1121. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
いま観るとちょっと古臭い感じは否めないんだけど、アドベンチャー映画の傑作でしょう。スピルバーグもハリソン・フォードもいい仕事してました。 [DVD(吹替)] 8点(2007-09-21 19:05:55) |
1122. 続・激突!/カージャック
《ネタバレ》 『激突!』とは無関係な(相変わらずいい加減な邦題)、スピルバーグ版ニューシネマの佳作。ゴールディ・ホーンは厄介な女房だが、可愛いから許せてしまう(笑)最後は悲劇で終わってしまい、ちょっと切ない。 [DVD(字幕)] 6点(2007-09-21 19:00:54) |
1123. 激突!<TVM>
アイディア一発勝負の傑作。ところで、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」で、『激突!』とそっくりな話がある。そちらを先に見てしまったので、オリジナルの衝撃が薄れてしまったのが残念。 [DVD(字幕)] 7点(2007-09-21 18:04:30) |
1124. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
サービス満点の映画とはこの映画のことを言う。シリーズ最高作! [DVD(吹替)] 9点(2007-09-21 17:52:19) |
1125. クリープショー2/怨霊
《ネタバレ》 「いかだ」が好評なようですが、個人的には最後の「ヒッチハイカー」が好き。死んでも追いかけてくるそのしつこさに拍手!前作ほど凝った作りではないが、軽く楽しむにはちょうど良い作品。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-09-21 17:40:15) |
1126. 遠くの空に消えた
《ネタバレ》 期待値が高かったせいか、裏切られた感が否めない。いつの時代の話なのか知らないが、下品なネタで笑いをとろうとするのはやめてほしい。ファンタジー映画というのは細部の作り込みが大事だと思うのだが、どうせあり得ない話なんだから、とリアリティの欠片もない描写が続くのはどうか。そもそもオープニングからしておかしい。空港の滑走路で2時間以上も客の昔話に付き合う乗務員がどこにいる?そんなに暇なわけないだろ!(たとえば『フォレスト・ガンプ』では、バス停のベンチで隣り合わせた人に長い話をするのだが、それならシチュエーションとして有り得るし、途中で聞き手が何度か変わっているのもリアリティがある)台詞もひどく、これがオリジナル脚本というのだから、最近の邦画が原作付きのものばかりなのも頷ける。この監督には正直失望した。点数は、美少年に成長した神木クンに。 [映画館(邦画)] 3点(2007-09-21 17:36:02) |
1127. シャイニング(1997)〈TVM〉
原作をなぞっただけの改悪版。とにかくガキンチョが小憎らしいんだよね(キューブリック版のダニー・ロイドは可愛かった)。奥さんにレベッカ・デモーネイっていうのもどうよ?『ゆりかごを揺らす手』を思い出して、いつ反撃に出るかとドキドキしちゃったよ。原作には忠実だが、恐怖感のカケラもない凡作。最後はちょっとしんみりきたけど。 [ビデオ(吹替)] 3点(2007-09-21 17:18:00) |
1128. 死霊伝説
DVD完全版を鑑賞。劇場公開版、及びビデオ版はずたずたに編集され、とても観られた代物ではなかったが、完全版は原作のムードをうまく画面に取り入れている。トビー・フーパーの演出も決して悪くなく、時間がある時にゆったりと観るにはちょうど良いだろう。元々がTV用に作られたものなので、直接的な残酷描写はほとんどなく、昨今の過激なホラーを見慣れた方には退屈だろうが、昔の怪奇映画と思って観ればそれほどひどい出来ではない。ロブ・ロウ主演のリメイクはもっとお勧め。 [DVD(字幕)] 4点(2007-09-21 17:16:40) |
1129. イグジステンズ
テーマ的にちょっと古いかな。公開当時(99年)リアルタイムで観たが、その時もそう思った。バーチャルリアリティをモチーフにしたものの、やってることは『ビデオドローム』とほとんど同じ。80年代に出現した『ビデオドローム』は革新的な映画だったが、本作は逆に時代遅れの感が否めない。とは言うものの、ゲームポッド等の造形にクローネンバーグらしさが窺え、相変わらずのエログロ趣味に思わず嬉しくなる。 [DVD(吹替)] 6点(2007-09-21 17:02:21) |
1130. 松ヶ根乱射事件
《ネタバレ》 タイトルから勝手に想像されるような、寒村で起こる猟奇殺人事件などではなく、田舎に暮らすフツーの(でもちょっとズレた)人々を描くブラックコメディ。冒頭、雪原に女の死体が横たわり、「お、『ファーゴ』みたい」などと思ってたら、発見者の子供に胸をまさぐられるわ、検死台で息を吹き返すわで、コーエン兄弟もビックリの展開。何か大事件が起こるわけではないが、登場人物にはそれぞれ葛藤があり、秘密がある。しかし、結局は特に何も変わらないままクライマックスを迎え、最後の最後に「乱射事件」が起こる。ありふれた日常を引き裂くはずの銃声も、ただ虚しく響くだけだった。 [DVD(邦画)] 6点(2007-09-21 17:00:33) |
1131. 身代金
《ネタバレ》 何度観てもドキドキする。実際にはあり得ない話だが、メル・ギブソンならやりかねないと思えてしまう。お金と保身のためなら仲間をも裏切るゲーリー・シニーズが凄い。二人の心理戦に目が離せない。 [DVD(吹替)] 7点(2007-09-21 16:39:38) |
1132. マッドマックス2
複雑なストーリーも中途半端な恋愛も排して、問答無用に荒野を爆走するノンストップ・バイオレンスの大傑作。メル・ギブソンかっこよすぎ。 悪役もみんなブチ切れててサイコーだ!!! [DVD(字幕)] 10点(2007-09-21 16:36:41) |
1133. ヒッチャー(1985)
《ネタバレ》 ジョン・ライダーとは何者なのか。「ディズニーランド出身」のこの男は、まるで今と変わらぬ姿のまま世に生れ落ちたかのようだ。生まれながらの殺人者。彼は何年も殺人を続けながら、自分を殺してくれる人間を捜し求めていた。ついに現れた好敵手ジム・ホルジーを執拗につけ狙い、念願叶ってあの世へ送られることになる。ラスト、ジムがパトカーで追いかけてきた時のジョンの嬉しそうな顔ったらない。「来い!」とか言って、無防備に車に撥ねられてる(笑)何者にも束縛されない「堕ちた天使」ジョン・ライダーを演じたルトガー・ハウアーは、本作と『ブレードランナー』のレプリカント役で、80年代を代表する悪役となった。ところで、本作には二つの教訓がある。一つは、あまり気軽にヒッチハイカーを乗せないこと。もう一つは、フライドポテトはよく注意して食べること。 [DVD(字幕)] 9点(2007-09-14 21:42:51) |
1134. バタリアン2
《ネタバレ》 小学生の頃、映画館まで観に行った(同時上映は『霊幻道士3』)。お茶の間を意識したのか、前作よりコメディ色が強く、子供向けの作りに。無敵だったバタリアンも、本作では電流に弱いことが判明(そんなバカな)。今観たら結構キツいが、当時は面白かった。ところで、既発のDVDではビデオ版と音楽が全く違ってるんですが、どうしてだろう?サントラまで持ってるのに… [映画館(字幕)] 5点(2007-09-12 00:09:27) |
1135. サンゲリア
《ネタバレ》 眼窩にミミズをのたくらせたゾンビの造形。いいですね~。でも何であんな浅いところに埋まってたんだろ?細かいことは気にしないのがイタリア人気質。だからゾンビがサメと戦ったりする。「だってこういうの観たいでしょ?」と言われれば、黙って頷くしかない。とにかく一切の妥協を許さない見事なサービス精神。これでもかと見せる残酷シーンの連続はいっそ痛快。衝撃のラストまで目を離すことができない、マカロニ・ゾンビ映画の最高峰。 [DVD(字幕)] 9点(2007-09-11 23:17:51) |
1136. ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生
《ネタバレ》 ジョージ・A・ロメロが創造した「リビング・デッド=ゾンビ」が初めてスクリーンに登場した記念碑的作品。モノクロ映像が何ともいえないリアル感を出し、まるで当時のドキュメンタリーを観ているかのよう。一軒家に立て籠もり、襲い来るゾンビの群れと終わりのない攻防を繰り広げる。これが全てのゾンビ映画のスタンダードとなった。当時の世相を反映したといわれるロメロの語り口は、この現実世界が既に地獄であることを如実に示している。 [DVD(字幕)] 9点(2007-09-11 22:53:52) |
1137. 悪魔の棲む家(2005)
《ネタバレ》 オリジナル版ではほとんど悪霊は姿を見せず、地味~なポルターガイスト現象が起こるだけだったが、リメイク版の本作は、出るわ出るわ、お化けのオンパレード。Jホラーの影響なのか、突然ドーン!と(効果音も怖い)幽霊が出てくるのでかなりビビる。でもそれだけ。ストーリーはオリジナルを踏襲しており、地味なままです。 [映画館(字幕)] 5点(2007-09-11 22:00:48) |
1138. バスケット・ケース
一部で絶大な人気を誇るカルトホラー。いかにもB級でチープな作りだが、残酷シーンの創意工夫など、手作り感が楽しめる。ストップモーションでカクカク動くベリアルも笑える。深刻な題材を扱いながら、どこか突き抜けた明るさがあるのも人気の秘密か。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-11 21:48:20) |
1139. クリープショー
《ネタバレ》 ゴキさんも衝撃的でしたが、個人的には「箱」が面白い。ストーリーが凝っていて良かった。悪趣味満載のキッチュなホラー・オムニバス。ロメロはこういう軽いのもイケる。深刻ぶった作品も結構だが、鑑賞者の加虐心を満足させることもホラーの役割だと思う。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-11 21:33:12) |
1140. ゴッドファーザー
《ネタバレ》 この映画は人生そのものだ。孫と戯れ息を引き取ったビトーは幸せな死に方だったと思う。蜂の巣にされたソニー、身代わりになって殺されたアポロニア…何度観ても胸が締め付けられる。ソニーが死んだのは妹思いの兄だったから。「愛」が「死」を招いたのだ。ビトーは復讐を望まなかったが、マイケルは父の死後、「大掃除」を行う。マイケルの凄いところは「待つ」ことだ。父が死ぬまで数年間、復讐の機会を待っていた。彼らの生き方、死に様を見て、人生の無常を感じる。マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームズ・カーン、ロバート・デュバル、名優たちの演技に鳥肌が立つ。一秒たりと見逃せない、永遠不滅の名作だ。 [DVD(字幕)] 10点(2007-09-11 20:33:13)(良:2票) |