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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1281.  二十歳 《ネタバレ》 
 これは青春群像劇になるのでしょうか。3人の主人公。それぞれの世界が均一に描かれます。  最初は高校生活での出会いを描いているため、3人一緒の描写が多い。その後3人はそれぞれの道へ。  ある者は大学へ進学し、堅実な生き方を望む。  ある者は漫画家という夢を追いかける。  ある者は金持ちの両親に甘えて自堕落な生活を送る。  どれも日本の若者にそのままあてはまりそうな現実感があり、それぞれのエピソードが興味関心を引きます。  ですがきれいに3等分されてしまったため、薄味、消化不良になってしまった部分はあります。きっと連続ドラマというスタイルでじっくり見せてくれるほうが、この手のストーリーには合っているのでしょう。  3人の掛け合いは面白く、前半は笑える部分も多い。  後半は若者特有の恋愛や未来への悩みに焦点があてられ、笑いの要素は鈍化する。  それならそれで良い。それぞれの悩みに真剣に向き合ってくれるのであれば、それなりに味わい深い作品になっていたでしょう。  ところがこの作品では、それすらも悪ふざけで茶化そうとします。その最たるものが食堂での大乱闘。もしかするとやり場のない若者の気持ちをここで爆発させたかったのかもしれませんが、それにしてもカタルシスのかけらもない。個人的には度を超えた悪ふざけにしか見えなくてちょっと辟易させられました。  とゆーわけで後半面白さが失速しちゃったように感じたのですが、ドンウのラストの笑顔を見るとなんだかオールOKな気もしてきました。  ちなみに女優さんたちはみんなかわいくて良い感じです。  ただ下ネタがきつめなので、家族で見るには向かない映画だと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2021-06-08 09:51:25)
1282.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 
 プレデターが正体不明だった1作目は、やはり超えられませんね。すでにネタがわかっているという制約のなか、適度な緊張感とキャラの豊富さで、水準以上の作品にはなっていると思います。  プレデターシリーズでなければ7点以上をつけるところです。どうしても『プレデター』と冠したものは期待値が上がってしまうものですが、その期待を超える作品とはなかなか出会えません。  いきなり落下傘からのスタートというのは斬新でスリリング。目が覚めたらスカイダイビング中なんて、考えただけでも恐ろしい。つかみはばっちりでしょう。惹きこまれます。  各地の戦場から、その道のプロや猛者を選別して拉致ってきたって設定もぶっとんでいますが、その中に殺人鬼や囚人やヤクザが混じっているのが凄い。  ただ、キャラが豊富でも、その強さの描き方が足りません。それぞれの肩書きを言葉で紹介するだけ。だから本当はもっと強い集団のはずなんだろーけど、それが伝わってこない。『プレデターに狩られる者達』という域を出ていないのです。これじゃあ企画倒れ。  モーフィアスには悪いけど、ノーランドのエピソードなんてまるまるカットして、1人1人のキャラが地球にいたときどれだけぶっとんだ存在だったかを描いたほうが良かったように思います。  ラストはハッピーエンドとは程遠く、新たな戦いが始まるところで終わります。2人が宇宙船で脱出しながら、パラシュート部隊をそらから眺めるという終わり方だったら、私好みの余韻に浸れたんじゃないだろーかと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-06-08 02:45:32)
1283.  ハナミズキ 《ネタバレ》 
 劇中の時代設定が長いスパンの映画はちょっと苦手。連続テレビドラマならまだしも、映画でそれをやってしまうと圧倒的に尺が足りなくなってしまうから。実際この作品もひとつひとつのエピソードが瞬く間に過ぎ去っていって、感傷に浸る暇もありません。  紗枝と康平は、相手のことより自分のことが好きな人間に見えます。もちろん誰しもそーゆー一面は持っているでしょうが、この二人はあからさま。だから二人に全然感情移入できませんでした。  そして思っていたより暗いストーリー。明るい雰囲気の滑り出しだったんですけどね。序盤の空気で終始楽しませてくれたらもっと高評価です。  木内家は悲惨じゃないですか?父が死に、借金が膨らんで破産。母と妹は親戚のところに身を寄せ、妻からは離婚をつきつけられる。絵に描いたような一家離散。康平が、リツ子が出て行った後一人でご飯食べているシーン、見ていられないです。  リツ子に想いを寄せる康平の友人や、木村祐一演じる真人兄ちゃんなど、好感の持てる人物もいますがすべて脇役。メインの登場人物が共感できない人間ばかりなのはチト辛い。  カナダで紗枝が、康平の作った船の模型を見つけるシーンなど、ちょっとわくわくさせてくれるストーリー展開は好き。  基本こーゆー系のラブストーリーはファンタジーの一種だと思っていますので、極端なリアルはこちらも求めていません。  この映画に出てくる小さな偶然の積み重ねを見せてくれるのはフィクションの世界だけ。だから最後は無理矢理なハッピーエンドでも全然問題なし。むしろそーゆーのが見たくて映画を見ていると言っても過言ではありません。
[DVD(邦画)] 6点(2021-06-07 02:15:34)
1284.  パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海 《ネタバレ》 
 スタートこそわくわくさせる滑り出しだったのに、終盤に近づくにつれどんどん尻すぼみに。序盤とばしすぎて後半息切れしちゃいましたか。  タイトルにもなっている『魔の海』ってのがこの映画のメインイベントなはず。にも関わらずそこで出てくるクリーチャーがでかいイソギンチャクみたいなのと、サイクロプス1匹ってのはいかがなものか。いや、海の主みたいなのはすげー良かったんだけどサ。なんか序盤で期待させるもんだから、出てきたのがそれだけじゃあ物足りないのですよ。  そして神々の生みの親であり最強最悪のラスボスの復活直前で再会を喜び合うパーシー兄弟。  いやいやいや。早く金の羊毛とってくださーい。ほらー復活しちゃったじゃーん。って、これはもはや人災ですよ。そんな馬鹿な話がありますか。  更にはルーク。いや、こいつが生きていたのは嬉しいサプライズだったのですが、結局こいつ何にも成長していないじゃないですか。相変わらず思春期真っ只中で、『父親どもがむかつくから、つえーやつに頼んで父親たちに一泡吹かせるぜー。』って。なんというしょぼい動機。で、『私が復活させたんですー。』ってそのまんまかい。ほらー食べられちゃったじゃん。なんという小悪党。  なぜルークがキメラみたいなモンスターを従えられるのか。いや、それを言うなら人望も将来性も何も感じさせない小物臭ばりばりのこんな優男になぜ部下達はつき従っているのか。世代交代を声高に叫ぶルークに同調しちゃってるのかな?  郵便局、物を消すテープ、タレイアのエピソード、オープニングの『VS嵐』に出てきそうな競技、コルキスの牛、海馬、1つ1つを取り上げるとどれも良かったんですけどねー。ストーリーの拙さと演出の弱さによる盛り下がり感がなんとも・・・
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-05-15 03:30:20)
1285.  半分の月がのぼる空 《ネタバレ》 
 感動しました。泣きました。でも何でしょう。この腑に落ちない感じは。  時系列トリックで奇をてらい、この映画ならではのサプライズ企画。ですが結局ヒロインが亡くなってしまう悲劇にしちゃうんだったら、結局星の数ほどあふれているお涙頂戴難病ドラマの枠から出ないと思うのです。もういい加減、誰も死なない難病ものが見たいです。  それにそもそもこのトリックは必要だったのでしょうか。そりゃあ驚きましたし、虚をつかれたことは否めません。ですが振り向いた女の子が違う子だったとき私は頭が混乱し、ヤンキー少年が大泉洋に喰ってかかったときには、完全に置いてけぼりになってしまったのです。『意味がわからない』という意味ではなく、『もしかして・・・だったらやだなー』という心の置いてけぼりです。そしてその嫌な予感はものの見事に的中してしまうのです。  私はうんざりするほどワンパターンな映画が好き。  裕一が、最後は大泉洋演じる心臓外科医にお願いして里香を助けてもらう、そーゆーべたな映画だと思い込んでいたし、それで良かったのです。里香が助かって、2人幸せな未来を築きましたっていうオチなら満点つけたって良い。  ついでに言うと、裕一は子供と大人で役者が変わったのに、里香は同じ役者さんなので、どーにも変な感じを受けてしまいます。  一人一人の役者さん達の演技はもう素晴らしかった。とりわけ主演二人は最高です。  それだけに、最後まで大人裕一に感じる違和感を拭えなかったのが残念です。
[DVD(邦画)] 6点(2021-04-29 03:13:14)(良:1票)
1286.  シーサイドモーテル 《ネタバレ》 
 いわゆる群像劇。苦手なジャンルなんですが、これはまだ見られるほうでした。  特に借金取りのエピソードは緊迫感があって面白い。  それぞれのエピソードは基本的に独立。本格的に交わることはなし。  だけどスーパーの社長の女装や、ぎっくり腰で呼んだ救急車が、ちょっとずつ他のエピソードに影響を与えているのが面白い。そもそも亀田とキャンディが出会ったのも、元はと言えばスーパーの社長がキャンディのお店に電話したのがきっかけ。こーゆー絶妙なつながりを楽しむってのも悪くないもんですね。  登場人物はドラマを面白くするために多少デフォルメされている部分はありますが許容範囲。  山田孝之は好きな俳優さんですが、彼が演じる今作での朝倉はクソヤローで最低。柄本時生演じるチー坊も躊躇なく女を殺そうとしたり、引き金をひいたり、ちょっと笑えないキャラでしたね。  ただそれ以外は眉をひそめるほどの悪人は出てきません。だけど魅力的な人物もいない。見ていて『誰がどーなっても、まあ別にどーでもいーや。』って感想しかありません。  一番つまんなかったのがキャンディとセールスマンのエピソードなんですが、最後にはあの二人にうまくいってほしいと思っていたので、いつの間にか感情移入しちゃったようです。  あと温水さんよかったです。一瞬だけ凄むシーンがあるんですが、目付きが怖い怖い。凄んだときの迫力はさすがベテランといった感じ。とは言え、爪きりでの拷問はまじで痛そうなので勘弁してほしかったです。
[DVD(邦画)] 6点(2021-04-27 04:50:54)
1287.  ビキニ・カー・ウォッシュ 《ネタバレ》 
 青春セクシー系サクセスコメディ。  セクシー路線なんですけど、女優さんたちはそこまでかわいいってわけではない。  それなりに露出があるので家族で見るには不向き。かと言って1人で見て興奮するようなレベルでもない。  そっち方面を期待しても、期待しているほどのもんは出てこないと思っておくのが良いでしょう。  ブリタニーとトリは個人的にかわいかったですが、ブリタニーは水着にすらなりません。  ストーリーはある洗車場を経営し、1週間で利益をあげるというもの。  こーゆー目的がはっきりしたビジネスドラマは単純明快で好きです。すべてがトントン拍子に進んでいくので、ストレスフリーですが、うまくいったときの爽快感もかなり薄味。サクセスものとしては淡白な仕上がりです。  主人公は真面目。友人は適当。計算に強いけどモテナイ男の子。あとは水着女子。人物設定もありきたりで、水着美女が洗車すること以外の真新しさはない映画です。  『水着で洗車』のシーンはうなるほど出てきます。だから中盤には飽きます。  ただ個人的にみんなで協力してひとつの仕事をするっていうのが好き。一番好きだったのは街中でビラを撒くシーン。あーゆーのやったことがないので憧れます。とはいえ、ほとんど学園祭レベルのノリではあるんですけど。  ヤクザ、教授、厳格な父といくつかハードルが用意されていますが、たいした苦労もなく乗り越えます。  気軽に見られる一方で、超薄味な作品であることは否めません。B級映画としては楽しめるほうだとは思います。
[DVD(字幕)] 6点(2021-04-26 13:27:34)
1288.  パリより愛をこめて 《ネタバレ》 
 テンポが良い。スピード感がある。主人公のフィアンセがテロリストってのも意外性があって驚く。全然退屈しない。退屈しないんですけど、なぜかどーにも気分が乗らない。  なぜでしょう。悪い意味でワックスが超人すぎるからかもしれない。  なんか似たプロットの映画を以前見たことがあったせいで、ワックスが悪徳捜査官で、リースが最後はワックスと直接対決をして正義の鉄槌をくだすようなイメージが勝手に浮かんじゃったのです。全然違いました。ワックスは最初から最後までただの凄腕捜査官でした。  ですので、内容の割には緊張感に欠けます。  リース目線でストーリーが始まったのに、気付けば映画はワックスの独壇場。リースは蚊帳の外に置かれ、ほとんど傍観者扱い。リースと一緒にこちらまで蚊帳の外に置かれている気分になっちゃいました。  リースの足手まとい感が凄くて、終始新人研修につき合わされている気分。  フィアンセはお気の毒で辛い結末なんですが、そもそも感情移入しづらい作風なので、そんな結末にも関わらずさらっと見られるサスペンスアクションでした。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-04-22 01:23:47)
1289.  アデル/ファラオと復活の秘薬 《ネタバレ》 
 ちょっと評価が難しい映画。  教授が死んでしまう。その一方でむかつくアホ警官たちは放置。大統領も放置。犬も放置。  などなど、なげっぱなしな部分が多いので、映画としての質はそんなに高くないのかもしれないです。  ただ、翼竜が出てきたり、ミイラが歩き回ったり、こーゆーの好きなんで楽しい。  ビジュアル的に日常ではお目にかかれないものを見られるってのは、映画というコンテンツの最大の利点だと思います。  何の脈絡もなく、いきなり翼竜が目覚め、爺さんが魔法みたいなの使ってるもんだから、こいつはトンデモ映画かと思いました。  いや、ファンタジーですからトンデモ映画には違いないのですが、思っていたよりストーリーはしっかりしています。  何より主人公でありヒロインアデルの動機が単純明快でよろしい。少々高圧的で癇に障る部分が無きにしも非ずですが、『妹を助けたい』という理由で一生懸命頑張る。いいじゃないですか。応援したくなります。なんでもアリな映画だからこそ、主人公の魅力ってのが大事。  余計な説明を一切省いているため、すっきり見やすい。ただし謎は謎のまま。ほとんどのエピソードが放置プレイ状態。よってテンポが良くなってはいますが、説明不足感は否めないので一長一短といったところですか。  エジプトで出会う謎の一団なんて、結局どーゆー一団なのかわかりゃしない。植物学者の青年の恋なんて添えもの程度。  でもでも、エジプトの遺跡発掘なんかインディ・ジョーンズみたいで面白いんです。これが大事。  この映画はストーリーよりもアトラクション的な面白さを堪能するタイプかもしれませんね。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-04-17 03:42:26)
1290.  アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ3 《ネタバレ》 
 1作目の続編。1作目を見ていないと主人公に感情移入しづらいであろう内容。  サスペンス映画としての出来は悪くないと思います。  ですが、アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴのシリーズとしては不満が残ります。  今までとは違い、他の被害者のためにレイプ犯たちを血祭りに上げていくジェニファー。それはまるで自粛警察気取り。他の被害者達の被害映像が少しでも流れればまだ良かったかもしれない。せめて仲良くしていた友人の変わり果てた姿。無罪になって喜ぶ加害者の様子ぐらいは映しても良かったんじゃないでしょうか。  動機がいつもに比べるとちょっと弱い気がしたのですが、それでもジェニファーに正義を感じる中盤くらいまではまだ許せました。問題は終盤。もう頭がイッちゃって、狩りにもイっちゃうジェニファー。しかもその相手は無実の人間。  もちろん、シリーズものでなければ、過去のトラウマから精神が崩壊した悲劇として受け入れられたかもしれないです。実際妄想シーンで描き出されるジェニファーの暴力性。  ですが、この映画に求めるのはそれじゃない。  あくまで『やられたらやり返す。倍返しだ!』を地で行くストーリーにカタルシスを得たいのです。  う~ん。残念。  
[DVD(字幕)] 6点(2021-04-10 12:38:32)(良:1票)
1291.  THE LAST MESSAGE 海猿 《ネタバレ》 
 毒にも薬にもならない作品とはまさにこういう映画。  2作目が個人的には傑作だったもので、正直この作品にはがっかりした。  もちろんそれなりのキャストを揃えて予算もかけているみたいですから、面白くないわけがありません。それなりの映画には仕上がっています。  ただあまりにも前作通りのパターンすぎて、もはや興醒めするレベルです。2匹目のどじょう狙いなのがミエミエです。  脚本や演出にまるで工夫がないものですから、とにかくクサイ台詞で無理矢理感動させようとする演出のごり押し。ワンパターンのピンチとクサイ台詞の連続。過去シーンの挿入は少々クドイ。この辺も、脚本やストーリーが全然面白くできなかったので、過去のヒット作にすがっているようにしか見えません。  好きなシリーズなんですけどね。この作品に関してはいまいちと言わざるをえません。  役者さんたちの演技はとても良いです。相変わらず加藤あいはかわいい。
[DVD(邦画)] 6点(2021-04-02 03:51:03)
1292.  ゾンビ大陸 アフリカン 《ネタバレ》 
 かなり真面目に作られたB級ゾンビ映画。  ゾンビは『のろのろタイプ』。私の好きなタイプです。  緊張感あります。緊張感の作り方はややずるい。  画面を暗くする。視野を狭くする。アップを多用する。突然目の前にゾンビが出てくる。  手法として否定はしませんが、それに頼りすぎるのはどうかと思います。そればっかりだとお化け屋敷です。  登場人物は少ない。  モブキャラはいっぱい出てきますが、メインは2人だけ。  ゾンビ映画では『サバイバル』『人間ドラマ』の2つをいつも楽しみに見ています。  ですので、私にとって登場人物の人数ってのは極めて大事。  やはり5人以上は欲しいところですね。  まったく立場も違えば国も違う2人が協力していくっていうシチュエーションは嫌いではないです。  ですが1人が退場すればあっという間に1人ぼっち。しかもその退場の仕方が寝込みを襲われるっていうのはどーなんでしょう。ってゆーか普通あの環境下で2人共寝ますか?交代で見張りにつくでしょう。  最後が八方塞がりのバッドエンドで終わっちゃうってのは終末感が出て良かったのですが、後味はよくありません。  サバイバル系のカタルシスはぎりぎりの状況下をくぐりぬけて最後は助かるというその1点のみ。  実はロメロ作品ではその終わり方が非常に多いのです。  ただゾンビ映画としてのクオリティは守っているし、この映画の雰囲気は大好きです。  時間は長すぎ。
[DVD(字幕)] 6点(2021-03-29 16:59:08)
1293.  ドリーム・ホーム 《ネタバレ》 
 あるマンションで起きた連続殺人事件。まさかの動機に唖然とする戦慄のサスペンス。  物件の価値を落とすためだけにあれだけの事件を起こしちゃうとはぶっ飛んでいます。  主人公の女はなぜあれほどまでにあのマンションの海が見える部屋に固執したのでしょう。過去のエピソードにその答えがあるのでしょうか。  幼い頃に祖父に言われたから?  母を新しいマンションに住まわせてあげたかったから?  どれも決定打と言うには弱い気がします。  それに家族は弟以外全員他界。ある意味自由になれた今、もはやあのマンションに固執する理由はあまりないような気もしますが・・・。いや、理由なんてもはや無いのかもしれない。それが人生の目的になってしまっている感じです。  ストーリーだけを見てみれば普通のサスペンススリラー。ですが過激なグロ描写がこの映画を普通のサスペンスとは一線を画すものにしています。  これだけの犠牲者を出し、自身も大怪我をし、やっとマンションの価値を下げることに成功。  その翌年、サブプライムローンの不良債権化問題で勝手に下落する住宅価格。  恐ろしいほどに皮肉の効いたストーリーですが、むやみに時系列がいったりきたりするのと、悪趣味の粋を超えるスプラッタに多少辟易したので、やや減点。
[DVD(字幕)] 6点(2021-03-29 14:24:15)
1294.  借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》 
 とてもこじんまりとまとまってしまった感はありますが、ハウルやポニョのようなぶっとんだ展開よりかは好きです。  とても狭い世界のストーリー。なのでそこで描かれる人間関係なんかがストーリーの主軸になっていくのでしょう。  ですがこの作品で描かれる人間関係って結構希薄。病弱の男の子。小人のアリエッティ。アリエッティの家族。小人を捕まえようとするハルさん。おまけで猫。基本はこの人たちだけのストーリーなんですけど、登場人物が少ないわりに、心の交流みたいなもんが後半僅かにしか描かれません。  そもそもアリエッティたちが引越しを余儀なくされたのは、翔のエゴが原因。なのにわずかな交流で、まるで旧知の間柄のようにアリエッティと翔が別れの挨拶を交わすラストシーンには若干の違和感を感じます。  また、翔がなぜアリエッティ達が住んでいる場所をいとも容易く見つけられたのか、説明不足な部分も多い。  とは言え、アニメ映画として非常に完成度が高いのも確か。  小人目線の世界の再構築はとてもわくわくして面白い。  また、ハルさんがからみはじめてからはちょっとサスペンスフルな展開が面白い。ハルさんがアリエッティの母を見つけちゃうシーンはもはやホラー。『みぃ~つけた~』は怖すぎるでしょう。  翔の部屋に鍵をかけちゃうハルさん。クビにされたっておかしくないでしょうにそこはスルー。  ハルさんがこの作品を盛り上げてくれたのは間違いないですが、なぜハルさんが小人の捕獲にそこまで情熱を燃やすのかは謎のまま。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2021-03-24 13:43:02)(良:3票)
1295.  彼岸島 《ネタバレ》 
 アクションは地味。ホラーなのに怖くない。そして中だるみしがち。  ですが、私は原作が結構好き。なので結構楽しめました。  おそらく原作を知らない人にはただつまらない映画。  原作ファンだったら原作を全然反映していないことに怒り出すでしょう。  私のように『10年くらい前に一度読んだことある』ってくらいの人にちょうど良い映画。  原作がそもそもありえない展開の連続なので、この作品がありえない展開になっていても原作のせい。  ただ、そんな中にも、オープニングやポンの吸血鬼化など、ひきこまれるエピソードが確かに存在します。  オニもちゃんと出て来るし、頑張っていると思います。  こーゆー映画、嫌いじゃないです。
[DVD(邦画)] 6点(2021-03-23 04:15:35)(良:1票)
1296.  エール! 《ネタバレ》 
 家族がみんな自分の事しか考えていなくて、主人公の女の子に頼りきっている感じが好きになれなかったです。  特に母親の娘に対する態度、扱いが酷い。  障害者かもしれませんが、母親です。娘に夢が見つかったのであれば、親として応援してあげてほしいものです。  映画としては、主人公の女友達と、弟の情事が不要。要らないでしょ。あのエピソード。  とゆーわけで中盤からまあ後半くらいまでこの映画に対する印象はあまり良く無かったです。  転機が訪れたのはデュオで完全無音になるシーン。ちょっと驚きましたね。思い切った演出です。なんて説得力があるんでしょう。批判的な目で見ていたぶん、軽く怒られた気分です。いっきに目が覚めましたね。  そしてクライマックスがオーディション。とゆーか入学試験?手話を交えた歌に心の底から感動。  試験管の『良い選曲だ。』に激しく同意。  歌詞とメロディーと手話が完璧にマッチした最高のシーンでした。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-03-21 18:14:37)
1297.  武士道シックスティーン 《ネタバレ》 
 ごくごく普通の青春部活動ストーリー。  『剣道をする美少女達』というテイストのみでおしきる2時間弱。  ぱっと見どんくさい女の子、西荻(北乃きい)が実は剣道の才覚があるっていうのはマンガチックで好き。  そんな西荻にまさかの敗北を喫した全中チャンピオンが、西荻の高校に入学してくるっていう展開もマンガチックで好き。  メインの2人以外にも、村山主将のような強キャラがいる人物配置も好き。  ただ、キャラの配置、状況設定、役者の演技も悪くないのに、いまいち盛り上がりに欠けるのはなぜでしょう。  ああ、そうか、ライバル校がいないからか。共通の宿敵の不在。立ちはだかる高い壁を、いがみ合っていたチームメイトが協力して倒す。そんな少年漫画あるあるの王道ストーリーではなく、終始メインの2人の人間関係と心の成長だけを追っていく。それだけで2時間弱だから、要らないシーンも増えるし、間延びもする。西荻の父親や岡君のような中途半端なキャラも出てくる。どうりで見ていて中だるみしたわけだ。  北乃きいはかわいい。成海璃子演じる磯山のキャラが面白い。そして剣道の練習や試合での気迫のこもった声出しが良い。だから最後までなんとなく見ていられるのですが、映画としての面白みは大分薄味かもしれないですね。
[DVD(邦画)] 6点(2021-02-25 14:46:06)
1298.  レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳 《ネタバレ》 
 ドニー・イェンのキレッキレのカンフーアクションが見られるのが良い。  マスクをつけて正体を隠すっていう一昔前のセンスが好き。こーゆーのを相変わらずかっこいいと思ってしまいます。  オープニングから圧倒的な強さを見せるドニー。もはやある種ヒーロー映画を見ているような高揚感があります。  ただ、そんなテイストを戒めるかのごとく、ストーリーは暗い。  戦友、盟友、同胞、ヒロイン、みーんな殺されます。妹はレイプされます。  日本軍は徹底的に悪役であり侵略者。中国は正義。そして中国は日本軍に敗け、どんどん侵略されるのでした。  もちろん私は日本人ですが、ここまではっきり日本人を極悪人に描かれるともはや清々しささえ感じます。それはもうドニーたちの応援をするわけです。  ですので、ドニーと刑事以外はみーんな不幸になっちゃうわけで、たとえ敵を殲滅しても、ハッピーエンドは望むべくもなく。アクション映画特有のカタルシスも弱ければ、ハッピーエンドで感じられる多幸感とは無縁の作品なのです。
[DVD(吹替)] 6点(2021-02-18 05:55:11)
1299.  ミニオンズ 《ネタバレ》 
 『月泥棒』と『危機一発』ですっかりミニオンのファンになり、期待していた3作目。  遂にミニオンズ、主役の座へ。  ですが期待値が高かったせいか、何か見たかったものとは若干ずれたものを見せられているような感覚が。  おそらく、『使命感』とかそーゆーものがミニオンズとは相性が悪いのかもしれません。ミニオンズはもっとあっぱっぱーな感じで、良いんじゃないでしょうか。スチュアートとボブはまだ良いのですが、ケヴィンがちょっと真面目すぎるかな。  ラストでケヴィンが巨大化して逆転、ってのも何か違う気がします。せっかくなら仲間と合流して、数で圧倒してほしかったですね。ミニオンズは個々人の能力ではなく、何と言ってもそのチームワーク、チームプレーが最大の魅力なのだから。  とは言え、ミニオンズの楽しさやおかしさがいっぱいつまった映画ということに変わりはありません。少なくとも見ている間は何も考えずにただ楽しい時間を過ごせます。  ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのロゴが出るオープニングをなぜかミニオンズが歌う演出。つかみはばっちり。  ミニオンズが仕えた歴代のボスたちが、ミニオンズたちのせいでその命を散らしていくのはブラックだけどユーモアに溢れていて面白い。なんといっても『仕えるボスがいないと生きる気力が湧かない』というミニオンズが愛らしくて良いじゃないですか。  映画としては少々いまいちではありましたが、ミニオンズの良さは随所に感じられる作品です。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2021-01-21 13:04:17)
1300.  アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 
 その臨場感、緊迫感。映画としては最高の出来なのでしょう。ただ好きか嫌いかと問われれば、間違いないく嫌いなジャンル。やはり戦争映画とは相性が悪いと再認識しました。  特に、少年の足や頭をドリルで貫くシーンは一瞬ではありましたが吐き気がしました。『目を背けてはいけない。』というクリント・イーストウッドのメッセージなのかもしれませんが、不特定多数の人間が見るコンテンツにおいてここまで過激な描写が本当に必要だったのでしょうか。  戦友たちは次々とその命を散らし、最後まで救いの無い結末で物語りは幕を閉じます。実話みたいなので仕方がないのかもしれませんが・・・。どうにも気が滅入りましたね。  ただこの映画を見て、一人でも多くのアメリカ人やテロリストが、『戦争はいかん』『人の命を奪ってはいかん』と思えば、反戦映画としての価値はおおいにあるかと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-12-29 12:51:24)
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