1001. ヒーロー・ウォンテッド
《ネタバレ》 面白いとは思います。ある意味ハッピーエンドだし、ま、いっかなって感じ。 ただ、一目惚れした相手を惹きつけたくて犯罪行為に走るってとこが、そもそもの彼の人間性を疑わせる要素になってしまい残念。それがなきゃ本題が始まらないのだから仕方ない?でも、それにしたってそりゃあないでしょ。 要するに、漫然と観てる限り面白いけれど、真面目に考えると突拍子ないドラマ。だから感情移入はできないなぁ… だいたいからして、真相を知ったら彼女はどう思うの? [DVD(字幕)] 6点(2009-08-12 09:39:01) |
1002. 野性の証明
ちょっとしたキッカケで、30年ぶりに観た作品。封切り当時、映画館で観たはずなのに、今となっては何の記憶もなくなっているのは寂しいもんです。 当時、角川映画と言えば欧米並みに予算を投入した大作揃い。この作品も多分にもれずフルキャストの大作。よくぞこれだけ俳優さんを集めましたねって感じです。 だから、決して見応えないなんてことはないです。大いに見応えあります。原作と違うなんて言わないで。これはこれで十分に面白いと思いますよ。 [DVD(邦画)] 7点(2009-08-11 02:30:33) |
1003. ガンズ・アンド・バレット
《ネタバレ》 地味ながら、なかなか魅せる作品。アウトローに生きながら、アウトローに徹することが出来ない男たち。そんな男たちの生き様が、主人公の一人称の語りの元に綴られていきます。全体的に淡々としたストーリーですけれど、ある意味意外ながらも予想できるラストは、ちょっと溜飲が下りる感じです。 で、問題は日本版予告編!まるでジェラルド・バトラーが主演であるかのごときつくりですけれど、実際は端役。そこそこ目立つけれどね、やっぱ騙された感が強いなぁ。。。 [DVD(字幕)] 7点(2009-08-11 02:09:50) |
1004. フィクサー(2007)
《ネタバレ》 そこそこに面白い作品であることは間違いありません。やはり一流どころで固めれば見応えあって当然と言うところでしょうか。 ただ、他にもご意見が散見されるように、この邦題はどうなんでしょうか?主人公が「フィクサー」であることを前面に打ち出してしまうことは、この作品を世に送り出すにあたって適切とは思えないところです。どちらかと言えば、主人公が人生の崖っぷちに立たされていること(てか、自ら崖っぷちに突き進んでしまった?)が作品の重要なファクターなんですから、殊更に邦題としてアピールして何になるのか疑問です。それがために(予告編の作りも背中を押してますけど)、妙な期待と言うか先入観が生まれてしまい、ある意味がっかりさせられてしまう。これはひとつ間違えば作品の評価を下げる要因になってしまうと言うか、足を引っ張ってしまいかねません。 そんなわけで、お約束どおりの主人公バンザイの展開や、力技的ハッピーエンドに納得いかなくなってしまう私です。 ちなみに、原題は主人公のフルネーム。歴史上の人物以外の名前を使った作品って時々ありますけど、カタカナ表記だと「マイケル・クライトン(Michael John Crichton)」と酷似してしまうので、配給元さんは思案の末に邦題を変えたのかな?などと思ったりもします。違うかな? [DVD(字幕)] 6点(2009-08-03 01:30:47)(良:1票) |
1005. THR3E 影なき爆殺魔
いい加減使い古された感の強い例のオチ。ただ、アイディアは斬新でなくとも、なかなか面白い見せ方をしているので、簡単に悪い評価は出来ないかな?正直、意外と面白かった。 でも、やっぱ二番煎じっぽいかなぁ… [DVD(字幕)] 7点(2009-07-29 02:05:07) |
1006. DOA/デッド・オア・アライブ(2006)
原作のゲームは未経験なので映画としての感想ですけれど、ひとことで言えば意外と面白い。 アクションシーンは結構気合い入ってるし、ストーリー展開はスピーディ(中身がない?)、飽きる間もなく一気に見終えれます。 欲を言えば、もうちっとお色気シーンがあっても良かったのでは?中途半端に抑えた演出で落ち着いちゃったかも。 ま、荒唐無稽系作品として観る限り十分に及第点ですね。 [DVD(字幕)] 5点(2009-07-23 01:26:55) |
1007. ダイアリー・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 一番の疑問は主観映像。この手法を採ることによって、どうしても不要なお馬鹿キャラをキャスティングしないといけなくなる。この場合は学生。好意的に見れば、ドキュメンタリー作品への純粋な使命感が極限状況の中で急速に芽生えてしまった若者。仲間の命さえ見捨てるのは、サバンナを舞台にした動物ドキュメントで、ライオンに襲われるインパラを助けてはいけない、これは自然の摂理なのだ、と諭されているかのよう。何よりも大切なのは真実を世界に発信すること。一人の命より人類の未来?このカメラマン学生キャラこそがこの作品のテーマなんでしょうけれど、やっぱウザ過ぎ。「お願い早く☆になって~!」と言いたくもなってしまう。主観映像の宿命なのかな?「ブレアウィッチ」や「クローバーフィールド」の時には感じなかったけれど「バトルフィールド・イン・トウキョウ」には感じた。そう考えると全ての主観映像は否定しないけれど。 随所に見られる優れた映像処理、これまた随所に見られる凝った小ネタ。流石のロメロ作品ですけれど、テーマが説明的に語られてしまったり、エンディングが妙に引っ張られてるのは如何かなぁとも思います。 ともあれ流石の作り込み。決して退屈はしません。ゾンビものが大丈夫な方にはお勧めです。 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-19 07:56:22)(良:1票) |
1008. レベル・フォース<OV>
ストーリーとしては面白くないわけではないけれど、目新しさがあるわけではなく、登場する俳優さんたちの演技はどうにもショボすぎ。アクションシーンも全くキレがなく、てかアクションと呼び難いと言いたくもなる状況。つまりは、どうにもなりません。もう少し何とかならんもんだろうか?低予算の哀しさだけではないような気がする…。 [DVD(字幕)] 2点(2009-07-19 07:36:53) |
1009. ドラゴン・キングダム
《ネタバレ》 まさに夢の競演!皆さんの中にも数多くの賞賛のご意見があるように、開始後30分余り経過したあたりで繰り広げられる、ジャッキーとリンチェイの世紀の対決!これを見ものと言わずに、いったい何が見ものでしょうか?多少はワイヤー頼みのアクションがあったけど、やっぱ本物は違うな~。 それから、これまた皆さんのおっしゃってるとおり、極めてシンプルな物語。複雑なヒネリ付きドラマも良いけれど、このシンプルさが潔いじゃないですか。 とにかくスカッとする作品でした。カンフーオタクだったら、更に10倍楽しめるかも! ところでリンチェイさん、本作では「猿」だったり、「ハムナプトラ3」では「キングギドラ」だったり、もしかしたらカブリモノ好き?? [DVD(字幕)] 8点(2009-07-13 00:54:24) |
1010. ハード キャンディ(2005)
《ネタバレ》 ジェフはそこそこ好感の持てるタイプの知的な男性。ヘイリーは生意気でアブナイお子ちゃま。序盤から中盤にかけては、疑わしいながらも「被害者」的なジェフに感情移入。ヘイリーの憎たらしさがそれを助長しますね。 でも、なんで金庫に行方不明の少女の写真?とか考えてるうちにジェフに対して疑念が生まれてきて…最後にはヘイリーに感情移入、てかジェフに逆感情移入(てな言葉があるかどうかは分からんけど)。 「ミザリー」みたいなシチュエーションながら全然違う背景と展開。観客は振り回されますね~、いやはや良く出来てます。観る者の感情をコントロールする、ってのが作品のコンセプトなのかな? エンディングは少し消化不良(ヘイリーの事後について)だけど、ジェフの選択はヘイリーの目論見どおりってことで考えれば、見事などんでん返しと言ってもいいのかも。 コンパクトにまとまった良作と思います。 [DVD(字幕)] 8点(2009-07-13 00:10:47) |
1011. ザ・クラウン<TVM>
《ネタバレ》 いくらTVドラマとは言え、これはちょっと…。 ストーリーもアクションも演出も爆破シーンやクラッシュシーンも、どれを取っても見応えなくってレベル低いです。感情移入出来ないどころか観てらんない感じ。 そもそも、この主人公さん、特殊任務のエリートなんでしょ?それにしちゃあ作戦ショボイし、仲間死に過ぎると思うんだけどなぁ。。。 [DVD(字幕)] 3点(2009-07-06 01:14:53) |
1012. ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝
《ネタバレ》 思ったより面白かったですよ。シリーズ第3弾ともなればパワーダウンは当然かなってとこなんだけど、なんとか踏ん張ってくれてます。 で、一番の見せ場は、やっぱジェット・リー様がこの仕事を受けたことですかね。なんたってキングギドラですから…。それだけでも十分観る価値ありますよ。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-04 13:05:22) |
1013. デイ・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 「ゾンビ映画」を標榜する作品(あるいは配給会社によって無理やり売り込まれている作品)は数多かれど、これは結構楽しめました。確かに皆さんおっしゃってるように、元ネタの「死霊のえじき」とは全然別物だし、深いテーマ性も感じられませんけど、やっぱしキチンと作れば面白い!ということを証明してくれてるような作品です。 ストーリーは基本原則そのまま、お約束のオンパレード。けれど、ちゃんとオリジナルのアイディア(てかアレンジ?)だって盛り込んでるし、「他のと違うぞ!」みたいなメッセージは感じられます。天井歩きやベジタリアンなんかがそうですよね。ゾンビ化したお母ちゃんが、彼女を愛してやまない娘によって、これまたお母ちゃんを愛する息子の眼前で、クルマで吹っ飛ばされるなんてのも新鮮でした。そして、終わり方は明るく爽やか(?)、絶対ダメだと思ってた仲間が生きてたりして(どうやってよ?)悲壮感が漂いません。 単純にアクションエンターテインメントとして捉えれば、及第点だと思いますよ。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-04 12:49:19)(良:1票) |
1014. BUG/バグ
《ネタバレ》 冒頭、何だか判らないままに少しずつ、トロトロと話が進みます。なかなかいい感じですけど、予備知識ナシで観てしまうとイキナリ間延びした印象かも。 そして、同居人の異常さが出て来たあたりで一気に話が展開(?)し始めます。でも、男の妄想(?)が唐突過ぎて、背景も何も判らないから感情移入出来ない。一緒に「虫」見物に励んでしまうヒロインの心情も理解に厳しいものがあるかな?ま、感情移入しないほうが良い作品かもしれないけど…。 それから、医者らしき人が出て来て多少は種明かしがある感じだけど、今ひとつそのものズバリじゃないし、しかも、冒頭と最後に倒れてるカットが差し込まれてるのが良く解らないし…。 結構、作品全体に通じる雰囲気は好き。けれど、何かが足りない。観る者に考えさせるタイプの作品として捉えても、少し浅い感じがしてしまいます。おまけの7点献上。 [DVD(字幕)] 7点(2009-06-30 01:48:37) |
1015. 愛の伝道師 ラブ・グル
いきなりおバカギャグが炸裂する本作、ひさびさのマイク・マイヤーズはいたって健在でした。 これは言うことないですよね。まさに、賛否両論真っ二つです。小ネタは数え切れないぐらい。たまには観たいです、こういうの。 [DVD(字幕)] 7点(2009-06-25 02:14:15) |
1016. ハンティング・パーティ
何か煮え切らない感じ。ご都合主義の展開がいけないのか、戦争の悲惨さをかいつまんで説明していることがいけないのか… 実話と言うけれど、なんだか調子いい… ま、娯楽映画と割り切ればそこそこ面白い。でも、テーマ重いんだよなぁ。そもそも、こんな悲惨な題材、娯楽なんて言っちゃいけないかな? [DVD(字幕)] 5点(2009-06-15 00:07:52) |
1017. ゾンビリアン
《ネタバレ》 何という邦題!ネタバレです。ま、原題は面白くも何ともないから、邦題の方がマシかもしれないけど…。 ゾンビは感染しない!実は…というアイディアは、斬新なようでいて、実はいくつかの先行作品の寄せ集めをゾンビとしてまとめ直したって感じなんですけど、これが意外と楽しめました。 全体的な雰囲気と言うか色調は、元祖ロメロ作品へのオマージュ?って思えなくもなく、考えようによっちゃなかなか深いテーマと言えなくもない。かなりの深読みになりますけどね。妙なところでコメディタッチだったり、意外性もあったりして。ゾンビと戦うカットを、俳優さんに固定して前からハンディカメラで撮るってのも面白い。監督、やってみたかったんだな、きっと。編集も結構丁寧と思います。 数あるゾンビ系トンデモ作品の中では、私としては高評価かな?超B級ですけどね。 [DVD(字幕)] 6点(2009-06-13 20:41:22) |
1018. 今日も僕は殺される
《ネタバレ》 スタン・ウィンストンさん最期のプロデュース作品と言うだけあって、特撮部分は流石の出来栄えですね。ただ、物語としてはテンション続かなかったって感じ。 冒頭、理不尽に繰り返される死。そして繰り返される度に違った人生。そのあたりは、先行類似作はあるもののオリジナリティもあっていいんだけど、その原因が「ハーベスター」の内乱ってのがどうなんだろ?これってキリスト教的世界観のひとつなんだろか? そもそも「ハーベスター」がよく解らない。死神なのかと思ったら異次元の住人だと言うし、ネーミングも「捕獲する者」って感じなんだろうけど、「脱穀機」とか「お菓子」の商品名みたくて、いまひとつピンと来ない。 結局、視覚的に楽しめればいいのかなぁ… なんだかそれだけじゃもったいない感じ。冒頭の雰囲気のまま、もっとグイグイ押せそうなんだけど… ダークヒーローものとしてシリーズ化出来そうな雰囲気もするけど、それはないですよね? 土屋アンナ風のヒロインが可愛かったので、少しオマケの6点献上です。 追記。これってR-15なんですね?どの辺なんだろか?やっぱ殺戮シーンと拷問シーンなのかな? [DVD(字幕)] 6点(2009-06-08 00:54:08) |
1019. ノーウェイ・アップ
《ネタバレ》 なんとなくレンタル屋さんの旧作の棚から手に取った1本。これが意外と面白かった。 基本は「激突!」なんですけどね、地下駐車場という閉鎖空間で再現してみたって感じ。流行のシチュエーションスリラーとしては、空間が広いからあまり閉塞感とか緊迫感はないんだけれど、いきなり関係ない人が犠牲になったりするとこが理不尽で恐かったりします。 物語の背景、てか人物描写に結構時間をかけてるけど、もう少しシンプルな作りにした方がいいかな?かえって感情移入しにくい内容だし。それと、犯人が簡単に見当ついちゃうのもマイナスポイント。さらには、ラストシーンの夫婦の会話は笑いを取りたかった?要らないなぁ… てなわけで、いろいろ注文あるから6点程度。 追記。デニス・ウィーバーが出てますか?ん?エンドロールにないぞ…カメオですか?判らなかった… [DVD(字幕)] 6点(2009-06-05 06:34:29) |
1020. アホリックス リローデッド
《ネタバレ》 言っておきますが、「アホリックス」とは全く関係ありません。まるで別物。なぜ配給元が同じタイトルを冠したのか理解不能。こちらは、ほんの少しだけ「マトリックス」のパロディが出るだけです。だから、アクションパロディ作品を期待されている方はご注意を! で、肝心の中身はと言うと、良く出来た偽ドキュメンタリーだとは思います。本物のスターが何故か出てるから、その分余計にリアル。おふざけ部分をマジに仕上げれば、実在の人物かと思わせることだって出来そう。 でも、問題はそのおふざけ部分。笑えないんだな~、悲しいぐらいに。パロディとして中途半端。いっそのことパロディじゃなくて、登場する作品もオリジナルにした方がいいって感じ。そこんところがこの作品の最も失敗している部分ですね。つまりは、作品の根幹をなす部分でしくじってるから致命的。 ま、何にせよ、何で作っちゃったんでしょうね的作品です。 追記。特典映像のアホの坂田氏による「アホデミー賞」紹介ビデオ。芸風とは言え、悲しくなってしまう…。 [DVD(字幕)] 3点(2009-05-31 11:18:35) |