101. クール・ランニング
もちろん映画化決定となればドラマチックにならざるを得ないでしょう。細かいことは抜きにして楽しむつもりで見たらとても楽しいです。特に誰が目立つということは無いけど、それが作用して進行するに連れ一体感が出るのがとても良いです。 [地上波(字幕)] 7点(2017-01-24 21:41:06) |
102. ロンゲスト・ヤード(1974)
ありきたりな結末だけど、単純で気楽に見ることが出来る映画。 囚人たちの今後は普通に考えれば酷いものになりそうだが、連帯や仲間意識を手に入れたことで暗い印象は残らないので後味は良い。 [地上波(字幕)] 6点(2017-01-22 23:30:19)(良:1票) |
103. 風の谷のナウシカ
良い音楽は感情を助けますね。ナウシカの他者への愛は、気持ちは反射する実体験から深く頷かされました。 巨人兵で筋は通したものの余計な感じがしました。しかしこの作品のメッセージは共感できるし、素直に受け取りたいと思います。 [地上波(邦画)] 6点(2017-01-21 16:53:25) |
104. フェイス/オフ
よくある類のハリウッド映画。よくある無理のある展開、よくある銃撃戦、よくある追っかけ合い、よくある爆発で、よくある面白さ具合でした。 [地上波(字幕)] 5点(2017-01-21 16:20:43) |
105. リオ・ブラボー
《ネタバレ》 3人が歌って、それを見ているチャンスのシーンがとても好きです。町を包囲され緊張感が常にある状況があってのそのシーンだっただけに、気持ちが晴れるような気分で見てる方まで楽しくなってきました。 チャンスの恋愛話は余談のように感じましたが、冒頭の痰ツボ?に金を入れてそれを蹴飛ばされるシーンやグラスに付いた血のところ、デュードを撃ってしまったスタンピー爺などなど印象に残るシーンが多く、多くの人が満足できる作品だと思います。 [地上波(字幕)] 8点(2017-01-19 21:07:28) |
106. ペコロスの母に会いに行く
笑いあり涙ありの良作。最後には赤木春江演じるお婆ちゃんが可愛らしく感じました。 私事ですが、最近自分が「他者に不寛容な人間」であると感じることが多い。そんな時分に見たので、いろいろと考えさせられました。 誰もが自分の歴史を持っている。良いことも嫌なこと辛いこともあっただろう。それを経て人は年老いて存する。そして人生の終盤になっても、表面的にはどう振る舞おうと、色々なことを感じている。それを少しだけでも気に掛けることで、少しだけでも寛容になれる優しくなれる気がした。 印象に残るのが分かりやすい感情移入しやすい回想シーン。使い方が巧みでした。 [地上波(邦画)] 8点(2017-01-18 00:09:45) |
107. トラ・トラ・トラ!
今まで見たアメリカ戦争映画とは一線を画すものがあった。 こういった歴史的事実をモチーフにした作品で、更にそれが戦争であるとなれば、その物語性や面白さよりも実際にどの程度則ってどの程度相違があるのかということに私は着眼してしまうのであるが、現実は検証が難しい。 ただ、この作品はあらゆる面で中立な視点で事実を演出したいという意思が見え、好感が持てる。これから歴史を学んでいく人に見てほしいし、自分もその自分に見たかった。 [地上波(吹替)] 7点(2017-01-17 23:38:00) |
108. スピード(1994)
《ネタバレ》 確かに単純に面白い。しかし疲れます。幾度も訪れる困難と最後にトドメのディープキスがあります。 [地上波(字幕)] 7点(2017-01-05 23:29:09) |
109. プリズナーズ
《ネタバレ》 最後には良い感じでまとめてきたなという印象だけれども、長めのわりに人物描写が十分でないと感じた。 ホリーが犯人ということは唐突感があったけれど、犯人と分かるまでの登場が少なく驚きは無かった。 またケラーがアレックスを拷問している時も、アレックスが犯人でない感じが逆に伝わりすぎて惨さしか感じなかった。 もちろん被害者の少女たちとその家族は気の毒なのだが、ケラーの残忍さが犯人のホリーを上回る印象を受けてしまい(本当はそんなわけない)、同情心もスッキリ感も無いまま終わってしまったという感想です。やはり、疑わしきは罰せずの精神は大事です。 [地上波(吹替)] 4点(2017-01-05 18:09:34) |
110. 第三の男
今までに三回見た印象で言うと、見れば見るほど面白く見ることが出来る映画。しかし点数をつけるのは難しい。 ストーリーはしっかりしていて決して悪くないし、当時では画期的で芸術さをも感じるような構図や印象的なカットが沢山あって、後世に影響を与えたと言われているのも頷ける。 ただ、それが見事すぎるのか、自分自身であまりこの作品は楽しめる好きな映画とは言えないのである。筋書も仕掛けも素晴らしく感じるし見るたびに良い作品と感じるのだが、映画にのめり込めないし何だかお気に入りにはなりそうもない。 考えるに、カメラワークなどの演出が目に入る故に気が逸れてしまい、第三者目線で見てしまったので感情移入も出来なくて物足りない印象が残ってしまうように思う。 全てを充たす映画ではないが、映画が好きな人には一度と言わず幾度か見てほしい作品。 [地上波(字幕)] 8点(2016-12-29 21:21:33) |
111. 英国王のスピーチ
《ネタバレ》 事実に基づいている点と、最初は色々文句に近いことも言っていましたが自分のため家族のため国民のためになりふり構わず頑張って吃音を克服しようと努める国王の姿に、吃音や何らかの障害に悩まされている人はポジティヴになるんじゃないかなあというような余韻があります。私の身近に吃音の方はいないので吃音についての知識があまり無かったのですが、そういう人にこそ見てほしい作品です。理解が進むかもしれません。 そして何よりも、人が何かをする上で「自信」が大事なのがよく分かります。それを生むのは周りの環境が深く関わっていることを強く感じます。ラストのバーティの表情は、この後はより良くなっていくような明らかな変化が見てとれ印象的でした。 [地上波(字幕)] 7点(2016-12-28 18:58:01) |
112. 金融腐蝕列島[呪縛]
時を経てこういった映画は当初とは違う味わいが出てくるような気がします。私の世代では、今とは少し異なる当時の金融界が見てとれ、かつて学んだことや上の人から聞いていたことが合わさって面白く感じます。 どれだけのリアリティがあるのかは私には分かりませんが、ストーリーは展開が早く緊張感に溢れ、そこに人間の機微が加わって全く飽きずに見ることが出来ました。 旧態依然からのことを変えようとするのは大変なことを思い知らされます。90年代以降からの日本の停滞期を象徴しているのかなと色々と考えさせられる意味でも、時代を映した良作だと思います。 [地上波(邦画)] 7点(2016-12-27 21:10:59) |
113. 赤い靴(1948)
《ネタバレ》 映画とバレエの融合が見られて新鮮だし、バレエダンサーの動きのしなやかさに見惚れる。バレエに興味を持てました。 しかし映画の方はちょっと退屈な時間が長かった。さらに終盤のクラスターがペイジに強硬に迫った意味と、ペイジが飛び降りた意味がイマイチすんなり自分の中で消化できずモヤモヤが残りました。 [地上波(字幕)] 5点(2016-12-27 08:50:02) |
114. 96時間
まさに痛快アクション。しばしば見るような上手く行き過ぎのお話ですが、何となくの満足感を頂きました。 作中のどの女性もアホそうで都合が良いように思い、後味が悪く感じました。 [地上波(吹替)] 7点(2016-12-25 21:44:10) |
115. ターミネーター
人工知能が騒がれている2016年でも荒唐無稽な感じが全くないところが凄い! シュワちゃんが悪役だったのは意外だけど怖くて良かったです。 [地上波(字幕)] 8点(2016-12-22 23:12:32) |
116. 未知との遭遇
未知のものへの期待は共感できるが、単純に面白みがないし、訴えるものが分からなかった。 [地上波(吹替)] 4点(2016-12-22 18:21:32) |
117. 黒い雨
《ネタバレ》 後世に残したい映画とはこういう映画だと確信を持って言えます。始まって白黒映画で驚きましたが、その演出も核兵器の凄惨さを教えてくれるのに役立っていると感じました。 核爆弾の二次的被害の大きさはここまで及ぶのかと想像を超えていました。被害がいつ出てくるかという不安感に苛まれる気持ちが劇中通して伝わってくるし、他人には分からないことを教えてくれます。苦しんで生きることの辛さ、どれ程大変だろうと想像を絶します。 また登場人物の多くは、他人に迷惑を掛けたくないという日本人らしい性格で描かれており、感情移入しやすく親近感を持ってみることが出来た気がします。 時に、皆が他者の気持ちを慮るあまり物事が上手く進まないことがありますが、それって不合理ですが素敵なことだと思います。そんな心を持って生きていきたいと改めて思いました。 [地上波(邦画)] 9点(2016-12-21 18:43:35) |
118. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
見れば分かる凄い映画! 強い意志を持つスコット牧師の逞しさ。孫に会いに行く素敵な老夫婦。姉弟で乗船している弟の方のストーリーの関わり方も気に入っている。 乗り物酔いをする人じゃなければ是非お勧めしたい作品! [地上波(邦画)] 8点(2016-12-21 18:17:20) |
119. レナードの朝
毎日をしっかり生きることの尊さを痛感させられる。コミュニケーションが取れない人も生きているということは周囲も理解しているだろうが、その人の感情までをも理解しているのだろうかと問いかけられた気持ちになった。 さらに、門外漢の医師ゆえに気付きがあった点にも注目したい。物事を軽んじることがどれほど罪になり得るかを、患者を治そうと思うことを無駄のように考えていた医師を見て、自戒する思いになる。思いやりのある人になりたいと思うと、作中にあったセイヤー医師の笑顔が目に浮かぶ。 [地上波(字幕)] 8点(2016-12-17 18:32:52) |
120. 座頭市血煙り街道
《ネタバレ》 見たような筋書で時代劇っぽさを感じてしまいますが、今回はより分かりやすいのが良い。 勝新太郎演じる市の人柄と強さには見るたびに同じ男として憧れる。象徴的な雪が舞う中での最後の一騎打ちは、これだけは思いもよらない決着で、人の為に自分の命を懸ける者に超えられない強さを多十郎は感じたのかなあ。 [地上波(邦画)] 6点(2016-12-14 17:48:49) |