81. 9デイズ
《ネタバレ》 「男版プリティウーマン」のようでもあり「ピースメーカー」のようでもある。 どちらかというと前者のテイストが強い本作。アクションもいまいちで、テロリスト の動機も最後になって明かされるがあまりにも陳腐です(またそれですかという感じ)。 製作された時期を考えると意味があるかもしれないんですが、テレビで十分です。 [地上波(吹替)] 4点(2008-02-11 13:01:54) |
82. あるスキャンダルの覚え書き
《ネタバレ》 狭く深い関係を友人に求めて一線を踏み越えてしまいストーカーになってしまうという感覚は、肯定はできないんですがなぜそうなってしまうのかはなんとなく理解できます。 自身の生活がある友人に自分の全てを受け入れさせようとして破綻してしまうんでしょう。 その常習犯である気味の悪い役がらをジュディ・デンチが見事に演じていました。 ケイトブランシェットがストーカー日記を見つけて壊れてしまった演技もすさまじかった。 演技はすごいです。でも話はドロドロしすぎてイヤでした。感情移入しながら見てしまうと 耐え難いものがあるんです。 [DVD(字幕)] 6点(2008-02-10 00:42:36) |
83. イノセンス
《ネタバレ》 CGの部分の映像がよくできてるし、光の使い方がブレードランナーに似ていて 綺麗だった。話も似たようなものかもしれない。ただ、前提や彼らの背景についての 説明が不十分なままに進んでいくのには不親切だ。一見さんお断りの飲食店に 間違えって入ってしまったような感覚。 2008年8月11日追記:前作を理解したうえでもう一度見直してみました。背景について分かったので比較的シンプルな作品であることは分かりました。アニメーションの映画は、原作やTV等の予備知識があることを前提としたものが多いのですが、本作においては難解な前提があることもあり、いきなり観ると相当なストレスを感じるのはやむをえないと思いました。さて、ストーリーについて少佐とバトーの時空を超えたラブストーリーと考えると楽しかったのですが、肝心の犯罪捜査については破壊の結果にある単なる偶然であり基本的にストーリーが破綻しています。また、生命の実在や現実を問うテーマは好きなんですけど、表現は独善的な感じがしました。点数は+1点で6点にします。 [地上波(邦画)] 6点(2008-02-03 15:13:37) |
84. 28週後...
《ネタバレ》 昔のゾンビはゆっくりと歩いていたのに、このゾンビはすさまじいスピードで 走ってきます。当然あんなのに狙われたら他人のことなんか構う余裕もなく 人々はただ逃げ惑うことしかできないだろう。そんなリアリティがこの作品にはありました。家族愛や弱い者を救おうとする気持ちが勝利には結びつかず、むしろ裏目にでてしまう 絶望的な展開で全く救いはありませんが、このような冷たい話を作れるのもヨーロッパらしい気がします。 冷静に考える余裕も与えないスピード感に圧倒されましたし、ロバートカーライルの狂気の熱演も素晴らしかったです。 [映画館(字幕)] 8点(2008-02-02 00:53:19) |
85. ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
《ネタバレ》 田舎者が回りの風習を知らずに場違いなことをするというスタイルをとり、 アメリカを風刺するという形はありなんでしょうが、 いろいろな対象をちくりちくりとやる程度であまり深追いはしていないです。 だからそれほど過激な感じはしませんでしたし、弱い者いじめもないところもあってキャラクターはよかったと思います。 ある意味ではドッキリカメラなんでしょうが、周りの人の親切を踏みにじっているところと カザフスタンをバカにしている所(そこは全く改められていない)が嫌ですね。 [DVD(字幕)] 4点(2008-01-27 13:37:24) |
86. ダ・ヴィンチ・コード
暗号を解いていくミステリーと豪華な ロードムービーの側面を持たせることができたはずです。 なんとも安易な話の展開というか謎解きらしきものが全く感じられません。 「どうしてこうなるの?」と納得感なく消化不良になってしまいました。 [DVD(字幕)] 3点(2008-01-26 17:36:19) |
87. スキージャンプ・ペア ~Road to TORINO 2006~
くだらないテーマのドキュメンタリーもどき。 これがずっと続くので退屈でした。映画にするほどではなく TVの深夜枠レベルではないでしょうか。 アントニオ猪木でちょっと笑えました。 [地上波(邦画)] 3点(2008-01-20 20:39:58) |
88. 電車男
《ネタバレ》 男も女もあまり恋愛に慣れていない初々しい感じがでていていいですね。 特に電車男役の山田孝之の演技はちょっと気持ち悪くてうまいと思いました。 でもネットで支える周りの奴らの存在がこの話ならの特徴であり重要なんだろうけど、 安全地帯から適当なことを言っているだけに見えてしまったのはひねくれた見かた なんだろうか。夢落ちなのか不明なラストも不満。オタクでも恋愛したっていいでしょ? [DVD(邦画)] 5点(2008-01-20 00:53:20) |
89. 大日本人
《ネタバレ》 松本人志のギャグをあらかじめ理解している人のためのコント。 ばかばかしい内容をまじめくさったドキュメンタリータッチで進めていくパターンは 二番煎じで新鮮味なし。また、内容もつまんない。 CGで出てくる怪獣(有名人を茶化す形)で笑わせようとしている のも姑息な感じがしました。 そもそも映画で見せる必要はない内容。 製作にお金は明らかにかかっているのは 映画は特別なものであるという感覚からなのか既に芸能界の 大物であるが故なんでしょう。 [DVD(邦画)] 1点(2008-01-06 16:24:39) |
90. アドレナリン(2006)
《ネタバレ》 特に前半はテンポもいいし、色調も含めた映像も面白いです。 ストーリーはないに等しいのですが、ジェイソンステーサムのいかれぶりが面白かった。 ただ、後半からテンポが悪くなるし、ラストはギャグのつもりなんだろうけど 全く笑えなかった。ちょっと毒が強いです。R-15も納得。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-06 00:53:09) |
91. カーテンコール(2005)
《ネタバレ》 メインテーマはおそらく後半なんでしょうが 唐突に出てくるから悪い意味でだまされた感じがしてしまいます。 それに描写が中途半端で説得力もないです。 [DVD(邦画)] 1点(2008-01-03 18:46:13) |
92. 地下鉄(メトロ)に乗って
《ネタバレ》 ある状況で地下鉄に乗ったら過去にトリップするという パターンで貫けたら面白くできたはず。 単に父親のいいところだけを見に行くためにデタラメに タイムトリップをするなんてありえないでしょう。 ご都合主義だし、愛人が妹だった?兄はよく平気でいられたものだ。 それに、原作はバブル期の発表だったので既に2006年でやるには つらい状況だったのだから、最初から時代はバブルだったものとして やればよかったのに。 [DVD(邦画)] 1点(2008-01-03 18:24:28) |
93. バベル
《ネタバレ》 3つ(4つ?)の場面を織り成すという点は好きなパターンだが、 この映画ではあまり成功していないような気がします。 つながったから何?というか納得感が全くないんですよ。 一つの猟銃をめぐる悲劇という観点ではメキシコの悲劇は浮いているし、 うたれた観光客の夫の悲劇という点からは東京は関係ないというか責任はないはず。 見ている者に考えさせたい風を装っているがいやな気持ちにさせたいかのよう。 ほらお前らは不幸な人々を見てどう考えるのかって試されているようだ。 それから、あまりにも不快感を与える性的描写にうんざり。 捕らえ方しだいで面白く感じることもできるかもしれないけど、 私には嫌いなタイプの映画。 [DVD(字幕)] 4点(2008-01-03 00:08:44) |
94. 日本以外全部沈没
《ネタバレ》 日本沈没と同時期に公開したことだけに意味があったのか。 原作も小松左京のヒット作のパロディーの短編であり、 あまり期待しないで観たこともあり、つまんないながらも 部分的に面白いシーンをみれただけで満足できました。 とはいってもつまんないですね。 [地上波(邦画)] 3点(2008-01-01 22:03:52) |
95. 7月24日通りのクリスマス
《ネタバレ》 主役二人が年甲斐もない役をやってしまった。 見ているこちらも恥ずかしくて身体をかきむしりたくなる気もちでした。 [地上波(邦画)] 1点(2008-01-01 21:56:56) |
96. あかね空
《ネタバレ》 原作も面白かったし、比較的評価が高かったこともあり楽しみにしておりました。 ただ、2時間に収めるのは無理があった。説明もろくになく場面が飛んでいきすぎ。 家族の話にテーマを絞っているらしいが、家族の中の分断が生じた理由が分かりにくい。 結果的にベタな人情話になっているので残念。 [DVD(邦画)] 2点(2008-01-01 21:53:17) |
97. ブラッド・ダイヤモンド
《ネタバレ》 素直に面白かったです。社会派として先進国(旧宗主国のお仲間)側からの 目線はやや鼻につく感じでしたが、アクションシーンは秀逸で見ごたえがありました。 なんといってもレオナルド・ディカプリオの演技が素晴らしくてよかった。 ソロモンの家族が救われ、ハッピーエンドだったのも見ていて安心です。 なんとなく安易なところもありましたが、こういう悲惨な話は最後は救われないと 見ていられないです。 [DVD(字幕)] 8点(2007-12-16 23:26:26)(良:1票) |
98. 犬神家の一族(2006)
《ネタバレ》 リメイク作品らしいですが、特に先入観も思い入れもなく見ました。 キャストが豪華であること、なにやらお化屋敷のようなおどろおどろしい 雰囲気は楽しめました。 でも、原作が古いので、現代でのミステリーの感覚 としてはちょっと物足りないです。 [DVD(邦画)] 5点(2007-12-16 18:51:27) |
99. ディパーテッド
《ネタバレ》 オリジナルは見ていないが、潜入物ですごく怖いと聞いていたので こちらもそこそこ期待してみていましたが・・・ あまりはらはらするシーンもないし、長かった。 2人の対決もいまいちで、ラストも不可解だ。 なぜあの上司が殺しに来たのかよくわかりませんでした。 ばれたことになっているのか、一応悪は滅びた形で終わったのだが なんとも強引です。 これでアカデミー賞とは。この監督は他の作品でとっておけば良かったのに。 [DVD(字幕)] 5点(2007-12-02 19:11:33) |
100. ボーン・アルティメイタム
《ネタバレ》 すさまじいアクションシーンの連続、世界中を又にかけるスケールのでかさは相変わらず健在。特にモロッコでの肉弾戦は他に類を見ないほどの衝撃を受けました。ロンドンウオータールー駅でのCIA監視のもとでの新聞記者との接触シーンも見ごたえあり。 過去の2作を髣髴させるシーンが多々あり、これまで見てきた視聴者はにやりとすること請け合いです。ただ、後半にかけてはかなり強引な展開が目立ったのは残念でした。勢い重視であればそれもありかもしれませんが、期待が高い映画だっただけにそこは割り引かせてもらいます。 [映画館(字幕)] 7点(2007-11-15 21:37:02) |