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あっかっかさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 300
性別 女性
自己紹介 観た映画は皆レビューするのを目標にこつこつ投稿してます。レビューするほど覚えてないものも沢山あるけど。海外暮らしなので近年観てるものは字幕なし、又は英語+英語字幕が主な鑑賞環境です。ケーブルでまたWOWOW配信してくれないかなあ。

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81.  ジョニー・イングリッシュ
Mr.ビーンというキャラがあまりに強烈なので、イメージが固定してしまってるが、アトキンソンはあの顔芸を使わなくても、ちゃんとコメディが演じられる俳優なのだと判った。007を殆ど観てないのでパロディが判らなかったが、それでも充分笑えた。いかにも好き嫌い分かれそうだが…。そのまま直訳されてもばっちりだったキャッチコピー(He knows no fear. He knows no danger. He knows nothing. = 彼は恐れを知らない。彼は危険を知らない。彼は何も知らない。)も心憎い。まあウンコかぶりはちょっとやりすぎ、あそこを省くだけでここの点ももちっと上がるんではないか。悪役の事業家が「刑務所王」ってのが訳わかんなくて笑っちゃうし、イギリス王位を狙ってるってのも壮大じゃないの。どんどんぶっ飛んでいく後半も◎。ブリティッシュ・コメディに期待される適度な毒があり、ビーンの映画版よりはるかに面白い。007を観てる人はもっと楽しめるんじゃないか。なんでシリーズ化されないの?
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-03-19 13:08:42)
82.  ジュマンジ
「次は何?!」というハラハラ感がずっと持続する、とことんエンターテーメントな楽しい映画。動植物はロボットとCG両方を駆使しているらしいが、確かに公開当時でもいかにも作り物くさく感じた。しかし、ゲームから出てくるんだから、そこまでリアリティは無くても構わないと思った。というか、私はいっそハンターのおっちゃんもCGかアニメにしちゃえばいいと思ったんだけど。 今思っても、すごろくが現実になるという発想が意表をついてるし、ご都合主義だけど納得できる、タイムパラドックスな結末がよく出来ている。ロビン・ウィリアムスは最高にはまってる(ただ、ちょっとあの子役が成長した姿にはとても見えないのが難)し、子役時代のキルスティン・ダンストの、作り話巧みな嘘つき少女も面白い。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-03-16 13:08:23)
83.  ユナイテッド93
公開時は、「アメリカのプロパガンダになってるだろう」と思ったのと、世紀の大事件を映画化するにはあまりに時期尚早な印象で、観る気はしなかった。今般、アメリカも「テロとの戦い」を大義名分に好き勝手したツケがようやくまわって国民意識も変化し、政権も交代し、また他国にそうそうちょっかい出す余裕も無い経済危機に直面している。なので、自分でも今は「公平」な目で鑑賞できるのではと思って観ることにした。そしてなんともリアリティがあるのに驚いた。これは手技のことを言ってるのではない。いや、むしろ映画として、リアリティを追求するが故ハンドカメラを多用しすぎるのはいただけず(酔う)、特に管制塔や軍など地上のシーンでの手ぶれはまったく不要で、これは難なくらいだ。私が驚いたのは、「人間」の描き方のリアリティの方。映画は私などよりはるかに「公平な」目で描かれていたのだ。乗客を英雄に仕立てても、ハイジャッカーを悪魔のように描いてもいなかった。ハイジャッカーたちの惑い、焦り、祈りながら自らの使命を遂げようとする様は、していることは許すまじきテロでも、あくまで人間くさく、「狂信にとりつかれた鬼」には見えなかった。そして、乗客。“ただのハイジャックでない、どこかに降りて人質を順次解放ということはない、彼らは我々と共に死ぬ前提で乗り込んでいる”…それを知り、何もしなくて死ぬなら何かやってやれ、可能性はある、極限状況の中でそう判断した乗客も、まさに窮鼠猫を噛むといった緊迫感で、英雄的に描かれているわけではなかった。(彼らをワシントンを救った英雄に祭り上げ、乗客の言った“let’s roll”を「テロとの戦い」のスローガンに持ち上げてイラクに乗り込んだブッシュは犯罪者だと思う。こんな風に利用されていいはずがない。)「人間」をリアルに描こうと試みた監督の気迫が伝わってくる。フィクションが含まれていることは解っているが、私は犠牲者への追悼を強く感じ、どうしてこのような事件が起きなくてはならなかったかを、深く考えさせられた。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-03-14 18:38:21)(良:3票)
84.  エンゼル・ハート
この作品は宗教観があった方が多分解り易いんだと思うが、無くても何かが滞留してるような、なのに追い詰められていくような、何とも言えない世界観が体現できた。大量の血液とか、取り出された心臓とか、エグ系ホラーの道具立てはあるのだが、その個々の部分より、全体の雰囲気に神経をなぞられるような・・・。とにかく暗い。それにエレベーターが下降を繰り返す映像など、追い詰められてどん底に落ちていくようなイヤーな感触。どんでん返し系のミステリー要素もあるんだが、それより世界観を楽しむ(ってのは変かなあ、浸るというか)映画と思った。物語の進行と共に気が滅入っていくんだが、それでいてなぜか結構好きな作品。ミッキー・ロークとデ・ニーロも、この世界の住人として、しっかりはまっている。
[映画館(字幕)] 7点(2009-03-07 13:46:41)(良:1票)
85.  幸福の黄色いハンカチ 《ネタバレ》 
いや~武田鉄也と桃井かおりね、この頃まだ若いのに既に濃い、濃すぎる。がこの配役を考えた人もまたすごい。思えば、ここに「ちょっと生きるのが不器用程度の基本的には爽やかな若者」を配しても名画にはなっただろう。しかし、印象度という点でこの配役は成功してると思う。健さんとのバランスもなんだか絶妙なのだ。この3人の珍道中、とつとつと明かされる男の過去。これがしみじみいいんだなあ。日本の良さを生かしたロード・ムービーだ。そしてクライマックス、はためく無数の黄色いハンカチを見た時はトリハダもんだった。こんな盛り上げ方をしながら、だだっと駆け寄ってガシッと抱き合うようなハリウッドなことはせず、ただ静かに歩み寄る。じーん。日本っていいなあ、と思える作品。
[地上波(邦画)] 7点(2009-03-07 13:39:04)(良:2票)
86.  運命を分けたザイル
そこに山があるから登る、と言った登山家がいたように、ここでも最初にジョーが登山をIt’s just a funって言ってるんだよね。そう、ただの娯楽。なんで、特に登山家でない一般人にとっちゃ、ただの自業自得ストーリーなはず…なのに、ぐいぐい引き込まれるし、最後は生命力讃歌になってしまってるんだから大したものだ。雪山の映像は素晴らしいの一言。インパクトのある実話に、あれだけの映像が撮れるのだから、効果的なバック・ミュージックをガンガン入れて、もう少し感動的な脚色(やっぱサイモンが助けに戻って、クレバスの下の出口で劇的再会とか)でもして、大物俳優使えば大作に出来そうなのに、あくまで再現フィルムとし、ドキュメンタリー・タッチにこだわったのは好感が持てる。ただ、コメントする本人の映像はもう少し減らしてもいいかも。にしても私もボニーMにはまいった。笑いを取るとこじゃないだろ!でも極限状況の幻覚ってあんなものなんだなあ・・・
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-03-06 13:15:41)
87.  俺たちに明日はない 《ネタバレ》 
初鑑賞の時はまだ子供で、「不能」がよく解らなかったこと、ラストで正に息を呑み、心臓がバクバクして眠れなかった記憶がある。さて、もう少し大きくなってから実話ものであること、そして衝撃のラストも事実に基づくこと、クライドが不能なのはフィクション(実際はバイセクシャル)とを知った。そこでまず感じたのが反感「実在の犯罪者、しかも強盗殺人という重い罪を繰り返した犯罪者をこんなにスタイリッシュに描いていいのか?!」、そして恐怖「あの蜂の巣にされるのが実話なんて・・・」。が、反感の方は大恐慌と禁酒法の暗い世相から、うっぷんを晴らすようなボニー&クライドが、凶悪犯罪者にも関わらず、義賊的に扱う支持者が多かったのもまた事実と知り、色々考えさせられてしまった。そういう事実があったなら、あの描き方でいいのかもしれないけど、やっぱり美化してるような…ここんとこの結論は出ない。なんかもやもやしたままだ。「クライドが不能」ってフィクションは中々に上手いんじゃないだろうか。犯罪そのものが2人を繋いでいたことがより強調される。それから衝撃のラスト…蜂の巣にされたってのは事実なんだから何を言っても仕方ないが、あれが今でも怖くて怖くて仕方ないのは私だけ?何が怖いって生け捕りにせず、公開処刑(見せしめ?)よろしくあれを実行したアメリカって国が怖いというのもあるが、そんな理屈を抜きにしても単に怖いのよ。銃弾飛び交うアクションなんか、腐るほど観てるのに…。万人に強い印象を残す、という意味で衝撃の実話をそのまま持ってきたのは映画としてコレクトなんだろうけど、あのラストがかっこいいように言われてるのが(そしてそれを意図して作ってるように思えるのが)、なんかどうもね。エステル・パーソンズのアカデミー賞受賞演技は流石。生存していた本人が怒ったらしいけど。私としては評価の難しい映画なのだが、点はとりあえず「印象度」で高めにしておく。
[地上波(吹替)] 7点(2009-03-06 13:09:53)(良:1票)
88.  鳥(1963) 《ネタバレ》 
動物パニックの原型となる映画のようだが、この時代にして流石の出来だ。印象に残るのはジャングルのシーン。あれは上手い。カラスが一羽舞い降り、何羽か増え、次のショットで黒だかりになる。マジで背中がぞわっとした。そして静かになった鳥の中を脱出していくあのラスト。この不気味さの演出が本当にいい。ただ、恐怖演出の1つとは思うが、個人的には「理由」が最後まで解らないのは肩透かし。まあ、「密造化学兵器のガスに影響されて・・・」なんてオチだったら極めてチープになっちゃうけどね。
[地上波(吹替)] 7点(2009-03-04 13:15:06)
89.  ナイト ミュージアム
アイデアはおもちゃのチャチャチャ。これを博物館で実写でやっちゃうんだから、今の特撮技術、CG技術って凄いなあ、と思います。大いに目で楽しめる作品。主人公をめぐるストーリーなどはベタでちょっと薄っぺらかな。でもファミリー映画としては優秀で、本作同様“息子にイイトコ見せたい離婚されたダメオヤジの奮闘振り”を描いた、私が愛してやまぬ(笑)「フル・モンティ」が決して子供と一緒には楽しめない映画なのに対し、安心して子供と観れました。鑑賞後子供が博物館に行きたがり、影響もいいですね。あと、歴史を知ってるともっと楽しめるかも。恐竜の骨格標本に「とってこーい」・・・私もやってみたいぞ。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-03-02 13:07:49)
90.  仔鹿物語(1946)
教育映画的作品ですね。子供の時観たので、かなり感情移入しました。やっぱり結末は悲しくて、変えてしまいたかったです。泣いたかも・・・今観ても、地味にいいですね。グレゴリーペックが開拓農民に見えないのが少し惜しいような。熱演してるんですけどね。自分たちの生活、そして同時に子鹿を守るために必死で柵をこしらえる少年、子鹿に対しては厳しいのにそれを手伝う母親、軽々と越えてしまう成長した子鹿、この辺の描写はやはり上手いです。夢や希望溢れる作品に晒していた子供が少し大きくなってきたら(小2くらい)、生活することや現実の厳しさを見せるのにちょうどいい映画じゃないでしょうか。
[地上波(吹替)] 7点(2009-02-26 13:39:38)(良:1票)
91.  ラストエンペラー
よく、敦煌や蒼き狼で日本語喋ってて全然だめ!という意見があるが、中途半端なのがもっとダメ。映画もお芝居なんだから、この映画の世界では英語が中国語なの!って、舞台劇風の割り切りをするならするで徹底させないと。フィガロの結婚を英訳までしてオペラシーンを作ったアマデウスを見習いなさい。中国語で作れないのに、下手に中国語を混ぜてるからおかしくなる。それなら頑張って中国語で作れって。まあ、この点は-1。 さて、そこには目をつぶって作品を見る。これは歴史ものだが、どこまでが実話でどこからがフィクションなのか私には詳しくは判らない。満州生まれの母は大きな関心をもって観ていた。母は子供の頃、まわりの日本人とふぎ・ふけつだってぇ、きったねぇ名前ー、なんて言ってたとか。日本人にとって、子供も大人も自分たちが支配者であり「満人」は皇族でさえ蔑みの対象だった。そんな傀儡政権であることは百も承知で飛びついた溥儀。幼時に滅びた清朝最後の皇帝であった彼に、「皇位」はかくも魅力的だったのだが、それが解る観客に優しいストーリー運びになっている。詳しい事実が解らないので強くは言い切れないが、歴史上の人物の一代記としては要所要所を見せ、上手に刈り込んでるのではないか。皇后の末路は一番痛々しかった。二次大戦時の日本軍の描き方が類型的な気がするが、このあたりはヨーロッパ映画だから仕方ないのかな。歴史の荒波に晒され続けた溥儀が、庭師となる余生には心から安堵。ジョン・ローンの老け方が上手い。文革時代には軽くしか触れらておらず、もっと色々あったんちゃう?と思うものの、これ以上の描き方をするとテーマが散逸して中途半端になるので、映画としてはこれで正解だろう。今度観る時はウィキレベルの知識は叩き込んでおこうっと。にしても教授の音楽は流石だ~本当に素晴らしい。まあ甘粕大尉は俳優にやらせた方がよかったんじゃないかと思うが…
[映画館(字幕)] 7点(2009-02-24 13:52:26)
92.  デッド・カーム/戦慄の航海
キッドマンのハリウッド・デビュー作としてばかり注目されてる作品で、サスペンスとしては駄作のうちに入るとの評価が多いのですが、結構怖がらせるところはちゃんと怖がらせてると思います。ゼインのサイコな悪役が中々なので。まあ皆さん書かれているとおり、無駄な設定はあるし、犬は使い方を考えて欲しかったし、漂流船は謎のまんまだし、最後はあれだし、もっと上手く作れるんでない?と思ってしまいますけどね。あと誰も書いてないけど(泣)、サム・ニールがかっこいいです。私はオーメン3(これまた駄作とされる作品だな~)で彼に惚れて以来ファンなので、かっこいい彼が見れて嬉しかったこともあり、評価は甘め。でもキッドマンとは親子設定でもよかったかと(汗
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-02-17 13:09:52)
93.  ロック・スター
80’sはあたしの青春って世代だが、ヘビメタはビルボードの上位に上がった曲を聴いてた程度。だけど充分楽しめましたね。まあ、私としてはそれより、フレンズで馴染んだアニストンが出てるのが嬉しかったんだけど(あ、アニストンは「ブラピの元妻」でなく「フレンズのレイチェル」ね、ブラピよりずっと前からスターだったんだから~と、関係ないことでこだわる)。 ありきたりっぽいストーリーというけど、よく考えればこういうのって最近案外ない(音楽系のサクセス・ストーリーは今時流行らないのかな)ので逆に新鮮。音楽はとてもよかった(本当に口パクなの?)し、スターになった後の展開も面白く、苦悩がきちんと演じられていた。結末もホロリときます。良作。
[CS・衛星(字幕なし「原語」)] 7点(2009-02-12 13:31:09)
94.  マスク・オブ・ゾロ
暑苦しい主演俳優が暑苦しいヒーローを演じるなんて(多少ズッコケてみせても濃いものは濃い)暑苦しい映画になること必至(いや、暑苦しい映画が好きな人も多いのでそれはそれでいいんだが、個人的には暑苦しすぎるのはちょっと)と思いきや、このラテンな暑苦しさに「凛とした英国美女」と「ほどよく枯れた名優」を配したことで、非常にバランスのいい映画となった。キャサリンの美しさも暑苦しさの中でよく映えますな。ストーリー展開はわざととも思えるほどにベタベタだが、ホプキンスによってあまり薄っぺらにならなかったのは流石。アクションにしろ美しいヒロインにしろ見せ場はきっちり見せ、娯楽映画の使命をちゃんと果たした、正統派のヒーローアクション。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-02-11 13:24:52)(笑:1票)
95.  ファインディング・ニモ
本サイトに限らず、よく「子供向け作品」を「いかにも子供向き」として評価を下げているのを見るが、子供向け作品は子供向け作品として評価するべきじゃないだろうか?つまり「子供向け」を「子供だまし」と勘違いしているような作品は評価が下げられて然るべきだし、子供向けに真面目に高いクオリティを目指している作品は高く評価されるべきである。 私は「大人の鑑賞にも堪える」ことを妙に意図したがため、「あざとく」なってしまっている子供向け作品はかえって好きでない(実は最近のディズニーはこの傾向強いんだけど)。私は子供と観ているので、特にそう思う。ま、こう偉そうに言っても、やはり自分も出来れば楽しみたいし、リトル・マーメードやシャーロットのおくりものなどは子供にはいいと思っても、自分が子供の頃馴染んだ原作とのギャップに評価を下げちゃったりしてるんだけどねw。 で、本作は、間違いなく、子供向けの良作である。かわいい頑張り屋さんのニモを主役に、必死なパパやほのぼのお惚けのドリーなどキャラ立ちもしっかりしており、子供の喜ぶアドベンチャー要素がふんだんに盛込まれている。3Dアニメの技術は高く動きも軽快、画面もカラフルで子供の目を惹きつける。多様な海の生物が現実に即して描かれてるので、子供が「魚の図鑑」なんかで調べだしたり、与える影響もいい。ということで、“子供っぽい”ことで何ら評価を落とすものではないと思う。子供向けなんだもの。私は逆に「子供向けにしては贅沢な技術が使われてるなあ~」なんて感心した。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-02-06 13:23:50)(良:1票)
96.  ひめゆりの塔(1982)
ひめゆりの塔で観たのはこれだけのせいもあるだろうが、良かった。第二次大戦を題材にしたものは、米映画より邦画の方が秀作が多いのではないか。米の戦争映画はベトナム戦争を題材にしたものの方に秀作が多いことを思うに、戦争の真実を描き、反戦のメッセージを強く訴えることが出来るのはやはり「負けた戦争」においてなのだろう。この作品は泥沼の沖縄戦を描く。実際はこれよりずっと悲惨だったというが、私はこれでも当時、大きな衝撃を受けた。オリジナルは未見だが、この手の映画は世代を超えて沢山の人が観ることにも価値があることを考えると、「リマインド」という面、俳優を見慣れた世代の層が抵抗なく観れるという面だけでも、リメイクする意味はあると思う。考証をもっと緻密にして改善も出来ると思うし、世代を超えてリメイクされていい。オリジナルと1995年版も観ておきたい。
[地上波(邦画)] 7点(2009-01-27 13:11:48)
97.  ザ・モンスター(1982)
今まで3作品ほど「2人目のレビューアー」にならせて頂いたが、ついに登録要望で記念すべき初一番乗りを果たす。っても他のレビューアーつくのかなあ・・・。この作品は、母に映画愛好会の自主上映会に連れて行ってもらって観た。内容は夜のハリウッドを舞台に売春婦を虐殺した凶悪なヒモを追う、正統派のポリス・アクションである。犯人役の狂気が凄く、まだ十代の少女だった私は相当なインパクトを受けた。こんなに映画の知名度が低いなんて思いもしなかったが・・・。原題は警察の売春・薬物等を取り締まる「風俗課(風紀取締班)」となるが、何せW・ハウザー演じる犯人が強烈なのでこの邦題がついたようである。隠れた佳作であり、おすすめ。私ももう一度観てみたい。
[映画館(字幕)] 7点(2009-01-22 13:08:47)
98.  13ゴースト(2001)
あまり怖くないとか聞いたので、そっちの期待はあまりしてなかったのに、怖いじゃんよ!特にあの頭に檻つけたオバサン幽霊。すんごい速さで追って来るしさ。私なら見えない方がいいな、理不尽にぼこぼこにされて殺されちゃうことになるけど、怖くないから。なんて、結構映画に入り込んで観てしまった。眼鏡をつけると見えるとか、ガラスの家が耳無し芳一状態という設定はとても面白く、個性に富んだ12の幽霊もナイス。CG使わなくてメイクでもこれだけ面白い造形が出来ますよ、ってなお手本ですね。もっとそれぞれの幽霊のプロフィールを掘り下げて欲しい感じ。と思ったらDVD特典であるのか。見てみたいなあ。ストーリーはやや設定負けしてる感もあるが、死んだと思ったおっちゃんが黒幕よろしく出てくるあたり、中々感心した。最後はちょっとベタな家族愛で締めてるが、無難なところだろう。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-01-20 13:47:50)(良:1票)
99.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 
私は「昔の邦画」(モノクロの頃)がちょっと苦手である。どんなに名画といわれても、あの棒読み(特に女優)がめちゃくちゃ気になってしまい、中々ストーリーにのめり込めないのだ。経緯あってソフトが手許に来たのだが、羅生門か・・・評価の高い作品だよなあ・・・と思いつつ気が引けるところがあった。そんなわけで恐る恐る?鑑賞したのだが、この作品は、ストーリーにちゃんと入っていけた。演技はまあ、やはりあの頃特有の下手さだが(でも若い三船敏郎のバカ笑いは結構よい)。思えば事件の4つのバリエーションはほとんど同じなのに、微妙に各語り手が自分を擁護したエゴになっている、この描写は上手い。原作の「藪の中」は未読なんだけどね。最後にこれも人間のエゴイズムを書いた「羅生門」の一部を追加しているのが面白く、エゴは人間の自然である、しかし情もまた人間の自然であるという救いある結末にしたところに、作り手の人間的良心を感じる。
[DVD(邦画)] 7点(2009-01-19 13:40:56)
100.  ザ・インターネット
サンドラ・ブロックを見たのはこれがはじめてだったかなあ。フロッピーが大活躍なのも今思うと時代を感じるが、そんな当時のIT事情を見れるのも楽しいだろう。最初にヒロインが恋に堕ちかけHまでしてしまった相手が敵役、頼りになる元彼は出てくるもののすぐ殺されちゃうし、安易な恋愛要素がビシっと排除されていて、案外甘くない作品。男抜きで戦うヒロイン。しかも敵に身を任せてしまった後悔を胸に。スピードより数段シビアなだけ、中々かっこよかった。この作品のサンドラが一番好きかも。ハッキングによる個人情報操作、ウイルス、当時のIT事情はそんなことが問題になりだした時期だったのか。あの頃は完全なIT音痴だったもんなあ…今も大差ないが(笑)。結末などありがちと言えなくもないが、結構しっかり作りこまれている。
[映画館(字幕)] 7点(2009-01-16 13:51:10)
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