101. 桐島、部活やめるってよ
ゾンビ映画というのは趣き深い。が、普通の映画である。 [映画館(邦画)] 6点(2012-11-10 14:52:49) |
102. サニー 永遠の仲間たち
この新しさと陳腐さを兼ね備えた映画はハリウッドはおろか、邦画でも決して撮ることはできないと確信できる。古臭さすらオリジナリティになっていて面白い。痛快な映画であった。 [映画館(字幕)] 9点(2012-11-10 14:51:59) |
103. ディパーテッド
よく出来た話だ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-11-01 10:14:53) |
104. ランド・オブ・ザ・デッド
ゾンビが川を渡り、銃を使い、組織的になるという進化がみられる。ゾンビの国が登場して外交を繰り広げる時代も近い。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-31 01:03:05) |
105. 海と毒薬
若き奥田、渡辺が見られる。しかし葛藤は弱いか。 [DVD(邦画)] 6点(2012-10-30 21:49:28) |
106. アバウト・シュミット
ロードムービーかと思いきやそこまでではなく、毒づきもそこまでではなく、ランドールの一家のめちゃくちゃさもそこまでではなく、全て中途半端になっている印象があって、ジャックニコルソンでなければきつかった。キャシー・ベイツが動けないニコルソンに食事をさせてあげるのは完全にキャリーのパロディ。面白かった。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-28 11:51:29) |
107. 希望の国
《ネタバレ》 これまでの園作品を想像していると意表を突かれる。残酷さやエキセントリックさ、ある種のエクストリームさは影を潜め、真正面からドラマを撮っている(ようにみえる)。福島原発事故が何年前のことかわからないが、まだ国民の中には残っている設定。そして「もう逃げ場はない」というようなセリフから、恐らく本作の原発は西日本にあることが考えられる。「福島を思い出せ」のようなセリフが何度か出てきており、やはり前提となっているが、実際に福島の教訓はほとんど活かされない。妻の宇宙飛行士のような防護服は「園作品らしい」部分であったが、非常に主観的な感情が、単なるヒステリーと突き放すことを許さない。また、実際の福島の映像、津波で荒廃した被災地の映像も織り込まれており、単なるドラマではない。ラストの「愛」も園作品らしい結末だが、その平凡さは、この物語が再び繰り返されるような不安を覚えずにはいられない。園が伝えようとしたのは福島を忘れるな、という分かりやすいメッセージであろう。どこということもなく「帰ろうよ」と何度も言うチエコの言葉が印象的である。 [映画館(邦画)] 6点(2012-10-27 14:33:05) |
108. アウトレイジ ビヨンド
キャストの割に凡作だったというのが最もシンプルな評価であろう。細かい点は他の方がすでに指摘されている通り。前作の圧倒的な迫力には及ばない。 [映画館(邦画)] 6点(2012-10-09 00:28:38)(良:1票) |
109. お葬式
非常に演出、脚本ともに意欲的な映画。葬式という一連のイベントを、複雑な人間関係を瞬間瞬間に垣間見せながら描ききる。なんともいえない人間くささと不条理な雰囲気は後の伊丹作品を思わせる。 [DVD(邦画)] 6点(2012-10-01 23:59:08) |
110. イゴールの約束
ざらざらとした質感がそのまま伝わるような映像、息遣いもざらざらしている。厳密にはイゴールは約束していない。後から約束と見なしたのである。そこには父親からの指示でもゴーカートの遊戯でもなく、自らの意思による立場の表明、価値観の選択があったのである。 [映画館(字幕)] 7点(2012-09-24 23:54:19)(良:1票) |
111. 少年と自転車
いつも通り、洗練されたダルデンヌ兄弟の映画という感じ。確かによく言われるように優しい視線を常に感じるのであるが、一方で厳しさも容赦なく描かれる。ハッピーエンドかバッドエンドか分からないラストもいつも通り。 [映画館(字幕)] 7点(2012-09-24 23:50:36) |
112. 橋の上の娘
ルコントの真骨頂。 [DVD(字幕)] 7点(2012-09-20 21:50:27) |
113. 鍵泥棒のメソッド
気取った言い方をすれば、演技をする演技をするという困難さを全く感じさせない演技力の凄みを感じた。 この映画は対称性に彩られており、冒頭から首吊りに失敗した堺正人。頭から落ちて仰向けになるが、これは銭湯での香川照之の転び方と同じ体勢であることを指摘しておかねばなるまい。既にここに類似性が現れている。また、殺しを終えた香川照之が道路で渋滞に巻き込まれるシーン、ここでは映画の撮影が原因となっており、演技に出会うことが既に示唆されている。堺正人が銭湯に出かけるために階段を下るシーンではちょうど電車が左から右へ通り抜ける。これはラストに彼がアパートに帰るために階段を登るシーンでは逆に右から左へ電車が通り抜けている。また、キュイーンの装置を発動させてきたのはずっと堺正人の方で、銭湯で入れ替わった直後、スーパーで愛人を待ち合わせて工藤から逃れるシーン、殺すフリに広末涼子が登場してしまい、そこから逃げ出すシーン、と計三度出てくるが、全て引き起こしているのは堺正人である。演技をし続けている堺正人と、素に戻った香川照之の対照性は興味深い。 [映画館(邦画)] 8点(2012-09-20 14:20:31) |
114. 3-4X10月
ソナチネの原型ということか。ストーリーのつながりはあまりうまくない。絵はいいね。 [映画館(邦画)] 6点(2012-09-11 16:14:04) |
115. あの夏、いちばん静かな海。
退屈だが面白い。不思議な映画。 [映画館(邦画)] 6点(2012-09-11 09:21:56) |
116. その男、凶暴につき
ソナチネ、HANA-BIの方が完成度は上のように思う。あのあたりのアイディアがこの映画に詰まっている。 [映画館(邦画)] 6点(2012-09-11 09:20:26) |
117. トゥルー・グリット
オーソドックスだが随所にセンスが光る。映像といいセリフといい、コーエン兄弟の映画。 [映画館(字幕)] 7点(2012-09-11 09:15:07) |
118. ぜんぶ、フィデルのせい
皮肉と同情と、怒りそして静穏。利発とまではいかないかもしれないが、素直なアンナの感情は、親から友人から社会主義まで全てを問い直していく。時代背景はのっぴきならないご時勢で、そんなときだからこそアンナの率直さが効いてくる。あの時代にアンナほど素直に問う人物がなぜ現れなかったのか。それは恐らく現代も同じなのだろう。 [DVD(字幕)] 7点(2012-09-02 23:56:11) |
119. ラストエンペラー
どうしても英語に違和感を持つ。ベルトリッチの官能的な映像美は堪能できるが…。 [DVD(字幕)] 6点(2012-08-30 11:39:12) |
120. サンキュー・スモーキング
この短さですばらしいテンポを実現している。 [DVD(字幕)] 7点(2012-08-30 11:36:38) |