101. パリ、テキサス
お互いに愛し合っていながらも、噛み合うことのない葛藤。それは確かに映画の一つのテーマでしょうが、真の愛からは遠いという気がします。アメリカを見事に切り取った映像が素晴らしい。 8点(2001-06-22 11:26:41) |
102. クリムゾン・タイド
狭い潜水艦の中での緊迫したシーンの連続。迫力満点で、楽しめる。それに、何がいいって、ジーン・ハックマンとワンちゃんの取合せの妙がいい。 7点(2001-06-22 11:25:18) |
103. パトリオット
なるほど、1700年代の戦争はああやって撃ち合うのか。嫌だね、あれは。 6点(2001-06-22 11:23:51) |
104. うなぎ
人を信じることができなくなった人間の心の回復過程をうなぎに託して展開するストーリーが意表をつき、奇妙に現実離れした舞台設定が一種ノスタルジーを誘う。 6点(2001-06-16 05:18:14) |
105. イル・ポスティーノ
一人の臨時郵便配達人が、詩人との交流を通して、詩を深く理解していく様子を、風光明媚な南イタリアを背景に心温かく描いています。残念ながら、マルコは自作の詩を発表する前に、殺されてしまう。満天の星の降る音を録音する場面には、思わず微笑みがこぼれますね。 8点(2001-06-16 05:14:55) |
106. クリクリのいた夏
ノスタルジーはいつも美しいものだ、と言ってしまえば、それだけだが、本当の魂の自由とは何か、プライドとは何か、と自問しながら、なんとも言えず爽やかな気分になります。 8点(2001-06-16 05:13:19) |
107. シンプル・プラン
原作に対してかなり割愛されていますね。少しもの足りなさを感じました。 6点(2001-06-16 05:12:11) |
108. 隣人は静かに笑う
連邦ビル爆破のティモシー・マクベイが処刑された。彼もまた、ウィリアム・フェニモアのように何食わぬ顔で都会という海に人知れず潜んでいたのだろうか。都会の人間関係の希薄さ、危うさを想うと、ちょっと背筋の寒くなる話だ。 7点(2001-06-16 05:11:06) |
109. ポネット
他愛のないストーリーですが、ヴィクトワール・ティヴィソル、なんとも可愛いですね。あの演技にも脱帽です。 7点(2001-05-26 09:18:11) |
110. リトル・ヴォイス
観終わってから「なるほど」と思うのだが、観ている時には今一つ感動が薄かったなあ。いいテーマなのに惜しい。 6点(2001-05-26 09:17:03) |
111. マイ・ハート、マイ・ラブ(1999)
「愛について言葉で語るのは、建築をダンスで表現するようなものだ」と言いつつ、危うくなったそれぞれの愛を言葉によって切り開いていく。大物俳優が揃った中でもアンジェリーナ・ジョリーの活きのよさが目立ちます。 7点(2001-05-26 09:15:25) |
112. ヒマラヤ杉に降る雪
ひそやかな愛を縦糸、人種偏見を横糸として、ふんだんに回想シーンを取り入れ、言葉少なく映像で展開を図る。印象的な作品。最後にマックス・フォン・シドー 演じる老弁護士に多民族国家アメリカの支えであるJUSTICEを語らせるところは心憎い。 8点(2001-05-19 16:10:02) |
113. ジョー・ブラックをよろしく
死神がこんなに純情無垢だとは知らなかったが、ブラッド・ビットのような死神なら、娘達はきっと夢中になるだろう。クレア・フォラーニの目線の動き、長い長いワン・カットと3時間という上映時間、中々異例の映画だ。 7点(2001-05-19 16:08:24) |
114. エニイ・ギブン・サンデー
ベテランコーチと若い経営者の確執を軸に、アメフトのダイナミックな映像をふんだんに見せてくれる。最後のどんでん返しはニヤリ、やるなっ、という感じ。 7点(2001-05-19 16:07:03) |
115. ブラス!
「フル・モンティ」最近では「リトル・ダンサー」そしてこの「ブラス!」。こういうイギリス映画を観るたびに、今の日本を嫌でも考えてしまう。サッチヤーは鉄の意志をもって構造改革を成し遂げたが故に、現在のイギリスの復活がある。日本人は果たしてその痛みに耐えられるのだろうか。「ダニー・ボーイ」、「威風堂々」ブラスバンドの演奏も良かったし、ピート・ポスルウェイトの飄々とした演技も味があった。 8点(2001-05-13 10:37:15)(良:1票) |
116. シャイン
あんな訳の判らん父親がいたら、主人公ならずとも人格を潰されてしまいそうですね。でも、アーミン・ミューラー=スタールは実にうまくこの映画を引き立てています。ピアノ演奏の奥深さも改めて感じさせてくれました。 8点(2001-05-09 12:49:40) |
117. スリング・ブレイド
最後に何が起きるのか直ぐに判ってしまうように仕立てられているが、そこに至るまでのストーリーは、極めて穏やかにかつハートフルに展開されていくので、それが却って観るものに常に一定の緊張感を与える。うまい構成です。 8点(2001-05-09 12:48:32) |
118. フェノミナン
脳腫瘍によって超能力を得る、という胡散臭い設定。超能力を得ても、ひたすら普通の市民として生きようとする主人公。こういうテーマのはっきりしない映画はどうも…。 5点(2001-05-09 12:47:16) |
119. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
ポスト・ニュー・ジャーマン・シネマということで紹介されたドイツ製娯楽映画だが、娯楽映画ということではやはり、ハリウッドに及ばない。でも、「天国では、みんな海の話をするんだぜ」というセリフは気が利いてよかった。 6点(2001-05-09 12:46:12) |
120. 忘れられない人
まあ、恋愛映画の古典的パターンと思いますが、でも、本当にこういう恋をした人は、後の人生をどう生きるんでしょうね。観終わって、ふと、そう思います。 6点(2001-04-21 16:48:05) |