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poppoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 363
性別 女性
自己紹介 とにかく毎日忙しい、とか言ってなかなか映画を観ないと、観たい映画リストがどんどん長くなっていく。
このまんまじゃ死ぬまでに間に合わなくなっちゃうから、とにかくどんどん観ようっと。

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101.  タクシードライバー(1976) 《ネタバレ》 
トラヴィスを演じるデニーロの演技が素晴らしい。 孤独な魂が狂気を養っていく様が、非常にリアル。 「漠然とした毎日が長い鎖のように続く」という台詞通り、全編に漂うやりきれなさを、けだるいサックスが増幅する。 ベトナム帰還兵という設定だが、現代社会にも通じる普遍的なテーマで、今日の若者の中にもトラヴィスに共鳴する者もいるであろうことは近年の事件をみれば明らかだ。 ラストのデニーロの表情は、再びこの街から排除するべき「汚物」を見つけたのではないかと思う。 歪んだ正義感に駆られた彼は、もうベッツィの愛を必要としない。 しかしそれは、彼女に振られた時よりももっと孤独が深くなっただけのような気がする。
[DVD(字幕)] 8点(2011-08-12 16:45:58)
102.  オーケストラ!
国家に誇りと音楽を奪われた芸術家たちが、パリでふたたび演奏するまでのお話なのだが、真面目な日本人としては、パリに着いてからの演奏家たちのドタバタぶりがどうも笑えない。 やる気あるの?音楽家としての誇りはないの?リハーサルなしでできるもんなのか??と、イライラさえしてしまう。 しかし「アンヌ=マリーのために」この一言で、集まった楽団員たちの演奏シーンですべてが氷解する。 ジャケの正体を知らない彼らにとって、彼らのチャイコフスキーは奪われたままだったのだ。 本番で彼女の演奏を聴いた彼らはすべてを悟り、そして、チャイコフスキーの調べに乗せてすべての謎が解けるという怒涛の展開。 このラストの演奏シーンは圧巻。 楽団員たちがロランを見て交わし合う視線と力強い演奏は、圧倒的な説得力を持って観客をねじ伏せる。 ねじ伏せられた私は、チャイコフスキー協奏曲の完結に立ち会い、これ以上ない幸福感を味わった。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2011-08-12 09:44:01)
103.  16ブロック 《ネタバレ》 
これといって目を引くアクションや派手なドンパチはないけれど、きっちり緊迫感を保つ巧みな演出と、ブルース・ウィリス×デイビッド・モースというコンビの妙で、最後まで一気に魅せられます。 ニューヨークの街中の16ブロックという限られたフィールドをタイムリミットまでに、とテンポ良く進む物語が良いし、なんといってもアクションスターのオーラを消したブルース・ウィリスが演じるくたびれた刑事は、なんだかとてもセクシーで私の好み。どストライク。 今どきのサスペンスなら、モス・デフ演じるエディが実は一番の悪人で…なんて捻ったオチもありがちですが、そうはならない後味の良さもいい。 思いがけず「いい映画見つけちゃった♪」と鼻歌がでる1本でした。
[DVD(字幕)] 8点(2011-05-23 16:51:24)(良:1票)
104.  佐賀のがばいばあちゃん
「こんな時、ばあちゃんはこう言った」というエピソードを積み重ねている作品で、ドラマとしての盛り上がりや起承転結があるわけではないんだけれど、こういう散文的な素朴なつくりは、ほのぼのとしたこのお話には非常に合っているように思えた。 よくよく考えたらかなり悲惨な幼少期だったわけだけれど、そういう中から宝のようなおばあちゃんの言葉をきっちえい胸に刻んだ洋七少年はすごいな、とただ感心してしまった。 温かい周囲の人々のエピソードと、貧乏していても誇り高いばあちゃんにホロリ。
[地上波(邦画)] 8点(2011-05-23 12:30:07)
105.  HACHI/約束の犬
元ネタも十分すぎるほど知っている。 狂おしいほど犬好きな私は、山城新伍が苦手だと言いながらも大泣きし「映画の出来不出来などどうでもいい」とまで言い切ってしまった。 そうした反省を踏まえて今回は冷静に鑑賞するべく、本作に臨んだ(大げさ)。 ところが、ハルストレムはやってくれた。 想像していなかった「ハチ視点の映像」により、相当早い段階でギブアップ。 ってか、遠い異国で迷子になるハチを見ただけでグロッキー状態。バカじゃないか、あたし。 素直に感動できるのは、欲張らず、奇をてらわず、小さな出来事を丁寧に積み重ねていくハルストレム監督の抑えた演出のたまもの。 やっぱりうまい。
[地上波(吹替)] 8点(2010-09-25 10:31:41)
106.  日本の黒い夏 冤罪
面白いか面白くないか、と言ったら面白くない。 上手いか上手くないか、と言ったら上手くない。 しかし、撮りたいこと、伝えたいことが、こうも熱く明確な作品には、心を動かされずにはいられないものだ。 愚直で真っ正直な作風が、監督の清廉な人柄を伺わせる。 そしてその「志」が、作品の品格を高めているのだと、私は思う。 
[映画館(邦画)] 8点(2009-07-25 08:55:39)(良:1票)
107.  ビッグ・フィッシュ
最高でも最低でもない大多数のごく平凡な人間に許されているのは「自分の人生をどう語るのか」ということ。  奇想天外なエピソードが満載の父親の語る人生は、本当に輝いていて、それそのものが「人生とは生きるに足る素晴らしいモノだ」という息子へのメッセージだったのではないだろうか。   全編を包む幻想的な映像は、さすがティム・バートン。シンメトリックな構図といい、独特の色彩美といい、思いっきりその世界観を堪能した。  この監督独特のシニカルな視点から来る毒気のようなものもわたしは大好きだが、本作では身をひそめており、優しく温かな作品になっている。   それにしてもこのお父さん、徴兵にしろ、セールスにしろ、たくさんあった筈の辛くしんどいハナシなんかひとっつもしないで、みんなを楽しませるハードボイルドっぷりに、わたしは心底惚れました。  
[DVD(字幕)] 8点(2009-03-30 17:01:20)
108.  ベンジャミン・バトン/数奇な人生
荒唐無稽な設定の主人公の人生を淡々と描いた、ありきたりともいえる3時間近い物語を飽きさせないフィンチャーの演出力に、まず拍手。 決して派手ではないが、絵画的なフィンチャーの映像は、この長くて静かな作品に非常に合っていたように思う。 主演ふたりの幅広い年齢の変化を、違和感無く見せたCG技術にも驚嘆したし、背中のシミやたるみで老いていくヒロインの姿を描くなんてのは、残酷だけど、うまいなぁと感じ入った。  お互いの人生の中で外見上最も自然にいられるほんの数年間を一緒に暮らし、今の自分たちの姿を目に焼き付けておきたいと鏡の前で寄り添うふたりの姿は、哀しいけれど「愛であれ、モノであれ、永遠はナイのだ」ということを知っている世代のわたしには、胸に迫るものがあった。  それにしても、ブラッド・ピットの若く美しい姿が少なすぎ。 無残な老人姿のブラピを眺めながら「ああ、早く若くなって~」と切望したのはわたしだけじゃなかったハズ(笑) 
[映画館(字幕)] 8点(2009-03-16 07:20:03)(良:1票)
109.  プリティ・リーグ
キャッチボールのこぼれ球を見事な強肩で投げ返す黒人女性。 彼女は驚く選手達に、得意げに微笑む。 まだ、黒人が白人と共にプレイすることが許されなかった時代であることを、こんなにサラリとしたエピソードで示すこの監督が好き。 このいただけない邦題の野球映画は、スポコンでもあり、コメディでもあり、痛快なエンターテイメントであると同時に、奔放に生きることが難しかった頃の女性を、女性監督ならではの視点で丁寧に描いている、実は秀逸な人間ドラマ。 ジーナ・デイビスは思わず惚れてしまうくらいカッコよく、この役のために10キロ以上太ったというトム・ハンクスは、抑えた演技で上手いのひとこと。 マドンナもこの映画ではとってもキュートです。 ラスト、現在の彼女達の勇ましくも達者なプレイ姿には、どんな人でも元気をもらえるはず。 
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-09-13 13:40:52)(良:1票)
110.  あの子を探して
いい映画だった。たった13歳の少女が「退学者がでなければ賃金に10元上乗せ」という条件を満たすために、必死で生徒を連れ戻しに行く、という身も蓋もないシチュエーションだが、豊かさが当たり前になってしまった日本と違って、生きるためにお金を切実に必要としているヒロインの行動には、偽善臭さが全くなくて、私にはそれがむしろ健全で爽やかにすら映った。 色とりどりのチョークで黒板に書かれた子供達の文字に、驚異の発展をとげつつあるこの国の大きな希望を見た気がする。
8点(2004-08-06 13:50:40)(良:1票)
111.  告発
冒頭から繰り返されるショッキングな暴力シーンに圧倒された。 実に見ごたえがあり、最後まで食い入るように観たが…、本作が実話である以上、裁判の内容、結果ともに腑に落ちない点が多々あり、それが非常に後味の悪さを残すのが残念。 ヘンリーはなぜ、告発した、つまり敵とも言えるアルカトラズ刑務所へ再度収容されたのか、みすみすそのような審判が下されたのなら、あるまじき事実だ。 映画ではただ「死んだ」としているが(記録では自殺とされているらしい)、戻った刑務所で何が彼の身に起こったのか、極めて曖昧で気になる。 アルカトラズ刑務所を閉鎖に追い込んだとは言うものの、実際の裁判は1941年で、刑務所の閉鎖はそれから実に22年の歳月を経てのことだ。 とは言え、これは映画であり、ドキュメンタリーではない。 そのような不満を補って余りあるケビン・ベーコンら役者の熱演には、拍手をおくりたい。
8点(2004-05-18 16:25:13)
112.  何がジェーンに起ったか?
こりゃあ恐ろしい。 とてもじゃないが、耐えられず、途中2回ほどDVDを停止した。(←邪道) 何が恐ろしいといって、ベティ・デイビスの鬼気迫る怪演、それを引き立てるジョーン・クロフォードの抑えた演技。 暴力的なシーンより、猫なで声で姉を労わるシーンや恍惚としてダンスをするシーンの方がよほど恐ろしい。忘れられぬ過去の栄光にしがみつき、過剰な化粧で可愛い表情を作る老婆のおぞましさはこの世のものとは思えない。 ラストのオチは、前半の母とブランチの会話で、予測可能だが、ここでも繰り広げられるジェーンの完全に逝ってしまった姿を、開放感溢れる健全そのものの海と共に映し出す俯瞰のカメラが、なんとも言えない醒めた哀切を醸しだしている。 アカデミー女優ベティ・デイビスの役者魂、恐るべし。
8点(2004-05-18 13:24:54)(良:1票)
113.  わんわん物語(1955)
まだ子ども達が小さかった頃、これを観てアメリカン・コッカ・スパニエルがどうしても欲しかった。 しかし実際はアイフルのCMのように、チワワにみつめられ、今では我が家はチワワパラダイスとなっている。 今でも、実は未練たっぷりではあるが、これも縁なので仕方ない。 スパゲッテイのキスシーンは、レディとトランプの愛らしさもさることながら、恋人達のために歌ってくれているコックも粋で好きだなぁ。
8点(2004-05-11 18:34:28)
114.  ペット・セメタリー(1989)
万が一娘にもしものことがあったなら…。 たとえ、どんな報いが待っていようとも、私はきっと、たったひと目、動いているその子に会うためだけに、主人公と同じ愚を犯すに違いない。 これは、この世で一番悲しいホラー映画だ。
8点(2004-04-30 17:44:31)
115.  ブラザー・ベア
まだ幼い、甥っ子たちを連れて吹き替え版で鑑賞。 母親と会えると信じているおませなコーダが可愛くて、いじらしくて、切なくて一人で大泣き。ストーリーもなかなか深い。 報復誓う人間と熊との関係は、そのまま国家や民族の対立する姿。 これは、この神話のようなお話しを、私たちの現実社会で起きている現象に当てはめ、報復はやめよう、相手を理解しよう、と優しく語りかけている反戦映画なのだと思う。 遠い異国で言葉も通じぬ、風習も価値観も私たちとは異なる人々も、私たちと同じように誰かを愛したり、ささやかな幸せを感じたり、泣いたり、笑いあったりして、一生懸命生きている、という当たり前の、しかし、忘れがちなことに気付かせてくれる。良作。
8点(2004-04-30 14:20:04)
116.  ダイ・ハード
グリーンベレーやターミネーターとかぢゃない血肉の通った「等身大の人間」が、地球を救ったり社会正義のためぢゃなく「妻を助ける」ために、嫌々ながら戦う。という斬新な設定と、限定されたフィールドからなる緊張感、よく練られた脚本。 文句なしに楽しめる快作。
8点(2004-04-30 13:30:28)(良:2票)
117.  紳士協定
「差別」この人間社会における普遍のテーマに対して、真っ向から取り組み、差別の構図に肉薄した、骨太な社会派映画である。私の心に深く残っている作品だ。 「差別的な行為を傍観することはそれに荷担したことになる」本作の中でグレゴリー・ペック演じるフィルは言う。 至極尤もで反論の余地などない。 しかし、このような「正義」を振りかざすことは、また次の争いや差別の種になるということも、一方で悲しい現実であるということは言えないだろうか。争いは常に正義と正義のぶつかり合いである。 「差別」の原因・背景については掘り下げることがなかったという点もやや残念だ。 とはいえ、先述したように、決して浅はかなものにはなっていない。 この難しいテーマを、極めて真面目に誠意をもって取り組んだ本作を、私は称えたいと思う。 翻って、この素晴らしい作品を観て、カザンの生涯を思うとき、あらためて思うのだった。「正義とは自分の良心にこそ、突きつけるものだ」と。 
8点(2004-04-20 16:59:10)(良:2票)
118.  奇跡の海
『ダンサー』に続き本作を観て、トリアー監督が描きたいものの本質が「無垢な魂」であることに気付いた。 「無垢な魂」は身を守る術を持たない。「無垢な魂」は妥協により周囲と調和する術を持たない。それ故、頑迷なまでに愛を貫く。 しかしそれに触れる、汚れてしまった私はたまったものではない。 「常識」「道徳」「協調」「理性」「良識」といった、大人が持つべきとされる観念を真っ向から否定されたような嫌な気分だ。 監督はまた、そうした「大人の良識」も時として残酷に人を裁いていることを、教会を中心としたコミュニティを描くことで突きつけている。 個人的には、ハンディカメラによる撮影の手ぶれや、編集のジャンプカット、甘いフォーカスなどは、どうも気になる。こうした手法が生々しさを生んでいる面があることは否定しないが、ダンサーでも書いたとおり、撮影者の存在を強く感じさせるというマイナス面もある。 また、真に無垢な魂は、世間と相反する形でしか存在し得ないのか、疑問を覚えるし、ラストでこの残酷な物語をファンタジーに帰着させるというのもやや安易に感じる。 とはいうものの「無垢な魂」に触れた感動に涙を流すか、「理性なき愛の形」に嫌悪を催すか、いずれにせよ私たち観客が目を背けることを許さない吸引力のある映像に、この監督の並々ならぬ力量を感じる。
[ビデオ(字幕)] 8点(2004-04-20 15:07:31)(良:2票)
119.  シックス・センス
この手の映画を観ると、いつも自分が愚鈍であることに感謝する。最後までオチは読めず、したがって非常に楽しめた。オスメント君の巧みな演技のおかげで充分すぎるほど恐怖も味わえたし、親子の愛、夫婦の愛にもホロリとさせられた。 ホラーの要素と、ヒューマンドラマの調和も完璧で、冷え冷えとした画も良い。秀作。
8点(2004-04-05 18:11:43)
120.  セント・オブ・ウーマン/夢の香り
偏屈で、誇り高い、孤独な退役軍人役に、ひとクセあるパチーノの演技が見事にはまっていて、鮮烈な印象を放っている。非常に繊細な役どころを完全に演じた納得のオスカーだ。 対して青年役のクリス・オドネルの演技も瑞々しくて、いいコントラストとなっている。 印象的なシーン満載の本作だが、ラスト、少しくたびれた背中が実に雄弁に「人生」を語っているパチーノの演技はことに心に焼き付いている。
8点(2003-12-24 13:49:23)
020.55%
161.65%
2123.31%
3154.13%
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