101. X-MEN:ファイナル ディシジョン
《ネタバレ》 シリーズ最後、と言ってる割には、個人的には何か微妙な感じを受けました。 確かによく闘っているし、見せ場もちゃんとあるんだけど、たとえばサイクロップスがそんなあっけなく死んじゃっていいの!?とか、プロフェッサーXまで死んじゃうのかい!?とか、あのウニみたいなやつって大した能力じゃないじゃん、とか…。 ストーリーも、掘り下げれば掘り下げられただろうし、アイスマンとパイロの闘いも、確かにあの炎vs氷の押し合いはドラゴンボール等に慣れ親しんだものとしてはうれしいけど、もう少し盛り上げることもできたのではないかと…。 でも、単純に見て楽しむ映画、ということであれば、合格点といったところですかね。 中盤あたりでマグニートーが移動監獄を襲撃する場面はやたら格好良かったですし。わざわざアルカトラズに襲撃かけるために橋を架けたりと、ド派手でいてよく考えるとバカなことだったり。 まあ、いろいろといいましたが、手堅くまとめられているのではないかと思います。 それから、キティ・プライドが可愛かったぞと…。 [DVD(字幕)] 6点(2007-06-06 02:19:20) |
102. ホステル
《ネタバレ》 いやもう痛いわ~。 直接的な表現はもちろんあるんだけど、それ以上に間接的な表現の方がはるかに痛そうだわ~。まあそれはほかの映画にも言えることなんだけれども。 殺人鬼が一人かと思いきや、実は複数いて、しかもそれが同好会と化してる(それゆえ殺人の動機が陳腐なものでないために余計狂ってる度が高い)ところが恐さ倍増だわ~。 だけど、もう少し狂気を漂わさせることもできたんではないのかな、と思ったり。 そこが惜しい点だわ~。それ以外は不快度と云い、ラストの展開と云い良かったわ~。 [DVD(字幕)] 6点(2007-05-29 20:03:04) |
103. ハイテンション
《ネタバレ》 こういうオチにすれば半ば何でもできるわけで、確かに観客を騙すこともできるでしょうがやはり辻褄が合わないというのはストーリー構成上どーなかと思います(結局あの頭を捨てたのは誰?妄想?)。 でも、まあそこ(というかラスト)さえ気にしなければ(というか見なかったことにすれば?)案外まともな殺人鬼もののスプラッタではないかと。 フランスといういかにも上品で哲学的な内容が多そうな感じのする製作国もさることながら、そっち系では意外と有名なジノ・デ・ロッシの特殊メイクがうねりにうねって結構緊張感のある作品ではないかと思いますし、↓【なにわ君】さんのおっしゃる通り、トイレでの“外し”は逆に良い思います。 ということで、今回はちょっと甘めの6点。 余談ですが、ラストのあの顔がなんか悪魔に憑かれた人みたいに見えました…。 [DVD(字幕)] 6点(2007-05-24 01:31:20)(良:2票) |
104. トランスポーター2
《ネタバレ》 1作目はそこそこ面白かったものの、今までの経験から、というより世の定説から2作目は絶対面白くないだろーなーと思っていたものの、ここでの評価は1作目よりも上。ではどんなものかと思いやっと鑑賞。 いや^まいった。この作品に限って言えば完全に1作目よりも面白い。 基本的にストーリーはあってないようなものんで実にどーでもいいものだけど、そこここにちりばめられたユーモアや、前作以上のアクションで終始楽しませてくれる。 すでに何人かの方も仰っているが、車に着いた爆弾を走りながら(飛びながら?)外したり、落下する飛行機の中でお構いなしに殴りあうラストなど、馬鹿としか思えない描写が数多くあるのだが、その強烈なインパクトゆえに映画を最後まで飽きさせずに見させてくれる。 また、前作以上に増えた格闘アクション。いや~格好いい。さまざまなものを使って次々に敵を倒したり、アクロバティックな技を繰り出したりと多彩な動きを見せる。 動きやアイディアはそれほど斬新なものではないかもしれないが、ただの殴り合いにはない華麗さがあるのは確かだと思う。 近年のアクションでは、間違いなく上位にくる作品ではないかと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-18 01:55:52) |
105. スパイダーマン3
《ネタバレ》 前作の「次はどうなる!?」というラストからとうとう迎えた3作目。正直「どうなる、これ!?」としばしの不安を抱きながらの鑑賞となったわけですが、いやいや、凄かった。 さすがに3作目ともなればアクションシーンは見慣れたものとなり、それほど驚く内容でもありませんでしたが、それでも大スクリーンで見る価値は十分あり。 そして気になっていたハリーとの因縁の対決の結末…。 正直、何やら後付けと思わしき部分もなきにしもあらずですが、いやいやしかしそう落とすとは!! あのハリーとの絡みが本作最大の見せ場だと思います。うん。 それに今回もひそかに期待していたブルース・キャンベルの活躍…。いや、活躍はしませんよ。だけど個人的にはこの絡みも見せ場ではないかと(笑) とにかく、ストーリーも納得のいくものですし、とにかく最初から最後まで楽しめる作品なので、見て損なしだと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2007-05-02 02:48:44)(良:1票) |
106. プレスリー VS ミイラ男
《ネタバレ》 ふははははは~!もうこれは俺に「見ろッ!!」と言っているようなものではないかァ~ッ!!! ということで、普通だったら“大人の余裕でスルーすべき作品”というような分類がなされるであろうこいつをさっそくと鑑賞。 いかにも胡散臭そうな題名、そして2002年制作のはずなのに2007年になってようやくレンタル開始という、何やらとんでもない“大当たり”をつかまされそうな感じだったのですが、その期待は見事に裏切られました。 まあ、確かに、最近とかは似非vsものが多い割には全然vsしてなかったりするものがちらほらありますよ。しかしこいつは終盤ちゃんと題名通りプレスリーとミイラ男が闘ってくれます。 いや、確かに、映画の大半は語り中心でかったるいと云えばかったるいし、終盤の闘いも実際は全然、激しいものじゃないですよ。 だけど、主人公が、我らが“アッシュ”ことブルース・キャンベルってだけでお腹一杯ですよ(笑) もう、虫もどきと闘う所や悪態をつくところなんてまんまアッシュですよ(笑)できればもっと激しく闘ってほしかったですけど、久しぶりに彼の主演作品を見られたということで今回は7点…と言いたいところですが、エンディングがブラックユーモアでもなくハッピーというわけでもなかったので(あとやっぱりちょっとかったるい)6点。 ちなみに、C級作品を笑って許せない方は、この点数から3点ほど引いてくださいね。 [DVD(字幕)] 6点(2007-04-29 04:40:12) |
107. DEATH NOTE デスノート the Last name
《ネタバレ》 漫画の映画化という、邦画ではイタイ映画に分類されて(しまって)いるにも拘わらず、現時点で平均点7.11点とかなり高め、自分も全編を見てなかなか面白いと感じたので、後編を(かなり時間はたったけど)淡い期待を寄せてようやく鑑賞。 いや~良かった。 まあ、確かに、リュークやレムのCGは相変わらず少し違和感がある(処理は奇麗ですよ)し、少々詰め込んだ感があって、もう少し深く掘り下げることもできたんじゃないか?とも思いますが、それでも充分に合格点。 特に最後の仕掛けは、よく考えられていて、そう来るか、と思いました。 しかしよく作りこまれてますよねぇ(トリックとか)。 確かに、平均点に恥じない内容でした。 [DVD(邦画)] 7点(2007-04-27 11:40:57) |
108. プラダを着た悪魔
《ネタバレ》 メリル・ストリープがまさに“できる女”でとても格好いい。しかしそれ以上にやはり理不尽な要求をしてくるあたりは悪魔だ(笑)。 でも、その要求というのも、仕事を円滑にするため、仕事に対する信念のためのもので、しかもきっちり自分の仕事をこなしているので、まあまだマシな方かも。 ハリー・ポッターのくだりはなんか八つ当たりにも見えなくはないが(笑)。 ダサい子がどんどんおしゃれになって、仕事でも成功して…という展開は、やはり働く人々から見ると共感を得ると思うし、ラストもとてもすがすがしいものなので、最後まで楽しめると思う。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-27 11:22:23) |
109. ラストデイズ(2005)
《ネタバレ》 あくまでインスパイア作品なので事実ではありませんが、まあ、実際もこんな感じだったんでしょうね。 にしても、本当に静かなで(良い意味でも悪い意味でも)退屈な作品ですね。 特にニルヴァーナに思い入れはありませんが、別にソロが下手でも、ノイズ全開でも、小汚い格好でも立派にロックスターになれるんだと証明したニルヴァーナはやっぱり伝説のバンドだったんでしょうね。 まあ、その反面、有名になりすぎて、こんなはずじゃなかったってな感じで、バンド名のとおり死に対する悟りを開いちゃったわけですが。 あと、ここでVUを流すセンスはなかなか良いと思います(笑) [DVD(字幕)] 6点(2007-04-15 08:36:36) |
110. ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男
《ネタバレ》 ストーンズの創始者にして最も音楽的才能に溢れていたといわれるブライアン・ジョーンズ。 実際、悪魔に足を引っ張られてそのまま逝ってしまったってのが通説とうよりある種の定番ネタだったので、実際に他殺だった、といわれると、まあなんだかなぁと言う感じです。 せめて「ベガーズ・バンケット」の収録風景とかも交えてほしかったっすねぇというのが個人的な意見(まあ、そっちは別にあるんだけど)。 「幸せは退屈なんだよ」、と云うように、実際悪魔に魂を売っちゃったのはロバート・ジョンソンじゃなくて、ブライアンだったのかもしれませんね。 …それにしても、キースが似てねぇ似てねぇ(苦笑) [DVD(字幕)] 6点(2007-04-15 08:26:20) |
111. デジャヴ(2006)
《ネタバレ》 まったくもって情報を仕入れないで見に行ったので、いかがなものかと思いましたが、なるほど、こういう展開なわけですね。 僕も最初は心理サスペンスかと思いましたが、途中から「おや?」と思うようになって、そしたらあの展開で…。 ま、普通に考えると荒唐無稽すぎる話ですけど、ある意味新しいカーチェイスも見られたり、映画終わった後に実は結構長かったと気づいたので、今回はこの点数で。 [映画館(字幕)] 7点(2007-03-30 02:00:42) |
112. パペット・マスターと悪魔のオモチャ工場<TVM>
《ネタバレ》 実はホラー映画の中ではそれなりに有名なシリーズだったりするわけですが、ぶっちゃけて言うと、今回初めて見ます(笑) ということで、詳しい設定とかは全然わかんないので、こんな設定だったのかッ!!と思っていたら、やらかしちゃった系だった訳ですね(笑)。 しかも、【3737】さんも仰ってますがチャーリー~に便乗したであろう邦題。まあトホホ感全開です。 しかも終りはそんなで良いんかいなッ!?というような感じですし。 まあ、興味が湧いたらどうぞ。 [DVD(字幕)] 3点(2007-03-25 18:33:41) |
113. ハッピー フィート
《ネタバレ》 こと最近のCG技術は凄いねぇ~。あの質感とか、あの腹の揺れ具合とか(笑) 全編通して、まるでミュージカルのように歌とダンスの連続だけれども、どの楽曲もノリが良く、しかも一度は聴いた事のあるものが多いのでとても楽しませていただきました。 前半と後半の物語の雰囲気が違いすぎて、特にマンブルが水族館に行っちゃったときの描写などは「え!?これって本当にファミリー向けの映画かいッ!?」と不安になりましたし、説教臭さもないとは言えませんが、逆を言えば、娯楽であるはずの映画でさえもこういう事をうったえなければならない世の中になってしまったのかな、と思いますし、個人的には上手く纏まっていると思います。 オブラートに包まれていますが、テーマは差別、挫折、環境問題、自己犠牲(マンブルが崖から飛び降りる場面はなかなか感動するじゃありませんか)、そして不屈の精神と、我々の世界をそのまま反映したもの。こう言う形ですが、これを見た子どもたちが、少しでもこう言ったことについて考えてくれれば、この映画の存在価値はあるとは言えないでしょうか? [映画館(字幕)] 7点(2007-03-25 18:17:17) |
114. スナッチ
《ネタバレ》 こやつは確かに複雑。 始めからどんどん登場人物が出てきて、その上色々と交差してくるから、どんどん訳がわからなくなってくる。ある意味、そこらの群像劇よりも複雑なんではないだろうかと思う。 しかし、中盤に行くにあたり、次第に物語が収束していき、終盤にて一つに纏まると、ああ、こう言うことね、と痛快さが伝わってくる。 とてもセンス良いね~。 ミュージック・ビデオのような感じが無きにしも非ずだけど、全編を織り成す皮肉と脚本の妙で最後まで楽しめる作品。 [DVD(字幕)] 8点(2007-03-21 15:22:05) |
115. かもめ食堂
《ネタバレ》 なんともいえないこの感覚。特にこれといって派手な展開があるわけでもなし、流行の音楽が流れるでもなし、斬新なカメラアングルでひたすら楽しませるでもなし…。 一見、普通の映画。下手したらそこらのドラマよりもつまらないと思われるかもしれない。 しかしどこか違う。 登場人物は謎が多い。しかし日常でも、「そう云えばあいつって、どういう奴なんだろう?」という人はざら。そんな人が集まって織り成す一つの物語。 最初は客がいなかったかもめ食堂。しかし、次第に、ふらリふらりと客が寄ってくる。なんだか知らないけど寄って来る。そう云う店ってあるよね、入るとどこか落ち着く店、思わず入りたくなっちゃう店。正にここはそんな感じ。 落ち着いた映画だから、カメラも全然動かない。結構長回しの場面もある。登場人物が立体的に配置されている場面とかもあって奥行きがある。なんだか舞台劇を見ているみたいな感覚。すぐに次の場面に切り替わって他の人写したり、ぶち切られるのではなく、人と人とのつながり、会話している、そんなものを感じさせる。 そして、食べ物が物凄く美味しそうに見える。 ここまで日本の食べ物が美味しそうに見える映画って、なかなかないと思う。 流行に乗らず、判る人だけ判ってくれればいい、そんな感じの作品。お好きな人は是非。 [DVD(邦画)] 8点(2007-03-21 15:09:50) |
116. NANA
《ネタバレ》 なんか聞くところによると、NANAの影響でブラックトップのレスポールが売れてるとかで(軽音の人も使ってた。ちなみにカスタムの方じゃないよ)、もしそれが本当ならNANAってマンガはジミー・ペイジやスラッシュのように偉大な存在なのかな…と一瞬考えてしまいました。 で、まあ流行ってるので見たわけですが…正直ロックを求めてる僕には合いませんでした。 登場人物の言ってる事もわかりますが、なんつーんすかね、こう、恋愛パートのほうはやっぱり主人公が女の子のせいか野郎にはついていけませんでしたし、ヤスでしたっけ?僕の理解が間違ってるなら申し訳ないんですが、弁護士事務所に勤めてるのにあの強面…というかサングラス…?と思ってしまいました。 役者の演技もイマイチでしたしね。 というわけで、色々といいましたが、結局、僕みたいなのはおとなしくBECKを読んでろって事ですね。 あ、あと、僕も↓【たいがー】さんと同じ事考えてました。夜中にギターって…。 [DVD(邦画)] 5点(2007-02-13 04:06:21) |
117. バタリアン5
《ネタバレ》 げ…劇場公開されてたんすね…これ…。 なんか、一応、前作と、繋がってる、みたいです。 でも、別に、前作見てなくても、良いです。 1作目から考えると、相当、パワーダウンしてます。 もう、殆どフツーのゾンビ。別にバタリアン名乗らなくて良いと思いますね。 一応、シリーズの顔?になってるタールマン再登場ですが、なんすかねえあの扱いは?流石に登場シーンの字幕「俺はタールマンだッ!!」にはコメントしづらいですね。まあ、元々このタールマン(というかバタリアン)てのも、配給会社が勝手につけた名前ですしねぇ。 別に、面白くもなんともありませんが、ラスト、タールマンがヒッチハイクしてる場面で「もうやってられっかッ!!」と言わんばかりにプレート投げ捨ててひたすら歩いていく場面が妙にほのぼのしてしまったので、オマケして4点…。 [DVD(字幕)] 4点(2007-02-13 03:47:43)(良:1票) |
118. THE 有頂天ホテル
《ネタバレ》 劇中でもチラッと言っているように、グランドホテル形式の作品です…ってやっぱり意図的にホテルにしてるんでしょうね。だって「グランドホテル」知ってる人は見る前から気付くと思いますもん。その粋な計らいにプラス1(笑)。 一つ一つのエピソードは別にどーって事ありません。それで良いんです。これはそれぞれの絡みを楽しむ作品ですから。不思議な縁で知り合った人々が、誰かの起こした何かによってちょっとずつ自分の中の何かが変わっていく。人にあげたものがめぐりめぐって自分のもとに戻ってきたり、誰かを勇気付けようとした歌が全然違う人の励みになったり、人違いをされた事がきっかけで、見ず知らずの人の人生観を変えたり…と、そう云うのを楽しむ作品なんです。 役者によって、演技力にばらつきが出ていたりと色々と難はありますが、それなりの長尺を飽きさせずに見させるのはさすが。 それに、見た限り結構長回しも多かったと思いますし、それぞれの登場人物が映ってるシーンでは“後ろの人々”を見たりして楽しんでました(笑)。 まあ、もう少し、ストーリー以外にも、画面上での登場人物の絡み(ある登場人物が映っている場面で後ろに違う登場人物が平然と映っている)ももう少し多くして欲しいとも思いましたが、ラストの役所さんの「お帰りなさいませ」がとてもイイ味を出していたので、点数は大マケで8点。 [DVD(邦画)] 8点(2007-02-13 03:39:06) |
119. バタリアン4
《ネタバレ》 カルトな人気がある上に、ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」の権利上正式な続編らしい1作目。ということで、実は意外と重荷を背負ってるシリーズだったりするのですが、シリーズが進むにつれて面白みがどんどん落ちていく、というのは、この作品も例外ではないようです。 「何故今更な続編?」という突っ込みは勿論なんですが、とにかく話が小ぢんまりとしていて、悪い意味でのB級の安っぽさが目立ってきます。 勿論、これまでのシリーズもB級であり、規模的にはそれほど変わらないと思うのですが、1作目、というよりも(いい意味でも悪い意味でも)80年代特有のスピード感、パワフルさというものが微塵も感じられないんですね。 特に、こうした類の作品ではそう云ったものがとても重要になってくるので、どことなく割り切れないという感じを抱きました。 正に最終兵器と化したお父ちゃん、お母ちゃんでさえ、強いんだか弱いんだか判らないですし(見た目的には「君のパパとママ、とっても強そうだね」と言ってあげたいですが)、荒削りでもいいので もう少し力強い作品に仕上げてくれれば、面白くなったのではないか、と思います。 まあ、次回はないでしょうけど…と言いたいところですが、なにやら5があるとのこと。どこまで続くんだ? 俺は見るけど。 [DVD(字幕)] 3点(2007-01-17 01:05:20)(笑:1票) |
120. オーメン(2006)
《ネタバレ》 どうして今更リメイクするのか?という件については、この作品に限ったことではないのでこの際置いておいて… 06年6月6日公開という演出はとてもニクイと思います。 偉大すぎるオリジナルがあるので、それと比べられるのは半ば仕方のないこと。それを念頭において鑑賞すると…。 冒頭、すい星の出現から、“予言”の的中という場面に至る節、既にあそこで、話を壮大にしようとして悪い意味でのB級の安っぽさが感じられてしまいました。 勿論、ダミアン役の少年も、不気味こそすれ、オリジナルほどではありませんね。 ダミアンの母ちゃんの元を訪れる?場面も、やはり衝撃度という点では数段落ちますね。もう少し、絶望というか、やるせなさ、そして陰気な雰囲気が漂っていても良かったのではないかと思います。 また、例のテーマが劇中に流れない、というのもやはり、しっくり来ませんね。 しかし、リメイク、という観点からものをいえばこんな感じですが、一つの作品としてみれば、巧く現代風に解釈されており、なかなか良かったと思います。 音響や特殊メイクで驚かす、という場面もあり、昔と違って演出のセンスが衰えたと感じさせる場面も勿論多々あるのですが、元々が骨太のホラー映画なので最近の映画の中では比較的安心して診られると思います。 …それより、早く本家の続編を作って欲しいものですが(汗 [DVD(字幕)] 7点(2007-01-16 00:36:41) |