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 > no_the_war さんの口コミ一覧。6ページ目
no_the_warさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 772
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/no_the_war-since2010/
年齢 42歳
自己紹介 ブログでは文字数気にせずレビューしています。
併せてご覧ください(^っ^)b

こんな僕ですが父になりました。しばらくは子育てで映画どころじゃありません。じゃんじゃん笑投票なりなんなりしてください。

2015年1月、ついに700レビューに届きました。記念すべき700レビュー目は・・・『ゲームセンターCXザムービー』うっかりしてたぜとほほ

2018年、今年は12本映画館で観れました。つきいちペースは健康的。

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101.  ノア 約束の舟 《ネタバレ》 
ノアの考えてることに追いつけなかった。まるで「神」に操られているかのようにわけわからねえことをふるまいだすので、ああ監督の悪い癖が出たなあと思った。赤ちゃんを目の当たりにするっていうだけで、あれだけの固い殺害使命感がコロッと折れてしまうものなのだろうか。人間とは、「神」の言うままに、常人では全く理解できないことすらためらいなく出来ちゃうものだ。そういう側面もひっくるめて人間なんだと思う。だからこの映画は、1周回って人間性の否定ともとれる。まあでもあそこで赤ちゃんを殺害しないほうがいいよねそりゃ。そういう人たちの末裔であるならばちょっと自分を誇っていい。   
[映画館(字幕)] 7点(2014-06-29 23:10:45)(良:1票)
102.  超高速!参勤交代 《ネタバレ》 
長い距離を歩いたんだろうけど、その距離の長さが感じられない。体力トレーニングは積んでいたんだろうけども、それまでジョギングしてて、次のシーンで息が切れていないとかって雑だ。せりふで出来事やストーリーを説明しすぎており退屈になる。 なんか福島の土地を政治で汚すなとかそういうこと最後に言ってたけどさ、あれはつまり現在の福島の大根は食べるなっていうことなのか?これは日本人怒るべきだろう。いまだに放射能のなんちゃらを心配している人がいるのか。 結局、大根のおいしさに着地点を持っていくのはあまりにも安っぽい。
[映画館(邦画)] 4点(2014-06-27 00:20:30)(良:1票)
103.  WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~ 《ネタバレ》 
一番心地よかったことは、疑似“脱都会”が出来たことだ。ド田舎のでこぼこ道とか古い民家のにおいとか田舎のばあちゃんのペースとかがたまらなく癒される。そして映画のメインステージである山奥の森林の雨、風、葉、虫、泥、汗そういったあのにおいが感じられた。長澤まさみや優香と一緒に都会をエクソダスして1年間も森林浴が出来る映画だ。  100年前に植えた苗が、今大きな木になって、それを伐採し商品にするという仕事。100年前に誰が植えたかと言うと、じいちゃん、ひいじいちゃんたちだという。それから100年、丁寧に間伐し、枝打ちし、美しい一本の樹となりてチェーンソーで切り倒す。この光景が神々しくないわけがない。そして今年も苗を植えて、100年後、きっと子孫がそれを伐採するんだろう。そういう大きな「生のサイクル」の一部分であることに気付いたのは主人公の青年だけではなく、映画を見る僕たちもそうだ。今僕が住むこの木造の家の材料でるwoodも、きっと大昔誰かが植えて、それを別の時代の誰かが伐採しているのだろう。そしてその木のにおいが心地よいこと。 
[映画館(邦画)] 8点(2014-06-10 23:42:25)
104.  くもりときどきミートボール 《ネタバレ》 
あの気象マニアの女の人、ゼリーの城で「ありのーままでー♪」って歌いだせばよかった。 
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2014-06-08 23:14:27)
105.  悪の教典 《ネタバレ》 
猟銃で高校生をバカスカ打ち抜く映画なんだけど、撃たれた高校生が死んでいるように見えない。至近距離で猟銃なんだから、しかもアクションコメディなのであれば、『キルビル』や『地獄でなぜ悪い』や『ブレインデッド』よろしく盛大にやってほしかった。けれども命乞いする高校生を何のためらいもなくぶっ殺していく様子は、スカッとした。前半、もっと高校生たちを憎らしく(もしくはいとおしく)描いてくれれば、それらが殺されていくさまにエクスタシーを覚えただろう。 
[DVD(邦画)] 5点(2014-05-21 01:08:48)
106.  塔の上のラプンツェル 《ネタバレ》 
映画館ではなく、自宅のノートパソコンのちいさい画面でこの映画を観てしまった自分に、バッカジャネーノと言いたい。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-08 02:08:07)(良:1票)
107.  エスター 《ネタバレ》 
この映画を未鑑賞でこれから観る可能性が少しでもある方にとって、以下のネタバレを遠慮なく書いている拙レビューを読むことは、著しい損害を与えることになるので、くれぐれもご注意ください。  さて、  すべてを観終わり、真相が明らかになったうえで映画の出来事を思い返すと、僕は胸が締め付けられるような寂しさと憤りを覚えた。 僕は今30代前半の男だ。当然同世代(レンジは前後5年)のお姉さんとなかよくなりたいって思う。しかし僕が体が9歳の少年のままだったら、きっと同世代のお姉さんは僕を男性としてみてくれないだろう。ましてや奇形人として蔑まれるに違いない。 そんなとき、魅力的なお姉さんと出会い、でもそのお姉さんには旦那も子供もいたとしたら・・・。 エスターもそうだ。彼女も大人の女性(の精神)として、いけてる男性と出会えば、自分のものにしたいと望んだことだろう。 ただしその方法がサイコパスであるため、エスターはうまくいかなかった。もうちょっと命への尊崇の念があればうまくいったのかもしれない。 旦那をめった刺しにしたのもそうだ。自分を女として受け入れなかったから、むかついたんだろう。児童ポルノ法的に難しいのかもしれないが、あそこでエスターはランジェリー着てもっと妖艶に夫に迫り、夫と一緒に観客も生唾ゴクン出来るくらいエロければ・・・。  マックス(聾の娘)をかわいがっていたのも、マックスの「姉として」というよりも、むしろ「母として」愛でていたことに気付くと、なんかぞっとした。  そしてBD収録の「別のエンディング」が気に入っている。あれでこそエスター。美しさを感じた。 
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2014-05-08 02:03:14)(良:1票)
108.  紀子の食卓 《ネタバレ》 
おおきな特徴は、登場人物の内面(考えていること)を、自分の声でナレーション(独白)しまくっていること。無理やりな設定に放り込まれた登場人物たちに、強力なリアリティを生み出しているので、なんだか乗り物酔いのような気分になる。 また、以前観た同監督『自殺サークル』とも内容がリンクするのも興味深い。『自殺サークル』は意味が良くわからずたいして面白くなかったんだが、『紀子の食卓』を観れば、なんとなく『自殺サークル』の意味が分かったりする。特に”サークル”の意味とか、あああーうまいねえー!と思った。  吹石一恵と吉高由里子とつぐみが、歪んだ家族になっていくんだが、怒鳴りあい泣き叫ぶラストは、ソノシオンとラースフォントリアーにしか撮れないだろう。もうすこしエロければ・・・。 
[DVD(邦画)] 7点(2014-05-06 01:45:05)(良:1票)
109.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 
エルサもアナも、とてもいとおしい。だからデレデレして9点あげたくなるが、問題提起と問題解決が唐突、安易だったから1点下げる。エルサもアナも悪くないんですよ。  「ありのー、ままでー」はもちろんそれだけで十分良いんだけども、この映画では2度歌われることでより一層泣ける。 一度目、暗い山奥で氷の城を作る時。これは決して喜ばしいシーンではない。むしろ孤独の歌であり、逃避の歌だ。 しかし二度目、エンディング、この意味が180度覆される。エンドクレジットで再び歌われると、なんと、自分の(エックスメンのような)特殊能力を「ありのままで」受け入れて生きていく決意とその歓喜の歌と昇華する。  また、「雪だるまつくーろー」も超効果的。オープニングのちびっこの頃のかわいらしく歌われているとき、このときは姉妹のなかよしのシンボルとして歌われる。で、いろいろあって、解決して、最後この歌のメロディがファンファーレのように響き渡る!  これぞミュージカル。これぞディズニー。     
[映画館(吹替)] 8点(2014-04-25 23:50:24)
110.  アクト・オブ・キリング 《ネタバレ》 
アンワルは、最後嘔吐する。しかしアンワル以外にも虐殺した英雄たちは登場していて、彼らは結局、この映画ではなんの悔悟もないまま逆ギレどころか本気で正しいことをしたんだみたいな感じで終わっている。彼らを嘔吐させることはできなかった。 なお、現在もインドネシアには民兵組織「パンチャシュラ青年団」てのがあって、この集団はいまだに共産主義者殲滅を叫んでいる。殲滅の根拠は当時と変わらず「共産主義者は残虐だから」である。現代のはなしであることにぞっとする。こいつらまたやらかすんじゃないか。  そもそも、「人が人を殺す様子を再現した映画」にこんなにも群がり連日満員御礼となる我々だって同じだ。 虐殺を追体験したいんだ。ヒットすればするほど、それが正しいことになる。もっとヒットして、ランキング1位になって、王様のブランチでリリ子が嬉々として紹介するといいさ。  ラストのアンワル、嘔吐するが、あれは演技なのかもしれない。階段を上がっていく時なんかも、カメラはきちんと構図を考えていて、つまり「これから階段を上がるシーンを撮ります。よーい、はい!」って言ってアンワルは上がり始めているに違いない。つまりこの階段を上がる様子は、演技なんだ。そうやって上がってきた屋上で、おええええーってやられても、なんだか演技臭さがすこーしあった。ちょっとばかし盛ってない?って思った。それでも十分見ごたえある”演技”だったから、映画としては成功だ。
[映画館(字幕)] 9点(2014-04-20 23:49:24)(良:2票)
111.  クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん 《ネタバレ》 
みさえや、映画を見る我々は、ロボとーちゃんじゃなく、生とーちゃんを野原ひろしとみなした。あの、子供たちを救った後の庭での夫婦の美しいシーンがあるが、あのときのみさえも「あんなことできるのは、野原ひろししかいないわ。あなたはロボットでも、野原ひろしよ。」みたいなことを言った。これはつまり、「ロボとーちゃん≠野原ひろし」であることをみさえは思っていることになる。 だから、ロボとーちゃんが切ないわけだ。 しかし、しんのすけにとってはそうではない。ロボとーちゃんも、生とーちゃんも、両方とも自分にとっての父だと受け入れたのはしんのすけただ一人だ。 ってことはですよ、この映画は、しんのすけにとっては、「父の死」の物語なのである。絶対に野原家は死ななかった。この鉄則が今回、ついに(疑似的に)崩された。 正しいクレヨンしんちゃん映画には、すべて、しんのすけの成長が描かれている。今回もたくましいしんのすけの姿がきちんとおさめられていた。その姿がなんと、死にゆくロボとーちゃんのノイズ交じりの視界からのものだった。 「おめえのとーちゃん、強いだろ。」 このせりふには二つの意味がある。一つは、腕相撲に本気で臨んで(僕は生とーちゃんが上着を脱いだところでポタポタ泣いた)ロボの腕を押し倒した生とーちゃんの強さ、もう一つは、腕相撲に「負けてあげる」という父の役割をきちんとふるまったロボとーちゃんの強さ。 これは、ロボが正真正銘のしんのすけの父だからこそ出来たことなのだ。野原ひろしという男だからこそ。 確かに映画を観る我々にしてみれば、ロボとーちゃんはダサい取り換えの効く鉄くずに過ぎない(同一性を保てないので野原ひろしではない)。けれどもあえて一歩引いて、しんのすけが見ているように、ロボとーちゃんも野原ひろしと等しいと受け入れてこの映画を観れば、ああ、歴史に残る名作となれるだろう。  僕の近くの席でみていた少年が、上映中にも関わらず大声でこんなこと言った。「もう壊れてるから本当の力が出せなかったんだ。だから負けたんだよ。」きっと隣で観ていた親に教えてあげようとしたのだろう。少年よ、君が父になったとき、もういちどこの映画を観なさい。なぜロボとーちゃんが腕相撲に敗北したか、分かるからな。
[映画館(邦画)] 9点(2014-04-20 23:44:55)(良:3票)
112.  LEGO ムービー
これに関しては多くを語るのをやめる。超面白い。ありえない。うそだろこれ。身悶えするくらい観て良かったと思える。僕はこの映画を観たんだ、という事実が僕の中にある、そのことが幸福である。今ならば、次は字幕版でもう一度観たいと考える。この映画が作られ、上映されたこの時代に、居合わすことが出来てよかった。今後しばらくは、人と会ったら、この映画を勧めることにする。 
[映画館(吹替)] 9点(2014-04-18 00:43:31)(良:1票)
113.  イレイザーヘッド 《ネタバレ》 
母に捨てられた赤ちゃん。望まれぬ出生。醜い体。でもあの子なりに一生懸命生きようとしている。パパが部屋を出ようとすると泣き出す赤ちゃん。動くことの出来ない赤ちゃん。生きていくために大切な衣服(包帯)を、唯一の生きるすべであるパパによって切り開かれてしまう赤ちゃん。ノイズよりも、ヒーターのなかのアイドルよりも、自分の頭が消しゴムになる悪夢よりも、この子の泣き声が痛々しい。最後の方では、泣き声が笑い声にも聞こえた。「きゃはは、ははは」、何が嬉しかったのだろう?この90分はそういった絶望的な悲しみに満たされている。すげぇ   (上の文は2004年のもの。10年経って2014年もう一回観た。)ので追記。 やっぱり感想はそんなに変わらない。ただ、ラジエーターガールが、今でいう2次元美少女のようなものなんだろうなってことは新たな気付きであった。10年後また見てみようかな。
[DVD(字幕)] 8点(2014-04-06 23:17:11)
114.  凶悪 《ネタバレ》 
週刊誌の記者でなくても、人であるならば、好奇心というか興味本位というか、他人の不幸をやじうま感覚で知りたがる。これは仕方ないことだ。山田の妻(俺たちの池脇)は、家庭を全く省みない山田に対し「あなた、楽しかったんでしょ?こんな狂った事件を追いかけるのが。こんな風に殺される人がいるんだー、こんなに悪い奴がいるんだーって。」のように図星をつく。このせりふは我々への断罪であるのだろうが、池脇の口からこれが出ると、山田の犯した悪の性質の方向が変わる。 池脇は介護にくったくたになり、いつからか手を上げるようにもなっていて、なのに仕事ばかりで介護の手伝いをしない山田に、さきほどのせりふと離婚届を突き出している。だから、池脇はあの最後通牒の時、先ほどのせりふよりも、この目の前の家庭を何ともしようとしていない山田を断罪する方が役として嵌る。  どう修正すればいいのかわからないが、もうひとひねりすることで、「凶悪な本性は、誰の中にも眠っているんだよ、それを自覚しろ」という主題が成功しただろう。そうすれば名作だった。  介護施設のあの職員(なんと、リリーフランキーたちに金になりそうな老人を斡旋していたのだ)が、警察を見て「やべえ」って逃げ出して、トラックにはねられてしまう(結果真実は闇の中)というのはよろしくない。例えばビルの屋上から身を投げたり、もう少し走れば陸橋から死ねる高さで飛び降りれただろうから、脚本段階でこっちにすべきだった。あれだとトラックの運転手がかわいそうだ。  
[DVD(邦画)] 7点(2014-04-06 23:13:57)(良:1票)
115.  水の中のナイフ 《ネタバレ》 
登場人物3人とは、夫と妻と青年。特に夫と青年の、意地っ張りや図星やをえぐりあうやり取りが面白い。最初のうちはヨットの操縦を取り仕切る夫へひねくれる青年だが、青年がナイフを持っていることに気付いた夫は、青年との距離感を取りにくくなっていく。ヨットもヨットで、雨が降ったり座礁したりしてガンガン彼らをゆさぶっていく。面白かった。 密室サスペンスというほど事件が起こることはないので、アガサクリスティ的なものを期待するとガッカリする。僕は多少サスペンスを期待していたのでややガッカリしたのだが、もしかしたらしばらく忘れられない映画になるかもしれない。上に貼った画像を見ていただければわかるが、抱き合っているのは、なんと妻と夫じゃない。そう、夫じゃないんだな。これはすべての男のロマンだ。おかげで昨夜、ちょっとそういう夢をみてときめいた。  
[DVD(字幕)] 7点(2014-04-06 22:34:08)
116.  不安の種 《ネタバレ》 
確かに脚本はよく工夫されている。それがかえってあだとなったと感じる。原作の漫画のことはよく知らない(おちょなんさんは少し知ってた)が、原作が面白いのだろうから、多少強引にでも、繋がりを気にせずに各エピソードをちりばめてしまってよかった。つなげることで精いっぱいになってしまい、本来のホラー感のほうがおまけになってしまった。  『放送禁止』シリーズで背筋が凍る瞬間は、画面の奥のほうでじっとこちらを「監視」している人々の見切れである。これを撮れるのが長江監督くらいのもんだから、僕はこの映画を見ている最中ずっと画面の隅々にまで目を凝らした。しかし背筋が凍ることはなかった。もっと意図的に、奥でこちらを監視する何者かが沢山いてよかった。  CGや特殊メイクがおざなりであるという感想を見受ける。長江監督は、作品中にあえてわざとらしさを残す作風の人だ。だからこの程度のCGや特殊メイクも、監督の意図するところだ。しかしこの映画は、やっぱり作り物の世界であるから、長江監督の信条に沿わないかもれないが、もうちょっと嘘っぽさをなくすべきだった。鑑賞者の想像力を信頼し、もっと隠す勇気があればよかった。 雲の形とか、這う目玉とか、きもいわらべ歌とか、内装の木目とか、アンニュイな空の色とか、「嫌な予感」は上手に作られていた。だけどもっと嫌な予感だらけにできたはず。
[DVD(邦画)] 6点(2014-01-22 21:27:42)
117.  ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE 《ネタバレ》 
コナンいらない。ルパンだけでいい。 ストーリー展開が後半雑になった。それもコナンのせいだと感じた。 
[DVD(邦画)] 5点(2014-01-19 00:07:56)
118.  ルパン三世VS名探偵コナン<TVM> 《ネタバレ》 
同窓会のノリで、共演してるのがよい。
[DVD(邦画)] 6点(2014-01-19 00:05:41)
119.  エクソシスト 《ネタバレ》 
「嫌な予感」を描く映画である。冒頭のイラクの遺跡発掘現場からして嫌な予感で満ち満ちている。失明したおっさん、野犬の喧嘩、やかましいツルハシのリズム、そしてなにより嫌な予感がする”振り子時計の振り子が止まる”。 母は異常な娘を、様々な医療機関に連れていく。そのときの診察方法が痛々しく描かれている。これは重大な主張であろう。悪魔祓いという前時代的なトピックと、医学という現代のトピックとの対比。白衣をまとう医師たちは、母に対し小難しい医学用語満載で説明する。だんだん母は医学不信になっていく。これも嫌な予感。怖がらせる映画、グロい映画ばかりがホラー映画ではない。上品で高尚なホラー映画だ。怖くてグロい映画見たければ、どっかその辺のおもちゃ映画を見たほうがよい。
[DVD(字幕)] 8点(2013-12-18 21:43:14)
120.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》 
牛車の客室の中にいるかぐや姫が目を覚まし外をのぞくシーンなんだが、そう言われないと、現代の女子大生(女子高生にも見える)が一人暮らしアパートの2階の窓から朝、帰っていく彼氏の背中を気付かれないように眺めているようにも見える。見えるように書いてるだろうし、象徴的なこのシーンを宣材に使ってる作為も見逃せない。おはぐろとか、眉毛抜いたりとかしたときのかぐや姫がかわいくないし抵抗する。こんな点からも、かぐや姫は現代を生きる女の子であることがわかる。この映画がリリースされた2013年の女の子が、悠久の時を越えて、昔話の世界に落とされた感じだ。昔と今とで野山や民俗は変化したが、ただひとつ変わらない風景、それは月。 声優が地井武男ってのも泣ける。地井武男の声で、あの翁が、かぐや姫が立ったり微笑んだりするだけで泣きじゃくって喜ぶ姿は、誰がどう我慢したって泣けてしまう。  月からのお迎えのシーンについて、僕はもう胸が締め付けられっぱなしだった。あれは、かぐや姫の“死”である、とするならば、これほど悲しい結末はない。普遍的なものを目の当たりにすると、人はおそれをなす。僕はこの映画におそれをなした。ここ最近のスタディオディブリ作品では傑出する。 
[映画館(邦画)] 10点(2013-12-09 21:15:53)
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714819.17%
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