101. ターゲット(1985)
普段はあまり会うことも無い父子(ジーンハックマンとマットディロン)。母親が出張に出たのをきっかけに、二人で久しぶりに水入らずで湖に釣りに出かける…。この冒頭を見て、面白そうなホームドラマだと期待してしまいました。しかしその後一転、スパイ映画に…。それはそれで面白かったんですが、あのままのホームドラマ的展開が見てみたかったです。 6点(2004-01-15 17:14:21) |
102. ペイ・フォワード/可能の王国
見終えたすぐ後は、ペイフォワードごっこしたくなりますが、実行に移す勇気もなく…。面白いアイデアだと思うんですが、先生とママさんがくっつく・くっつかない、を延々やっている辺りから少し退屈になってきました。ジムカヴィーゼルが橋で女性に言うセリフがこの映画の主題らしいのですが、「他人のために何かをすることで、自分の存在を肯定できるんですよ!」ということなんでしょうか。また邦訳の“次へ渡せ”にはかなりの無理矢理感が…。もっといい訳なかったんかな~。思い切って『いいことゲーム』とか。 4点(2004-01-06 09:06:42) |
103. 生きてこそ
希望を捨てずに生きようとする彼らの姿がとにかく印象的です。ラスト、家族との再会の場面も描かずに、彼らを悲惨な目に合わせた、美しいアンデスの雪山とそこにかかる『アヴェ・マリア』…。涙が流れました。彼らの家族たちの心配している場面を描かずに、ひたすら彼らを撮り続けるので、緊張のしっぱなしでした。カトリック色が強いですが、それほど違和感は感じませんでした。 8点(2004-01-06 08:53:56) |
104. レナードの朝
涙涙涙…。患者の一人が劇中奏でるピアノの旋律が、切なさを上手く演出していてそこでまた涙…。「自分は不幸」と思っているときに見ると、「まだまだ自分なんか」という気にさせられます。数年前、日本でも同じような事例が起きたとニュースで見た記憶があるのですが、その人が今どうなっているのかが気になります…。 8点(2004-01-06 08:42:21) |
105. メッセージ・イン・ア・ボトル
内容がありきたりでも好きな作品、というのはあるのですがこれはつまらなかったです。ケビンコスナーは『ボディ・ガード』あたりから“俺を格好よく撮れ!”オーラがでている感じがして、格好いい役をやっていても一歩引いて見てしまいます。ポールじいちゃんは好き。 3点(2004-01-06 08:33:05) |
106. モリー先生との火曜日<TVM>
コメディ作品の多いジャックレモンがシリアスな役を演じているのにも驚きましたが、それ以上に『バード・ケージ』での役どころが印象に残っていたハンクアザリアの両作品のギャップがすごかったです。『老い』『死』がテーマでジーンとくる感動作ですが、インパクトが弱いというか、すぐに忘れてしまうような感じも…。原作の紹介がDVDの中でされていたので、是非読んでみたくなりました。 6点(2004-01-06 08:21:43) |
107. 幸せはパリで
ジャックレモンが感傷的な恋の話を演じているのが珍しかったです。所々にクスリと笑わせてくれる場面もありますが、基本はやはりシリアスで、彼らしくなく意外でした。原題は「エイプリル・フール」ですが、音楽や雰囲気からすると、秋がピッタリの作品だと思います。ムード音楽が似合うこぢんまりとした恋愛映画です。 5点(2003-12-27 18:17:46) |
108. オスカー・ワイルド
とても耽美的な雰囲気が出ていて、作家の知られざる禁断の生活を、うまく描いていたと思います。ブ男に見えるオスカーがなぜあんなにもてるのかが不思議でしたが、持つべきものは容姿より才能なのかと考えさせられました。 5点(2003-12-27 18:08:14) |
109. プリティ・リーグ
思い返してみるとしみじみとしてて、いい話なんですが…。当時は軽いノリのコメディを期待して見たので、ちょっと物足りなく感じました。 5点(2003-12-27 17:58:40) |
110. 三つ数えろ
複雑でわかりづらいストーリーが最大の問題でした。ビデオで何回見直してもまだスンナリ理解できないのに、公開当時映画館で見た人たちはどう思ったか…。主演二人に大して思いいれもないので、本当に頭のこんがらがっただけの作品でした。 3点(2003-12-27 17:01:13) |
111. マイケル・コリンズ
派手さがなく、個人的には少し眠くなったけれど、地味ながらもしっかり作られている作品だと思います。スパイ、裏切り、内戦、暗殺…と重厚感に満ちていて、見終わった後少し疲れました。歴史の教科書的な作品だと思います。全体的に青みがかった色彩が印象に残っています。ジュリアロバーツがちょっと浮いているような…。彼女をめぐるやりとりも余分だったように感じます。 4点(2003-12-27 16:10:10) |
112. オードリー・ヘップバーンの モンテカルロへ行こう
『ローマの休日』で一躍有名になる前の彼女の出演作。タイトル通り、それが売りの作品なのですが…。なんと彼女は劇中4回しか登場しません。後に残ったのはミュージカル風のやかましいドタバタ劇のみ。真相を中々理解しない出演者たちにはイライラしました。正直、タイトルにつられて見てしまったことを後悔しました。 2点(2003-12-20 03:46:44) |
113. 家路(2001)
会話している人を直接映さなかったりする、独特のカメラワークが印象的です。ストーリは難解な部分があり、祖父と孫のふれあいを描いた感動的なものを期待すると、がっかりすると思います。『老い』をひたすらリアルに描いた作品です。自分には難解で少しついていけませんでした。 2点(2003-12-20 03:38:30) |
114. アンドレ/海から来た天使
動物モノ、子供モノ、家族モノとしてはキチンと完成している作品です。ただ大人が一人で見ると、何かむなしいものが込み上げてきます…。 3点(2003-12-20 03:29:35) |
115. 風が吹くまま
何か有名な映画の賞を受賞した、とてもシュールな作品です。けれど普通の人が見たらすぐ眠ってしまうと思います。話は進まない、会話はほとんど独り言(の様)、美しい景色…。深いテーマが潜んでいるのだとは思いますが、我慢して最後まで見ても、何が言いたかったのか分からない可能性が高いです。とにかく眠くなること必至。安眠を保証します。 2点(2003-12-20 03:16:10) |
116. 騎兵隊
南北戦争が舞台ながら、物語は比較的淡々と地味目に進みます。既にジョンウェイン&ジョンフォードコンビの作品を他にも見ていたからか、ちょっとマンネリ感は否めませんでした。一応少佐と医師の対立から和解に至る友情物語や、捕虜となった女性との衝突なども描かれているのですが、やはりどこかパッとしませんでした。西部劇が好きな人は楽しめるかもしれません。 3点(2003-12-20 02:45:36) |
117. ハムナプトラ/失われた砂漠の都
冒険モノは好きですが、これはなぜかちょっと物足りなく感じました。単純な宝探しで終わらないのは良いと思うんですが、いかんせん色々なものを詰め込みすぎのような感じがします。肝心の冒険が始まるまでが長い気がするし、敵も何組もいてややこしかったと思います。虫の場面も気持悪かったです。 4点(2003-12-18 02:48:58) |
118. 大いなる遺産(1998)
静かな町の古びた屋敷での場面がとても神秘的でした。あまり作品全体にはテーマらしきテーマがなかったように感じ、最後は「で?」と思ってしまいました。終盤でのデニーロによるネタバレの場面は「泣くのはここです!」みたいに感じられて少々引きながら見ました。終始不思議ちゃんぶってる彼女にもちょっとイライラ…。 4点(2003-12-18 02:28:46) |
119. コンタクト
静かでゆっくりとしていて、どこか神秘的な映画でした。宇宙に宗教というテーマも加わっているのが難解ながら新鮮でした。二人の恋愛はもうちょっと抑え目にして欲しかったです(そこがアメリカらしいといえばそれまでなんですが…)。日本で彼女の泊まる部屋に鏡餅があるのには、もう涙が…。 6点(2003-12-18 02:22:21)(笑:1票) |
120. グラディエーター
正義と悪がハッキリしているので単純といえば単純な作品ですが、古代ローマの壮大さが伝わり、とても迫力と勢いに満ちていました。要所要所で盛り上がるシーンがあり、飽きさせられることもなく見られました。ただ主人公があくまで共和制にこだわるのは、ちょっとアメリカのプロパガンダが入っているのでは…と少し違和感を感じました。 6点(2003-12-18 02:11:29) |