1261. 男はつらいよ 私の寅さん
私はけっこう好きです。最大のハイライトは、寅さんが風呂をかき混ぜるシーン。なぜか泣けて泣けて仕方がありませんでした。前作まで何本か見て、「とらや」での傍若無人ぶりにちょっと辟易していたのですが、逆の立場になって初めて家族のありがたみを知ったのでしょう。でも不器用だから、ああいう形でしか感謝の気持ちを表せない…。私にとっては最高に温かく、かわいらしいシーンでした。岸恵子をもう少し見たい気もしたので、マイナス2点。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-01 15:00:19)(良:2票) |
1262. WATARIDORI
《ネタバレ》 映像はすばらしい。フィクションかどうかは別として、とにかく視点が斬新でした。ただ、唯一残念なのは、残酷なシーンが微妙にカットされていたこと。銃で撃たれるシーンはありましたが、カニに食われたり、ペンギンの子供が親の目の前で襲われたりするシーンなど、もっと決定的瞬間の映像もあったはずです。私は別にグロ専ではありませんが、もし制作者に自然界のありのままの姿を映し出したいという意図があったのだとすれば、そういうシーンこそ残すべきではなかったかという気がします。この映画が“環境ビデオ”の域を出ていないのは、そのあたりに原因があるのではないでしょうか。 [DVD(吹替)] 6点(2005-11-01 08:18:35) |
1263. 伽倻子のために
スレ立てて下さった方、感謝。でも、コメントは私の1件で終わるような気もします。だって地味だし、つまらないから。この作品、原作はメチャクチャおもしろくて、いつか映画も観たいなと思っていたんですが、先日、NHKのBSでようやく念願がかないました。ところが…。おそらく原作を読んでいない人には、何のことやらさっぱり理解できなかったと思います。もっと熱い場面もあるはずなんですが、まったく描写されていませんでした。残念です。ただ雰囲気だけは伝わってきたので、この点数。 [地上波(字幕)] 2点(2005-07-28 06:51:22) |
1264. ウエスト・サイド物語(1961)
《ネタバレ》 音楽もダンスもいいんですが、どうしても気になる点が一つ。アニタは最愛の人を殺された上、殺した男を助けるために危険を冒し、さらにレイプされかかってしまうわけですよね。彼女はこのドラマの最大の犠牲者だと思います。しかも、その後のフォローもなし。ひどすぎる。ヒロインさえ輝けばいいのか? 彼女は絶対にPTSDになっちゃうと思うんですが……。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-25 02:07:07) |
1265. 青の稲妻
徹頭徹尾、見どころなし。全編にわたって誰かがタバコを吸ってるだけでした。見事なまでの時間のムダ。他の追随を許さぬつまらなさ。なんでこんなの借りたんだろうと、自責の念に苛まれる今日このごろです。 [DVD(字幕)] 0点(2005-07-24 12:39:52) |
1266. セント・エルモス・ファイアー
どうってことのない映画ですが、いつの間にか自分の学生時代や卒業したての頃を思い出して、胸のあたりがチクチクしたり、ザワザワしたり。そんな思いにさせてくれるのは、ひとえにD・フォスターのセピア色風BGMのおかげでしょう。米版「ふぞろいの林檎」ですね(「ふぞろい」のほうが好きですが)。 [地上波(字幕)] 5点(2005-06-19 22:02:21) |
1267. 真実の瞬間(1991)
地味な作品ですが、なかなかおもしろかった。狂気の世界というのは、日常生活と紙一重のところにあるんですね。 しかも、誰もがおかしいと思いつつ、誰もマトモに反論できない。自分がかわいいから。明日は我が身かもしれません。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-04 19:30:28) |
1268. ダンス・ウィズ・ウルブズ
「ラストサムライ」の元ネタ映画ですね。白人以外を好意的に描けば、“慈悲深いヒューマン映画”の出来上がり。ただ、何より驚いたのは、K・コスナー以外、マトモな白人が一人も登場しないこと。それでも評価が高かったということは、それだけ米人の懐が深いということでしょうか。それともK・コスナーだから許されたのでしょうか。映像が予想外にきれいだったので、この点数。 [地上波(字幕)] 5点(2005-06-04 10:56:08) |
1269. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 - スペシャル・エクステンデッド・エディション -
もともと映画館で観るには値しないと思っていたし、レンタル代を払うのも惜しかったので、永久にスルーするつもりでした。たまたまBSでやっていたので「タダならいいか」と思って観たのですが、タダで正解でした。いかにもハリウッド的で、「スターウォーズ」の焼き直しでしかありません。いったいいつまで同じパターンを繰り返すのでしょうか。重厚度ゼロ、感情移入度ゼロ、敵味方がゴロゴロ死んでも痛み感覚ゼロ。最後まで観通した自分に1点。 [地上波(吹替)] 1点(2005-05-14 16:40:12) |
1270. パルプ・フィクション
このスレをざっと読んで、ちょっと覚悟して観たのですが、思ったよりフツーでした。娯楽映画としてはけっこういいんじゃないでしょうか。冒頭でS・ジャクソンとJ・トラボルタの服装が急に黒服からTシャツに変わったとき、さして気にも留めなかったのですが、実はここに“壮大”なストーリーがあったんですね。 [DVD(字幕)] 7点(2005-04-21 04:30:25) |
1271. ジャスティス(1979)
アル・パチーノ若っ! スカッとさわやか青春ドラマでした。でもやっぱり、彼には正義漢よりドロドロのピカレスク・ヒーローのほうが似合ってるかな。最後の弁論を聞いていて、なぜかジョン・ケイジ(アリー・myラブ)を思い出しました。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-17 23:54:32) |
1272. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
《ネタバレ》 ネタバレ的なことを書くのは嫌いなんですが、ラストの笑顔の意味について、私なりに解釈してみます。あれは、焼死体が替え玉であると見抜き、ウッズが生き残ったことを確信した笑みだったのではないでしょうか。もともとデ・ニーロはウッズを死なせたくない一心で内通したわけですから。またウッズも、デ・ニーロが見抜くことを見越して焼死体を使い、生き残ったというメッセージを伝えたのだと思います。ついでに言うと、清掃車に飛び込んだ(ように見せかけた?)のもウッズの替え玉だと思います。ここで伝えたかったのは、もう二度と会わない(会えない)ということ。つまりウッズは同じ手を二度使って、デ・ニーロと“言葉以上の会話”をしていたんじゃないでしょうか。そう考えると、かなり重厚な友情物語になりませんか? ちなみに私が観たのは完全版です。 [DVD(字幕)] 8点(2005-04-10 00:43:07)(良:3票) |
1273. ナチュラル
「ピーナッツ」のチャーリー・ブラウンが「この映画のラストにはいつも泣かされる」と言っていたので、観てみました。泣きはしませんでしたが、そこそこいい映画だと思います。恐らくロイ・ホブスは米人にとって伝説上の人物でなのでしょう。そういう予備知識やリスペクトがあれば、きっともっと楽しめたと思います。ある種のファンタジーですから、オーバーな演出も気になりません。ただ唯一、R・レッドフォードがどうしてもメジャーリーガーには見えませんが…。 [DVD(字幕)] 7点(2005-04-09 02:38:03) |
1274. ボーン・アイデンティティー
ずいぶん都合のいい記憶の消し方があるものですね。だいたいマット・デイモンが強すぎ。でも、アクションものとしては出色の出来でした。カーチェイス、スナイパーとの戦い、ヒロインとの偶然の出会い、そして絶望的に強大な敵等々、定番的要素が臆面もなく盛り込まれていましたが、とりあえず飽きなかったから良しとしておきましょう。 7点(2005-03-28 05:45:49) |
1275. ブレイブ
言いたいことはわかるんだけど、いま一つピンと来ないというか、全体的に起伏がないというか。でも、辛口のストーリーはけっこう気に入りました。それはともかく、後半の格闘シーンについてですが、「ミッドナイトエキスプレス」にもそっくりな描写があったような気が……。あれが欧米流のケンカの定番なんでしょうか。 6点(2005-03-28 05:27:44) |
1276. ゴッホ
兄貴も弟も、なんで狂気に陥っていったのか、ようわからん。一見するとキメ細かく描いているようですが、けっこう荒い。大雑把な人となりを知るだけなら、ちょうどいいかも。 4点(2005-03-25 06:33:29) |
1277. 日本海大海戦 海ゆかば
三船敏郎も佐藤浩市もガッツもいい味出してます。でも、主役(?)の沖田浩之と三原順子がショボい。大仰なタイトルのわりに、安い恋愛ドラマになっています。肝心の戦闘シーンも、暗くてカット割りが激しくて、何がなんだかようわからん。その上、あまりにも唐突に終わります。予算が尽きたのでしょうか。同じ時代を描いたものなら、「二〇三高地」のほうがずっと面白いかな。大昔の映画にケチをつけるのもヤボですが。 6点(2005-03-25 06:23:29) |
1278. ジーリ
駄作っぷりが見事。コメディにしては中途半端だし、かといってスリルがあるわけでもない。予定調和的な終わり方も見どころなし。A・パチーノのシーンだけ浮きまくり。唯一の収穫といえば、爪の見方ぐらいかな(信憑性はないけど)。この映画のイメージを一言でいえば、“冷笑”です。 1点(2005-03-22 00:11:56) |
1279. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
やっぱり軽~い娯楽映画ですね。J・デップが主演だからけっこう期待したんですが、ディズニー映画に深さを求めた私がアホでした。それと、ヒロインがヒーロー顔負けの活躍をすると引いてしまうのは、私だけでしょうか。 4点(2005-03-13 05:20:14)(良:1票) |
1280. 東京原発
けっこう面白い。たんなる感情論ではなく、一応技術論を踏まえている点も好感が持てます。ただし、やっぱり“事件”の描き方がショボすぎ。このあたりが日本映画の限界でしょうか。そしてもう一つ、後半に製作者の意図があからさまになった点か残念でした。結局は単純な勧善懲悪モノだったんですね。もうひとひねりして、賛否両論を喚起するような結論でもよかったような気がします。 6点(2005-03-13 05:04:03) |