101. アンカーウーマン
ヒロインの成長とロマンスを描いた女性ドラマ。サクセス的な展開もありつつ、 前向きに生きるヒロイン役をミシェル・ファイファーが好演。ロバート・レッドフォードは、 懐かしい姿を。ラストはありきたりというか、ちょっと作り過ぎたかなという感もあるけど、 全体的には手堅くまとまっている作品ではないかと思う。地味な内容で印象の薄い作品だけど、 本作ではやはりミシェルの魅力に尽きる。 [ビデオ(字幕)] 5点(2012-03-03 01:39:00) |
102. ライフポッド<TVM>
ヒッチコックの「救命艇」を原作に、舞台を宇宙に代えたリメイク作品。 母船を爆発させた犯人が搭乗しているということで、狭い救命艇の中での心理描写とともに、 サスペンス性がより強くなり、最後まで手に汗握る展開を見せてくれます。 ただテレビ映画ということで、セットがチャチいのは仕方ないにしても、 製作費の関係で母船内部のセットが作れなかったのか、導入部はあまりにも展開が早すぎ。 ここで登場人物たちの人間関係やキャラ描写を、もう少しじっくりと見たかったかな。 でも総体的には面白い作品だと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2012-02-28 20:22:23) |
103. アウトブレイク
強い伝染力を持ったウイルスという内容は、現代では多くの人が興味を惹く題材かも。 お話自体は昔ながらのオーソドックスなパニック映画に、リアル性を持たせていて結構面白い。 ただウイルス関連のストーリーはいいんだけど、主人公と奥さんの夫婦関係が核になっていて、 こちらは中身が薄く、とってつけているような感じで、ドラマとしては少々物足りなかったかな。 純粋にB級パニック映画として観れば、普通に楽しめる作品ではないかと思う。 [ビデオ(字幕)] 5点(2012-02-19 19:47:00) |
104. ブギーナイツ
人間ドラマというよりは、青春ドラマという印象のほうがやや濃い映画。 ポルノ業界という一風変わった世界を舞台に、そこに携わる人間たちの悲喜こもごもの姿が、 70年代~80年代の音楽やファションとともに描写されてます。多少中だるみはあるし、 特別目を見張るようなシーンや展開はないけど、オーソドックスにまとめられていて、 ポルノ映画の舞台裏は結構楽しませてもらった。 [DVD(字幕)] 5点(2012-01-24 07:15:44) |
105. アメリカン・プレジデント
主人公の設定がやや奇抜だが、あくまでオーソドックスな展開を見せるラブロマンスもの。 政治的な小ネタを絡ませ、ストーリーに厚みを持たせてます。主人公のマイケル・ダグラスは、 猪突猛進型の性格で、そんな大統領に振り回される側近たちの様子が面白い。 その側近達はキャラこそ立ってないものの、マイケル・J・フォックス、マーティン・シーン、 選挙の対立候補にはリャード・ドレイファスと、往年の名スターたちが脇を固めているのも見所。 アネット・ベニングも相変わらず知的できれい。全体的にお話はまとまってはいるが、 ちょっとご都合主義の部分もあり、ロマンスシーンの展開は甘いチョコレートのよう。 どちらかと言えば、やはり女性向けの作品かな。 [DVD(字幕)] 5点(2012-01-14 10:33:59) |
106. ジャック・サマースビー
戦争から帰還した夫が、別人のように優しくなり・・・!? という設定が興味を惹く、ちょっと変わった展開を見せるラブストーリー。 アメリカ南部のきれいな風景や雰囲気、及び村人達の交流シーンや夫婦の心情描写もいいのだが、 設定自体が根本的に無理があるので、今ひとつ物語に入っていけず。 ラストも感動にまでには至らなかった。夫の謎で引っ張る中盤までの流れは良かったんだけど。 普通には楽しめる佳作です。 [DVD(字幕)] 5点(2012-01-07 07:50:12) |
107. あなたが寝てる間に・・・
サンドラ・ブロック主演のロマコメ作品。 序盤の設定がもの凄い乙女チックで、この映画どうなっちゃうんだろ? と心配したのだが、家族愛を絡めてこられちゃって、ほのぼの路線のほうで鑑賞する羽目に。 本音をいえば、ヒロインには初志貫徹して欲しかったのだが、なんか軽いなぁと思いつつも、 ラストを小ぎれいにまとめてくれたので、印象は良かったです。 ロマコメとしては、いい出来のほうの部類かと。普通に面白い映画だった。 [DVD(字幕)] 5点(2011-12-06 10:06:12) |
108. ドク・ハリウッド
マイケル・J・フォックス主演、彼らしいコメディー要素を含んだ作品だが、 一応お話はヒューマン・ドラマに青春ドラマをプラスさせたような映画です。 序盤の流れからラストまではほぼ一直線、主人公の選択はどちらがいいというわけじゃないし、 新鮮味も意外性もないけれど、ラストは期待どおりにほっくりとさせてくれる作品。 とても判り易いので、疲れているときなどに軽い感動ものを鑑賞したい人にはお薦め。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-12-03 20:31:57)(良:1票) |
109. プリティ・ウーマン
チョコレートのように甘い映画だけど、とてもわかりやすいし、楽しくて面白い。 いかにも「シンデレラ」といった内容で、安心して見ていられます。ただこの歳になると、 ご都合主義のストーリー展開にはさすがに気恥ずかしさが・・・。 主演の女優さんはあまり好きじゃないんだけど、本作の役柄でもちょっと鼻につくシーンが。 リチャード・ギアは、もう安定感抜群だった。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-12-01 06:29:06) |
110. 12モンキーズ
あらすじだけ見ると、いかにも破綻しそうなSF映画だけど、 シナリオは一生懸命練ったんだなぁという印象は与えてくれる作品。 「で、面白いの? お薦め?」と言われると、う~ん。微妙といえば微妙。 犯人がすぐに判ってしまう配役だけはご勘弁。この俳優さん、 他の作品でも何度か犯人役をやっているのを見かけた、いかにも怪しい面構え。 そこ以外は、それなりには楽しめる娯楽映画なんじゃないかと。 [DVD(字幕)] 5点(2011-11-21 22:58:59) |
111. 身代金
メル・ギブソン主演の娯楽サスペンス。彼の演じる親父のキャラがいい奴なのか、 嫌な奴なのか不透明で、感情表現がやたら激しいのが愉快。無茶でしょという数々の場面も、 娯楽映画ならではの面白さがあります。用意周到な犯人さんはそんな親父に引きずられちゃって、 終盤からラストにかけてはかなり陳腐な役回りになってしまったのが残念。 シナリオの完成度は高くないけど、何も考えずに楽しめる万人向けの作品。 [DVD(字幕)] 5点(2011-11-19 04:22:26) |
112. エド・ウッド
ある映画監督の半自伝的な内容を描いた、ややコメディタッチの作品。 ストーリーは取り立てて何があるってわけじゃないけど、モノクロ映像がとてもきれいで、何事にもめげない主人公の明るいキャラと、好きなものに打ち込む情熱がとても共感できる。 監督さんと一人の役者さんとのあいだで、さりげなく描かれた友情シーンもいい。 エドの映画作品を観たくて堪らなくなったのだが、間違いなく外しそうだ。 [DVD(字幕)] 5点(2011-11-05 01:23:19) |
113. スリーピー・ホロウ
ファンタジー・ミステリーとでもいった、とても変わったタイプの映画。 このファンタジーの部分で、シナリオのほうは評価が別れそうだけど、一応ちゃんとヒネリやオチがあって、ミステリーとしてはそこそこ楽しめるのではないかと。 やや暗めで雰囲気のある映像は、ティム・バートンらしい。終盤からラストにかけて、 謎解きがバタバタしてしまったのが残念。 [DVD(字幕)] 5点(2011-10-30 01:26:06) |
114. プライベート・ライアン
映像はとても迫力がある。戦争の愚かさも、十分に伝わってくる。 でもお話の核となっているライアン救出作戦が、どうにもピンとこない。 登場人物たちの描写も浅いし、彼らにも待っている家族がいるはずなのに、 あまりにも不条理すぎる。映画としての出来はいいのかもしれないけど、 戦争の虚しさと同時に、ドラマとしての虚しさも感じた作品だった。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-09-27 03:55:00) |
115. 陽のあたる教室
作曲活動に専念するために高校教師になった、ある男の半生を描いた人間ドラマ。 「チップス先生さようなら」を彷彿とさせるようなお話の展開なのだが、 こちらは音楽を通じて、がポイント。オーソドックスといってしまえばそれまでだけど、 安定感のある題材に、ラストの演出も含めて、万人向けの感動作には仕上がっていると思う。 ただ家庭内のプライベートな部分にもかなり時間を割いているので、 ラストのシーンは今ひとつピンとこなかった部分も。 [DVD(字幕)] 5点(2011-09-26 03:53:03) |
116. イレイザー(1996)
ある情報局員の活躍を描いたアクション映画。サスペンスタッチの内容で、 派手なアクションもたっぷりあるのだが、主人公のキャラとしての魅力はあまり感じない。 シュワちゃん以外の役者がやってもそれなりに観れるだろうし、 そういった意味では安定感のある娯楽作品といった感じ。面白いことは面白いんだけど、 何か甘くないマスクメロンを食べているような感じ。シュワちゃんに飽きちゃってんだろうか。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-09-24 04:15:13) |
117. ザ・ハリケーン(1999)
実話ベースの映画はとても安定感があり、本作もその内の一本。 人種差別がテーマということで、主人公の置かれた立場や苦悩はたっぷり伝わるんだけど、 キーポイントになる少年の面倒を見ているカナダ人たちの描写が不足していて、彼らの存在意義がよくわからなかった。 日本ではまず見ないケースだけど、向こうではこういったことはままあるのかな? デンゼル・ワシントンは途中でキャラが変わったような気もするが、気合いの入った役作りで、最後まで安心して見ていられる。 脚色も相当あるようだけど、彼の演技が一番見所の作品だった。 [DVD(字幕)] 5点(2011-09-14 06:54:03) |
118. アポロ13
実話ベースのドラマということだが、お話の展開は「スペースキャンプ」とほぼ同じ。 あちらが子供向けならこちらは大人向けということで、緊張感はたっぷりなのだが、 アイデアやシナリオの完成度は、「スペースキャンプ」のほうが優れている。 実話ものは感情移入がし易いという長所がある一方、下手な脚色が出来ず、 オーソドックスな流れになってしまう所が難点。ラストの盛り上がり演出なども、 「ウォーゲーム」や「スペースキャンプ」そのままで、かなり冷めてしまった記憶がある。 映画そのものの出来は悪くはないのだが、ちょっと消化不良ぎみの作品だった。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-09-08 21:16:13)(良:1票) |
119. ボビー・フィッシャーを探して
サクセスストーリーものかと思ったら全然違って、 父子の関係を軸に描きつつ、家族の在り方をテーマにしたドラマだった。 タイトルに使われているボビー・フィッシャー(チェスの名人だったらしい)は、 あくまで小道具代わり。ストーリーの内容そのものにはあまり関係ないです。チェスは面白いし、 子供の上達が早いのもわかるけど、序盤はもう少し丁寧に描いてほしかったかな。 少年の心の成長もさらりと描けていて、普通に良作だと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2011-09-07 09:13:36) |
120. スモーク(1995)
「煙の向こうに人生が・・・」というキャッチフレーズが似合いそうな作品。 一応章仕立てにはなっているんだけど、これはあまり関係なく、 主人公の経営するタバコ屋を中心にした、数々のエピソードでお話を展開させていく構成。 人情劇でありながらも、ベタベタ演出などはいっさいなく、 大人の鑑賞に耐えられる作品に仕上がっております。 地味な内容にも拘らず、妙にほっくりとさせてくれる佳作。 [地上波(字幕)] 5点(2011-09-03 12:03:47) |