101. マイ・ドッグ・スキップ
家庭犬と人間の触れ合いを描いた作品の中では、一番の出来だと思います。淡々とした語り口がいいですね。私は、犬ものと親子の情愛ものには弱いです。 8点(2003-12-07 20:20:34) |
102. キャッツ&ドッグス
動物病院ではよくポスターを見かけましたが、それ以外では殆どプロモーションしてなかったのではないでしょうか。動物好きをターゲットにした割には、猫が極端に残虐非道に描かれていて、笑えます。犬好きなら最後は感動できるかもしれません。個人的は、主演のビーグルがかわいかったのでお腹一杯幸せ一杯でした。 7点(2003-12-07 19:53:47) |
103. 砂の器
高校の時、社会科の先生が映画好きで、授業を潰してたまに映画を見せてくれました。その時に観た映画はどれも良かったのですが、この映画が一番です。 9点(2003-12-07 10:57:12) |
104. 十二人の怒れる男(1957)
高校の時の社会の先生が映画好きで、授業を潰して観させられました。この映画を観て、映画に対する考え方が変わりました。派手な演出や特撮なんて映画の本質ではなくて、発想と脚本と役者の演技が重要なんですね。 9点(2003-12-07 10:34:41) |
105. 千と千尋の神隠し
映画としてのまとまりもあるし、魅力的な登場人物も多いし、教訓的な話でありながらそれほど説教臭さもないし、非常に良い作品だと思います。しかし、ちょっと話が話が複雑になり過ぎて、それ故に「やっぱりラピュタが最高だった」とか「ナウシカの方が好きだな」という人が後を絶たないのでしょう。監督としてあまりにも名前が売れすぎると色々と難しいですね。 7点(2003-12-07 10:17:59) |
106. もののけ姫
何度観ても難解な映画です。卓越したセンスとか文学性を売りにした映画なら、難解でも消化できるのですが、この映画のように何らかのメッセージがあるのに、スクランブルがかかっていると厄介です。ただし、メッセージを明示的に示しすぎると説得力に欠けるし映画にする意味はありません。それに宮崎監督自身も自分の言いたい事を正確には把握し切れていないのかもしれません。難しいところです。 6点(2003-12-07 10:06:50) |
107. となりのトトロ
トトロは可愛いし、猫バスは夢があって良いですね。しかし、それ以上のものは私には読み取ることができませんでした。 6点(2003-12-07 09:58:49) |
108. 風の谷のナウシカ
原作コミックを基にして続編を作って欲しいと願っているのですが、無理そうですね。映画としても好きな作品ですが、続きがあると判っているとあのラストシーンは中途半端な気がして消化不良です。 6点(2003-12-07 09:52:45) |
109. 紅の豚
豚を主人公にして、さらにその豚が森山周一郎の渋い声でカッコいい台詞をビシビシ決めてしまうなんて。この映画を観てアドリア海で飛行艇に乗りたいと思った人は私だけではないはずです。 9点(2003-12-07 09:45:15) |
110. 天空の城ラピュタ
宮崎監督が「血沸き肉躍る」と形容したそうですが、それ以上の形容詞はありません。面白かったです。 8点(2003-12-07 09:36:49) |
111. 魔女の宅急便(1989)
宮崎アニメの中で一番好きです。どのシーンにも無駄がなく、必然性が感じられるところは、「もののけ姫」以降の作品とは好対照です。脱線ですが、英語吹替版はいただけません。キキの性格が変わってしまったのとユーミンの歌が変わってしまったのはかなり痛いです。この辺りは、海外での大衆受けを狙うべきか、あくまでもオリジナルの作家性を守るべきか議論になりそうです。ちなみに海外でもコアなファンにはオリジナルの方が受けが良いです。 10点(2003-12-07 09:19:28) |
112. 鬼平犯科帳
原作小説の中でも人気の高いエピソード「狐火」「蛇の眼」を基にしたオリジナルストーリーです。作品としては8点を付けたいですが、これ1本では鬼平犯科帳の面白さを網羅的に伝えきれないのでマイナス1点です。 7点(2003-12-07 09:06:37) |
113. 天使の涙
「恋する惑星」を観て高まった期待が大き過ぎて、自分の中では期待外れな印象が残りました。「恋する惑星」は3つのストーリーを2つにカットした作品、「天使の涙」はそのカットされたストーリーを膨らました作品なので、密度が違うのかもしれません。 5点(2003-12-07 04:51:15) |
114. いますぐ抱きしめたい
暴力的な表現が多いは、北野武監督の初期の作品と共通性があって、面白いですね。ただし、映画としては楽しめませんでした。 4点(2003-12-07 04:46:43) |
115. ブエノスアイレス
「恋する惑星」、「天使の涙」とごった煮的なストーリーの作品が続いた後で、一本道で、少々退屈な映画に回帰しました。この映画、ストーリーを追おうと思うと退屈で眠ってしまう危険がありますが、当然ウォン・カーウァイ好きならそんなことはしないでしょう。音楽と雰囲気と主演二人のシリアス且つコミカルな演技を楽しめば良いと思います。同性愛を扱っている事も拍車をかけて、一見さんを受けつけない印象があります。 9点(2003-12-07 04:42:48) |
116. 恋する惑星
《ネタバレ》 テクニックとセンスとユーモアと小細工に徹底的に凝った作品です。しかも前作「欲望の翼」と違って登場人物に血が通っていてストーリーも楽しめます。大仕掛けとしては金城武主演の前編とフェイ・ウォン主演の後編を脈絡もなく接着してしまう斬新さが挙げられますが、全編に散りばめられた小さな仕掛けが見所でしょう。例えば、ぶらぶら揺れる受話器や、パイナップルの缶詰を食べ続ける金城武、何度も石鹸に語りかけるトニー・レオン。何度観ても新しい発見があるという意味では、この作品は映画史の中でも記念碑的だと思います。それとこの映画には、パイナップルの缶詰と一緒で、賞味期限があると思います。私が観たのが21歳の頃ですが、28歳の今の年齢で初めて観たらこれほど良いと思わなかったと思います。もちろん期限は精神年齢でカウントされます。 9点(2003-12-07 04:33:15) |
117. 欲望の翼
何度も観るほど好きな映画で、誰よりもこの映画の良さが判っていると思っていました。しかし実際にコメントを書こうとすると語るべき言葉を持ち合わせていないことに気づいて気持ちが沈んでしまいました。音楽が素晴らしいのは間違いないですが、音楽だけの映画と割り切れるものではありません。皮肉なことに、粗を探すといっぱい出てきます。レスリー・チャンが演じる主人公は身勝手で行動が突飛なため感情移入ができないし、足のない鳥の話だって生活力のないダメ男の妄想みたいで安っぽく見えるし。ウォン・カーウァイの出世作で「どうだ、俺のセンスはすごいだろ」という独り善がりの作風に思えます。でもセンスが本当にすごいので満点。 10点(2003-12-07 04:19:10) |
118. 告発
映画の出来としては、文句のつけようがないくらい良い映画だと思います。ケビン・ベーコンも勿論ですが、官吏の演技もおぞましさ満点で素晴らしいです。一度は観ておきたい映画です。しかし、テーマの扱い方が一本調子なので、もう一度観たいと思わせるような深さはありません。 7点(2003-12-07 04:04:29) |
119. リング2
誰か、企画の段階で止められなかったかなー・・・ 3点(2003-12-07 03:52:22) |
120. らせん
原作は間違いなく面白かったですが、視覚的な怖さがないので確かに映像化が難しい内容ではあります。結局、原作の「設定」に忠実に立ち返ろうとし過ぎて、「怖さ」の演出に失敗してしまったのではないでしょうか。 3点(2003-12-07 03:45:54) |