Menu
 > レビュワー
 > ゆうろう さんの口コミ一覧。6ページ目
ゆうろうさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 972
性別 男性
ホームページ http://yuromovie.blog.shinobi.jp
年齢 39歳
自己紹介 名前をdonkeyから「ゆうろう」に改名しました。
好きな監督は北野武、クリント・イーストウッド、宮崎駿、石井聡互、黒澤明など。


よろしくお願いします。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123456789101112
投稿日付順123456789101112
変更日付順123456789101112
>> カレンダー表示
>> 通常表示
101.  カンパニー・メン 《ネタバレ》 
冒頭で素敵なセレブの住宅地が映し出されて溜め息が出るんですが、会社をクビになってから家に帰ってくると一転!出勤前はあんなに素敵な生活空間だったのに、一気に重荷となって迫ってきます。「こ、これはヤバイ・・・」もう溜め息も出ない。「なんとかなるさ」という気持ちも、物語が進むにつれて一つ一つ、丁寧に潰されて行くのがえげつなかったです。内容だけでなく映像演出でも追い込みがかかります。セレブな住宅地はもちろん、机と椅子だけになったオフィス、親戚の庶民的な家、月々の支払いが滞るにつれて家の周りに溜まる落ち葉。「奥でお待ちください」と言われて行ってみれば、部屋の外でパイプ椅子に座って順番待ちしているライバルたちがズラリ。ロケーションやセット(内装)などの美術がしっかりしていて、それがより一層こちらを追いつめてきます(汗)。アベンジャーズなんて出てこない一見地味な映画だけど、邦画との演出力の差に圧倒されました。美術がモノを言う映画でしたね。株価のことばかり考えている社長の決着の付け方も印象的。普通だったら、結局彼も失脚してしまうとか、再スタートを切った主人公たちの姿を見て改心するとか、なにかしら描きそうなもんですが、この映画はそうしません。あくまであっさり、「当たり前ですが何か?」って顔をして、また金と数字の世界に戻って行きます。数字だけで商売している現状のアメリカの経済は、まだまだ続いているということでしょうか。モヤモヤは残りますが、ラストシーンは希望に溢れています。あのデカイ船は、この映画のために運んできたのかな?それともCG?もともと停泊していた?いずれにせよ、静かに圧倒されるラストカットでした。
[DVD(字幕)] 8点(2013-09-05 02:24:29)
102.  マン・オブ・スティール 《ネタバレ》 
昔のスーパーマンが好きだけど、これはこれで面白かったですね。気になるところは多いです。序盤のストーリー展開は説明過多の割に分かりずらかったし(流れ者同然の主人公が兵士の世間話を聞いただけで、極寒の地まで辿り着けるのが不思議。それに、父の”意識”が出生の秘密を解説してくれるなら、冒頭クリプトン星のシーンはもっと削れるのでは?)、クライマックスも映像が凄すぎて「ところで今何してるんだったっけ」と、意識は飛んでしまいました。けれど良い所も沢山ありました。はじめてケントがスーパーマンの服を着て縦横無尽に飛び回る姿は爽快感があるし、それになにより「俺は自由だー!」と言わんばかりの力強さがあって、ジーンときちゃいました。今までの境遇も相まって、ただ無目的に飛び回ってるだけなのに感動できます。他にはスーパーマン以外の「普通の人々」がそれぞれカッコよく描かれていたのが良かったです。どう考えたって勝てそうもない敵を相手に一歩もひるまずナイフ一本で立ち向かう兵士や、壮絶に破壊される街中で市民を誘導する警察官(3~4秒しか映らない)、部下を見捨てず最後まで助けようとする新聞社の編集長、理不尽な「目ヂカラビーム攻撃」(笑)から家族を守ろうとする名も無きオジサン。派手なシーンからさりげない一瞬まで、市井の人たちがちゃんと描かれているのは「ダークナイト」シリーズよりも良かったと思います。何より育ての父、ジョナサン・ケントも!信念が感じられました。ケビンコスナーを久々に見られたのも嬉しい(笑)。
[映画館(字幕)] 7点(2013-09-04 10:32:58)(良:4票)
103.  ホワイトハウス・ダウン
ホワイトハウス陥落を通して、アメリカの文化や歴史の、陰と陽が対決するアクション大作!・・・といえば聞こえはいいですが、要はダイハードです。ひとつひとつのアクションはちょっと雑で、エレベーターの上に隠れる演出ひとつとっても、25年前のダイハードのほうが余程丁寧。大統領を守りつつ娘も救出して世界を救わなければならないため、ストーリーも少しトっ散らかってます。けど、怒濤のアクションと勢いでノせられてしまいました。少なくとも「ダイハード・ラストデイ」よりもよっぽど面白かったです。今時めずらしい能天気アクションものだったので、出来不出来関係なく(不謹慎さも含めて)嬉しくなっちゃいました。大統領が禁煙ガムをむさぼるように噛むシーンなど、皮肉ギャグも現代的なものが多くて楽しめます。ホントはアクション映画を作りたいのに、シリアスとか真面目の皮をかぶっているお上品な映画よりか、素直でいいです。
[映画館(字幕)] 7点(2013-09-03 10:27:46)
104.  ガッチャマン
今年観た映画の中で現状ダントツのワースト1です。悪い映画の見本ような作品で、これを反面教師にすれば面白い映画が作れると思います。とにかく演出全般がクソ。個人的には、スーツのデザインは嫌いじゃありません。オリジナルに対して全く愛を感じませんし、カッコつけすぎてダサくなっている典型のデザインです。しかし、こういうデザインを活かしたギミックやアクション、そして世界観や物語が構築されていれば、別に構わないと思っていました。観る前までは。結果は、ただデザインが「カッコイイ」だけで、それをまったく活かしていないシロモノでした。スーツに限らず、画面に映るすべてがそんな調子。個々のディティールは悪くないと思ってます。CGだって、良い出来とは言えませんが、限られた予算と期間の中ではこんなもんでしょう(「ALWAYSの白組が制作」と宣伝で謳われてますが、エンドロールを見る限り、大半は別の会社がやってる模様)。ダメなのは、それらをストーリーテリングに活かす気が全く感じられない無能な演出です。美的感覚もゼロ。中野~新宿までの映像はなかなかのひどさです。オマエラは、この街のこの場所のこのアングルでヒーローや悪がアクションすれば、カッコイイ、美しいと、本当に思ったのか?監督を小突き回して聞いてみたいですよ。こういうダメな演出を観ると、なんだかんだ言って樋口真嗣って凄いんだなあ、と見直しました。ゴメンよシンちゃん。オレあなたのことを見くびってたよ。とまあ、ダメなところを取り出せば無限に出てくるので(良いとこないから)、そういう意味では面白い映画でした。予告編からしても凄いしね。「リーダーなら掟でなく、仲間を守れよ」「俺は1000万人を救うために一人を犠牲にする考え方を否定する」「全員救うぞ」うん、もう答え出たね。じゃあもう見なくていいよね。この映画を作った人たちは、ガッチャマンよりも大好きな「ダークナイト」「スカイフォール」「アベンジャーズ」の「見てくれ」とは違う「演出」をしっかり勉強してもらって、引退してください。
[映画館(字幕)] 1点(2013-08-25 03:40:52)(良:4票)
105.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス
とくにスタートレックに思い入れはないので、「まま、こういうことやわね」くらいには楽しめました(ファンの人スミマセン・・・)。けど、隣に座っていた女性客はファンだったようで、上映中ちょくちょく声にならない声で興奮のため息をついてました。「ここ、ファンなら興奮ポイントなんだろうなあ」と、他人のリアクションをはたで観察しながらも楽しめました。スポックが結構熱い人なのが個人的に好きなポイントです。ただ、キャラクターが多くそれぞれ見せ場は用意されていますが、そのどれもが消化不良気味だったのが残念です。あれ?結局のところ大したことしてなくね?ってところがオーバーに描かれ、そこ大事なとこだろ、ってところがサラっとしてたような・・・(笑)。映像のスケールのでかさは半端ないし、冒険のワクワク感はとても楽しめましたけどね。エンタメ作品として良かったです。
[映画館(字幕)] 7点(2013-08-23 10:55:25)
106.  ジャンゴ 繋がれざる者 《ネタバレ》 
映画館で見たときは正直、面白いけど長すぎ!と思ったものです。最近BDを買って見直してみると、やっぱり長いんだけど、どのシーンもすべて面白い!これは楽しい。一見ダラダラ喋っているように見えても、裏にはキャラクターそれぞれの思惑が隠れていて、とてもスリリングな映画です。キャラクターが皆、嘘や秘密を持っていて、それがうまく物語と絡んでいます。同じ奴隷であるマンディンゴを見捨て、他の奴隷達からも憎まれるシーンなどはとても辛いしエグいところです。しかし、残酷なまでに「演技」することに徹したおかげで、クライマックスの脱出、反撃へと繋がっていくわけです。そしてジャンゴの「演技」ではなく「真意」を理解した男が一人ニヤリと笑う。このシーンが個人的に一番大好きなところです。見てるこっちもニヤリとします。タランティーノの「演技論」がふんだんに盛り込まれていますね(そういう意味ではベン・アフレックの「アルゴ」も似たような話です)。文字通り「演技合戦」が繰り広げられる映画なので、役者たちもとても活き活きしていました。サミュエルの演技を受け、ディカプリオがつられて素で笑ってるようにみえる箇所もあり、見てるこっちもクスクスしてしまいます。激昂したディカプリオが陶器を叩き割って手を怪我するシーンがありましたが、あれはアクシデントで本当に怪我してしまったようです。それでも演技をストップしないディカプリオの役者魂、アッパレ!
[映画館(字幕)] 9点(2013-08-17 12:20:04)
107.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 
公開前から予告編をリピート再生して待ち焦がれていた作品です。巨大ロボと怪獣のドつき合いが見応えたっぷり大満足でした。個人的には平成版「ゴジラvsメカゴジラ」が大好きなので、こういう映画が派手に作られることは素直に嬉しい!日本の作品にオマージュを捧げながらも、日本の量産型アニメが不得意とするパワフルな力感を、魅力的に描いています。 ただ、個人的に不満なところもありました。まず、怪獣が人間たちに負けてしまう(笑)。異星人の斥候として利用されているならば、その部分の物語をもっと見てみたかったです。「ヒックとドラゴン」はそういう部分も本作より短い上映時間でしっかり表現していましたよ。 ・・・とはいえ、「ここをもっとこうしたら・・・」とか「脚本を云々・・・」とか言い出したら、この作品がもともと持っている魅力的な部分も削がれてしまうような気がするので、「パシフィック・リム」は、現状が、完璧!  
[映画館(字幕)] 9点(2013-08-14 01:24:11)
108.  ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 
パニックものとして普通に面白かったです。ハラハラドキドキできました。ゾンビファンの中には「全力疾走で走るゾンビは嫌い!」という人も多いですが、自分は好きですね。筋力をセーブできずに肉が引きちぎれる、なんて描写もあったらなあ、と思います(悪趣味ですか?)。けど、最後の展開はズッコケましたね。これってペプシの宣伝じゃないですか!「家族のために、世界のために頑張るお父さん。そんなブラッド・ピットさんが飲んでいるのがこのペプシ・コーラ!ゾンビも群がる美味しさ!ただいまセールで大放出中!」テレ東でやってる青汁の宣伝みたいでしたね。
[映画館(字幕)] 7点(2013-08-11 15:50:54)(笑:2票)
109.  ローン・レンジャー(2013)
中盤はあまりに退屈で、延々とアゴひげを抜きながら観るという不真面目な態度で鑑賞。けれどアクションシーンはさすがヴァービンスキー。荒唐無稽なアクションが楽しかったです。いい塩梅でインチキ臭い冒険活劇になっていると思いました。ラストも好きです。昔懐かしの活劇を現代の映像技術で作ればこうなる、って感じでしょうか。ただ、その点から観ても「パイレーツ」のほうが圧倒的に出来が良かったと思うのでこの点数で・・・。
[映画館(字幕)] 5点(2013-08-05 10:27:10)
110.  ヒックとドラゴン 《ネタバレ》 
自分もこの島に行ってみたいなあ~と思うくらい魅力的な映画でした。ドラゴンと殺し合うのはやっぱり勘弁ですけどね。ファンタジーではあるけれど、現実の世界でも十分教訓になる物語だったと思います。キャラクターも皆魅力的で、特にマッチョな父親が息子を突き放しておきながら、辛そうな表情をみせる瞬間はハッとさせられました。脚本もよくできていて、映画ファンが嫌う説明セリフを、違和感なく受け止められるよう工夫されています。ヒックとトゥースが友情を深めていく過程を描きながら、ドラゴンの習性を学び、訓練でも活躍。そして空を飛ぶリハビリも進めていくという、一度の展開で二つも三つも意味が込められていて、なかなかよく出来てますね。飛翔シーンも理屈抜きで爽快感たっぷり。最後の悪役については、あくあで象徴として悪役であって、都合の悪いものをすべて押し付けたようなご都合キャラではないと思っています(「ラプンツェル」に登場する母親も、個人的には同じだと思ってます)。最後のペット発言には「ギョ」っとしましたけどね。この辺は続編のテーマになったりするのかな?今から楽しみです。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2013-07-24 11:03:14)(良:1票)
111.  真夏の方程式
個人的に「容疑者Xの献身」は大嫌いな映画だったんだけど、前作よりは随分楽しんで観ることができました。夏の空気感が伝わってくる映像や、役者の演技、ペットボトルロケットで実験するワクワク感、そして所々ハッとさせられる編集など、見所は沢山でした。TVドラマの映画化でここまでシッカリしてる映画は初めて観ました。とくにペットボトルロケットのくだりは良かった~。自分も、子供の時に親父と一緒に試行錯誤しながら飛ばした思い出が蘇ってきて、感動倍増でした。湯川の主義、心情も伝わってきました。最後に一瞬映る調査船にもハッとさせられます。ただ、事件の真相は「容疑者Xの献身」同様、あまり共感できるものではなかったです。「家族のため、大切な人のため」と言いつつも、裏を返せばただの身勝手としか感じられませんでした。極論ですが、つい最近、人を殺して「けじめつけてきます!」と言い残し自主したヤツがいましたが、あれに似た気持ち悪さがあります。美談のように描いてますが、やってることは結構エグいと思います。
[映画館(字幕)] 6点(2013-07-23 11:47:44)(良:1票)
112.  武士の家計簿
黒澤明が好きそうな題材ですねえ。同時期に仲代達矢主演の「切腹」を鑑賞していたせいか、とても対照的な物語だなあ、と感じました。「武士道」という前提の価値観を持ちつつ、どう自分らしく生きていくか、考えさせられます。幕末から明治にかけて、日本が歴史上もっとも劇的な変化を経験し、価値観がひっくりかえるような世の中、大事なものって何だろうか。現代でも生き方のヒントになるような物語だったと思います。娯楽映画としての面白みは正直言って弱かったけど、原作の新書と合わせて観るのがいいと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2013-07-14 12:21:14)(良:2票)
113.  おおかみこどもの雨と雪
最近の邦画は、「美しくないもの」は描きません。血はもちろん汗も流さないし、息が切れることも稀です。子供だってゲロ吐きません。人間だけでなく自然を描くときだって、イモムシやらヤモリやら死んだ小動物の骨なんてのは描かない。 この映画はそういう実写ですら撮らないような生々しさや生活感を徹底的に描いています。それだけでも好感が持てる作品でした。これでもまだ「キレイ」に描いてるほうだとは思いますけど、十分力作ですね。 どうして実写映画でこういうアプローチをする作品が少ないのだろう。ただ畑を映しても美しいとは思いにくいからかなあ? 劇的な事件といえば、父親が死んでしまう、ということくらい。「おおかみこども」という特殊な設定ですが、描かれているのは基本、人間誰でも経験するような生活の一場面。それでもこんなに豊かな映画になるんですね。逆に、自分の実生活が本当に豊かと言えるだろうか・・・とちょっと考えちゃいました。ただ大雨が降るというだけで、なんだか感動してしまいます。一昔前の角川映画の雰囲気が見事に漂っていて、懐かしい感じもする映画でした。
[映画館(邦画)] 7点(2013-07-14 02:46:52)(良:1票)
114.  ブルーバレンタイン
普通なら映画になりにくそうな2つの年代のドラマが、交互に展開することで反響しながら面白さが増していく、そんな映画でした。  自分にとっては、若いカップルがイチャイチャしつつ愛を深めていくのを見せられても、「エエ、よろしいですねえ」と他人事。 けれど、冷め切った中年時代も同時に描かれるので、まるでサスペンス映画のようなドキドキがありました。物語が進むにつれて2人の状況の全体が次第に明らかになっていくのも巧~い。  自分には彼女も居ないし結婚もしてないし(汗)もちろん子供なんていないけど、後半に行くにつれ、より感情移入させられました。  2人の喧嘩のシーンは、見てるこっちも一緒にイライラ。何度もDVDを一時停止!冷静になるまで画面の前を行ったり来たりして「フンガー」と息を整えました(ゴリラか)。興奮→一時停止→クールダウン→再生→興奮を何度も繰り返し、随分時間をかけて鑑賞することになりました。これ映画館で観てたら絶対 悶え死にします!  最後は壊滅的な状況になってしまいますが、それでもまだ描かれていない「この先の物語」があるはずだから、そこに希望を託したいですね。でないと人生お先真っ暗。たとえ輝いているのが過去の思い出だけでも、それがこの先を明るく照らしてくれるといいんですけどねえ。
[DVD(字幕)] 8点(2013-07-13 03:50:52)
115.  モンスターズ・ユニバーシティ 《ネタバレ》 
「いい大学に入ってリア充になって、いい会社に入ってやりたい仕事をやるのが勝ち組」という価値観は、日本でも今だに根強いし、就活に行き詰まって自殺する者がいる現状です。1度や2度の失敗で「人生オワタ」と思ってるヤツは、この映画でも観て勉強しなはれ!と思いますね。  面白かったのは、不正を働いてしまうのが主人公サイドだということ。大抵、意地悪なライバルや学長が仕掛けてくるのがベタですが、彼らは主人公たちにつらく当たるものの不正まではしません、あくまで勝負はフェア。問題は自分自身の欠点とどう向き合うか、自分との戦い。この辺が「学生」という特殊なシチュエーションならではだなあ、と思いました。  ちょっと気になったのは「電源の切られたドアを人間界側から開ける方法」がクライマックスで唐突に紹介されること。ちょっと無理矢理に感じます。それだったら、怖がらせ学部追放後の、つまらない教授の講義の中で話していたとかで伏線を張ってもよかったのでは。そうすれば、一見地味な学部の詰まらない勉強でも、大事なことはあると描けたような気がします。  けどそれも些細な事。ラストは、狭いコミュニティにとらわれなかった主人公たちが、後にモンスター社会の価値観をひっくり返すイノベーションを巻き起こすんだ、と思うと、ゾクゾクせずにはいられません。 ルールは守らないといけないけれど、夢への道にルールはないのだ。
[映画館(字幕)] 8点(2013-07-08 03:19:04)(良:2票)
116.  ワイルド・スピード/EURO MISSION
もはやシリーズのどれを観てどれを観てないかよくわからないまま鑑賞。ド派手なアクションものの割りに、世界観が一貫したまま長く続いている珍しいシリーズですね。ただ、ドラマパートは割としっかり観てたんですが、アクションシーンになると途端に詰まらなくなって、正直眠気に襲われました(普通逆だよなあ・・・)。とりあえず敵と出会えばボコボコの殴り合いなので、単調に感じてしまいました。尋問シーンもすべて力づくだったので、もうちょっと頭使っても良かったのでは・・・。ザ・ロック師匠の筋肉ムンムン戦略には笑っちゃいましたけどね。男性脇役キャラたちがコメディリリーフ的でそこは好きでした。
[映画館(字幕)] 6点(2013-07-07 11:30:44)(良:1票)
117.  レンタネコ
「ギスギスした日常からちょっと離れて、この映画でも見てほっこりしてくださいな」という映画なんだろうけど、自分には現実舐め過ぎなように感じちゃいました。レンタネコ屋はまあいいとして、「副業」としてやってる仕事のいい加減なことといったら。株も音楽制作も占い師も、片手間でテキトーにやって金がもらえる仕事だとでも言いたいんでしょうか。だったら監督さん、株とか音楽制作とか占い師で金を稼いで、映画は500円で公開とかしてくださいよ。人の仕事をバカにするような真似してたらいずれ自分の首を絞めることになりかねませんよ。
[DVD(字幕)] 1点(2013-07-06 11:39:28)(良:1票)
118.  ハングオーバー!!! 最後の反省会 《ネタバレ》 
もはやチャウが主役だなあ。1作目から思い出してみれば、よくあのキャラがここまで膨らんだなあ、と思います。前2作とはまったく別パターンの物語で、もはや「二日酔い」ではなくなってますね。早い段階で、なぜ主人公たちがトラブルに巻き込まれるのかがすべて説明されるのはマイナスだったと思います。事情も分からないままチャウを捕まえることを命じられ、チャウを追いながらトラブルの原因が次第に分かってくる、という展開のほうが面白かったし、「ハングオーバー」らしい物語になったんじゃないかなあと思います。まだ明かされていないパート1、2での大失敗があった!というようなお話になりきってなかったですね。あと、死人(動物含む)が出てしまうのもモヤモヤが残ります。主人公たちが殺したわけじゃなくても、目の前で殺人を目撃してしまったら、もう以前のような能天気には戻れないのでは?これでは皆で楽しく旨い酒は飲めないでしょう。・・・と、ここまで割と批判的に書いてきましたが、映画館で観てる最中は結講声を出して笑ってしまうシーンも多く、劇場全体が楽しいムードでよかったです。一応これが完結編ってことで、最後はしっかりキメてくれました。
[映画館(字幕)] 7点(2013-07-06 09:50:50)
119.  アフター・アース
映画を観た直後の自分の感情を言葉で言い表せない(笑)。かなり退屈だったんだけど、クライマックスの怪物との戦いは、それだけでも胸が熱くなる展開で、そこは結講好きでした。映画を観終わってから数日たってふと思ったんですが、これってSF版「ライフ・オブ・パイ」・・・ってことでいいんでしょうか(笑)。「恐怖に反応して襲ってくる怪物」って、「ライフ~」でいうところのトラと同じ存在ではないかな、と。他にも色々動物出てくるし、船に揺られながら朦朧として幻覚(?)を見る場面もあるし(適当~)。そう思ってみれば、結講深みのある物語だったと思わなくもない・・・・・・か? 「ライフ~」をじっくり堪能しきってから見ればより楽しめるかもしれないし、逆にショボさが際立つかもしれません。どうすりゃいいんだ~。 ティムバートンも「猿の惑星」とか撮っちゃったことあるし、シャマランも今後ブレイクスルーがあるといいですね~。
[映画館(字幕)] 6点(2013-07-02 10:12:34)
120.  ジャッジ・ドレッド(2012) 《ネタバレ》 
スタローン版を子どもの時に観ています。トホホ映画ですが、なんやかんや言って嫌いじゃないです。内容は全く覚えてないですけどね。ホバーバイクがカッコ良かったなあ。DVDは絶版だそうで。ほんの十数年前の作品なのに難儀なもんです。 そして今回の新作。やってることは「ザ・レイド」とほぼ同じ。けれど「パクリじゃねえか!」と腹を立てることもなく、楽しむことができました。 低予算なのは伝わって来ますが、色々工夫して世界観を表現していたと思います。 現代の町並みに極端に巨大なメカメカしいビル。ビジュアル面は描きつつ、館内アナウンスのセリフで「死体の再利用処理」とか、「フードコートはあと30分で再開予定です」など、ダークな世界観を想像させてくれます。セリフだけならお金も掛からないですしね。 超能力設定は、安易なご都合主義にならないバランスで物語に活かされているし、スローモーション映像も、「特殊なドラッグ」という設定があるだけで随分変わって見えます。 クライマックスでもスローモーション映像になりますが、ここで、この世界に住む善良な人々をじっくり映したら良かったんじゃないかな?と思いました。 今まで鑑みもしなかった、普通だったら一瞬で通り過ぎて行く風景。そこで必死に生きている、悪党どもが傷つけてきた普通の人々。悪党が死に際、スーパースローでそんな光景を見せられたら、正気じゃいられないかも。そんなクライマックスなら泣いちゃうなオレ。勝手に妄想して勝手に感動しちゃった。 
[映画館(字幕)] 8点(2013-06-28 03:15:45)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS