101. アイ・アム・レジェンド
《ネタバレ》 「なんだよ。ただのゾンビ映画じゃんかよ。」とおっしゃるそこのあなた,これは単なるゾンビ映画じゃありませんよ。なんたってウィル・スミスが主演。制作費も桁違い。「もし連絡をいただければ安全と食料の保証をします。」ってラジオで言ってたくせに,実際は愛犬が死んで自暴自棄になったところを子連れの女性に助けられたり,おまけに朝飯まで作ってもらっておきながらお礼を言うどころか「とっておきのベーコンだったんだぞ!」などと非常にせこいキレ方をしたり,と他のゾンビ映画とは確実に一線を画しております。 まかりなりにも「ウィルスに感染した病人」であるはずのゾンビが健常者を遥かに上回る跳躍力や走力,腕力をお持ちであるというのも新鮮でした。41度の体温とあの脈拍数あってのあの運動能力!あの人たちオリンピックに出場させたらすっごい記録がボコボコ生まれますよ。ウィルスに感染してるってだけならドーピングにもひっかからないでしょうし,夜間開催すれば問題なし。実際近頃の世界陸上は夜やるのがあたりまえだしね。ウィルスのせいでどんなに凶暴になってしまっても決して共食いなどせず、「感染していない正常な人間しか襲わない」仲間思いのゾンビたちの姿にも深い感銘を受けました。極めつけに、ストーリーは「28日後…」そのもの。なんだよ。結局ただのゾンビ映画じゃねーかよ!・・・あ,あれ? [映画館(字幕)] 1点(2008-01-02 13:04:15)(笑:3票) (良:1票) |
102. 西遊記(2007)
だいたい皆さんがおっしゃってるとおりです。 [DVD(邦画)] 1点(2008-01-02 12:38:03) |
103. ゴースト・ハウス(2007)
《ネタバレ》 お正月の真昼間に家族みんなで鑑賞しました。まーそれもあるんですが,そんなに怖さはなかったです。でも,この今までにないようなストーリーは私は嫌いじゃないですよ。幽霊もカラスも不動産屋のおじさん(この人も幽霊?)もみんな主人公の味方だったとは。ラスト20分くらいでやっと原題の意味がわかりました。途中途中に見られる広大なヒマワリ畑や見終わった後の爽やかさもいいですね。「ものすごく屈折したメッセージの伝え方をする守護霊様のお話」でした。 [DVD(吹替)] 7点(2008-01-02 12:29:12) |
104. ファンタスティック・フォー:銀河の危機
《ネタバレ》 皆さんは大きな勘違いをしてらっしゃいます。これは「ファンタスティックフォー」の続編ではなくて、「宇宙忍者ゴームズ」の続編なのです。そう思って見ればあら不思議、野暮なツッコミを入れる気もおこらずのんびりお気楽に・・・とでも言うと思ったかああああ!たわけえええ!!結婚式に浴衣着て出席とか馬鹿にすんのも大概にしとけよゴルァ!! [映画館(字幕)] 0点(2007-10-17 16:57:13) |
105. DEATH NOTE デスノート(2006)
Rei-Iwamatuの婚約者って青木さやかですよね。 [DVD(字幕)] 7点(2007-07-11 02:00:28) |
106. エラゴン/遺志を継ぐ者
もう厭きました。ハリポタ、ナルニア、ロードオブザリング、エラゴン・・・いい加減にしてください。 [DVD(吹替)] 0点(2007-07-05 20:37:15)(笑:1票) |
107. パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
《ネタバレ》 あのさあ、「海猿2」もそうだったけどさあ、あんな生きるか死ぬかの瀬戸際にプロポーズしたり結婚式したりすんのやめてくれないかなー。それとさあ、デビルマンもハルクも変身するときは衣服がビリビリに裂けるじゃん。なのにカリプソだけ衣服も一緒に巨大化するとか、ぜ、絶対に認めないんだからね! [映画館(吹替)] 1点(2007-05-29 17:27:40)(笑:1票) |
108. フライトプラン
《ネタバレ》 暗証番号までついた電子ロック式の棺桶ってむこうじゃ普通なのか?そもそもどうして棺桶に電子ロックが必要なのか?・・・いろいろ考えているうちにふとひらめいた。そうか!土葬した時に遺体がゾンビになっても出てこられないようにするためか!なるほど。・・それはそうとして・・こら!おばはん、謝れ!!あのお髭のお客さんに謝れ!!まったく棺桶の上を土足で歩くわ、犯人扱いしたアラブ人にも謝らないわ、勝手に席移動するわ、自分の居眠りのことは棚に上げるわ、ペンキも塗らずに飛行機飛ばすわと、およそ日本人の倫理観とはかけ離れた実に不愉快な映画でしたね。 [DVD(吹替)] 0点(2006-07-27 10:47:42) |
109. ダ・ヴィンチ・コード
《ネタバレ》 「今年最大の事件が遂に始まる。」「この事実が知らされたら世界は破滅する。」様々なキャッチコピーに胸躍らせ、いつものように予備知識ゼロで劇場へ行ってまいりました!!そして私を襲った驚愕の事実・・「キリストは実は人間だった!」「キリストの末裔はまだこの世界のどこかで生きている!」!!!えええええぇぇぇぇええええ!!!! た っ た そ れ だ け???!!!「キリストが人間」(何を今さら)で「その子孫がまだ生きていた」としても 私 の 日 常 生 活 に は 何 の 影 響 も あ り ま せ ん が な に か? そんなもの「カルーセル麻紀は以前は男だった!」って言うのと同じかそれ以下のレベルのインパクトしかありません。だいたいキリストの末裔がソフィーだってことくらい始まって30分も過ぎれば誰にでもわかる。最後の最後まで気づかなかった超鈍感男が劇場内でトム・ハンクスただ一人とあってはもうミステリーともサスペンスとも呼べる代物ではありません。 嫁さんいわく「原作はとっても面白かったのよ。」の言葉に免じて2点だけ差し上げましょう。 [映画館(吹替)] 2点(2006-07-25 20:14:31)(笑:6票) (良:1票) |
110. キング・コング(2005)
《ネタバレ》 まず初めにお断りしておくが、私にとって「キングコング」とは、33年のオリジナル版ではなく、もちろんギラーミン版でもない。「大きな山をひとまたぎ キング~コングがやってくる 怖くなんかないんだよ~ キング~コングは友達さ♪」のキングコングに他ならない。そう、キングコングは人類の味方、正義の味方なのである。当然「見た目は恐ろしいが気は優しくて純粋なキングコングを、だんだんと人類が理解していき、最後は手を取り合って世界平和のために戦う」というエンディングを期待していただけにがっかりである。さて、主な突っ込みどころはNO.86の3737さんが良いことをたくさん言っていただいているので、それにちょっと付け加え。①髑髏島には古生代にいかにも生息していたっぽい虫やらヒル・ジュラ紀の恐竜たちがたんと生き延びているわけだが、哺乳類はキングコング以外にこれといって見当たらない。生物学的にそういう状況はいかがなものか?(オリジナルがそうだといわれればみもふたもないが)②監督には逮捕令状が出ていたけはずだが、コングをつれて帰ったご褒美に恩赦でもあったのか?(オリジナルがそうだといわれればみもふたもないが)③恐竜たちは執拗にアンを食おうとするが、集団でコングをやっつけた方がはるかに喰いでがあるんぢゃないのか?(オリジナルがそうだといわれればみもふたもないが)④ドリスコルが車で2~3人はねたのはお咎めなしか?(オリジナルがそうだといわ(ry ⑤ジャック・ブラックは手塚治虫と何らかの親交があってこの名前を付けたのか?(オ(ry そんなわけで点数は半分の5点ね。 [DVD(吹替)] 5点(2006-07-25 11:48:16)(笑:1票) |
111. シムソンズ
《ネタバレ》 ここにレビューを書きたい一心ではるばる神戸まで見に行ってまいりました。(片道500㎞かかってしかもレイトショー1回のみの上映なので,帰ってきたら朝5時。・・そのまま仕事に出て1日死んでました..._| ̄|○) まあそんなことはどうでもよくて,そのくらいの苦労をしても見に行ってよかったなあと,久々に思える作品でした。なんていうかもう物語の始めっから「この4人もうじき仲間割れするぞ。」「このコーチは実はすごい人なんだぞ。」「仲直りの後いきなり強くなるぞ。」思ってた予想が次々と的中。なんてわかりやすい映画でしょう。でも,そう予想するってことは,自分の中で「こうなってほしい。」という願望があるからで,それが次々に実現していくところに快感を覚えたんだろうなあと思います。 4人の可愛らしいぴったりの役者さんを抜擢したことももちろんですが,トリノ五輪前にこの映画を作ったと言う先見の明がすばらしいと思います。もしこれが五輪後に作られていたら「ブーム便乗の金儲け映画」というレッテルが貼られかねなかったですから。監督が意外と細かいところにも気を配って演出していたのもよかったです。たとえば、決勝戦のコイントスはルールどおりサードの選手がやっていました。また、開始直後、エンジェルスが投げ終わった後に、リードの菜摘が、歩きながら右手のグローブと左足のシューズの滑り止めを外しているシーンもちゃんと映っていました。(まあ、明らかに先攻と後攻が逆というエンドもあったりして、完璧とは言えませんが…)ちなみに私のお気に入りシーンは、浜辺で仲直りした後のトレーニングシーンで、メンバー一人一人のスィープ姿が映るところ。「あらまあしばらく見ないうちに上手になったわねえ。」すっかり親戚のおばちゃん気分でほのぼのしてしまいます。 2008.1.20追記 この映画のためにメンバー全員カーリングの猛特訓をした様子が特典ディスクに収録されてます。ストーンを投げるシーンやスイープシーンは全て彼女たち自身が行っているんですね。このあたりのプロ精神もすごいです。特典ディスクにも10点あげたくなりました。 [映画館(字幕)] 10点(2006-03-29 16:23:35)(良:3票) |
112. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
《ネタバレ》 毎度のことながら,原作未読,予備知識ゼロで観てまいりました。ちょっと今回の作品はすげー後味悪かったです。まずセドリック君1人が死んでしまうこと。学校行事で生徒が死んだらアンタ,普通校長クビだろ。だいたい魔法省の人が殺された時点でトーナメント中止するよね。今回もヘタレ校長ぶり全開で,見てて腹立ちました。それに,ボルテモートの手下の中にマルフォイの親父がいたことも何のお咎めもなしかい?セドリック殺しの共犯者じゃねーかよ。原作ではちゃんと辻褄があってんのかもしれないけど,映画しか観てない私にゃぁ到底納得いかないわけですよ。そして極めつけが・・・なんと生徒の命を預かってるはずの学校関係者が,トーナメント出場者の友達やら肉親やらを仮死状態で湖の中に沈めちまってるじゃぁありませんか。でもって,こんな非人道的な仕打ちをしておいて,「ハリーの,他の人質も一緒に助けた人道的行為を評価して同率首位とする」ってか。・・ハァ?校長!あんた湖に沈められたロンやハーマイオニーその他の子供たちのご両親から事前にちゃんと了承とったんだろうな?で,もし本当に溺れて死んじゃった時のための蘇生魔術もちゃんと用意してあったんだろうな?だったらその魔法,セドリックに使ってやればよかったんじゃねーのか。コノヤロウ!(マイクを投げつける音)カンカンカン!(このネタまたやってしまった・・・_| ̄|○ )「原作がそうなってんだからしょうがないじゃん。」という方もおられると思いますが,だったら明らかにJ.K.ローリングの倫理観は歪んでいる。これを,「魔法の国のことだから・・」と容認してしまう人に,「バトルロワイヤルは青少年には有害な映画だ」などという資格は無い。(NO.29「正義と微笑」さんのおっしゃられているとおり。)「炎のゴブレット」こそR指定にするべきだと思う。で,次回作では当然校長が全責任を取ってボルテモートと直接対決するんですよね?くどいようだが,原作は一切知りません。あんな分厚い,しかも上巻下巻2冊組の文字だらけの本読めるか。 [映画館(吹替)] 0点(2006-01-06 22:57:38)(良:1票) |
113. ファインディング・ニモ
DVD借りてくるまで「ファインディング・ニモ」じゃなくて,「ファイティング(Fighting)・ニモ = 悪と戦う正義のスーパーヒーロー・ニモ」だと思い込んでたぞゴルァ! [DVD(吹替)] 5点(2005-10-20 18:10:08) |
114. Mr.インクレディブル
「アメリカのアニメなんてくだらね~。」ってずっと思ってたんですよ。実は。妙にくねくね動くし,やたらとまばたきするし,「ピーターパン」だの「ライオンキング」だのおとぎばなしばっかだし・・・ でもね,「シュレック」を偶然観てから考え方変わったんですよ。なんつーか,食わず嫌いだったなぁと反省したわけですよ。それで,今回子供と一緒にこの作品観たらもーサイコー。何がサイコーって,シンドロームがくりぃむしちゅーの有田にそっくりなところと,ヴァイオレットが貞子にそっくりなところ。もちろんストーリーもよくって,ほのぼの感もあってお勧めです。 いまやアメリカ中スーパーヒーローだらけ(スパイダーマン・X-MEN・超人ハルク・バッドマン・宇宙忍者ゴームズetc)というちょっぴり皮肉を利かせているようにも感じて勝手に感心していました。こんだけスーパーヒーローがいるんなら,いっそのことスーパーヒーロー組合作ればいいのに。そんでみんなで毎月ちょっとづつ積み立てするの。もし建物壊したり怪我したりしたら共済から補助金が出るのね。もし悪役や一般市民に訴訟起こされたらみんなで署名集めたりしちゃうの。そんで裁判に勝ったら「勝訴」っていう紙を持ったダッシュが町中走り回る・・・なんて映画できねーかなー。できっこねーか。 ちなみに,「正義の味方」に向かって「町が壊れるから出て行け!」「巻き添えになって死んだ家族を返せ!」と罵詈雑言を浴びせたアニメの元祖はなんといっても「無敵超人ザンボット3」ですね。やっぱ。 [DVD(吹替)] 9点(2005-10-20 17:29:10)(笑:1票) |
115. パール・ハーバー
私は今モーレツに感動している。何がって?この馬鹿映画に怒りの声をあげている大日本国民がこれほど数多く存在していてくれていたことに対して感動しているのである。俺ってば「シベ超」「キャシャーン」にイチャモンつけてる場合ではなかった。もっと早くこの「パールハーバー」レビューへ来るべきであったと後悔さえしている。しかし,こうして遅ればせながら「パールハーバー糾弾キャンペーン」に合流できたことを誇りに思っています。 で,この映画どこがダメかというと,全部ダメ。なんていうかもうホントにダメ。誰かこのレビューページ 英訳してアメリカ向けのホムペ立ち上げてくれ [DVD(吹替)] 0点(2005-10-08 01:38:52)(良:1票) |
116. ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
「小学生の頃,毎年夏休み子供劇場で放送していた『宇宙忍者ゴームズ』がいよいよ実写化されたか。しかもちゃんと外国人俳優使って最新のVFX駆使して,う~んなかなか見事な出来じゃないか。日本映画もまだまだ捨てたもんじゃないねぇ。・・・えっ!?これ日本の映画じゃないの?だって,ゴームズもスージーもファイヤーボーイも日本語ぺらぺらだったし,敵ボスなんか名古屋弁だったんだぞ!ガンロックだって敵やっつける時「ムッシュムラムラ!」ってわけのわからん掛け声かけてたし!ダチョウ倶楽部もそれしょっちゅうネタにしてたじゃないか!お,俺は絶対信じないぞっ!」 ←こういう40過ぎのおじさんたちが私のほかにもたくさん存在しているはず。したがってDVDの吹き替え音声は是非『ゴームズ=小林修』『スージー=増山江威子』『ファイヤーボーイ=前川功人』『ガンロック=関敬六』でお願いしたいと切に願うばかりである。もちろんガンロックの「ムッシュムラムラ!」はデフォルトで!えっと,まあとにかくそういう懐かしい気分にさせてくれてやたら脳天気なこの4人+1人の超人達に8点さしあげます。続編も出るのか?楽しみ。(^ ^) [映画館(字幕)] 8点(2005-10-02 21:26:50)(笑:1票) |
117. ウォーターボーイズ
恥ずかしながら,感動してしまいました。こういう甘酸っぱい気持ちにさせてくれる映画はいいですね。監督の好みなのか,音楽担当の方が私と同世代なのかはわかりませんが,演技中にかかる曲の選択が,S38年生まれの私にはたまらなく懐かしいものばかり。『ザナドゥ』『学園天国』(しかもオリジナルのフィンガー5というところもよい)『あなたのとりこ』ドラマ版では,『ジンギス・カン』『ラムのラブソング』『Love in the First Degree』などなど・・・当時はレンタルCDなんか無くて,一生懸命オープンデッキでエアチェックしたものです。これらの音楽聴くだけでも懐かしいのに,あんなに楽しそうな高校生の姿を見せられた日にゃあたまりませんなぁ。「もう一度あんなバカできる時代に戻りたい」と皆さんがおっしゃるとおり,甘く切ない気分に浸らせていただきました。一緒に見ていた高校生の長男も涙ぐんでました。 関係ないけど,『電車男』のオープニングに流れるE.L.Oの『トワイライト』も私的に琴線に触れるンだなあ。これが。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-25 23:34:10) |
118. タイタニック(1997)
初見が『ビデオ字幕版』だったにも関わらず,一緒に観ていた4年生の息子がエンディング後に目に一杯の涙をためて,「お父さん,世の中にはお金より大切なものがあるね。」・・あぁなんて優しい子に成長してくれたんだ。我が息子よ。そんな親子のふれあいを演出してくれたこの作品に家族全員から10点を差し上げます。息子よ,もうこれからは,お前が,道を走っているオープンカーを見るたびに「雨降れ雨降れチチンプイプイ」と雨乞いを始めてもお父さん全然気にしないよ。 [ビデオ(字幕)] 10点(2005-07-26 01:50:21)(笑:1票) (良:1票) |
119. 宇宙戦艦ヤマト 完結篇
《ネタバレ》 もうね,言いたい事全部書かせてもらいますね。1作目の公開当時「日本アニメブームの先駆けとなった金字塔的作品」と言われていたはずの「宇宙戦艦ヤマト」が,何故「日本アニメ界の最大の汚点」とまでこき下ろされるようになったのか,はっきり理解できましたとも。ひどい,ひどすぎる。「インデペンデンス・デイ」の公開時にも無意味な敵円盤のスケールのでかさが失笑を買っていたが,この作品にいたっては「別の銀河が異次元から現れて我々の銀河と正面衝突をする」「惑星が丸ごとワープして地球に接近する」という「インデペンデンス・デイ」のスタッフたちをも唖然とさせるむちゃくちゃな設定。「あいかわらずのヤマト以外の最新鋭艦の虚弱体質。」「今だに艦内でメロドラマの主人公になりきって浮きまくっている二人。」「有史以来ガミラスに攻撃されるまで2199年間異星からの攻撃を受けたことのない地球が,その後およそ2年ごと(オリンピックやワールドカップよりも短い間隔)に地球滅亡の危機にさらされ,その都度完璧に復興しているという都合のよさ。」と,「あれだけ痛い目にあっているのに今だにヤマト以上に使える戦艦や武器を開発しようとしないお間抜けさ。」そして,そして・・・「 3 年 前 に 死 ん だ は ず の 沖 田 艦 長 が 生 き て い た 」・・はァ??そんな,ヤマトのファンにとってこの上なく重要な事柄を「わしの誤診じゃった。」の軽い一言と「全国の皆さんにあやまらにゃならんのう。」などというくそおもしろくもないジョークで切り抜けようとしてんじゃねえぞ!コノヤロウ!(マイクを投げつける音)カン!カン!カン!(↓クルイベルさんごめんなさい)あなたが「ヤマトを愛する純真なファン」であるならば,絶対にこの作品を観てはいけません。これはアドバイスではなく,『警告』です。得点?そんなもの0点に決まっとろーが。 [DVD(吹替)] 0点(2005-07-22 15:18:16)(笑:2票) |
120. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 中学生の時にリアルタイムでエピソードⅣを映画館で観た世代として,一言感想を言わせてください。あの時ははっきり言って,フォースなんてどうでもよかった。ダースベイダーの過去なんかそれこそどうでもよかった。Xウィング対タイファイターのかっこいい空中戦が見られればそれで満足で、最後に正義の味方が悪党どもをコテンパンにやっつければそれで満足だった。当時の映画評論各誌およびパンフレットにも同じ趣旨のことが書かれていたはずです。まあ当時は続編ができることなんかだれも想定してませんでしたから。1978年当時「私はⅣを観てダースベイダーの過去がとても知りたくなりましたよ。」という方はおそらくいないでしょう。(もしいたらごめんなさい。)ウルトラマンや仮面ライダー・宇宙戦艦ヤマトを観て育った私と同じ世代のおじさんたちは,勧善懲悪のごくごく単純なストーリーで,かっこいいメカがぎっしり満載のこの映画(エピソードⅣのこと)に夢中になったのだと思います。だから,その興奮の後に,「実はベイダーはルークのお父さんで・・・」とか,「ベイダーが暗黒面に落ちた理由はパドメを助けたいからで・・・」とか余計な後日談(ん?この場合は前日談か?)を長々と作られても「いまさらそんな細かいこと言うなよ。」という気分になってしまい,いまいち新3部作の世界観の中にのめりこむことができませんでした。私の中では「主役はあくまでもルーク」「ダースベイダーは悪代官と一緒に悪巧みをする越後屋」という位置づけなのです。まあとにかく,これでとうとうスターウォーズが全6作完成してめでたしめでたし。最後に二つだけ突っ込ませてください。皆さんはⅢからⅣへ見事に繋がったとおっしゃいますが,「Ⅳになった途端R2-D2は飛べなくなる」「Ⅳになった途端ライトセーバーでの殺陣が極端にヘタクソになる。」のはいかがなものか。まあこれを何とかしようと思うと新しくⅣ~Ⅵを撮り直すしかないなあ。 [映画館(吹替)] 4点(2005-07-22 14:25:33)(良:6票) |