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camusonさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 375
性別 男性
ホームページ https://camuson.exblog.jp/
自己紹介 自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。
もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。

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81.  巨神兵東京に現わる 劇場版 《ネタバレ》 
宮崎駿の「風の谷のナウシカ」に登場する巨神兵をフィーチャーした10分程度の短編特撮映画。劇場版として「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」と同時上映されたため、期せずして鑑賞しました。他作品の宣伝と区切りがないままの入りだったので、最初宣伝だと思ってみていたのですが、そうじゃなかったみたいです。CGを使わないことにこだわった特撮映像で、本編のヱヴァンゲリヲンよりも映像的に新鮮で驚きました。巨神兵が東京の空に覆い被さる異様な光景、その異様さはやはり実体だからこそ出る味があるのですね。建物が破壊されたときにしぶきが飛び散ったのが気持ちよかった。不条理が壮快だった。林原めぐみの台詞はなくてもよかった。
[映画館(字幕)] 8点(2023-12-12 19:07:57)
82.  ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 
怪獣パートは、大迫力で文句なく楽しめましたが、ドラマパートはいまいちノリきれず、大きく心を揺り動かされるまでには至りませんでした。舞台設定を太平洋戦争の終盤から戦後すぐの混乱期にしたことは、今までのゴジラシリーズにはないユニークな発想で、良い着眼だと思いました。これにより怪獣パートにおいては、今まで味わったことのないレトロと怪獣のコラボに浸ることができました。一方、ドラマパートについては、いくつかの要素が重なって、不自然さが目立ってしまったと思います。特に主人公とヒロイン以外のわき役たちには、わかりやすいキャラを大げさに演じることが求められていて、そのわざとらしさに没入感が削がれることが多かったです。役者に無駄な演技をさせる隙を与えなかった「シン・ゴジラ」の演出手法は正解だったのだなとの思いを強くしました。そこまで極端ではないにしても、役者の演技力に頼ることなく、解像度が高く、流れるように自然なプロットとシナリオをつくり上げるのが正攻法で、その土台があってこその役者の演技なんだなと気付かされた次第です。怪獣パートは10。
[映画館(字幕)] 8点(2023-12-11 17:53:27)(良:1票)
83.  エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 《ネタバレ》 
アメリカでしがないランドリー店を経営する中国系移民のおばさんを主人公にした、SF・アクション・コメディ・家族もの。税務報告のための領収書などが乱雑に置かれた机の上から始まり、壁にいろんなものが貼られ、物が乱雑に詰め込まれた部屋、洗濯物が詰め込まれた袋が乱雑に置かれたコインランドリーなどなど、しょっぱなから続く、映像密度にまず「うわっ」となり、展開に関しても、とにかく面白ければ何でも突っ込んでしまえ~というような感じで、アジア的カオス感覚に気圧されて、中盤くらいまでは結構楽しめたと思います。税務署のおばさん審査官を敵キャラの中ボス?にしたのは、なかなかよかったと思います。しかし、中盤過ぎあたりから、終始濃ゆいのに飽きてくるのですよね。ラスボス?に対してもう少し感情移入ができたら、また違ったのかも知れません。動機が腑に落ちないまま、何か色々とドタバタやってるなぁという感じで、あまり心動かされることが無かったです。SF設定も、ギャグの多彩さを確保する便利ツールとしては一役買っていましたが、最後に収斂して心を揺さぶるとか、余韻を残すとか、そういう面ではイマイチなのですよね。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-12-11 17:48:57)
84.  ヌーヒン バンコクへ行く 《ネタバレ》 
ヌーヒンという名の田舎出身の女の子主人公が、バンコクに上京して巻き起こす珍騒動ギャグ映画。全面的にギャグテイストで、お涙を絡めるとかの逃げや保険がなく、潔いといえば潔いのですが、効果音を有効に使い、笑うべきポイントもよくわかるのですが、かえって内容のひねりのなさに拍車をかけてしまっていると思いました。唯一クスッときてしまったのは、女の子を拉致して強制労働させる組織の下っ端実行部隊が全員イケメンで、なぜかソフトな語り口という設定のところですかね。前知識なく観たのですが、タイの国民的ギャグマンガの実写化だったようです。そう言われると、納得できるところがあります。そもそもかなり無理があったのでしょうね。
[DVD(字幕)] 2点(2023-11-22 17:53:54)(良:1票)
85.  U・ボート ディレクターズ・カット版 《ネタバレ》 
第二次世界大戦中のドイツ軍の潜水艦の中が舞台。時間のほとんどが潜水艦の中の映像で占められていて、息苦しさが伝わってきます。空軍のような派手さはなく、陸軍のような泥臭さもなく、深海に身を潜め、水圧におののきつつ耐える時間がジリジリと続き、ひとたび爆雷を受けると、逃げ場がないだけに、狭く細長い潜水艦の中を隊員とカメラが右往左往という迫真の臨場感です。しかし、潜水艦で水が入ってきたらアウトかと思うのですが、何度水が入ってきても、いずれは止まり、何事もなかったかのように潜行を続ける様に、「ええぃ、ドイツのUボートは化け物か?」と思ってしまいました。艦長のウスラ笑いがいいです。
[DVD(字幕)] 8点(2023-11-22 17:51:36)
86.  打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM> 《ネタバレ》 
テレビドラマとしてはフィルムライクにつくられていて、画質は汚いけど、映像は綺麗なので、言われるまでテレビカメラとは気付かなかったです。内容ですが、小学校高学年の男の子達が、花火を横から見たら丸いか平べったいかを言い争い、実際に確かめるために、灯台へ向かうという話です。とここまで書いたところで、「スタンド・バイ・ミー」に似ていることに気付きますが、同時代の日本人の私としては断然こちらに共感しました。うまく郷愁を誘うものが詰め込まれています。ヒロインが奥菜恵なのですが、この人は思春期の子役として輝いていた人だったのですね。これまでこの人の立ち位置が理解できていなかったのですが、晴れて納得しました(思春期に驚くほど艶っぽかった人の例として、他には松たか子などが挙げられます)。主人公は山崎裕太(あっぱれさんま大先生)で、大人の脇役が、麻木久仁子や石井苗子(TVタックル)や蛭子能収など、ちょっと不思議な配役で楽しめます。
[DVD(字幕)] 5点(2023-11-22 17:48:58)
87.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 
映像の面白さに飽きることがないです。出動した飛行機と上空からの大パノラマ、コクピット内計器類のこだわり、首脳会議の大円卓の無駄な壮大さなどなど。内容は、アメリカがソ連向けの核爆弾攻撃を誤って発動してしまい、アメリカ首脳部が大円卓会議を開いて、てんわやんわするというもので、大統領は、ソ連の首脳にホットラインで事態を伝え相談するも・・・というようなシンプルな筋書きです。役者達の演技が、必要以上にパニックに陥ってなくて、熱演なのだけれど、どこか事の重大さが実感できてないような感じがいいです。一言で言えばシニカルなブラックコメディとなるのですが、現実もこんなものかもと思えてしまうところに怖さがあります。終盤では、初代ガンダムのカイ・シデンのお気に入りで、幼い弟妹持ちの女スパイことミハルを思い出しました。案外ありがちな事故なのかも知れません。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2023-11-22 17:47:09)(良:1票)
88.  変態村 《ネタバレ》 
前知識を入れずに見たのですが、なかなかの良質なホラー映画でした。原題はCalvaire。ラテン語で“ゴルゴタの丘”の意味だそうです。「変態村」とは思い切った邦題を付けたものです(原作レイプ的な意味で)。愛情、独占欲が一線を越えて、狂気に豹変して、監禁という流れ、現実に起こりえる怖いシチュエーションは、映画「ミザリー」のようですし、周囲から隔絶された山村の村人全員が狂人という異常なシチュエーションは、ビデオゲーム「SIREN」のような、「どうあがいても、絶望」ですし、それらがうまいこと組み合わさっています。序盤の主人公の売女な人からのモテモテぶりも、何とも奇妙な味わいなのですが、その後主人公に起こる売女な人としてのモテモテぶりを暗示していて面白いです。終わり方は「ターミネーター2」を彷彿とさせます。
[DVD(字幕)] 8点(2023-11-22 17:45:19)
89.  苺とチョコレート 《ネタバレ》 
ハバナの街の雰囲気を満喫できたような気がします。スペイン植民地時代の石と煉瓦でできた南欧風の街並みが、長い年月、余り手が入れられることなく、朽ちながらも永らえていて、美しく装飾的でありながら、風化して、小汚く、埃っぽい。そこに人が混じり込んで都市生活が成り立っているところに、廃墟フェチというか、ちょっと廃れてるかも知れない街フェチとしては、グッと来るものがあります。見ている間は時代設定がよくわからなかったのですが、後で調べたところでは、80年代のようです。50年代のキューバ革命により、アメリカによる半植民地支配からは開放され、農村出身の主人公でも大学で学べるような環境になった反面、共産党独裁政権の弊害として、思想の自由が認められない社会になっているという問題意識のもとでつくられた作品のようです。内容的には、自由な表現を求める芸術家兼ホモセクシャルの青年と、政治を専攻する(共産主義を学ぶ)大学生兼作家志望の青年の話で、自由人vs優等生(共産主義下での従順)、オカマvsノンケが話の大きな軸になるなのですが、これに美人できっぷのいい自殺未遂癖のあるセクシーなおばちゃんが絡んできて、不思議な三角関係になることで、話がぐんと厚みが出て面白くなっているんですよね。頭の硬い体育会系共産党員青年もなかなか凛々しくて、作品を引き締めています。
[DVD(字幕)] 8点(2023-10-31 19:03:37)
90.  スパイダー・ボーイ ゴキブリンの逆襲 《ネタバレ》 
原題はGagamboy(ガガンボーイ)です。こちらの方がいいですね。蜘蛛を誤って飲み込んでしまった主人公が、正義の味方の蜘蛛男(ガガンボーイ)に変身し、ゴキブリをパンと一緒に誤って食ってしまった主人公のライバルが、悪の味方のゴキブリ男に変身し、主人公とライバルが対決するという話です。まず、ヒロインがフィリピン人らしくないです。ほとんど高岡早紀と言っても過言ではないのですが、高岡早紀のほんわか部分を取り除き、川原亜矢子とかの年配系モデルの目の細い笑いを貼り付けたような感じで、相当あざとい感じです。高岡よりエロいです。まあ、誰が誰に似ているとか、内容にあまり関係ない低俗な話はここら辺でやめておきます。終盤は着ぐるみの蜘蛛とゴキブリの対決なのですが、そこに至るまでは、どうしてそこまでやるかと思うぐらいセットのつくりや、絵づくりが丁寧でこだわりが見られます。お金の出所、本国での興行状況がどうだったのかなど興味が湧いてきますね。
[DVD(字幕)] 4点(2023-10-31 18:59:28)
91.  愛のコリーダ 《ネタバレ》 
テーマがチンポコということもあり、とんだチンポコ映画になっています(いい意味でも悪い意味でも)。阿部定事件がモチーフになっています。最近のしおれた役柄を見慣れていたので、藤竜也が若くて威勢がいい角刈りで最初は気持ち悪かったのですが、それにはすぐに慣れて、だんだん可愛くさえ感じてきます。それと反比例して、主演女優が鬱陶しくなってきます。これは本当に残念なことで、申し訳なくさえ思うのですが、一瞬たりとも色気を感じることができませんでした。しゃべり方が大きいんでしょうかね。時代劇的女言葉が板に付いてなくて、すべての台詞が一本調子でべたぁっと間延びしていて、台詞が動作や感情と完全に分離してしまっているんですよね。意図してやっているか否かに関わらず、結果的に、とてつもない大根演技に見えてしまいます。その一方で藤竜也が、ほぼ現代語で緩急を付けて、自然な演技をしているので、余計それが目立ってしまって、どうしてこんな事になっているのかと、とても気になってしまいました。映像は海外を意識した日本的なものとなっており、丁寧につくられていて美しいです。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2023-10-31 18:48:24)
92.  ダンス・ウィズ・ウルブズ 《ネタバレ》 
アメリカ大陸の広大な大地と空の映像が素晴らしいです。うっとりして見とれてしまいます。お話は、主人公のケビン・コスナーが、 インディアン(スー族)と仲良くなって、最終的にはインディアンとともに白人と闘うというものです。インディアンが味方で、白人が敵という役割の入替以外は、非常にわかりやすい勧善懲悪もので、味方のインディアンは人間的に魅力に溢れているのに対して、敵の白人は狡猾でいやらしい奴ばかりです。主人公側を引き立てるためのご都合主義が多々ありますが、かえってそれが皮肉にも取れるので、これはこれでいいのかなと思いました(役割を入れ替えるとこんな感じだけど、どんな気持ち?ねえ、どんな気持ち?というような意味で)。そう思う反面、それぞれの大義、心情を、それぞれ描くことができないものなのか?と思わないでもないですが。あまり難しいことは考えず、大自然と男の友情に素直に感動できました。
[DVD(字幕)] 7点(2023-10-31 18:43:41)
93.  シティ・オブ・ゴッド 《ネタバレ》 
私が映画に求める大きな一要素として、「リアルなアナザーワールドの体感」があります。この映画はそれを満足させてくれるものです。主人公は、スラム街出身でカメラマンになることを夢みる黒人の青年。主人公も巻き込まれるスラム街でのギャング同士の抗争のさなかから、一旦時が巻き戻され、主人公の幼なじみとも言えるスラム街のストリートチルドレン達が、狭い世界の中で、いかにのたれ死に、いかにのし上がっていくかが描かれていきます。ある人物をフィーチャーしたエピソードから始まり、その人物の物語が終わりを迎えると、また別の人物に主役を入替えて、ということを繰り返して、人物毎の物語を紡ぎながら、スラム街の全体像を見せていきます。テンポが良く飽きることがなく、群像劇として良くできています。映像技術的には、フォーカスの範囲を厳しく狭めて、かつ、激しく動かして、フォーカスがぴったり合った瞬間の映像の精細さを際立たせています。効果はあると思うのですが、ちょっと、やり過ぎの感がなくもありません。役者が皆、自然な演技をしていますが、その多くがスラム街出身の素人だそうです。役者の演技が素晴らしいからこそ、なんの他意もなく、鶏の演技を賞賛することができます。
[DVD(字幕)] 9点(2023-10-31 18:41:10)
94.  戦場のメリークリスマス 《ネタバレ》 
公開当時、劇場には見に行かなかったのですが、姉貴所有の坂本龍一による同名のサウンドトラックおよびピアノヴァージョンの「CODA」が録音されたカセットテープを聴きまくりました。インストゥルメンタルをじっくり聴くということに目覚めたきっかけでもあり、音楽作品として相当な思い入れがあります。また、何故か写真付きのシナリオ本も家に置いてあったりして、音楽と台本と静止画からイメージを膨らませていました。テレビ放映で部分的に見たことはあると思いますが、公開から30年以上たって初めて通して鑑賞することに。内容としてはジャワ島の日本軍外国人俘虜施設での日本軍兵士と外国人兵士の交流を描いているのですが、とにかく理解しづらいの一言に尽きます。ローレンスとたけし、デヴィッド・ボウイと坂本龍一の2つの関係が軸になっているのはわかるのですが・・・ある程度背景や事情がわかるはずの日本人が見ても、作家の意図を酌むことが難しいので(少なくとも私にはできなかった)、いわんや外国人をやです。多くの外国人を含む演じ手達が、作家の意図がわからず、迷いながら演じていたのではないかと邪推してしまいます。前作「愛のコリーダ」でも感じたのですが、この作家は、印象的な構図の絵をつくるのには長けていると思うのですが(首に敬礼のシーンや、最後の顔アップとか)つなぎや流れがいまひとつで、狙ってる感が出てしまうんですよね。と言うのが、英語が聞き取れない日本人が、日本語字幕の無い北米版blu-rayで見た感想です。また、音楽は大好きなのですが、BGMとしては音楽が勝ちすぎていると思いました。赤道直下、熱帯の中の熱帯と言っていいのですが、その割には映像がおとなしく、絡みつくような蒸し暑さなどが感じられないのです。饒舌な音楽がその現実感の無さに拍車を掛けているような気がします。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-10-12 19:09:41)
95.  おっぱいとお月さま 《ネタバレ》 
弟が生まれて、母親のおっぱいを取られてしまった4、5歳くらいの男の子が、旅芸人(踊り子)のフランス人女性のおっぱいに恋をするという物語です。人で埋め尽くされた路上に、5層、6層に及ぶ組体操による人間の塔がつくられるシーンから始まります。各塔、最上段に子供が登るのですが、主人公の男の子もその登り手の一人として登場します。冒頭から、絵的な面白さに加えて、地域に根ざす人々の風習の奥行きが感じられて、作品世界にぐっと引き込まれました。見てすぐに、これはいい映画だなと思いました。子供の目線、視野で捉えられる狭い世界を丁寧に描いていて、登場人物達はユーモラスにフェティッシュに、ごく自然にキャラが立っていて、見ていて安心感があります。主人公の男の子が、ヒロイン(フランス人女性)に町で出会ったとき、彼女は、いきなり、前をはだけて、おっぱいを露わにしたりします。いつのまにか主人公の妄想シーンに切り替わっていたようです。こちらは準備ができていないので、結構驚きます。サプライズエロですね。けしからん妄想だとは思いますが、いかんせん、子供の妄想ですから、仕方がないというか何というか。なにせ子供の妄想ですから仕方なく甘んじて受け入れたいと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2023-10-12 18:55:11)
96.  瞳の奥の秘密 《ネタバレ》 
長年勤めた検察官を定年になった男が、持て余す時間を使って小説を書こうとするところから物語は始まります。小説のネタは、25年前に捜査にかかわった殺人事件。そして、映像は25年前に切り替わり、書かれつつある小説の内容(捜査の内容)をなぞっていくこととなります。犯人を捕まえた後に一悶着あり、主人公は、何者かに襲われることとなります。殺されてはたまらないと、気になっていた女性上司を置いて一人逃亡し、事件はそのままに。小説の終わり方としては、尻切れトンボで、別れのシーンも取って付けたような、お約束的感動シーンなのですが、事実に基づく以上、それ以上展開の仕様もないといったところです。小説世界から現実に戻り、やはりどこか気にかかるのか、当時の関係者の消息を確かめることに。そして25年を経て、事件の裏側に隠れた秘密を垣間見る・・・と言ったストーリーです。渋い、渋すぎる。大人による大人のためのサスペンス。主人公も渋いのですが、女性上司の魅力が何とも言えません。頭が良く芯が強くどっしりしてるのだけど、清楚な感じでもある、日本映画には出てこないタイプですね。映像もしっとりと落ち着いていて、それでいて、キビキビしたカメラ割りでテンポ良く進んでいく感じです。
[DVD(字幕)] 8点(2023-10-12 18:50:00)
97.  ワルシャワの柔肌 《ネタバレ》 
確実に勝手な邦題をつけてそうなので原題を調べてみました。原題は「Szamanka」でシャーマンという意味です。原題にあるとおり、古代シャーマン(呪術者)の研究者が男主人公で、見た目はちょっとザッケローニっぽいです。女主人公は機械工学科の学生のようですが、近年の鬼束ちひろを彷彿とさせるようなイッちゃてる感があります。基本的にはこの2人がヤりまくるという内容です。邦題から受けるイメージとは全く違い、相当なキチ○イ映画です。柔肌なんてものは存在せず、肉のぶつかり合い、というかむしろ骨のぶつかりあいですね。女性が骨張った体格なので。色気は皆無で、まったく勃たず、男主人公、ひいては白人男性一般はえらいなぁと感心してしまいました。とは言え、そのキチ○イぶりが、思わず笑ってしまえるところまで行き着いていて、結構楽しめます。凍てつく鉛色の空と重工業のイメージ(溶鉱炉や汚ねえミンチ器?)など、重厚な画面が印象的です。音楽の使い方も印象的で、重厚な音楽を急に止める手法を多用し、高揚、恍惚、倦怠が交互に押し寄せてくる感じがうまく表現されていると思います。
[DVD(字幕)] 7点(2023-10-12 18:45:18)
98.  トレマーズ 《ネタバレ》 
NETFLIXでおすすめされていたので視聴することに。特に新規性のないモンスターパニック映画ですが、大枠においてはお約束通りという新規性のなさが、変な背伸びなどをすることなく、等身大でつくり手がつくりたいものをつくる姿勢につながり、逆に功を奏しているなと思いました。何かしらの小難しい新規的な設定などがあると、それをスポンサーや視聴者に理解させるために、説明過多になって、作品としてのバランスを崩すというのは、結構ありがちな失敗だと思いますが、そいういったものとは全く無縁の、B級映画の模範作と言えますね。多少チープながら手作り感の残るモンスターの造形は、むしろ生物的な生々しさ、生臭さ、存在感を感じさせるもので、CG全盛の今となっては新鮮さすら感じさせます。カラッカラに乾いた砂漠、スカッと晴れた空、軽妙な会話のやり取りが、悲愴感を緩和していて、他の同類作品にはあまりない味が出ています。あまり戦力にならないちょっとうるさい感じの爺さんが食われた後、まあ、もちろん食われないに越したことはないけど、むしろ都合よかったんじゃね?他の誰かよりは。盛り上がりも必要だし・・・くらいに感じている自分に気付かされました。よくない映画ですね(笑)とてもイイと思います。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-10-11 18:58:56)(良:1票)
99.  アラビアのロレンス 完全版 《ネタバレ》 
第一次世界大戦下の中東紅海周辺が舞台。主役のイギリス軍人のロレンスは、軍事顧問としてアラブの部族を率い、アラブの開放を名目に、オスマン帝国軍を襲撃し、着実に戦果を挙げていきます。しかし、部下を亡くす失意の中でも、人を殺すことに興奮を覚えている自分に戸惑いを感じるようになり、これに、イギリス本国の方針(三枚舌外交)との齟齬や、オスマン軍に捕まり、受けた拷問のトラウマなどが加わり、精神がただれて、イっちゃった人になっていく様子を、雄大かつ苛酷かつ清浄な砂漠を背景に、異国情緒趣味を前面に出さない渋めの演出で描いています。丁寧につくった良い映画だと思うのですが、扱っている史実が複雑で、こちらが疎いということもあり、3時間半と長い割りに、背景が読み取りづらく、感情移入もしづらく、感動のしどころもわかりづらいんですよね。たぶんスルメ的な味わいなのだとは思うのですが。イメージしづらい一次大戦の中東戦線を知るきっかけとして、イギリス側視点で脚色されているものの、有用な作品だと思います。特典のメイキング&インタビューが面白かったです。気温が高くフィルムに黒いシミができてしまうとか、太陽を撮ろうとするとフィルムが焼けてしまうとか。完全版の作成に奔走したスピルバーグが、まだ若々しくて、本作の1ファンとして、目を爛々とさせて本作のすばらしさを語っていたのが特に印象的でした。
[DVD(字幕)] 7点(2023-10-03 18:39:16)
100.  天国の口、終りの楽園。 《ネタバレ》 
メキシコの金持ちのドラ息子(高校生くらい)の親友同士2人が、いけ好かない従兄弟が不在時のスペイン人嫁を誘って、口から出任せの実在しない穴場ビーチを目指してドライブをすることに。その道中でスペイン人嫁のビッチモード(モード反転・裏コード ザ・ビッチ)が発動し、ヤりまくるという作品です。登場人物すべてが、感情まかせで、もはやギャグの領域に入っているので、爆笑できます。海の家の酒場でのバカ騒ぎは、特に笑えました。特典映像の日本公開時来日インタビュー(監督+ドラ息子役の片方)が面白かったです。日本公開版でぼかし(モザイク)が入っていたのを見て、2人ともバカウケしたらしく、その話をしているときも大笑いです。基本的にいい奴らなんだなと思いました。彼は作中はマヌケ顔だったのに、インタビューでは相当なイケメンで、よく演じていたんだなと思いました。
[DVD(字幕)] 6点(2023-10-03 18:31:33)
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