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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2251
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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981.  ミロクローゼ 《ネタバレ》 
コメディ、ダンス、時代劇、ラブロマンスを不条理ファンタジーでオブラートした、“愛”をテーマとする3様態の物語。『熊谷ベッソン』と『片目の浪人・多聞』編は物語がリンクしているのに、『オブレネリ・ベレネリギャー』だけは完全別立てになっている時点で、ちょっと脚本を褒め難くいと感じてしまいます。個人的には山田孝之が完全に吹っ切れている『熊谷ベッソン』の馬鹿ミュージカルが面白かったので、これ一本で押しまくってくれた方が楽しめた気がします。
[DVD(邦画)] 5点(2013-07-19 19:30:08)
982.  自転車泥棒 《ネタバレ》 
心の中で何度主人公に“耐えろ!”“踏ん張れ!”と叫んだことでしょうか。魔が差すとは、まさしくこういう事を言うのでしょう。しかし、だからといって主人公を擁護する気にはなれません。彼自身が盗みを働いてしまったら、窃盗自体を肯定する事になってしまうのですから。辛い思いをした“自分自身”に申し訳が立たない。理不尽さの中にある因果応報と道理が、痛心地よい不思議な感覚でした。子供に見せられない事はしてはいけないのです。60年以上前に製作された所謂『名作映画』に、これほど心を掻き乱されるとは予想だにしませんでした。いや『名作映画』というカテゴリー自体が陳腐と感じてしまう程“良いものは良い”としか言いようがありません。素材と調理法はシンプルながら、随所に監督の技量を感じさせる奥深い一品でした。『素晴らしき哉、人生!』も勿論素晴らしいですが、本作と『ミスト』は反面教師として、全ての大人が親になる前に観て欲しい映画だと思います。粘り強さは最強の武器。迷ったとき、落ち込んだときには、子供の笑顔の中に答えがあるはずです。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2013-07-13 22:20:02)(良:1票)
983.  エイリアン バスターズ
本作のような映画を観ると、つくづくコメディというジャンルは“最強だな”と実感します。観客を笑わせること=大正義。通常ドラマの脚本家なら恥ずかしくて書けないであろうテキトーな筋書きだって、全く問題ありません。火薬多めで最後は爆発させときゃOKなのですから。友達は大切だなんてメッセージ、ホントはどうでもいいんですもの。そんなイイ加減さが、失礼、大らかさが大好きです。下ネタ上等、グロテスク寛容の、王道アメリカン馬鹿コメディ。観る人を選びますので万人にはお勧めできませんが、本作と同じくベン・スティーラー主演の『ズーランダー』とかサイモン・ペッグ主演の『ホット・ファズ』あたりを楽しめる方なら、大丈夫かと思います。ベタ褒めしたい程面白いとは思いませんが、続編が出来たら多分観ます。
[DVD(吹替)] 7点(2013-07-10 18:29:14)
984.  ビンゴ 《ネタバレ》 
原作山田悠介+アイドル女優とくれば、正直駄作の臭いしかしませんが、予想外に楽しめました。ヒロインはAKB48松井咲子。おそらく“ピアノが弾ける子”という選考基準を満たしていた為と推測しますが、それ以上に“顔立ち”が役にピッタリでした。同じAKBでも大島優子や渡辺麻友といった派手な女優顔では、ミスリードに不満を抱いたかもしれません。ネームバリューや演技力も大切ですが、基本は如何に役柄を体現しているかどうか。彼女のキャスティングは正解だったと思います。死刑囚が“最期に会いたい人”を投票者としたビンゴ式死刑執行。観客の先入観を利用した“斜め無効”なんてスパイスの効かせ方も上手く、少々BGMの音量が気になりながらも、概ね集中して物語に臨めたと思います。ただ個人的な好みを言えば、投票者同士のディスカッションや駆け引きにスポットを当てても良かった気がします。ラストについてはアレしかなかったと思いますが、どう転んでもヒロインの思い通りなワケで、ビンゴ式死刑執行の意味が薄れてしまったのは残念でした。
[DVD(邦画)] 5点(2013-07-07 21:29:34)(良:1票)
985.  私の奴隷になりなさい 《ネタバレ》 
私自身、ゆるキャラの着ぐるみを着た女性にしか欲情しないという、至ってノーマルな性癖の持ち主ですので、SM世界の事は良く分かりませんし、興味もありません。人気女性タレントのおヌードが頂戴出来たとしても、興味の無い話を延々と見せられるのは正直苦痛でありました。例えるなら、ラーメンは大好物でもラーメン屋亭主のウンチクなど聞きたくないという感じでしょうか。SMの主従関係を共依存で説明したのは納得出来ましたが、ラストには違和感を覚えました。今まで奴隷だった女が、すぐさま女王様になり替われるものでしょうか?SMに詳しい方(できれば女王様経験者様)のレビューをお待ちしております。 教えてエロい人!
[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-07-05 19:18:15)
986.  デンジャラス・ラン 《ネタバレ》 
設定、脚本ともにクライムサスペンスの定番とも言える“逃走もの”。安心して楽しめましたが、ややパンチに欠ける印象。そんな中、人物造形には観るべき部分がありました。デンゼル・ワシントンとライアン・レイノルズがドロップアウトした元CIA諜報員と新米エージェントを好演。とりわけデンゼルの“懸命に走ろうとしない男”の役作りには奥深さを感じました。真面目な人ほど絶望し易く、純粋な人ほど染まり易い。2人の性質は良く似ていたと思います。ですから主人公が第2のフロストになる可能性も十分にあったと考えます。ただ、彼は運が良かった。闇に落ちた人間の行き着く先がどんなものかを、教えてくれる先生が目の前に居たのですから。どうやら主人公は正しい選択が出来たようです。でもそれが、正解であったかどうかは分からない。どう転んでも満面笑みのハッピーエンドには辿り着けない仕組み。なんと人生は難しいのでしょうか。以下余談。日本語吹き替え版で観賞しましたが、デンゼルの声をあてたのが声優の小山力也。そうジャック・バウワーです。いつ「お言葉ですが、大統領」と言い出しやしないかと不安で不安で(笑)。変な感覚でした。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2013-07-04 22:14:22)(良:1票)
987.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦 《ネタバレ》 
映画の感想・批評とはほぼ関係ない事を書きます。時間の無い方、真面目な方は何卒スルーでお願いします……。私が気になったのはレモンちゃんの本名。正解は不明ですので考えるだけ無意味ですが、想像力を働かせて推理してみたいと思います。手掛かりは以下のとおり。①劇中しんのすけが口にするように、本作は『ミッション:インポッシブル』を意識しています。かの世界ではエージェントが通称(コードネーム)を使っていません。トム・クルーズ演じるイーサン・ハントは本名なのです(詳しくは『M:I:Ⅲ』の良レビュー参照)。よって、レモンちゃんの本名も通称名に極めて近いニュアンスと考えられます。②レモンちゃんの母親はライム、父親はプラムであること。③しんのすけがレモンちゃんから本名を耳打ちされた時のリアクション。これらのポイントから推測されるレモンちゃんの本名は…レモンとよく似た黄色い(彼女の本当の髪の色)果物で、かつライムとプラムの特性を合せ持っており、思わずしんのすけが身震いする程ステキな響きを持っている。ズバリ、レモンちゃんの本名は、マンゴーではないかと。スノモノ・マンゴー。う~ん、美味しそう?以上でございます。オチはありません。無駄話にお付き合いいただき有難うございました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-06-28 20:20:31)
988.  ボーイズ・オン・ザ・ラン 《ネタバレ》 
冴えない自分を好きだと言ってくれる女性が、若くて、美人で、性格も良く、しかも処女だという。おまけにムチムチ。例えるなら、純白生クリームのホールケーキ。瑞々しくて甘そうな苺付き。どうぞ召し上がれ。そんな時、“自分が手を付ける前に”ケーキをぐちゃぐちゃにされたらどうでしょうか。苺は見る影もなく、ところどころかじった跡。穴まで(!)開いちゃってる。こんな事をされて、怒らない男はいません。これは、自分の所有物を汚された事に対する憤り。可哀相な彼女の為ではありません。自身のプライドのために男は戦ったのです。YOUに焚きつけられた側面もあったでしょう。でも、名作映画を観なければ高まらないモチベーションでは、格上の相手に歯が立たないのは道理。実力差を補う“必死さ”が足りないのですから。鈴木さんは慰めてくれましたが、あの負け方では大いに不満が残ります。噛み付け、引っ掻け、くらいつけ。小便垂れる度胸があるなら、大を塗り付けてやれ。“絶対に負けられない戦い”ってそういうものだろ!(失礼、熱くなり過ぎました)。失意の男を待っていたのは、女の追い打ち。まさかクズ男の体の心配とは。体のみならず、心まで調教済み。本当は僕の事が好きなんでしょ。君は僕の物でしょ。心の拠り所が完全消滅した瞬間でした。惨めさ、ここに極まれる。それは心地良い悪夢の終わりも意味しました。悲劇のヒーロー、滑稽な独り相撲の千秋楽。男が勝手に思い描いた、都合の良いお伽噺は存在しなかったワケです。思い返せばヒントは出ていました。それはタバコ。処女が吸うタバコ。おぼこのお姫様がタバコを吸うはずがないのです。現実に引き戻された男は走り出します。心臓を無理やり動かさなかったら、自分が消えて無くなってしまいそうだから……。主人公田西の人物造形が秀逸でした。中途半端な善人ぶりに感情移入しまくり。おかげで、歯痒くて、痛くて、苦しい思いを沢山させていただきました。でも本作のMVPは黒川芽以で決まりでしょう。絶妙のぽっちゃり感にノックアウト。『グミ・チョコレート・パイン』もそうでしたが、この当時の黒川は無敵の可愛さです。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2013-06-25 18:57:49)(良:3票)
989.  苦役列車 《ネタバレ》 
見事なダメ人間。清々しいい程のクズ人間。全くブレない貫多に釘づけでした。彼の行動原理の根底にあるのは“諦め”だったと思います。犯罪者の息子。家族崩壊。刹那の快楽にしか価値を見いだせない。そんな主人公が唯一“将来”を語るシーンがあります。それは作家になること。でも漠然と思いを口にするだけでは意味がありません。寝てみる夢と変わらない。しかしTVの中で歌うかつての同僚や、友人達の幻を目の前にして、彼の中の何かが弾けました。夢を口にしてから、実に3年後。“夢への一歩”と呼ぶのも烏滸がましい最初の半歩。希望と言うにはあまりに儚い種火。でも貫多は初めて目的を持って動き出しました。その試みは徒労に終わる可能性大でしょう。努力は日々の鍛錬。怠惰な生活に慣れた体が、いきなり努力を受け付けるはずがありません。でも、だからと言って彼を蔑むのは間違いです。努力する人間を笑う権利など誰にもありません。それに貫多はまだ22歳。若さという武器は何物にも代え難いのですから。森山未來の演技は完璧でした。完璧過ぎて今後の仕事に影響が出ないかと心配になるくらい。マキタスポーツも如何なく持ち味を発揮してくれました。高良も雰囲気抜群。前田はオイシイ役を手堅く演じました。ナイスヘッドバッド賞。キャストは文句なく100点でしょう。描写も気に入りました。前田の手舐めや猿真似強要など一見意味不明な場面も、しっかりテーマに繋がっています。砂浜の落とし穴からゴミ捨て場直行シーンは、小説では描けない映画ならではの場面転換。思わず唸りました。その後、貫太の表情を一切映さなかったのも大正解。余計な情報は要りません。貫多の背中だけでいい。観客の想像力を信用した優れた演出でした。役者の熱演と監督の手腕。両方揃っている映画が、面白くないワケがありません。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2013-06-22 18:04:49)(良:1票)
990.  G.I.ジョー(2009)
中身ゼロ。子供向け。だが、それが素晴らしい。アメリカのブロックバスターはこうあるべし。パリ市内、エッフェル塔へ向かうカーチェイスの見応えは抜群でした。このシークエンスだけでも本作を観る価値があるというもの。劇場の大スクリーンで観られた方は勝ち組ですね。これだけ製作費をかけた“映像のご馳走”を頂戴出来ることがどんなに幸せなことか。映画ライフが豊かになります。有難うございます。
[地上波(吹替)] 6点(2013-06-19 21:43:18)
991.  SR サイタマノラッパー 《ネタバレ》 
唐突なラストにア然とするのと同時に、心が締め付けられました。まさかこんな“途中”で幕切れとは。最後はてっきり感動のライブが待っていると思っていたのに。でもよく考えてみれば、人生とはそんなもの。志半ばにして終わるのが常。それに何も積み重ねていない奴らに、晴れの舞台などあろうはずもありません。そもそも表現者として、観客に届けたい“思い”があったのかさえも疑わしい。しかし居酒屋でのデブニートのラップには、訴えかけるモノがありました。無様です。情けないです。カッコ悪いです。それよりちゃんとバイトしろよって話。でも心に響きました。負け犬の遠吠えだとしても、吠えるのを諦めるよりは100倍マシ。たった一人でも心を揺さぶる事が出来たのなら、もしかしたら観客の心にも届くのかもしれない。それがこの映画が伝えるささやかな希望でした。馬鹿は諦めが悪いもの。でもその馬鹿が羨ましい。そして愛おしいのです。絵に描いたようなダメ人間に感情移入が叶うのは、奴らの本質が腐っていないから。仲間と上手くやりたいのなら同意できなくても適当に話を合わせておけばいい。でも奴らにはそれが出来なかった。その純粋さは、捨てちゃいけない。一度手放したら二度と手に入らない宝物だと思うから。ラストシークエンスや謎の小声先輩タケダのエピソード等、サプライズが感動に直結する見事な脚本と、リアリティある人物造形に強く共感する、痛痒さ満載の笑って泣ける青春讃歌。素晴らしいです。大好きです。遅ればせながら、続編も必ず観ます。
[DVD(邦画)] 9点(2013-06-16 17:58:39)(良:1票)
992.  デス・レース2000年 《ネタバレ》 
ジェイソン・ステイサム主演の2008年リメイクの方は観賞済み。しかしリメイクとは名ばかり。全くの別物でありました。“デスレース=生死を賭けた命がけのカーレース”という意味ではなく、単に人殺しコンテスト。殺した人間の性別や年齢で得点が違うというクレイジーぶり。下手なスプラッターホラーより悪趣味だと思いますが、悲壮感など微塵も感じさせない徹底したバカ映画の体裁ゆえ、怒る気にもなれません。これはこれで高度な演出手段なのかもしれません(考え過ぎかな?)。ただ、これだけは確信を持って言えます。ラストの社会風刺や当局批判は、取ってつけたオマケであると。監督が描きたかったのは、単純にカーアクションだけであると。翌年製作された『バニシングIN TURBO』の方が、個人的には好みです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-06-13 19:27:30)(良:1票)
993.  シベリア超特急2 《ネタバレ》 
うわー面白いです。冗談や皮肉じゃなく、本当に面白い。いや“楽しい”と言った方が正しいかもしれません。豪華過ぎるキャストでお送りする、素晴らしき懐かしの土曜ワイド劇場の世界。イッツ、ザ・チープサスペンス!『コント山口君と竹田君』の竹田君のガチホ…失礼、存在感が圧倒的でした。こりゃボンちゃんも嫉妬でウズウズしちゃうでしょうね。もっともっと評価されていい映画だと思います。平均点3点台はいくらなんでも低過ぎます。でも4点台だと高過ぎです。もちろん今回も閣下に敬意を表し、アメリカンポリスの制服を着て、しかも後ろ手錠でこの感想を書いています。偉大なる映画バカを忘れないため、今日この日に祈りを込めて…合掌。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-06-10 19:27:02)(笑:2票) (良:1票)
994.  BUTTERFLISTA すべては、愛の行為。 《ネタバレ》 
登場人物は、グッドルッキングガイ、わりと綺麗な白人マダム、美香さん、そして恭子お姉さま。基本的に台詞は吐息ですが、BGMで聞こえません。各チャプターの冒頭で(たぶん)美香さんのナレーションが入りますが、言っている意味が解りません。いや解りたくないというのが本音。美香さんが主役のチャプターは何とか我慢できるものの、お姉さまの回は修行僧でも泣いて土下座をするレベル。中でもグッドルッキングガイとお姉さまが××をかます第1チャプターと、着せ替え美香さん人形の第6チャプターの破壊力は、もはや兵器と言っていいでしょう。精神に異常をきたしかねません。自分は円周率20桁を繰り返し暗唱することで、なんとか難を逃れましたが、もしゆとり世代だったらと考えるとゾッとします。悪いことは言いません。真っ当な映画ファンでいたいのなら、いや人の道を踏み外したくないのなら、本作に手を出してはいけません。とくに『死霊の盆踊り』を鑑賞済みで、既に片足を踏み外しているあなた。ダメ、ゼッタイ!
[DVD(邦画)] 1点(2013-06-09 19:38:27)(笑:1票)
995.  ゴスロリ処刑人 《ネタバレ》 
『平凡ポンチ』で女優・秋山莉奈に興味をもち、本作の鑑賞に至りました。こういうキワモノ役でどれ程やれるのか観てみたかったのです。ところが残念なことに不発でした。もっともこれで秋山を責めるのは酷かもしれません。こんな特殊な役柄をこなせる日本人女優はそうはいないと思われます。まずはルックス面。主人公は漆黒のゴシックロリータファッションに身を包みますが、意外なほどハマっていません。瞳は大きいし、童顔なのに何故?面長だから?一見、鳥居みゆきソックリなのですが、たぶん鳥居の方がこのコスが似合います。『下妻物語』の深田恭子のようにはいきませんでした。次にアクションについて。『芸者VS忍者』の小原監督ゆえアクションの質は悪くありませんが、秋山についてはほぼ吹き替えでした。“下手だけど頑張りました”的な言い訳が無いのは潔いとも言えますが、ここまで露骨だとちょっとガッカリ。感情は常に押し殺し、台詞も少なめ。これで特色を出すのは、今の秋山では難しいでしょう。次回作に期待、としておきます。むしろ独眼2丁拳銃で弾けまくっていたエルちゃんこと百瀬美咲嬢の方が輝いて見えました。作品全体のテンションとしては、『片腕マシンガール』に近いですが、ギャグは上滑りぎみ。根が真面目な監督なのでしょうか。
[DVD(邦画)] 4点(2013-06-09 19:14:50)
996.  クロサワ映画2011 ~笑いにできない恋がある~ 《ネタバレ》 
渡辺監督はTVバラエティ畑の人。そのお笑い愛は、いやお笑い芸人愛は、確かなものだと感じました。彼女たちの尊厳を決して傷つけることなく、“おいしく”料理していく。椿の「笑い舐めてんじゃねえぞ」、大久保の「こっちはなあ、プライド持ってブスやってんだよ」に溜飲が下がります。黒沢の恋愛エピソードにも優しさがありました。(でもオチは中途半端。○○は8人くらい必要でしょう)。出番が少なかった光浦にも、きちんとお望みのフランス男を用意する心遣いがニクイです(フランスパンを持っているからフランス人なんでしょ)。前作『クロサワ映画』の設定やお約束を踏襲した王道の続編で、ストーリーテリングはより洗練された印象を受けました。女版『男はつらいよ』とも言える失恋コメディ+モテない女の妄想ドリーム映画。メイン4人の誰かが現実世界で幸せを掴んでしまう前に(失礼!)、ぜひ続編をお願いします。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-06-09 19:10:02)
997.  くちづけ(2013) 《ネタバレ》 
エンディングの合成写真のクオリティの低さ(=デリカシーの無さ)を見るにつけ、やはり堤監督に正統派の“泣き映画”は無理なのだと実感させられます。カメラぐるぐる演出も然り。もっとも監督が誰であれ、この脚本で泣くのは難しかったかもしれません。いわゆる“心中もの”に日本人は寛容です。可哀相で済ませてしまえる国民性を有していると考えます。そうだとしても、この結末は“無い”と感じました。逃げ道も代替案も山ほど残っているのに、選択肢を勝手に減らしたのは父親自身なのですから。キング原作の某SF映画(このサイトでも賛否両論)のお父さんの方が余程同情出来ます。少なくとも美談風の甘い後味にしたのは間違いだったと思いました。これが愛の物語?そう父親の自己愛の物語に違いないでしょう。こんなとき上岡龍太郎の言葉が思い出されます(間違っていたら後免なさい)。『親は子供に「人様の迷惑になるな」と教えるけれど、僕は違うと思う。他人の迷惑にならずに生きる事など無理。そう考えるほうがおこがましい。僕は子供に、迷惑をかけても許してもらえる人になれと言っている』マコちゃんは許してもらえない人間ですか? 役者陣はみな素晴らしかったと思います。彼らの熱演を見るだけでも劇場鑑賞の価値はあるかと。それにしても、宅間(うーやん)の演技プランの元ネタはローラに思えて仕方がありません。
[映画館(邦画)] 6点(2013-06-07 22:56:57)
998.  ジョン・カーター 《ネタバレ》 
地球人と火星人の言葉がいきなり通じたとしても、何の問題もありません。人とネズミがナチュラルに会話するのだって当たり前なのがファンタジーですから。しかしSF(サイエンス・フィクション)となれば、話は別です。そこには科学的な説明(理屈づけ)が欲しくなります。この例でいえば翻訳機とか。本作の場合、“謎の飲み物”を飲まされた事で主人公は火星人と話せるようになりました。この匙加減が絶妙です。小難しい理屈は抜き。でも問題を無視したりしない。SFとファンタジーが程良くブレンドされた見事な世界観です。間口の広さは優れたエンターテイメントである証。観客も物語に飛び込みやすいというもの。『スーパーマン』や『のび太の宇宙開拓史』でお馴染み、重力の差異を活かした超人化も、複製と意識を飛ばす惑星間移動も、実にSFチックで好奇心を刺激します。さらに敵は、女神の使者だという。キリスト教圏で創造主にケンカを売る物語というのも面白い。SFアドベンチャーとして申し分ないパッケージです。ただ惜しむらくは、売りとなるはずのアクションとロマンスに見応えが不足していたこと。とくにラブロマンスの不手際が気になりました。主人公の恋愛感情に説得力が足りないような。そもそも異星人間での恋愛など、常識に縛られていたら成立しません。どんなに美しくても、オマタには蛇が隠れているかもしれないのですから。血も青かったですしね。思考を停止させる程圧倒的な美貌が、姫様には必要だったと思います。個人的な趣味を言わせてもらえれば、ペネロペ・クルスがいいかな。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2013-06-05 00:15:18)(良:2票)
999.  中学生円山
スマップの草なぎ君出演、人気脚本家クドカン作品。一見デートムービーに使えそうな気もしますが、初デートで本作を選ぶのは大変危険です。地獄をみること必至かと。想像しただけで冷や汗が止まりません。ただし、奇跡的にも彼女がとろけた瞳で舌舐めずりしてきたならば、すぐにホテルの予約をしてください。あるいは、天文学的な確率で「面白かったね。○○くんってセンスいいね」と顔を真っ赤にしてあなたを気遣ってくれたならば、もう結婚しちゃっていいでしょう。お幸せに。
[映画館(邦画)] 7点(2013-06-01 18:26:11)(笑:1票) (良:1票)
1000.  スピード2 《ネタバレ》 
前作の余韻をブチ壊すダメ続編であることは間違いないと考えますが、単独のサスペンスアクションと捉えても評価はあまり変わらない気がします。まず主人公が×。というより、好きになれませんでした。米製アクションの主人公はとかく独断専行がお好き。周りの静止を振り切って行動するのがデフォルトです。そういう意味では本作の主人公が特別ヒドイ訳ではないのですが、専門家(船長)の意見をことごとく無視する姿勢にイライラしました。一方の犯人は前作同様単独犯でしたが、小物ぶりに拍子抜け。ヒルを使ったデトックス療法で異常性を強調するのもショボいと感じます。対決する2人の魅力が乏しいのに加えて、ヒロインも存在感薄し。運転免許再取得に悪戦苦闘する様が見せ場では淋しいでしょう。総じてキャラクター要素は低調でしたが、それ以上に問題なのは脚本だったと思います。止まらぬ豪華客船!衝突の危機!でも大半の乗客はもう下船済み。それに真昼間、晴天、港も近い。最悪客船から脱出すれば助かるんじゃないの?と思ってしまいました。前作のバスジャックのスリルとは雲泥の差。それでもタンカー直撃を回避し、これまでの苦労が報われたかと思いきや、何が何でも爆発させないと気が済みませんか。そう、ここまで来てやっと気付きました。本作をサスペンスと捉えるのが間違いだったのです。超ド級のバカアクションコメディ。これが正しい見方。巨大客船がハーバーに突っ込み、家屋を破壊していく様など、ドリフのコントと何も違いません。『スピード』のメインテーマ(桜庭入場曲)を本編で使用しなかった事も腑に落ちます。という訳で、冒頭の記述を一部修正し、採点させてください。『スピード』の続編として4点。単独のアクションコメディとしては6点。もし『スピード』を未観賞であるならば、本作を先に観るのもアリかと。
[CS・衛星(吹替)] 4点(2013-05-30 21:50:18)
030.13%
1110.49%
2311.38%
3994.40%
41587.02%
540918.17%
649622.03%
748921.72%
836616.26%
91446.40%
10452.00%

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