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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
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1241.  さらば箱舟
いよいよマザー・コンプレックスから卒業して、少し前に克服した田舎者コンプレックスを発展させた形で描く寺山修司流都市論(という個人的解釈)。しかし、その表現手法は10年前の「田園に死す」から全く進歩していない。80年代も中盤に差し掛かり、昭和も終わろうとしている頃、時代の空白期間・70年代に咲いたアングラ・カルチャーという見捨てられた徒花を頑なに守り通そうとしたのは何故か? 気狂いや片端や乞食を使って何を表現したかったのか? いつまで勘違いしているのか? 気狂いを、片端を、乞食を使うのではなく、彼ら自身を描くことにこそ意味があるということが遂に解らなかったのか? それとも、デヴュー作で自己否定した異能作家は、時代に見捨てられたくて同じことを表現し続けたのか…、4点献上。
4点(2004-09-24 16:11:48)
1242.  草迷宮
ま、東京にも長く居たから田舎者コンプレックスは少々薄らいだみたいですね。そこで本作ではマザー・コンプレックスだけにテーマを集中。「田園に死す」も構図や色彩にこだわってましたけど、この映画は更に美しく幻想的な仕上がり(役者が美形だというのが最も大きな要因だと思う)。しかししかし、これ、丸っきり「田園~」からの使い回しじゃないの。美術や演出、そしてストーリーも何故かほとんど一緒。今回はアングラ臭を薄めてあるのかと思ったら、途中でアングラ小僧を登場させちゃうし、進歩しないな~。本作で一番良かったのは時間が短かったということでしょうか、5点献上。
5点(2004-09-24 16:11:03)
1243.  田園に死す
自らを見つめ直して、自滅したインテリ馬鹿風の前作からグッと個人的なテーマで普遍的なイメージを描こうとしたことには好感が持てます。故郷を三途の川の畔に見立て、生者と亡者がひしめく地獄の一歩手前に設定したのには共感しさえする。陳腐なアングラ演劇臭も、前作同様の田舎者コンプレックスにマザー・コンプレックスを足しただけの陳腐なテーマを描くのには合ってる(江戸っ子の上、マザコンの気が全く無い私には通用しないけどね)。でもとにかく、この映画は単純に面白いよ。最後まで観てて飽きない。ということで、えも言われぬ空気女のエロティシズムに、6点献上。
6点(2004-09-24 16:10:43)
1244.  UNloved
全編が禅問答の様な会話で綴られる、一人の女性を巡る三角関係を描いたラヴ・ストーリー(なのかな?)。この映画の面白さは、自分らしさを頑なに追及する(?)OL、バリバリのエリート・ビジネスマン、目標の定まらないフリーターという主人公三人に、お互いについて観客が抱いている印象を率直に語らせている所。一番居心地の良い場所、無理をしなくてもいい場所が、最も自分らしい場所という理屈は解る。しかし、その居心地の良さを追求する余り、周囲と軋轢が生じていたのでは居心地は良くないんじゃないか? そこに留まることに無理が生じてるんじゃないか? ここに堂々巡りが生じる。唯一明確になったのは、自分らしさを守るには鉄の意思が必要だということ。でも、それってやっぱ無理してるよなぁ…、6点献上。
6点(2004-09-21 01:00:15)
1245.  8人の女たち
色使いにも毒々しさを漂わせる、「焼け石に水」を華麗に発展させた密室ミステリー・ミュージカル映画。とは言っても、「ミステリー」や「ミュージカル」自体はパロディの補強というだけで全く意味は無い。本作はタイトル通り“femme”の実態を「悪意を持って」描くことと、“actrice”本人達のセルフ・パロディに徹するパロディ映画です。全てに絶望する館の主人こそ、我々男の代表。とにかく、こーゆー企画を立て、こーゆー脚本を書き、そしてそれを実現してしまうフランソワ・オゾンって人は本当に凄いと思う(女優魂も同様に凄い)。これはオゾンにとっての「キル・ビル」なのです、7点献上。
7点(2004-09-21 00:25:49)
1246.  ぷりてぃ・ウーマン
主人公が婆さん達であるということを除けば、泣かせ所は満載ながら、演出にも全く冒険の無い至極オーソドックスなストーリー展開(本作は「実話」じゃなくって、実在する劇団をモデルにしただけのフィクションです)。しかもこの婆さん達はオープニングから矍鑠として、凄くイキイキしています。そして、この騒動に影響を受けて変化するのも婆さん達ではなく、帰郷してきた孫娘の方。そう、本作は老人の老人による老人の為の映画ではなく、昭和勝ち「逃げ」組の元気な老人から、平成負け組の若者への応援歌として作られている。本作の真の主人公は西田尚美なのです、6点献上。
6点(2004-09-21 00:21:10)
1247.  金髪の草原
【sirou92】さんの仰る通り、ダメな邦画の典型。まず撮影がダメ。自主映画でもない、ドキュメンタリーでもない、ましてやドグマ映画でもない「ファンタジー」映画なのに、これは酷過ぎる。それに演技がダメ。お遊戯じゃないんだから、もっと真剣にやろうよ(唯野未歩子だけがリアルな演技で浮いてるし…)。子役にもちゃんと演技つけようよ。そしてもちろん演出もダメ。伊勢谷君が伊勢谷君に見えるのは伊勢谷君だけなんだから、伊勢谷君が登場するのは伊勢谷君の主観シーンだけの筈でしょ。金髪の草原だってちゃんとヴィジュアルで見せてよ、表題なんだからさ…。最も解せないのは、二階への階段を登るのにも苦労する老人が、どーやって屋根の上に上がるのさ? もう少し頭使おうよ。従って残りの原作・脚本他に3点献上。
3点(2004-09-21 00:18:45)
1248.  死国
ちょっと極端に評価が低すぎませんか? 決して褒められた作品じゃないですけど、(特に邦画には)もっと酷い映画だって沢山あるし、そこまでコキ下ろすほど悪くはないと思いました。それに、黄泉がえった悲劇の鯖折り美少女・栗山千明を発掘した功績は偉大(さすが角川)。問題は演出にあると思う。主役三人の人物造形や正義のお遍路さん(?)の扱いが中途半端。また、四国全土が舞台となる空間的広がりのある題材なのに、映画が非常にこぢんまりしてしまってる(しかも何か貧乏臭いんですよね)。ということで本作に最も相応しい点数、【ひかりごけ】さん提唱の死点献上。
4点(2004-09-21 00:16:31)
1249.  ひみつの花園
いやはや、とにかく面白い(「裸足のピクニック」はもっと面白いってか。早速観てみよう)。本作の前では「ウォーターボーイズ」なんか、プールの底に沈んだまま浮いてこれないでしょう。この映画にこそ「ノンストップ・ガール」というタイトルが相応しい。回転し続ける話の方も良いですけど、もう西田尚美最高! 彼女自身はイヤかもしれませんけど、これが彼女のベスト・アクトなのは間違いない。マイナスはやっぱ自主映画っぽさかなぁ、貧乏臭さが嫌いなもんで。もっとビッグ・バジェットで、「1941」や「バーティカル・リミット」並みの映像でこの馬鹿映画を再現して欲しいです、7点献上。
7点(2004-09-21 00:14:37)
1250.  青の炎
既に指摘されてる様に、完全に演劇的な脚本(台詞)をそのままアイドル達(私、流石にあややは知ってますけど、恥ずかしながら二宮和也君って全く知りませんでした)に演じさせつつ、逆に撮影手法は並みの監督よりも徹底した映画的手法を採用。これって、スケールは違えど「ロミオ+ジュリエット」の影響じゃないですかね。バズ・ラーマンの「赤」に対して「青」をモチーフにしてるのも偶然ではないでしょう。テーマ的にも少年犯罪って言うよりミステリーの方に比重があり、純粋な娯楽映画とも言えないし、アラもありますけど、蜷川幸雄の言う「正統なるアイドル映画」の範疇には納まらない独特の作品に仕上がっていると思います。それしてもラストのあややは、はしのえみがする顔真似にそっくりでした(当たり前か…)、6点献上。
6点(2004-09-21 00:10:09)
1251.  ワールド・アパートメント・ホラー
アニメ作家も一度は実写にチャレンジしたくなるのか、大友克洋実写初監督作は、社会の底辺で生きる不法滞在者の吹き溜まりを舞台にした、初期の大友マンガ風設定のホラー・コメディ。設定的にはもう少し弾けた展開も期待できたと思うんですけど、映画としては非常に無難な仕上がり。これはボロアパートの住人たち各々のキャラクターの描き分けが出来ていない所為だと思う。それぞれのキャラをもっと際立たせるだけで、ずっと面白い映画になった筈。それにしても、時代背景がモロにバブル期なので、映画の見た目の印象は凄く古臭い感じになっちゃいましたネ、4点献上。
4点(2004-09-21 00:08:17)
1252.  MAROKO/麿子
演劇に近いものって、これ、二昔以上前の小劇場演劇を模倣しただけですよ。一幕一場・六幕ものの不条理劇をアニメで再現しようという発想は面白い。しかし、最も表現に制約の無いアニメという媒体で、最も制約のある舞台劇を再現することに意味があったんでしょうか? 枷を嵌めることで新しい表現に挑戦したなんて言わせません。だって、ここには新しい表現どころか、単なるパロディしか存在してないんですもん。確かに一幕目は目新しさもあって興味を引きましたけど、以降は代り映えのしない場面と聞いたことのある様な台詞ばかりで、流石に飽きちゃいました、4点献上。
4点(2004-09-21 00:07:58)
1253.  
鬱屈した精神を痴漢行為でしか開放できない童貞男を主人公に、80年代以前の若者像を描く青春映画。記憶を辿れば前年の「十九歳の地図」と印象が近いかも。理由無き怒りの矛先として新聞の配達先を勝手に断罪、嫌がらせをする「十九歳~」の主人公に対し、心に抱えてるものが怒りなのか、焦りなのか、恐怖なのかは解りませんが、純は通勤途中に出会う女達を勝手に断罪、痴漢します。それはともかく、本作を有名にしたのは作品のテーマや出来ではなく、現在では立ち入り禁止らしい長崎県端島(軍艦島)ロケとリアルな痴漢シーン(と海外映画祭への出品)。確かに軍艦島のインパクトは鮮明に憶えてますし、タイプの違う様々な女が痴漢される様は、結構そそられるものがありましたっけ…。という訳で、5点献上。
5点(2004-09-21 00:07:34)
1254.  エスパイ
邦画衰退の強力な推進役となったであろうトンデモ映画。超能力映画の筈なのに、こいつ等の超能力の役に立たないこと立たないこと。敵は敵で、捕まえた由美かおるに何と催淫剤(!)を投与しちゃう馬鹿揃い…って、何で自白剤じゃなくて催淫剤なのさ、単なるエロ集団か? それにシャルル・ド・ゴール空港(らしい)のカフェが、ほとんど「喫茶マイアミ」に外人座らせただけ。しかも店内に流れるBGMがムード歌謡ってどうよ? なのにゴア・シーンだけはやけに力入れて作ってあるじゃん。あ~っ、これがエロ・グロ・ナンセンスって奴か!? だったら少し点を上乗せしよう、3点献上。
3点(2004-09-21 00:07:09)
1255.  クリミナル・ラヴァーズ
「ナチュラル・ボーン・キラーズ」風の逃避行型ロード・ムービーかと思いきや(だってタイトルが「クリミナル・ラヴァーズ」だし、二人が典型的なバカップルなんだもん)、途中から「本当は怖いヘンゼルとグレーテル」へと変貌。確かに【SAT】さんの書かれている様に、ここにはありとあらゆる悪徳が描かれてる。虚言、誘惑、嫉妬、殺人、強盗、監禁、男色、カニバリズム…。フランソワ・オゾン作品は消毒臭の漂う様な映像が多かったですけど、本作はやけにヘヴィでダーティ。何を伝えたいのかは今一つ解りませんでしたが、サスペンスフルな展開で最後まで見せてくれました、6点献上。
6点(2004-09-14 23:23:56)
1256.  サマー・ドレス 《ネタバレ》 
見るからにゲイの友人と海辺にバカンスに来た青年が、砂浜で女に出会う。「女性は初めて」だと言う青年を女は意に返さず青姦に突入。林の中で全裸になって女に突っ込んでいると、その間に青年の荷物が盗まれてしまう。全裸だったので仕方なく女の「サマードレス」を着て帰ると、それに欲情した青年と友人はキッチンで始めてしまい、今度は青年が突っ込まれる番。翌日、青年は女に服を返す。以上が掛け値なしの全ストーリー、15分。ロカルノ映画祭グランプリ受賞作ってことですけど、これはよー解らん。よー解らんので粗筋しか書きようがなかった…、5点献上。
5点(2004-09-14 23:22:21)
1257.  一票のラブレター
反目し合う男女が旅を通して惹かれ合っていくという典型的なロード・ムービーのスタイルを採りながら、そこで出会う人々が形作るのはイランの現実。必死になってデモクラシーを捲し立てる女の子が直面する、地方が抱える近代化との軋轢と宗教の壁(同じ国の同じイスラム教徒ですら、これだけ説得が困難だとすると、彼らは他国の異教徒の話なんか絶対に聞かないでしょうネ)。でも、映画の時間はほのぼのと過ぎていきます。ラストに忽然と現れる軍用機のシーン等、ビジュアル・センスも抜群(こういう長回しなら大歓迎)。ところで、最後のあれは「ラブレター」だったんでしょうか。島の全員の説得に失敗した女の子が唯一宗旨替えに成功した人間が、このガチガチの兵士だったんじゃないですかねぇ…。ということで、6点献上。
6点(2004-09-14 23:20:41)
1258.  焼け石に水
この邦題って直訳なんですね。この諺は万国共通なんでしょうか? てなことは置いといて、この示唆に富んだタイトルを冠した本作には脚本の非凡さと、それを「そのまま」、しかも巧みに映画にしたフランソワ・オゾンのセンスを感じました。最初は怪しい雰囲気のゲイの話、続いて普通の倦怠期夫婦と同じ様なゲイ・カップルの話、ゲイに飽きてきた所で無邪気な男女恋愛の話、そして最後は、揃いも揃った全性別に渡る馬鹿共の話になる。「焼け石に水」ってのはレオポルドに対してじゃなくて、他の三人のことじゃないですか? 言い換えれば「馬鹿は死ななきゃ直らない」ってヤツ。ラスト・シーンがそれを象徴してます。私も一瞬彼らは囚われたのだと思ったんですけど、そうじゃなくて、彼らは自ら留まっているのです、6点献上。
6点(2004-09-14 23:16:54)
1259.  海をみる
これは面白かった。フランソワ・オゾンの短編映画(実際は中篇)であるということしか知らず、タイトルから退屈なアート系作品だとばかり思ってたので、まさかの展開に驚きました(もちろん、これは「芸術」等ではありません)。「ファニー・ゲーム」にも似た感じですけど、こっちの方が断然上。オゾンは観客が主婦・サーシャを蔑む様に仕向けていく。すると同時に、タチアナの憎悪が表面化していく。クライマックスは食卓の場面。タチアナの質問が徐々に、そしてずかずかとサーシャに踏み込んでいく。二人を切り返す毎にどんどん表情に寄っていくカメラ。「もうやめてーっ」という位の息詰まる緊張感。電話が鳴って引きの映像に変わった瞬間、私もホッとして思わず息を漏らしてしまいました。こんな経験、最近ではありません、7点献上。
7点(2004-09-14 23:15:58)
1260.  酔っぱらった馬の時間
クルド人の手で作られた初めてのクルド語の映画ということですけど、本作ではクルド民族「特有」の事情は一切描かれていません。極貧を必死に生き抜く子供達の映画は世界中で作られており(要するに、世界中が貧困に喘いでいるのです)、物語的にも珍しいものではありません。しかし、極めて映画的な演出や画作りがなされており、それらのジャンルの中では非常に優れていると思います。大地の張藝謀、砂漠のモフセン・マフマルバフ、そして山岳の新人バフマン・ゴバディといった感じでしょうか。特に、身体の小さな不具の長男と理想の身体を持つボディ・ビルダーのポスターの対比に、監督の冷徹で深い洞察力を感じました(並の監督ならこんなこと出来ない)。本作は単なるお涙頂戴映画ではありません、7点献上。
7点(2004-09-14 23:14:52)(良:1票)
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