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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1615
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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1001.  トランスフォーマー 《ネタバレ》 
あまりセンスの無いコメディ要素を相当な分量盛り込んだり、一方で登場キャラが無駄に多くて展開がイマイチよく分からない上にテンポも悪かったり、ストーリー面はかなり不出来(その割にトランスフォーマー同士の戦闘は逆に分量不足に思う。あと全く役に立たないバンブルビーを筆頭に味方がオプティマス以外は弱過ぎるのも×)。ただ、凝ったカメラワークと年代的には最高水準のCGによるアクションの迫力・臨場感は中々だし、世界観も単純だが悪くはない。あと米軍兵器のシーンが地味に結構凄い。長短あるが、まずまずな娯楽作。
[DVD(字幕)] 6点(2019-11-19 20:39:52)
1002.  六月の蛇 《ネタバレ》 
勝手に勘違いしていたのだが、観てみると実は非常に単純で分かり易い映画だと感じる(少なくとも難解だとか、難解さを纏って「格」を上げようとかいう映画ではない)。しかし、本能に突き動かされる人間というのは、理性に律された人間に比べて何と健康的で魅力的であることか。無表情なシーンも多いが黒沢あすかの表現力は中々見事(雨中の絶頂シーンはかなりの名場面)。ややオススメ。
[DVD(邦画)] 6点(2019-11-17 00:27:27)
1003.  ブレードランナー 《ネタバレ》 
純然たるSFであり、世界観を語ることで勝負している映画である。なので、ハリソン・フォード主演の大作SFだからと単純明快で派手な(アクション)作品を期待すると肩透かしを食らうだろう。その上で、その勝負所な世界観にどうも使い古された感がある現在では(実は本作の方が「先」なのだろうが)やや既視感のある作品になってしまっている。  また、ほぼCGを使わない点も(良いことなのかも知れないが)現代に至るとイマイチ見慣れたSF感というものが無く、替りの特撮はこれも現代では非常にチャチで、全体としてもやはり、やや陳腐化してしまった映画と言えるかも知れない。ただ、混沌と荒廃を包含した悲観的近未来感と、ゆったりしたテンポから醸される文芸映画の如きハイソな趣は中々に面白い。レイチェルの無機質な美しさも作品に華を添えている。
[DVD(字幕)] 6点(2019-11-17 00:22:32)
1004.  青いパパイヤの香り
ストーリーは良く言って繊細(ともすれば希薄に過ぎる感じ)といった所だが、ベトナムの情景・生活の描写は日本人から見ると異国情緒に溢れており、カメラワークも非常に凝っていて映像的に面白いので意外と最後までボーっと観れてしまう。これもあるひとつの国の、あるひとつの時代を切り取った映画と言えるかもしれない。その意味では色々と貴重だし、雰囲気映画としても立派に成立している作品なのは間違いない。
[インターネット(字幕)] 6点(2019-11-15 23:52:00)
1005.  ジェサベル 《ネタバレ》 
かなり慎みの無いアメリカンな悪霊で、思いっ切り出てくる場面が多くてショック描写がイマイチ怖くない。ただシナリオは(所々ややチープで場当たり的ではあるが)B級ホラーとしては相当に工夫して組立てられており、展開運びもまずまず巧くて十分に面白く観れる。ショック描写も同級生が襲撃されるシーンは結構怖かった(これも力業だが)。あくまで暇潰しには、十二分に良質なホラー。
[インターネット(字幕)] 6点(2019-11-15 23:46:18)
1006.  チワワちゃん 《ネタバレ》 
パーリーピーポーの実は孤独な生き様を、そこそこ独創的で面白い映像表現を交えつつポップかつしっとりと描く。門脇麦は(妙にブスで肌も汚いが)その確かな演技力が冴え渡っており、出色の出来と言える。あとまた妙にクズ野郎な成田凌も面白い演技をしている。展開運びには抑揚が無く、やや平坦ではあるが、演技面の出来で腹八分目くらいには満足できる作品。
[インターネット(邦画)] 6点(2019-11-15 23:18:40)(良:1票)
1007.  アイネクライネナハトムジーク
ふとした所で、重なってゆく人生。テーマも「人生において偶然訪れた大切な出会い」という類だが、その繊細なプロットを表現する技法として、恐らく原作小説では叙述トリックに類する緻密な工夫が施されているものと推察する。  しかし、それを映画で再現してみると、展開運びに若干の意外性がもたらされるものの、それよりもとにかく話もキャラも薄くて軽い、という印象(それは逆に「軽やかさ」とか「肩肘張らずに観れる」というストロングポイントだと言えるのかも知れないが)。個人的にはも少し深くて歯応えの有る話の方が好き。ただし、入れ替わり立ち替わり色んな俳優が登場しては次々と軽妙な芝居を披露していくというテンポの良さとバリエーションの多彩さはまずまず面白く、少なくとも2時間が退屈だということは決して無い。  全員が脇役みたいな立ち位置だが、中でもMEGUMIと原田泰造(あと多部ちゃん)は良い脇役芝居で好印象。ほっこりグッドエンドな終い方も含めて、デートムービーにも最適な一品。
[映画館(邦画)] 6点(2019-11-15 23:15:59)
1008.  ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀 《ネタバレ》 
実は初見なのですが、かなり「まんま」なリメイクなのですね。重ねて、主演がトニー・トッドだってのも知らなかった位なのですが、彼も全く悪くなかったし+バーバラがだいぶカッコ好くなってるのも個人的には好みでしたよね。内容も、重ね重ねまんまなんだから決して詰まらないハズだってない…とも思うのですし、別にもっと早く観とけば好かった…とは思ってしまいましたよね。  しかし、かの名作(だケドも、同時に超・低予算作品だから随所でかなりチャチい)を現代的にカラーでリメイク…つーのに価値が在るのは再び確かだとも思いますが、ゆーて別にロメロ作の続編とてこの時点で2作品も(カラーで)出ちゃってるワケだし、その意味では今サラ感も(また)大いに感じられますよね。プラス、前作は(マジで)今までに無かった設定を発明してるって作品なので、その「何が起こってるのかサッパリ分からない」感ってのもまた非常にナチュラル且つ高度だった⇒その辺りがテレビの緊急放送で徐々に明らかになってゆくコトの衝撃度・緊迫感がまた非常な見ドコロになっていた、とも思うのですが、ソコは流石に今作では感じられなかった(⇒感じられたとしても比較的に弱かった)ので、根本的にいかな良脚本だとしてもまんま同じ様にやったら多少物足りなくなっちゃうってヤツだったかな…とも思ってはしまいますでしょーか。  もう一点、ラスト付近のアレンジとして、私はクーパー父の末路については、元ネタのヤツの方がまたハッキリ好みなのですよね⇒ソコに関しては元ネタの方が寧ろ過激・悲惨過ぎるって判断なのかも知れないな…とも。その意味で言うと更に、肝心なその娘のゾンビ具合についても、コレも元ネタの方が好きだったりします⇒ロメロ三部作って、なんか子供のゾンビは多少動きが速い…みたいな感じだったって記憶がありまして、その意味でもそいつ等がちょいアクセントになってましたよね、と。結論、正直、元ネタをスルーして今作を観る…とゆーのは(個人的には)非常に明確にオススメできない…という意味でこの位の評価としておきます。それでも、迷った末にどっちかと言えば高めに寄せてはおいたのですケド……
[DVD(字幕)] 5点(2024-04-09 23:13:03)
1009.  オーメン2/ダミアン 《ネタバレ》 
コッチは今回初見ですね。しかし、余りにも(偉大なる)前作を意識し過ぎ…とゆーか、根本的なトコロにおいては殆ど完コピ…みたいな有様なんですよね(⇒まァそのコト自体は、今今に至ってもホラー分野では結構「よくあるコト」ではありますケド)。ただ、如何せんその完コピってのが実に「上っ面ダケ」とゆーか、そもそもネタは完全にバレちゃってるのだからサスペンスとしては成立してねーし、具体的な描写のレベルもいいトコ前作以下(=上回るってコトはなさそう…)みたいな感じだし、で正直面白くなかったですよね。サスペンスとして微妙…という意味では、前作は敵も味方もかなり緻密に一手一手段取りを進めてゆく・布石を打ってゆく、みたいな感覚がチャンとあった(⇒だからクライマックスに向けてチャンと盛り上がって行った)と思うのですが、今作はソレが全く無い(⇒単に流れを追ってるダケ)て感覚が非常に強かったのですよね。その意味でもやはり、詰まらない・気の入ってない駄シナリオやな…と思ってしまいますよね。作品自体としては、そこそこリキの入ってる・当時としては完全にA級ってレベルのごくしっかりした娯楽ホラーだとは思うのですケドね。  ただし2点、オーラスの(プチ)ドンデン返しについては、個人的にはコレはまま意外性が在って悪くなかったと思ったコトと、主役のダミアンの子役についてもルックスが好かった+役にも合ってたってコトはポジティブな点かと思いましたので、評点は1点プラスしておきます。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-04-03 20:46:56)
1010.  コカイン・ベア 《ネタバレ》 
調べると、どうも正に日本における「ヒグマ」と「ツキノワグマ」みたいなコトであるらしく、北アメリカにも「ハイイログマ=グリズリー」てのと「アメリカグマ=ブラックベア」とゆーのが居るってコトらしいのですね。んで、今作の舞台はワリと南の方で、ソコに居るのはこのアメリカグマ=グリズリーよりは少し小さい黒い方のヤツってコトみたいです。グリズリーはちょっと流石に、近付くダケでも絶対危険!みたいなバケモノだと思いますので、いちおう今作って実話ベースみたいなコトではあるのらしいですケド、この感じの(ごく近距離での)クマとの絡みの描写を沢山やるんだったら、色々と適切な選択だったと言えるのでしょーかね。全体としては、比較的マイルド&コミカルな質感のノンビリめのアニマル・パニック作品ではあるのですケド、言わずもがなクマがコカイン中毒でコカインに目が無い=クマをコントロールするギミックとしてコカインが重要なアイテムとなる、というユニークポイントとか、後は(なのに)随所でミョ~にグロいってスパイシーな部分を含むコトも含めて、例えばまた比較的若年層(ハイティーン~20代位?)で大勢で観たりしたら盛上りそう…みたいな作品には思えますかね。興味が在れば。
[DVD(字幕)] 5点(2024-03-25 12:15:16)
1011.  エクソシスト 信じる者(2023) 《ネタバレ》 
うーん…根本的には、ちょっと「捻り過ぎ」「考え過ぎ」て感じなのかなァ…………  かの名作の正統続編に相応しく、冒頭からの前半はそれこそ、重厚過ぎる程に重厚・本格的過ぎる程に本格的(ホラー)てな感じの好ましい質感を貫いて居る、のですし、ソコで端的な映像のクオリティについては(コレは最後まで)まずまず以上の高水準を維持していた様に思えるのですね。しかし、前述のその質実剛健な(≒キョウビのホラーと比較したら確実にややテンポの重い)前半を越えて以降は、流石にちょっと支離滅裂・分裂症気味と言っても好い様な「迷い」しか感じられない様な展開運びだったとも思われるのですね。中で、バチカンが(今どき)悪魔祓いなんて許可しねーだろ…とか、そもそもカトリック的に伝統的なる宗教儀式で悪魔をブッ倒したトコロで(色々な意味で)もはや面白くもナンともねーだろ…てコトだとか、そこら辺の大人の事情的なモノは私とてまた想定の範疇には在るのです。がそれでも重ねて、今作のクライマックスが何故にこ~んなフラっついた代物になってしまったのかは理解に苦しむってレベルのコトではありますし、んで一番根本的には、コレって・この終い方って確実に「悪魔の勝利」の方だった…としか思えないのも(また)事実なのでありますのよね。。  いちおう、当初は三部作を予定していたってコトらしくって、ただそれすらも今作の大コケによって多少(否だいぶん)雲行きが怪しくなって来ちゃってる…位のコトではある様ですし、ソコには全く(私自身も鑑賞後には)大いに納得してしまったトコロでもありますよね。そのコトについては個人的にもう一つ、クリス・マクニール=エレン・バースティンって、彼女も(あくまで50年前の前作においては)今作みたいな感じになるって感じのキャラだったっけ?みたいに、結局はその辺にすらもかなり高度な疑問が感じられちゃって⇒だから登場した正にその瞬間…以降はその貴重な再登板の喜びすらもあんまし感じられなかった、と言いますかね…(⇒また個人的には、何故にこ~んな脚本に納得しちゃったんだろ?とすら思っちゃいました…⇒三部作つくり切れたなら、その意図が完璧に伝わる、とかなら好いのですケドも…)
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-03-23 21:09:25)
1012.  ナーズの復讐III ナーズ軍団、最終決戦!<TVM> 《ネタバレ》 
1作目からは8年後の続編なので、この手の学園ものによくある「同窓会的」なつくりになっていて、学生ナードとして登場するのは次世代ってコトになってます。1作目で可愛かったベティが再登場してる(+また美貌も健在)なのは好いとしても、結構肝心なギルバートは別の役者に替わってる…てのはなんか非常に残念すね⇒ただ、他の役者は続投で、かつ終盤の肝心なルイスのピンチに揃って駆けつける感じはやっぱ好かったと思いますケドね。あのアルファ・ベータのリーダー、スタンに係る結末部分も含めて、大団円としては(ほぼほぼこーなるしかないとは言え)やっぱこーなって好かったと・悪くはなかったかなとも思います。学園ものは、売れるとこーいう「ボーナスステージ」的なのが数年後に自動的につくれる(⇒我々はそれをまた観れる)からなんかお得ですよね。  しかし、前述の「次世代」の連中に関しては(途中からまた完全にルイスの話になってっちゃうので)非常に中途半端な描き方になってしまっててそこは多少残念だったかな…と思いましたし、何よりまた展開運びがテキトー全開なのですよね⇒特に、ジョックスがナードを陥れてゆく仕掛けの部分が非常に雑=こんなん到底社会的に許されないだろ!みたいな卑怯で非合法でバレバレな手段を使いまくるってゆうリアリティの無さ、なのです。この感覚は多分、今観ると尚更に倍増されている=当時はもっと本当にナードの扱いが酷かったからまだ成立しなくもなかった…みたいなコトにも思えて居て、それは多分作品としての「陳腐化」という解釈をするしかない部分なのかとも思いますかね。再度、同窓会部分はまだしも、コメディとしてはやはり一流とは言えないかな…と思いました。
[ビデオ(字幕)] 5点(2024-03-10 17:38:18)
1013.  黒いジャガー 《ネタバレ》 
何とな~く、当時ヒットしたのはまァ分かるな~てな感じの悪くない出来にも思えるのです、が今今に観直すとちょっとあまり盛り上がらないかもな…みたいな感覚もありますかね。今作もブラック・ムービーの嚆矢の一つってコトではあるよーで、登場人物(勢力)は総じて黒人の方々が主体って感じではあります、がまずソコに無暗に人種的対立を捻じ込んでいる訳でもない様にも見えていて(=メインのバトルは黒人勢力の三つ巴!みたいな感じだし)その意味でもより娯楽的にシンプルに観てゆける作品だって気もしてますかね。肝心の主役、黒人私立探偵シャフトの(キャラやルックス含めての)総合的な魅力も、個人的にはまずまずではなかったか…と感じます。ただ、お話の内容&描写のレベルはごくクラシックなクライム系のソレ…とゆーか、重ねて現代ではクライム「アクション」とまで言っちゃうのは厳しいかも…みたいな感じでもありますかね。再び、クラシックなソレとしてノンビリ暇な時に観るなら、決して悪くはねーかも…とは思えました。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-03-08 15:11:16)
1014.  マダム・ウェブ 《ネタバレ》 
ちょうど、ダコタ・ジョンソンがかなり思い切ったコトを言ってるインタビュー記事が出てきてしまったタイミングでの鑑賞になりましたが、私も正直「うーん……」とか「ムムム……」とか、結果的にはちょっと頭を抱えてしまう様な感覚の中で観終わったのは否めませんのですよね。まず、マダム・ウェブなんてキャラについては(元々)知ってるハズなぞ無いのですケド、鑑賞後に英語版Wikiを読む限りではそもそもも大体こーいう感じのキャラってコトで好いよーです。「未来予知」てのは一見は確かに、ヒーローの能力としては地味ではあるかとも思うのですが、ゆーてそれでもオーソドックスっちゃあオーソドックスって言って好いモノだとも思いますし、逆にそーでないとも思ったりもします。それは端的に、もし完全にコレがコントロール出来ちゃったら最早ちょっと「強すぎる」とゆーか、最低限確実に「飛び道具」と言うべき大いにクセの有る能力ではある、と思うのですよね(根本的に)。  こーいうキャラがサポート役に回る…つーのは今まででも幾らでも観てきたとも思うのですケド、今作では彼女=マダム・ウェブが完全に主役なのですし、他に味方に肉弾戦用のキャラも居ないという中々にストロングスタイルな状況なのです。コレはやっぱある種、何年も前から言われてきた「いつまでヒーロー映画ばっかつくってんだ!」状態の打破…とゆーか、シンプルに「一味違った」ヒーロー映画をつくろうとして⇒結果的にヒーロー映画だか何なんだか好く分からないケドも(それでも)ヒーロー映画としか言い様が無いという珍妙なモノが出来上がった…としか(また)言い様が無い様な感じなのですね。特に、マーベル初の本格ミステリー…な~んて宣伝文句は完全に嘘っぱちでしかない!としか(またまた)言い様が無い有様で、私自身も実際に鑑賞してこの支離滅裂さを思い切り体感してしまうってーと、正にダコタが言ってたのはこのコトか…としか思えないという状況ですよね(企画当初はだから、チャンともっと全然ヒーローものっぽくない映画だったんじゃねーかな…と)。  重ね重ね、支離滅裂とゆーか・完成度がどーにも低いとゆーか、特に展開運びが随所で異常に「強引」に思えるコトとか、何処にも彼処にも何とゆーか不要な=必然ではない捻れや葛藤・鬩ぎ合いが芋洗い状態だ!みたいな感覚も在ります。加えてあと、かなり個人的なコトなのですケド、私はどーにもあの手の「実は幻でした=現実じゃあありませんでした」系の描写がとにかく苦手で、それが連発される中盤のシーンはまたどーにも居心地・気持ちが悪くてそれも好みではなかったりもしましたね。ただ、そんな中で一つダケ、そーいった(若干ホラー的な)居心地の悪さも含めて、唯一今作においては「今までのヒーロー映画になかった」質感、とゆーのダケは、こーいった変化球的なヒーロー映画の数々の中でもトップクラスに高度に感じ取れた…とも思うのです。中でも特に、腕力ゼロだケド⇒予知能力と知恵を駆使してピンボールみたいな闘いを繰り広げる…なんて、それこそ「ジョジョ」だよなコレ…と思ってしまったのも事実なのでして、だからジョジョ好きな私としてはその「トリッキーな戦闘」に特化してフツーに分り易いヒーロー映画としてやってくれたら、絶対にもう少しダケはマシな出来には成ったのではねーか(+更にその部分に斬新なアイデアとかが積めていれば、良作にだって成り得たのではねーか)とちょっと思ってしまったりもするのですね。個人的には、かなり「惜しまれる」作品…と言って好い様な感覚もあります(⇒どこかで何らか再利用されれば…とは思ってしまいますかね)。
[映画館(字幕)] 5点(2024-03-07 00:42:02)(良:1票)
1015.  吸血鬼ブラキュラ 《ネタバレ》 
ブラックスプロイテーションというジャンルが在るのだそーで、コレはズバリ黒人観客に観てもらう為に黒人のキャスト(+スタッフ諸々)を起用したった…という意味でのエクスプロイテーション(⇒B級映画)の一種だってコトらしいのですね。ただ、だとするとソレを「~プロイテーション」と言ってしまうのは(少なくとも)「余計なお世話」にも思えるとゆーか、ソレはナンなら全部そージャン!という気がしてしまうのも確かですね。なので、最近はこーいうのは「ブラック・ムービー」って言っちゃった方がより適切なのかも知れません(⇒ジャンルの用語としてはやや範囲が広がって+曖昧になってはしまうのですケド)。  今作は、その70年代初頭の「ブラック・ムービー」の中でも比較的有名、かつつくりがしっかりしてる方…とのコトで、観ると確かに当時(とゆーかちょっと前)のハマー・フィルムの怪奇映画…位の質感は間違い無く有していると(私も)思いました。とは言え、筋書き自体は結構ムチャクチャではありまして、何故かルーマニアのドラキュラ伯爵の城に奴隷貿易を止めさせに来た部族の長が、逆にドラキュラの呪いを受け棺に封じられ⇒そして現代のロサンゼルスに復活する…みたいな(ワリとトンデモな)ヤツですね。多少面白いのは、流石にロサンゼルスはトランシルバニアの山奥ではねーのでブラキュラがちょっと血を吸うと⇒結果的に吸血鬼がドンドン増えていく…みたいなゾンビ的要素のある種の先取りがされているコトと、そして何よりクライマックスで思ったより潔く死んでゆくブラキュラのキャラクターそのものですね。そーなのです、ブラック・ムービーだからって主役のドラキュラをブラキュラにしちゃってるってのは、よく考えるとナンか変じゃね?(逆じゃね?)みたいな気がワタシ最初っからしてたのですケドも、ソコはフツーにチャンとしてました…てコトかと思います。結論、隅々まで中々に物珍しくて面白かったので(+終盤は結構派手に盛り上がってフツーに面白く観れて居たので)ココは一点プラスしておこうかと思います。お暇ならそのうちどーぞ。
[DVD(字幕)] 5点(2024-03-05 21:34:16)
1016.  HUNGER/ハンガー(2008) 《ネタバレ》 
思ったより、中々に難しい映画でしたね……よくある「正義vs正義」の戦いと言うよりは、コレはもう「非正義vs非正義」のソレだと言うか、感情移入・共感とかが容易には出来ない or 意図的に出来ない様なつくりにしてある、と言いますか。個人的には、作中のこの時代の真っ只中ならともかく、現代では尚更に「目的の為なら手段を選ばない」なんてのは全く通用しない状況になりつつある…とも(当然の様に)思ってますしね。寧ろ「正しい手順・プロセスでソレを追求できるコト」の方が、そういう「目的」を掲げる為の第一条件だ…とすら⇒その部分に正しさを持たない集団に掲げられたのならば、寧ろその目的の「正しさ」の方がすら不当に失われ得る、とさえ。  難しいというのは取り分け、実に淡々と冷徹に事象を(比較的ニュートラルに)描写してゆくに留まる、という点で、今作からはほぼほぼ如何なる「意見」をも汲み取れない…と思ったってコトなのですね。おそらく、主人公の(実在人物である)ボビー・サンズに対するシンパシーというモノは感じ取っても(+ソコに共感しても)作品の流れとしては許されるかな、とは思えるのですが、私としてはソレ以上のモノは無い、と言うしかない様に思われたのです。個人的なポリシーとして、コレはドキュメンタリであればごく「適切な」コトだとも思えるのですケド、そうではないこの作品に関して言えばコレもまた「難しい」というコトになるかも知れません。ごくシンプルに、この歴史的・政治的事件の映像的なアーカイブとしては、十分に価値の有る映画だとは思いますが。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-03-02 21:43:08)
1017.  SF/ボディ・スナッチャー 《ネタバレ》 
最近、元ネタの方を観てから今回再見してみると、思った以上に「まんま」なんですねコレ…(⇒でも、大昔に元ネタ知らずに観た時も「古いなァ~!」と思った記憶は在りますケドも…)とは言え、元ネタは80分位なのにコッチは軽く1.5倍の尺には為ってるのでして、そしたらソリャ~こ~なりますよねって感じにグダグダしてますよね。それでもラスト30分位は、筋書き的には大まかには同様ではありつつも時代相応に(ある程度)派手+グロくはなってるので、全く使い道が無いってホドではね~かな~とも思います…ケドも個人的にはどっちかちゅーなら元ネタの方を観た方が好いかな~とも思いますかね。どのみち、アクセスし易い方を観るしか無い様な気もしてますケド。。  一点、元ネタは何となくアメリカの「田舎」が舞台なのですが、コッチはフツーにサンフランシスコが舞台なのですよね…個人的には、そーいう開放的で繋がりの薄い(=隣に誰が住んでるのか知らない…的な)コミュニティを舞台にしてんのも、却って逆効果じゃね?と思ったりもしました。まあ、アメリカだとシスコでも&この時代ならば、今の日本ホドにそーいう感じでもなかった…というコトかも知れませんケドね。
[DVD(字幕)] 5点(2024-02-21 00:53:15)
1018.  ボーはおそれている 《ネタバレ》 
スッッゴく雑に一言で言っちゃうと、多分「実験映画」系…てヤツかなって思いますよね。結局、筋書きとかテーマだとかってレベルのトコロに一貫性が在るってコトでは(必ずしも)なくって、どちらかとゆーとソレ=一貫性が在るのは、描写の個々の性質・方向性の方のレイヤーだ…とゆーか、要はこの世の森羅万象の中でごく「正視に耐えないモノ」「(全力で)見て見ぬフリを極め込みたくなる様なモノ」を手当たり次第に全部詰め込んだ!(⇒監督の感性の下に!)て方のヤツに見えるのですよ。ソレはまた取りも直さず、全体としても特に諸々の「虚実」が終始綯交ぜで進行し続け+最後まで観てもソレが全く整理も解決もされず+最初から最後までナニが「真実=主人公の(具体的な)現在地」なのかが分からないという、非常に根本的で強力な「不安・不快感」に包まれ続けたままフツーにシレっと終わってゆくコト、であるとか、ホアキン・フェニックス演じる主人公だってコレが余りにも事態対処能力が低いから尚更に感情移入が超・難しいコト、とか、そもそもそんな居心地の悪い時間が(明らかに意図的に)3時間も続くコト、だとかにだって思いっ切り表れて居ると思われるのですよね。人に依っては正直「嫌がらせ」みたいな映画だ…て思うと(私も)思うのですし、ソレって全然的外れじゃあねーよな…とも個人的には思ってますよね。  またごく個人的に、もう一つ例示しておくなら、なんとな~く『ハウス・ジャック・ビルト』と『ファニーゲーム』の中間…みたいなヤツって気もしてます。『ファニーゲーム』ほど「完全に」嫌がらせではない・ケド『ハウス・ジャック・ビルト』ほど明確に所謂「映画」としてつくられても居ない⇒から、絶対に映画として観れないってワケじゃない・ケド所謂「映画」として観れる作品にも+シンプルに摂取可能な(映画的)芸術にもなり切れても居ない、みたいな。まァ私もさっき「実験映画」だとは言っちゃってる以上、いくら摂取自体が難しいモノでもいちおう芸術は芸術だ(=見方に依っては芸術にはなり得るヤツだ)とは言わねばならんのかも…と思ったりはするのですが、だとしても少なくとも私自身は、そのコト自体にも根本的にあまり「価値」を見出すコトが出来て居ないのですよね⇒またまた取りも直さず、根本的に今作のこの「方向性」っての自体に、然程の面白み・興味・共感を覚えなかった…という事情もあります(またすっごくざっくり端的にゆーと、極めて「好きくない」方の映画だったよなコレ…と)。結論、正直、コレを観るんだったら(今なら)『哀れなるものたち』を観た方が好んじゃね?とも(少~しダケ)思ってはしまいますかね⇒コレもなんとな~くではありますケドも、多少その方向性「のみ」に関しては近いトコロも有るカモ…とは。
[映画館(字幕)] 5点(2024-02-18 00:34:22)
1019.  サイレント・ナイト(2021) 《ネタバレ》 
思えば意外と、この手の「世界の終わり」系の映画って結構にぎょーさん在りはりますよね(ジャンルとしても色々在るし)。でも、個人的には今までも正直言って、ゾンビ映画を除いてはどれもあんまし面白く観れては来なかったな…て感覚もあるのでして、やっぱ基本はネガティブにしか為らない・終わらないですもんね、と………今作は、オーラスには何か少し解釈をブレさせたい様な「小細工」も仕込まれては居ましたケドも、でも根本的にはシンプルに唯バッド・エンドでしかなかったとも思いますし、私としては(重ねて)苦手なジャンルの苦手なヤツだったと言っちゃって好いだろうと思います。とは言え、この「原因」としていちばん好くあるのはゾンビ(感染症)か隕石だと思うのですケド今作は「雲(霧)」とゆーコトで、それこそ『ドント・ルック・アップ』みたいに降って来るよと言われてもイマイチピンと来ない隕石よりは「覚悟が出来る」or「覚悟をせざるを得ない」ってコトだとも思うので、結果として登場人物達も揃って結構落ち着いては居た様に見えてましたかね。でも多分、事象発生当時は(別の地域が全滅してゆくサマを目の当たりにして)もっと取り乱して+かつ絶望したんだろーなァ…と思うと、彼らは其処からチャンと立ち直ってるってコトにも見えたのは=自分なら絶望から立ち直れずにベッドから起き上がれないかもな…と思ったってコトも含め、皮肉で性悪な連中にも見えましたが・総じて結構大人な人達だよな…と思ったりもしましたかね。  それでも、最初に述べたこのジャンルの作品としても実に超・シンプルとゆーか「捻り」が全く無いって方の作品にも見えますよね。ハッキリゆーとジャンル不明にも近いですが(=実は、この題材の作品として根本的にナニが「差別化可能なコンセプト」だったのか…もイマイチよ~分からんのですわ)強いてゆーならシニカルなコメディなのかとは思います。でも、だとしても(やっぱし)イギリス人とは笑いのセンスがかけ離れてるな~という感覚にしかならねーのでして、結論はどーにも苦手で好みじゃない方の映画でしかなかったな~と。がしかし、特にそのシニカルな会話劇の部分は決して詰らないとまでは言えない程度に眺めてゆけたって感じでもあるので、迷いに迷ってこの評価としておきます。キーラ・ナイトレイって、前にもこのジャンルの映画出てませんでしたっけ?(エンド・オブ・ザ・何とか…みたいな…?)
[DVD(字幕)] 5点(2024-02-03 13:43:42)
1020.  恋する男(1962) 《ネタバレ》 
短編2作品に続く長編としての初監督作だそーで、主演はまた監督自身が務められてますね。恋愛に奥手な男性が両親に発破をかけられた結果、むしろドンドン酷い有様に大暴走してゆく…というお話で、短編2作品でも見られた様な「やるコトなすコト上手くいかず困り果てる」だとか「ココロ1mmも此処に在らず」みたいなごく間抜けな様子が(またまた)演じられてゆく…のですケドも、例えば本作のハイライト⇒歌手ステラに一目惚れして部屋中を写真で埋め尽くす…とか、或いは中盤に出て来る泥酔女の醜態全開なトコロなんかも、コレってたぶん当時は現在よりも大幅に衝撃的な大ボケだったのだろう、と思ってしまったりもして⇒でも正直今今じゃあそこまででもねーかな…という感覚がやっぱありまして、ですね。。一点、結構コテコテに古典的なコメディだとは思うのですが、コレもやっぱし中々どーしてフランス映画的に女優さんが揃ってメッチャ美形なのです⇒特にラスボスのステラなんてモ~芸術レベル!みたいな感じで。だから再度、コテコテなコメディであるにも関わらずどーしたって何処か品格とゆーか文芸的な趣きみたいなモノも感じられてしまうのですよね(個人的には、コメディだろーとナンだろーとフランス映画は斯く在るべし…と思ってますケドも)。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-01-25 01:00:15)
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