメリカのこういう映画って、スターウォーズもそうだけど、どうして「伝説」とか「ギリシャ神話」チックな雰囲気に持っていっちゃうの?ファンタジーは止めようよ。アメリカだけだよ、そういうの。歴史が浅いため歴史に対する憧れ?それともキリスト教の影響か。アベンジャーズって全然神秘的でもなく奥ゆかしさもなく不気味さも全くないため、キャラの魅力にすっごく欠ける。おまけにへ~んな「神々の戦い」みたいな味付けに無理やりしているものだから、軽薄すぎて観るに耐えない。もうたくさん。ただ一つの救いは「家族の絆系」の伏線を含めなかったこと。そういった意味では予告のスターウォーズはもう観に行かないと決めた。
[映画館(吹替)] 3点(2015-07-11 23:16:32)
90.  フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ 《ネタバレ》 
なにこれ?なんだこれ。全く意味がわからん。何を描きたかったのか不明。普通の学生がそれがいかに可愛かったにせよ若い大富豪の目にとまり恋愛になるなどという夢物語とエロシーンを見せたいだけか。たぶんそうだと思う。フィフティって50なのに、映画の訳では15人の同じような女がいたとかいってるし、どっちなんだよ。終わり方も変。「本気でやってみて」と女に言われたから富豪は言われたとおりにやっただけなのに、それで女は怒って帰っちゃうわけだが、そこで帰るんじゃなくて、SM部屋見せられた段階で帰るだろフツー。馬鹿かよ。こうやって次々と今までも、これからも同じように、富豪を変えられる理解できる、そのうち本気で愛されるようになる と勘違いした女たちが来ては去っていく、今回で50人目。そういう世界を描いたわけだが、どうせやるなら、もっと女優の体型をそれらしく色気のあるのにしたほうがいい。性描写も大甘。なにやってるの?「ごっこ」レベル。まあ、私の見るべき映画ではなかった。
[映画館(字幕)] 3点(2015-02-20 06:46:58)(良:1票)
91.  フルートベール駅で 《ネタバレ》 
粗暴性あり、順法精神に欠け、麻薬取引を最近までしており、定職もなく、家族からもごく最近見放されかけ、友人と大晦日に騒ぎたいために小さな子供を自分の母に預けて街へ出かけ,ちょっと前の敵対グループに電車内で遭遇して殴り合いのけんかをし、警官から逃げようとして嘘をつき、反省の姿勢も見せず警官を携帯で撮影し、銃を構えた警官に対しああだこうだと騒ぎ続けた挙句、警官に撃たれたDQN黒人青年の話。家族内の「良い奴エピソード」とか、「反省してます、これから真面目に生きようとしてました」エピソードが語られているが、因果応報、もう十分すぎるほどの屑人生を歩んできた人間だ。ずーっとまじめに生きてきて社会のために人のために生きてきたのに不慮の事故で亡くなってしまう人は世の中にたくさんいるのと比べてしまう。この黒人は確かに気の毒だが真面目に生きていたらこうはなっていない。警官だって逆に襲われたりする可能性があるなかで治安維持を必死でやっているわけで、いわゆるDQNにはできれば一部の理も認めてやりたくはない。屑は死ねという意識が警官の中になかったわけではないだろう。おそらくその気持ちが思わず出て、射殺してしまったのだろう。こういう映画をつくるなら、では射殺した側の警官の人生も描けよと言いたくなる。真面目で努力家で家族思いで同僚思いで、治安維持をしたおかげで助かった善良な市民たちを市民の側から描いたエピソードなんかも添えるといいね。それとか優秀で誰からも好かれていた同僚警官が取り締まり中に黒人に襲われて殉職したエピソードとかね。この映画の描き方はとにかく一方的すぎる。この映画には一面的な弱者=善という短絡思想が垣間見える気がする。映画を作るとか例えばこの映画感想文を書くなどの行為もそうなのだが、人が何か他者に自分の意見を表明するとき、皆、「良い子」になってしまう。新聞記者やニュースキャスターがタクシー運転手に粗暴な行動をとったとか店員に怒りちらした、とか報道されたりするが、みな本音と建て前がある。映画監督って、どうしてもこういう「良い子である自分」を心地よく思ってしまう人種なのだろうなあ。どっかの新聞記者のように。
[DVD(字幕)] 3点(2014-09-24 06:42:28)
92.  クロニクル 《ネタバレ》 
ああ、こりゃあ見るんじゃなかった。どこかに現実感のある部分があるのではと、なんとなく期待しながら見ていたのだが、結局ウルトラマンとか仮面ライダーとか、スーパーマンとかと同じ、夢物語、おとぎ話、現代ファンタジーのカテゴリーであった。そのカテゴリーを楽しめる脳を持つ方には良いのだろうが、自分には無理。どういう楽しみ方をすればいいのか、非常に戸惑った。こういう映画の存在価値とは如何に?
[DVD(字幕)] 3点(2014-01-05 22:51:04)
93.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス 《ネタバレ》 
何と言っても主人公のカーク船長だ。カークはああじゃないだろ?あんなジョントラボルタみたいなゲジゲジ眉毛、もちっとインテリジェンスを感じさせる俳優にしたほうが良いんじゃないの? もっと言えば、カークもスポックもマッコイも本来はもっと年寄だ、ヴェテランだ。俳優の都合でイメージ変えたままその路線でずっと突き通されるのはなあ。若かりし頃のエピソードだけいつまでも掘り起しねつ造されるのはもうウンザリ。未知の世界へ、「これから」起こる出来事という設定にワクワクしたい。スターウォーズじゃねえんだから。レジェンドとかファンタジー路線に近づいてしまってるんじゃないの? 地球を代表する精鋭が未知なる宇宙の想像をはるかに超える(ここ大事)出来事に遭遇し、絶体絶命のピンチを天晴なチームワークと独創的なアイディアで切り抜ける。それがスタートレックだったはずだ。それを映画評論家やらが民族主義やら規則至上主義やら家族愛だのこの映画にとってはどうでもいいような点を評価するようなことをやっているからどんどん面白くない映画になってしまっていくのだよ。
[映画館(字幕)] 3点(2013-08-17 23:22:26)(良:1票)
94.  レッド・ライト 《ネタバレ》 
これはダメ。超能力なんて無い!ってわかっているよ、今時の日本人は。エンターテイメントとしてのオカルトやホラーは楽しむが、ホントにあるとは思っちゃいない。で、そういうオカルト否定派が飛びつくキャッチコピーじゃん、これ。なのになに、あのオチは。え?調査する側が実はホントの超能力者でしたって?笑わせんじゃねえよ。空いた口がふさがらないわ。
[DVD(字幕)] 3点(2013-06-30 21:41:28)
95.  LOOPER/ルーパー 《ネタバレ》 
いやあ~これダメだ。向いていない、自分的に。申し訳ないけれど。波長が合わない。あまりにもツッコミ所が満載でついていけない。思いっきり空想に浸れて、あの若者とブルース・ウィリスが同じヒトだと思えて・・・そういう(超)能力のある人間じゃなけりゃあこの映画は味わえないんじゃないだろうか。お花畑ファンタジー物系が好きな人ならなんとかいけるくらいかな。結末は結局自分の後生をこの世から末梢すべく自殺で方をつけるわけだが、そういうのってどうなのかねえ。よく考えれば「ありえない」筋の悪い選択だと思うけどね。ま、とにかく、見に行って損した気になったのは久しぶり。 「細けえこたあイイんだよお!」と言い切れる太っ腹な文化系で情緒的にアバウトに物事を捉えられる人間向け。理屈こねまわす自分のような人間には苦しい118分。
[映画館(字幕)] 3点(2013-01-13 00:38:16)
96.  悪の教典 《ネタバレ》 
これ、なんなの?何か漫画か何かの映画化?あまりにも設定が唐突、突拍子もなく、映画に入りづらい。サイコパスを取り上げたようだが、サイコパスとは何か?の説明が不十分で、サイコパスだからこのような事件を起こしたという根拠が弱い。映画の最初のほうは逆にサイコパスらしいところが全く感じられず、不自然すぎる。サイコパスは普段の生活の中でも周囲に「ちょっとずれてる」印象を与えるはずであり、この映画で描かれているように「模範的な高校教師」的な印象は与えない。原作者も監督も、このあたりはちゃんと専門家の監修をいれたほうがいい。ウィキペディア辺りのサイコパス定義を参考にし、サイコパスの全体像、サイコパスの匂いを履き違えた描写だ。さらにこの映画で最も致命的なのは、これはパニック映画の基本なのだが、「逃げられない設定」を観客に共感させねば切迫感や恐怖感は湧いていこないわけで、なんだか「わざと切られにいくチャンバラシーン」とか「わざと打ちのめされにいくカンフーシーン」と同じで、飽きがくる。校舎の中にいて、1階から猟銃もった犯人が来ると言ったって、普通なら簡単に逃げられる。屋上出口の戸の前で「出られない」などと喚いているが、窓ガラスを誰も割らない不自然さ。もう、そういった点が、作り手側がすでにそういったパニックもの、ホラーもの(ゾンビなど)を見ていない、好きではない、そういったことがバレバレである。結局のところ、血しぶきさえ見せれば客がのけぞるとでも思っているのだろうか。高校教師が猟銃乱射というモラルに反する設定を映画化しただけで満足しちゃっている作り手のいい加減さだけが終始ちらついた。怖くもなんともないクズ映画。
[映画館(邦画)] 3点(2012-11-17 16:43:44)(良:2票)
97.  外事警察 その男に騙されるな 《ネタバレ》 
外事警察というテーマはいい。NHKのドラマはよかった。それから、あらすじもいい。なのにこの安っぽさ、三文芝居的なつまらなさはなぜ?そう感じながら観ていた。映像の雰囲気なのか、音楽の質なのか、そういった映像美的な面での質の低下はきっと陰を落としているに違いない。それ以外に、決定的だと思うのは「協力者」役の女性「真木よう子」の芝居の臭さだ。あれで緊迫感が一気に失われている。そう、冒頭シーンで血まみれ?になりながら橋を渡ってくる「真木よう子」だが、あの血糊はなんなのだ。明るいピンクがかった血糊なんて始めてみた。どうみても血液に見えない。もう、あれでこの映画の作りこみがいい加減であることは明白で、後は観ているのがつらかった。まあ、作る側としても、おまけのような、どうでもいい映画であったのだろう。だが、これは作らなかったほうが良かったと思う。
[映画館(邦画)] 3点(2012-06-29 08:33:55)
98.  ヒューゴの不思議な発明 《ネタバレ》 
なんかねぇ~。こういう完全空想、ファンタジー物ってのに波長が合わない私としては、そもそも観にいっちゃあイカンのかもしれないが、それにしても、だよ。あのじいさんの「過去の秘密」が最大の鍵なのだが、あそこまでイジケるほどのものか?ええっ?単にイジケてただけじゃん。くだらん。そのうえ、全体のテンポが遅すぎ。飽きる。大監督のくせに映像工作にだけ手間とられてちゃいかんよ。
[映画館(字幕)] 3点(2012-03-12 00:03:29)(良:1票)
99.  ザ・ウォーク 《ネタバレ》 
駄作。実話と予めことわっているとはいっても、ドラマ性が薄すぎるし、主人公が思い出話を語るというスタイルにしたことで緊張感、臨場感がかなり棄損されている。高所の怖さや臨場感はそれなりに描かれていたとは思うが、YOUTUBEでいくらでも生の高所パフォーマンスを見られる時代であり、何らの目新しさも無い。 例の911に関連して「思い出」を交錯させる狙いが透けて見えすぎて、米国民はそれで心に訴えるものがあるかもしれあいが、だからといって私にとってこの映画を高評価にする要素には全くなりえない。そもそも「違法」であるし、アナーキーとか反体制とか70年代の流れの中であのような行為が「ウケル」と思って行った行為に過ぎず、一片の称賛も私は与えたくはない。クーデターと言っていたようにVS警官、VS規則、VS道徳 みたいな行為がその時の社会を変えたいという思いから来ていたといえなくもないが、でも実際にはそういう名目で行われた自己中心的な「パフォーマンス」以外の何物でもなく、描かれてないだけで、多くの人に迷惑をかけたに違いない。だからそういった意味では911の犯人とどこが違うのか?程度の差というものを無視して事を語るのは無意味ではあるが、このパフォーマンスの意味を考えるならば、911と関連して目を潤ませるような米国人がいたとしたら、やはりバカだと言わざるをえない。
[映画館(字幕)] 2点(2016-01-29 06:21:39)(良:1票)
100.  食べて、祈って、恋をして 《ネタバレ》 
こういう映画が成立するってことは、現実のアメリカではこういう心情を持つ女性が実在するということか・・・・。わからん。実にわからん。理解できないから共感もできない。今まで自分が生きて、みて、聞いて、読んできた「人の道、道理」ってものが全く成り立たない世界。カフカやカミュを読んだときのような「ムズムズ」する嫌な感じを長時間、味わうはめになった。バリに行こうがどこに行こうが、彼らにとっての「人間界」は白人社会だけなのだと、あらためて知ることができた。さらに主人公の女優が年増で醜悪だ。
[映画館(字幕)] 1点(2010-10-14 00:16:10)(良:3票)
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